Me aware.....
幼馴染の君は気づかない。
僕が君のことを好きなことを。
大好きで大好きで仕方がないくらい・・・
君は好きな人がいるという。
「だれ?」と聞くと「内緒!」といって教えてくれない。
「雅彦くんは?」と聞かれて、答えられない・・・「教えないよ、ばーか」といい、教えない。
雅彦とは僕の名前だ。
そんな日々。
彼女の恋の相談を受けることもある。
そんな辛い日々が毎日続いている。
そんなある日、親友に「おまんの好きな奴誰なん?」と聞かれ・・・彼女の名前を言った・・・。
親友は「幼馴染みのヤツ、か・・・。むずかしいんちゃう?いっそのこと告れや?」と言った。
告れるくらいの勇気あったらもう告ってるし・・・。と心に思った。
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そしてある日。
いつものように教室で寝ていた。
すると、女子の会話から「〇〇、雅彦くんに告るつもりなんだって~!」「幼馴染でしょ??」「ありえなーい」などと聞こえた・・・
間違えない。
〇〇とは『麻里』。
僕の幼馴染であり、僕の好きな人だ。
何気ない感じで過ごしていた。
1ヶ月過ぎた。
期待はずれのようだ・・・告られない。
もう、いいやと思い 勇気を振り絞り、隣で歩いてる麻里に「好きな人教えてよ。」と言った。
すると麻里は「雅彦の教えたらね!」と言った。
僕は戸惑ったが腹を決めることにし、「君だよ、麻里」と言った。
「うっそー!冗談だーめ!」と言われた、可愛い・・・
「嘘じゃない。本気。」
「・・・私の好きな人は・・・雅彦・・・くん・・・だよ・・」と顔を真っ赤に染めて顔を下に向け、そういった・・・。
内緒だったのは、好きな相手に言えないと思ってる僕と同じ感情だったのだ・・・・。
Me aware.....