そして これから。

いいな、こうゆう奴。

俺と席が離れた俺の小学校の頃からの片思いの彼女。
いつも、俺は友達とニコニコして話してる彼女の顔を見ている。
彼女も気付くと、こっちにニコっとしてくれる。
 幼なじみの植田陽子が僕のちかくに来て、「修也!麻衣に今日こそ告白しなって!ね?」と言ってきた。
麻衣とは桜麻衣僕の7年に渡る片思いの子である。
そして、修也とはもちろん僕のことである。
小野寺修也。
僕は、そろそろ告白する時期だなと思ってる。
僕はもう高校2年生だぞ?小学校4年生の中間くらいに好きになった子にまだ告白できずにいる。
いつも真人に「諦めて、可愛い彼女作れよ!」って言われる。
あ、真人とは僕の親友。
(諦めれたら諦めるよ・・・。) 言われたら必ずそう思う。

数日後、、、。
放課後、帰ろうとおもって 靴箱を開けると麻衣からの手紙が・・・。
信じられなかった。
あの、麻衣さんが!僕に手紙を!と思い、すぐに中の文を見た。
すると、「今日の5時。屋上に来て。」と書いてあった。
(なんだろ?今4時前・・・ヤバッ!)と思い、カバンを置いて階段をダッシュで駆け上がり、屋上の扉を開けた・・・すると、いつも見ているニコニコしている彼女はどこにもなく、顔を真っ赤に染めていた。
そのとき、悟った。
(僕に告白・・・?)
そう思い、答えを探していた。
すると、彼女は「好きな人がいるんだけど・・・」と言った。
どうしよう、どうしようと心の中で考えて焦っているが顔は頑張って冷めてる顔にした。
すると、彼女から「誰だと思う?間違えたら・・・罰アリ!」と聞かれた。
(当然このパターンだと「僕!」とは言い難い。ここは、イケメンの勝井和人の名前をだそう!それにしても罰ゲームって・・・?)そう思って、「勝井和人!」と言ったら、「ぶー!趣味悪いよ?間違ったから、私の恋の相談乗ってよね!」と上目遣いで言ってきた・・・。
(ヤベ・・・可愛いすぎ・・・)
「お、おう!」って言ってしまった。
彼女は「ありがと!」と言ってその場を去った。
(あれ?て事は・・・僕のこと好きじゃない?え、でも好きな可能性も・・・?)と思い、帰宅した。
次の日から毎日毎日相談を受ける日々。
だんだん彼女と打ち解けて今は日常のことまで話せるように・・・。
(ニコニコ笑ってて、可愛くて、それを毎日見れるなんて俺幸せ!)

ある日、「告白するから・・・最後まで見届けて?」と言った。
「あ、はい・・・」
僕じゃなかったのだ。
僕は、馬鹿だ。期待して・・・。
とりあえず、彼女がよんだという屋上にいって影で待っていた。
すると、誰かが来た。
誰だろうと思い見ると、親友の真人ッ・・・!!
彼女は「私・・・ごめんなさい!あなたとはお付き合いできません!」と言った。
僕は頭が混乱してしまった。
(え!?好きなんじゃないの?それとも・・・へ?告られてたの?え!?あいつ・・・俺に諦めろってそういう意味だったのか・・・。俺は諦めねえと知ってるから先に告ったのか・・・)
「そうか。わかった。ありがとう。答えてくれて。」と言って、ニコっと笑った。
(あいつスゲェ・・・)心底思った。
僕なら笑えない。むしろその場で倒れて泣く。
「「バタン!」」そこに、陽子が来た。
「真人・・・浮気するつもりだったんだ・・・」
(へ!?陽子と真人付き合ってる!?そうだったのか・・・知らなかった・・・)
「別に・・・お前が俺を放置しっぱなしだからだよ。」と言った。
「違うよ!親に別れろって言われて・・・距離を置かなきゃなんなかったの!」と言った。

「そっか。じゃあそうと言ってくれればいいのに。」と真人が言うと、彼女が「言ってても言ってなくても浮気は浮気です。」と言った。
(意外とビシッと言うな、麻衣さん・・・)
「私は・・・ずっと一筋です。11年間。」と彼女が言った。
(11年!?誰?誰?)
すると真人が「誰か教えてくれないか?麻衣。」と言った。
「修也さんです。小野寺修也さんです。」
「えええ!!」陽子が驚いた。そりゃそうだ。俺みたいな奴好きになるのがおかしい。
「驚くことないですよ?素敵な方ですし!」またニコッと笑った・・・
すると、「修也さーん!出てきてくださーい!」と彼女が言った。
「いんのかよ!?」「いるの!?」真人と陽子が言った。
「いるけど・・・」と言いながら出てきた。
すると、麻衣さんが「もう、私ったら この前告白するつもりだったのに 無理でした!なので今日、遠回りに告白しました!」ニコッと笑っている。
「僕も、大好きでず!!」とっさに言ってしまった・・・かんだし・・・。
「ふふふ!付き合いませんか?」と言われて「はい!」といいながら 泣いてしまった・・・。
二人は「ラブラブだねえ、私たちはほかのとこ行こっか♪」「おう。浮気しようとしてわるかったな・・・」と言って去っていった。
彼女は僕にキスをした。
「大好きです、修也さん!」「お、おおお、俺もです!」と赤面しながら・・・。
またキス。
なんかいもキスして抱き合った。
ここから、始まるんだ。
二人の時間が・・・。
もう一度言おう。
「大好きだよ 麻衣」

そして これから。

そして これから。

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-07-18

Copyrighted
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