君には 関係ない ハナシ

 若き哲学者は、と云ってもただの偏読者なので大した知識も持たずに死ぬことや生きることを考えている。悪いことが続いたらきっといいことが次にやってきますよね、私は今幸せなほうですという書き込みに全力でそれは違うと思う!と叫びたいほどに強い感情を持ちながらも結局はそうだねえ、とゴマスリネコになってしまう私がいる。誰かの不幸と誰かの幸せを比べることはできない、それに不幸だと思うことは主観であるからその判断が正しいこととは言えない。そう主張する、現実世界では。それで気が付けば自分の周りに人がいなくなっているのである。それも要因かもしれないが私が友達を減らさざる負えなかった、というか自然と減ったのは人間ごますり機になっている自分にいやになって会話をやめたからである。
 一人ぼっちではない。幸い長い付き合いの友人は適度な距離を置いてくれる。ちなみに私の適度な距離は一週間に二、三回話す程度である。そんなんだから友達減るんだよ。そうですだから友達が減ってクラスメイトが増えました。これぐらいのツイートすればいいだけなのにパスワードもろくに覚えられない不器用なアタマがついている私は覆面をかぶってここで大口をたたいているのだ。

君には 関係ない ハナシ

君には 関係ない ハナシ

ぜんぜん 関係ない です。

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-12-28

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