ゴミの海

桐灰悠

この部屋に蔓延する爛れた空気を
吸い込む度に臓が裂け
息が苦しくなると共に
生きるのが難しくなった

デスクの上に立ちながら
何かを見下している記号たちは
得てして賢しい人からは見下されているもので
つまり互いに卑下し合っている

そういう位置に在る心と
そうさせようとする身体は
醜い醜い、醜いものだが
弱さと哀しさを孕み
しかし罪の上に生きている

飽くなき悪の源は
誰かの悪意か誰かの善意か
ゴミ箱に揺蕩いながら
窓から覗いた青い空に
震えた声で問いかけてみた

ゴミの海

ありがとうございました。

ゴミの海

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-07-10

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