五感の一つで捉える情報
低い音は体を振動させ間接的に耳へそして脳へ

頭のなかでつくられる音のイメージは多様で摩訶不思議
大気を伝わる単なる振動とはおもえない

違う周波数の音が同時に鳴ると和音に
時間とともに音が繋がると旋律に
ある規則で反復するとリズムに
これらが適当に合わさると音楽に
そして旋律に詩が乗ると歌に

悲しい演歌
踊りだしたくなるサンバのリズム
目を閉じて聴きこむオーケストラのアダージョ
ギターをかき鳴らし自分の思いを語る若者のフォーク
マイクなしでコンサートホールの後部席までとどく声楽ソプラノ
夏の野外で行われる耳をつんざく激しいロック

人が奏で
人が魅了されうる
音の表現と解釈
感情の移入があり
そして
歌には真実がみえる

音の大きさと
音の高さと
音の長さと
音のあいだの間と
いろんな音のまじりぐあいとで
人らしさがでるもの

時間軸というキャンバス上に描かれる抽象画の世界
音楽ですね

音を人がとらえるということはどういうことなのか、かんがえてみました。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-07-09

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