大好きだから

いま、いまこの時が夢だったならどんなに気持ちが楽なんだろう。

僕の目の前からまた1人の人間が消えてしまう。

僕に会うまでは死なないそう約束してくれた小さい命。
その命が僕の目の前で消えていく。

「ひろくんのおかげで最期まで寂しくなかった」

ニコッと僕に小さな笑顔を残して君は旅立った。

けして二度と手の届くことのない遠い、遠い世界に。

出会いはとても突然で。
でも僕らにとってその出会いは必然で。
ただの偶然だと思ってたけど、とっても素敵な偶然だった。

ただの暇潰し。
パソコンでチャットをしてたんだ。
まったく話しても面白くない人ばっかりで、入っては蹴って。
入っては蹴って。

大好きだから

大好きだから

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2010-11-09

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