大好きだから
いま、いまこの時が夢だったならどんなに気持ちが楽なんだろう。
僕の目の前からまた1人の人間が消えてしまう。
僕に会うまでは死なないそう約束してくれた小さい命。
その命が僕の目の前で消えていく。
「ひろくんのおかげで最期まで寂しくなかった」
ニコッと僕に小さな笑顔を残して君は旅立った。
けして二度と手の届くことのない遠い、遠い世界に。
出会いはとても突然で。
でも僕らにとってその出会いは必然で。
ただの偶然だと思ってたけど、とっても素敵な偶然だった。
ただの暇潰し。
パソコンでチャットをしてたんだ。
まったく話しても面白くない人ばっかりで、入っては蹴って。
入っては蹴って。
大好きだから