向日葵

向日葵

あれから秋を何回迎えただろう
夕日は山に消えて行き
南に光る空の星
海に光る夜の星
やがて白き光差す
朝と共に伸びてくる
光の坂道の様

君は何処へ行っただろう
空はこんなに青いのに
君は何処に行っただろう
小さな羽根を広げて


おんなじ空がどこまで続くだろう
夏の初めに訪れて
美しすぎる秋の空
雲に消える君の影
やがていつか巡り合う
そんな明日を探して

君は何処に行っただろう
夏と秋の間に
君は何処に行っただろう
まるで向日葵のように

向日葵

向日葵

空の上にいる君へ送ります。追悼作です。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-07-05

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