青天の霹靂

新宿駅南口13時05分

「ごめんなさい待ちましたよね、電車が混んじゃって」

新宿駅南口で待っていた俺に駆け寄ってきた彩香はそう言って謝った

「ううん、待ったって言っても遅れたの5分だけだしいつもの彩香さんに

比べたら全然早いよ」

「あー、そういうイヤミ言っちゃうんですね」

彩香と俺は干支で1周り程違う、共通の趣味で知り合った友人で

お互い正直そこまで深く知ってはいない

少しウェーブした肩より少し長い位の髪、利発そうな顔立ち

夏少し前とあってミニスカートから伸びた白い生足がまぶしかった、惜しいのは

ショートのブーツという所だろうか・・・

「で、今日はどうしたの?突然呼び出して」

「あー、それなんですけど・・・場所移しませんか?」

彩香は何かを隠す様に俺の手を引っ張った

南口・・・というより東南口の近くにある古い雑居ビルにあるカラオケボックス

そこまで引っ張ってくると綾香は俺の手を離した

「木島さん、そちらが例の?」

店頭には一目で「そういう関係のお仕事」と判る男性二人が立っていた

カラオケボックス13時10分

「美人局」

とっさに浮かんだのはその単語だった

「えっとお名前は?」

「間島です」

それにしては穏やかな口調のまま俺は部屋に通された

機械の無い部屋にはソファとスツール、テーブルがあり、俺はソファ彩香さんはスツール

へと分けて座らせられた

「えっとですね、こちらの木島彩香さんのお父様が借金を我々からしていまして

連帯保証人が彼女なんですね、それでお父さんは失踪してしまいまして

こちらも困りましてね・・・まぁ額も額なんで風呂に沈む位ではとてもとてもって

感じなんですわ・・・」

「あの・・・」

「なんでしょう?」

男は威圧感たっぷりに対応した

「それを俺に払えという訳ですか・・・」

「まぁ、そうなりますね理解が早くてたすかります」

「いくらですか?」

男は無言で懐から彼女のサインのある借用書を取り出して俺に開いて見せた、その金額は

確かに女子大生である彼女には到底どうこうできる金額ではなかった

「もし俺が払わなかったら?」

その言葉に彩香さんが小さく反応した、前にも書いたがそんなお金どうこうする関係ではないのだ

「生きてるのが苦痛っていう感じですかね」

「でもさ・・・理由がないよ・・・」

「あの・・・なんでもします・・・だから・・・間島さん株で大金入ったって聞いたし・・・」

乗り出した彩香を隣に座っていた男が押さえた

「例えばお金を出してね・・・一晩だけじゃ割に合わない金額だしなぁ・・・」

「お願いします・・・」

彩香の頬を涙が伝った

「こういうのはどうでしょう「一定期間彼女を好き勝手に出来る」ってのは・・・」

「でも逃げられない保障が・・・」

「そこは話し合って下さい」

「時間・・・十五分下さい、二人きりで話したいのですが・・・」

「いいですよ」

男達は部屋の外に出た

カラオケボックス13時25分

「いきなり凄い事してくれるね」

俺は詰まっていた息を大きく吐き出しながら言った

「ごめんなさい・・・でも他に頼れる人居なくて・・・」

彩香は泣き出した

「本当になんでもしてくれる?」

「え?」

「とりあえず今日が金曜日だから月曜の朝まで好きにさせてくれる?」

「はい、絶対言う事聞きます」

彩香は文字通り飛びついてきた

「来週から金曜の夜から月曜の朝まで好きにさせてもらうし

当然俺以外の男との情事も禁止ね」

「わかりました絶対守ります」

「結構俺変態さんだよ?」

「大丈夫です頑張ります」

「じゃあいいよ出すよ」

多分中の会話を聞いていたのであろう、男達が入ってきた

青天の霹靂

青天の霹靂

生足フェチ向け官能小説です 生足基本で 「拘束」 「女の子が多い多人数プレイ」等を扱っていきます

  • 小説
  • 掌編
  • 成人向け
  • 強い性的表現
更新日
登録日
2014-07-04

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  1. 新宿駅南口13時05分
  2. カラオケボックス13時10分
  3. カラオケボックス13時25分