女と男 いち

女と男 いち

女と男は
たがいにわからないのが
ふつう

相手の考えていることが
こちらが思っていることと
ぜんぜんちがうということがよくある

たいがい
話のスジの原点がズレていたり
考え方の進め方が
まったくちがったていたりする

こまるのは
そんなふうに話がズレてるのに
どちらも気づいていないこと

なんかおかしいなー
とはおもっていても
まさかたがいが相手のいっていることをちがうように解釈し
ちがうのにその場をとりつくろうように受けこたえし
ちがうようにおもうとは
自分本位でかんがえ
他人のものさしなんかでかんがえない

女と男は
別の世界観で生き
交わるところはちょっとだけ

異星人どうしが
神のご意思により
地球上でむりやり一緒に生活させられている
とおもうほうがわかりやすい
妙なまちがった期待をふくらませないですむ
あの子は俺のことをわかってくれている
彼はわたしのことが全部スキなの
とかなんとかの

女と男 いち

女と男 いち

女と男。互いによくわからないことがあるなー、ということが最近やっとわかりかけてきました。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-07-02

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