囚われた種族

第4話です

第4話

二人が休息をとってから二時間が過ぎだいぶ日が傾いていた。
岩場には、影が増えており暑さはましになっていた。
「ラルそろそろ行けるか?」
レオがラルに聞いた。
「うん大丈夫だよ」
ラルは立ち上がりそれに続いてレオも立ち上がった。
三日と半日が過ぎ岩場を抜けた。
岩場が終わった先は風が吹いており二人の疲れをすこし癒していた。
「涼しい~♪」
ラルが嬉しそうに言っていた。
もちろんレオも同じ気持ちになっている。
二人は風に吹かれながらレイスを目指していた。
「みえたぞラル」
レオがラルに声をかけその声にラルが反応する。
「あれがレイス」
町の明かりあたりを照らしていた。
レオが町に向かおうとしていた。
「まってレオ」
その言葉でレオは立ち止まった。
近くの茂みからなにかが動く音が聞こえていた。
音は次第に近づいてきて姿を現した。
毒蛇キングスネークである。
「こいつか」
「でかいね」
キングスネークは人の倍の大きさはある。
「フシュルルルルル」
二人は刀を構えて間合いをとる。
キングスネークが大きく口を開き毒を吐くが二人には当たっていない。
「ラル、こいつは火に弱いからあれを使うぞ。」
ラルは頷きレオと同時に切っ先を地面に擦り付け始めた。
すると火花が散り始め。
『火炎斬!!』
二人の刀から炎の斬撃がキングスネークを捕らえた。
キングスネークは炎に包まれ地面に倒れた。
「これやるの久しぶりだね」
「そうだな」
刀をしまい町を目指した。
四日がたち昼にレイスの入口にたどり着いた。
「ここがレイスか。たしかに大きい町だ。」
二人は町へと入っていった。
「レオ、まずどこにいく?」
「そうだな。腹減ったし飯にしよう。」
「うん♪」
二人で近くのレストランへといくことにした。

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囚われた種族

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-06-28

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