Xmasの夜に.... 上

皆さんこんにちは。

今回は、ほのか、里奈、ある男の子の3人の構成物語です。

皆さんに喜んでいただけたらな・・・と思います。

未熟な面も多々ありますが、ご了承ください。


*恋は突然に。*

「ほの~?!」

あの声はきっと親友、里奈だ。

30分前に起きたせいで約束の時間に間に合ってない。

「ちょっと待ってー!今行く。」

今日は里奈と二人でショッピングの予定。

Xmasも近いし、人がごった返しているだろう。


「よし!完了!」

玄関の外に出てみると、里奈が立っていた。

「わーそのコート可愛い!」
「里奈のイヤリング綺麗~」

里奈はお世辞なのか本音なのか分からないけど、私が本音なのは確か。

里奈のイヤリングは、ゴールドのもみの木に細かくラインストーンがちりばめてあった。

「イヤリングにはまってるんだけど、男の子っぽいのも欲しいんだぁ」

「へぇ~そうなんだ!」

男の子っぽいイヤリングかぁ。意外と似合うかも!

「そろそろ行こうよ!混んでも嫌だし。」

「そうだね~」

私達は近くのショッピングモールに足を運ぶ。


それから30分後、ようやく着いた。

里奈が、
「なんかしんどいしさぁ、食べようよ」
という。

私は、
「ほんとに痩せたかも!」
と喜ぶ。

話が噛み合ってないのにも関わらず、私達はドーナツ店に入っていた。

「里奈っていっつもチョコ系だよねー」
「太るの心配して食べないより誰かさんよりかはマシっしょ」

「ちょ、里奈!」

まぁ、確かに自分のお皿に入ってるのは全部ヘルシーなものばかり。

「まぁ、食べ方には人それぞれあるしさ。早く食べようよ!ね?」

大人にまとめた里奈はチョコドーナツにかぶりついていた。


「じゃあ、次は別行動ね」

お決まりだ。私達は必ず一人の時間を設ける。

これが、親友の秘訣なのかもしれない。

「じゃ、また電話するからー!」

里奈はもう服屋さんに入ろうとしている。
私はどこ行こう?

あれこれ考えていたら、なぜかアクセサリーショップに着いていた。


あ、男の子っぽいイヤリング・・・ふと思い出した。

Xmasにでも渡そう。即座に入った。

10分後、シルバーで十字架のイヤリングを買った。

絶対似合うと思うし、Xmas包装もしてもらったし完璧だ。

と思っていたその時、里奈から電話がかかり服屋に来てくれといわれた。

急いで向かっていると・・・

「きゃあ!!!」

誰かとぶつかったみたい。確か、男の人かな・・。

「ホント、ホント、ホントにすみません!!!」

と言って顔を上げた先には・・・

苦笑した男の子が立っていた。中学生ぐらいかな。同い年かも。

「大丈夫だよ。こっちこそごめんね?」

うわぁ。優しい人。こんなに優しい人いるのかな?

眺めていると男の子は何かに気づいたみたいで一点をずっと見ていた。

「あの・・どうかしたんですか?」

「携帯、落ちてるよ。」見た先には携帯がおちてあった!もうホント馬鹿。

「あ、ごめんなさい。ホント鈍感で・・・」

「あのさ、もし良かったらメアド交換しない?」

「え、いいんですか・・・。」

「もちろん。」

本当にメアドを交換してしまった。

その後、男の子は用があるみたいで帰っちゃったけど、私はそのメアドをずっとみていた。

そして、大量の着信に気づく。

その名前は・・・あ、里奈!!

すっかり忘れていた。今頃、探しているだろう。

折り返し、電話をしてみる。

「ほのか!!!どうしたの?」

いかにも小さい子供を怒るお母さんの声だ。

「え、あ、あのどうもしないんだけど・・・」

おどおどとしかいえない私が情けない。

「何で電話でないのよ?!もう私帰ったわよ!」

「え、あ・・うん分かった。じゃあね」

里奈が帰ったのはわけがあるんだろう。

それよりあの男の子にメールをすることは先だ。


今日はありがとうございました!メアド交換できて嬉しいです。

もし良かったら、Xmas会いませんか?あの、出来たらでいいので^^♪

Xmasの夜に.... 上

今回は、見て下さってありがとうございました。

下も近頃投稿しますので、お楽しみに!*

Xmasの夜に.... 上

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更新日
登録日
2011-12-24

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