たった1時間だけど、会えると思う。まるで壮絶な最後のように。

たった1時間だけど、会えると思う。まるで壮絶な最後のように。

いかに孤独が深くとも。

「じゃがんばってください、ボク行きます」
「どうします?みなさん」
「この子、の責任を・・・」
「じゃー、二人二人ペアを組んで」
「うん」
「じゃーボクは彼と頑張っていいですかね」
「いつかえりますか?」
「まあ一時間ぐらいですよ、たぶん」
「わたし、電話のバッテリー切れたんですけど」
「そう、まあ。けどどっかであうでしょ」

そして彼らは散り散りに八方に別れたのであった。
天気は雨。
いかに孤独は深くとも、わたしは笑えるよ、あなたがいるから!
雨はいつでも振り続ける。
しかし明日は晴れる。私は知っている、それを。
おしまひ、ではないさ。おしまひ、では・・・ね。

たった1時間だけど、会えると思う。まるで壮絶な最後のように。

たった1時間だけど、会えると思う。まるで壮絶な最後のように。

おしまひ、ではない。まだおしまひ、は来ない、ということを表現しました。 しかし確実に迫っている。なんてことはボクの思いすごしかい?

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-06-27

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