砂金

無題

親しい人や好きな人を探すのは、砂の中から砂金を探し当てるようなものである。

自分にとって砂金は光り輝く素晴らしい存在である。

しかし、他の砂はどうだろう?

単なるつまらない粒だろうか?

そうではない。

他の砂は、自分にとっては砂金には見えなくとも、誰かにとっては輝く砂金なのである。

自分にとっては魅力を感じない人でも、誰かからは価値を見出され、

親友となり、恋人となる。



全ての砂は誰かにとっての砂金となりうる。


そう思うと、砂は砂金のかたまりだし、

人間すべてはきらきら輝く砂金の集合体なのだ。

砂金

砂金

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-06-26

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