砂金
無題
親しい人や好きな人を探すのは、砂の中から砂金を探し当てるようなものである。
自分にとって砂金は光り輝く素晴らしい存在である。
しかし、他の砂はどうだろう?
単なるつまらない粒だろうか?
そうではない。
他の砂は、自分にとっては砂金には見えなくとも、誰かにとっては輝く砂金なのである。
自分にとっては魅力を感じない人でも、誰かからは価値を見出され、
親友となり、恋人となる。
全ての砂は誰かにとっての砂金となりうる。
そう思うと、砂は砂金のかたまりだし、
人間すべてはきらきら輝く砂金の集合体なのだ。
砂金