一世紀半の約束
SF映画は不得手なのですが、宇宙と云う存在にはとても魅力を感じずには居られません。
あくまでも人間の考える範疇でのその存在が、堪らなく不思議で妄想が止まりません(笑)
今も広がり続けているその果てには何があるのか、てか本当に果てはあるのか、とか…
いっぱい「宇宙」という概念が実は沢山あったりして、それこそパラレルワールドの様な概念で…
それらを掌握している何か凄い存在が在ったりして…唯そうなるとそれをさらに掌握、包み込んでいる何かがと…
終わらないネズミ算式に妄想が湧き出てくるのであります(笑)
そんな「宇宙」を私なりのフィクションで、書いてみました。
自己の正しさ、正義は。相対するモノはどう捉えているのか。
[月面行きGR-005鯱号、間もなく出港致します。
シートベルトのご確認を再度、お願い申しあげます―――]
ヒトは宇宙へと容易く、行けるようになった。
思い描けるモノは叶うとはよく言ったものだ。本当に実現してしまう。
現に今も、昔から打診されていたらしい火星移住計画なるものが本格化し始めていて。
まぁ、さすがヒト。その図太さも他の動物じゃあ持ち得てない。
その図太さを促進させた張本人が言うのもなんだけれど。
橋槻 昇太郎(はしづき しょうたろう)24歳。で、種族は虎獣人。物語によくあるサラブレッド。
先祖代々宇宙開発局に携わる…その道のエリート一家みたいな。生まれた瞬間、それが付いていて。
俺の生まれた国は既に国家破産しちまってて、世界のお荷物。生かせるものといえば文化と…技術力だけ。
偉ぶってる人間なんかはほとんどがお飾り。結局、そんなもんで。
まぁ、その技術力で世界でも類まれな表現を披露してるわけだから、その道だったら国は面目躍如。
「捨てたものではない」って言ってもらえるから、救われたもんだよ。
…で、身の上話になるけれど。俺も先の通り宇宙開発局に在籍していて…作っちまったんだ。
宇宙を泳ぐ新素材「スペーム」を。ちなみに俺が命名。結構自信あり。
機体にこの素材を使うことによって、宇宙の法則を掻い潜って泳いで行けることができる。
表現だったら…機体をベールで包んで、機体とベールの間にある空間を作る。
「スペーム」は俺も…実はよく解ってない。偶然の産物に近い。
きっと未来に続いてく概念なんだろうな。
「理解」は未来に託せばいい。俺たちは「仮説」を積み上げていけばそれでいいんじゃないかな。
宇宙へと続く…通称「筒」、まぁエレベーターのようなもんだが。
そいつに入ってものの20分、俺はこうして宇宙に着いている。あっという間。
緑色のシャチ機体に乗って宇宙に出るなんざ、誰が想像したかね?恐ろしい。
モニターを通して憧れていた世界は、最早こんなにも容易く近づいていた。
「お母さん、あの星はなぁに?」
「あれはねぇ…」
星、というか…宇宙か。宇宙の壮大さを知るという面では良い事なんだろうけどさ。
果てしない存在を知ることで、自分の存在が矮小に見えるから。
すべての記憶を宇宙は受け入れる。良いことも、その逆も。
ヒトは………。まぁ、いいか。そんなことは。解り切っているしな。
女性搭乗員がカートを押しながら、ゆっくりと歩いて来る。
正直なところ、先に「容易く」とは言ってみたけど、まぁ…すべての庶民が、って訳じゃあない。
空席も目立っている訳。搭乗員はさほど、居る気配はない。
俺を含めてこのフロアには、7,8人といったところ。
「お飲み物はどうなさいますか?」
コーヒー、ジュース、紅茶…に、水か。
無難に。
「それじゃあ、コーヒー。アイスで」
「かしこまりました」
ひんやりとしたコーヒーが差し出される。
「お待たせしました。どうぞ」
「ありがとう。…この仕事を始めて、どれ位になるんですか?」
少し、意表をつかれたのか。搭乗員の女性は目を丸くする。
「私は未だ、漸く半年という程でして」
「そう。どうですか?宇宙での仕事というのは」
「素敵です。モニターでしか見れなかった光景をこう、見てることが…
未だに夢みたいで。」
模範的回答。まぁ、取り敢えずそうだろうな。…ん?
「でも……携わっていてこういうのもなんですが、どう見えているのかな、と」
「…と、いうと?」
「宇宙の方々からは、私…いえ、ヒトがどう捉えられているのかなと」
「…」
「昔観ました映画に、そういった…宇宙と地球のという、内容のものがありまして。
月並みな内容なのですが、宇宙の方の描写が極端で。
悪巧みのみで地球にやってきたような。そういう描写で」
「よく、ありますね。外国の映画にはそれが特に色濃い」
「…今、それと同じことを、ヒトはしてしまっているのではないか、と…」
!
「地球を侵略すれば敵。何かを興せば敵。…月面都市をヒトは既に造り始めていて。
私…そのジレンマが拭い去れないんです。どちらが正しいのか」
「…そうですね。…彼らの視点……」
その立場でしか、その視点を理解することは難しい。
…ん?
「こらぁぁ!櫻弥!早くぱぱっと動きなさぁい!」
寝ていた客が飛び上がるほどの大声。…流石に驚いたよ…。
「せせ、先輩!!声がっ!!!」
「あわっ!!!?すすす、すみませんお客様ぁっ!とと、兎に角ほらっ!!」
「はいっ!…それでは、失礼いたしますっ」
「ははは。…頑張って下さいね」
「!…ありがとうございます!」
そのジレンマは実のところ、俺にもあったんだ。
スペームの存在を認識したそのとき、確かな思念が生まれたんだ。
(この素材を使えば恐らく、宇宙への夢が達成される。けれど……
「ヒト」としての業を更に、積み上げてしまうことになるのかも…知れない。)
「侵略者」。そう捉えられて当然の行いをしようとしているのだから。
あくまでも「ヒト」を中心とした計画。意識。…中には違うモノもあるかもしれないが。
その「違うモノ」が…合理的に認識されていれば、俺たちの星は見捨てられはしなかった。
気温だって上がりはしなかったろう。生態系を崩壊させかけることもなかったろう。
いつまでも愚かなんだ。成り……まぁ、全部俺の愚痴。学者の言う言葉じゃねぇよな。
俺が…というか、うちの家系が。宇宙への夢を持ち続けていたのには、勿論訳がある。
これはかなり自己中心的…家系中心的?とでも言うか。そんなものが実は本質だ。
大体百五十年程前の話。ヒトが奇跡的に月へ到達したときのこと。
その時の宇宙飛行士は…俺の先祖様。学者と飛行士を両立していて。
家系の中でも最も優れていたという、橋槻 薫(はしづき かおる)。
彼のチームが人類の夢だった、月への飛行を達成したんだ。
月を跳ねたり、旗をさして皆で肩を組み合ったり。
そのフィルムは今でも、うちの倉庫に眠っている。大切な記録だ。
その記録の中にひとつ。…まるで夢のようなタイトルのフィルムがあったんだ。
[宇宙人との対話]
そりゃあ心惹かれて観たよ。そして、今迄口頭でしか聞かなかった橋槻の役目を…改めて知った。
『これは……“おもち”!?おもちを突いているのですか!?』
もち??
『凄い!!信じられない!!』
『独自の宇宙文化にもちが…!』
すると、兎の獣人が映る。
杵を携え…そうか、そりゃそうだ。困惑しているような風が見て取れる。向こうも同じなのだから。
…にしても、本当に臼と…中にもちがあるよ。信じられないな…
『…私たちの主食は…これですから…』
『この食物は私達の星でも…』
……この高揚した、フィルムに映る人々。この瞬間が、人類の最高の贅沢なんだよな。
…ん?
K.HASHIDUKI……あ、これが橋槻…薫…!
『落ち着いて下さいましたか?』
『あ、は、はいっ…ありがとう、ございます…』
不思議だな。薫さんにはどこか、安心感を抱いているような気がする。
…他の飛行士達は散策に行っちゃってるみたいだ。
兎のこの子と薫さんしか、ここには居ない。
見た目、14.5歳くらいかな…?まだ幼さが残っている顔つき、動作。
『君は…いくつ位なのかな?』
『あ、僕は今143歳です…』
『143歳!?…凄いな、我々ヒトは90歳程でも長生きなんだよ!』
『お父さんが言っていました。僕たちは…長ければ1000年は生きる事ができるんだよ、って』
『そ、それじゃあお父さん、お母さんは…?』
『二人とも400歳です』
『そりゃあ、もう大先輩…君もだけれどね』
『あははは!』
……談笑してる。とんでもない先祖様がいたんだって実感。
そういえば何もまとっていないな。この子。
月という星に既に、対応している生物なんだろうな。見た目は変わりないのに。
やっぱり宇宙は広いとはよく言ったもんだな。月は未だ近い方だけれど。
『どうだい?こう…この星の生物ではない者と話をするというのは?』
『違和感はやはり…あります。僕、カオルさんみたく宇宙服も着てないですし…
でも、カオルさんの星の人たち…明るくて、面白い人たちですね』
『そう言ってもらえると嬉しいよ。…そうだ、君。名前は?』
『あ、僕は…ソウっていいます。』
『ソウ君か。…よし、ソウ君。ひとつ、約束をしてみないか?』
『約…束?』
!
『私は自分の星に帰ったら即刻、研究を始めようと思っている。
宇宙航海に関わる新素材、それの発明だ。
こう、宇宙を泳いでいるような機体…そうだな、航海だから、海獣にしよう』
シャチ、イルカ、クジラ。
月面にゆっくりと、薫さんは絵で描いて見せた。海のことも話した。
ソウ君はそれを、夢中になって見ていた。
『君の宙(そら)に、シャチやクジラ、イルカ達が現れて!君はそれを見上げている。
ゆっくりと月面に着陸してきて、私の星の住人達が降りてくる!
自星のもち米や自家製の調味料を持ってきて、君とおもちを食べるんだ!
星と星の交流。私の本当の夢なんだ。今はこの有り様だから、身内のみに伏せているんだよ』
『……星と星の…!!』
『私の座右の銘…あ、志の様なモノだよ。それは「決めたらやりぬく」。
約束したから…私は必ず、また君に逢いにくるよ。形は変わってしまうかもしれないけれどね』
『…カオルさん、僕…必ず待ってます。わくわくしてきました!』
満面の笑顔でソウ君。…そこでフィルムは終わっていたんだ。
―約一カ月後―
時速500㎞で航海する機体。
スペームを内蔵する機体は、本当に信じられない動きをする。
ベールが障害物を強制的に方向転換し、道を確保してそこを掻い潜る。
その動きをしていても、俺たちが乗っている部分は常に揺れずにある。
…本当にわからないよ、スペームの原理。未来の子供たち、頑張ってね…
[永らくの御搭乗、大変お疲れさまでした。間もなく―――]
月面都市。
開発中だが、その姿はある程度の都市らしさを備え始めている。
月にはおよそ5日程の滞在で、それまでの宿泊はここ、月面都市に停めた…あの機体。
GR-005鯱号内にはちゃんと、全ての宿泊設備が備わっている。なんでもあり。
…さて、それじゃあこいつを持って。
「…もち米と、調味料」
降りて来る最初の客が俺だったら…もっと良かったんだろうけれど。
あいにく俺が今回来るまでに、4,5回航海はあったから。
俺はスペームのことで色々と後処理なんかもあったからな…ようやく、って感じだよ。
…と、あとこれだ。
「んぐっ」
スペームを食用に改良した、簡易エアーマスク。効力は大体30時間ほど。
機体同様ベールがヒトを包んで、月での対応力を飛躍的に上げてくれるタブレット。
宇宙服の問題はこいつで解決できたんだ。
俺が言うのもなんだけど、スペームって万能すぎるよ。
そしてこの翻訳機。
言語文化は偶然にも、俺達の星に近い言語だったから。
技術が発展した今の翻訳機であれば、当時のあの記録と比較して大分良くなっているだろう。
「それと…」
あのフィルムにさりげなく、添えられていた1枚のメモ。
ソウ君との約束の場所…だろうな。
[三つ子クレーター 麓]
…まぁ、3つ連なったクレーターの場所は確認済みだ。
該当するのはおそらくそこだけ。一般人の観光するような場所じゃあない。
俺は5日フルに使って、逢いに行くつもりの計画でやってきてるから…大丈夫。
「発射痕……この近くだな…」
恐らく1世紀半前の機体発射痕だろう。…薫さんの乗っていた。
…3つ連なったクレーター。間近で見ると凄い、圧巻。俺の国にある連峰っぽい壮観さだよ。
ここの麓に…彼が。
「さて、結構かかりそうだけど…」
探そう。橋槻代表として。約束を果たすために。
―翌日早朝―
「テント……?」
食料の素を作り終えた僕が帰っていると…途中に、テントが張られていた。
昨日まではなかったのに。…テントなんて。
…最近は観光のヒトが来るって聞いたけれど…こんなところまでは。
心配だなぁ。
僕はテントの入口を捲り上げた。
「あの……すみません…?」
「……」
「すみませーん……?」
「……」
「……居ない…?」
「……ガァァ…」
「!!!?」
「…グォォォ…ガァァ…」
鼾!!…それにしても凄い音だなぁ…で、でも無事なら何よりだな。うん。
邪魔しちゃあまずいかな。
「…じゃあ、失礼しまーす…」
…
………
………なんだろ。
どこか、懐かしい。
…
『また君に逢いにくるよ』
(!!!カオルさん!!?)
本当に本当の刹那、あの時の空気が通り過ぎたような…
僕は寝ているその人の顔を、覗き込んだ。
「…グァァ…ゴォォ…」
「この…“トラ”顔……眉毛…!!もしかして………!!!」
僕は確信に近い思いで、その人の体を揺さぶったんだ。
本当に……嬉しかった。ずっとずっと、待ち続けていたんだから!
この150数年、ヒトが送ってきた様な機械には…幾度が遭遇したことがあった。
けれどどれからも…ヒトは降りて来てはくれなかった。
中にはココに到達はしたけれど、崩壊しているものもあって。
時々は宇宙を彷徨っていたんだろう、そういうモノも沢山見てきたんだ。
父さんと母さんは、薫さんとの出会いから大体、100年後くらいに死んでしまった。
父さん、翌年は母さんなんて。そこまで仲良くなくてもいいじゃない、って。思うくらい。
僕ももう直ぐ300歳を迎える。…正直、不安になったこともあったんだ。
『カオルさんはもう亡くなっている。…家族の人が頑張ってくれていなかったら…
もう、約束が叶わなくなっちゃうのかな…』
『また君に逢いにくるよ』
そう言ってくれたカオルさん。
…数秒前の僕に、僕は直ぐに情けなくなった。
「決めたらやりぬく」カオルさん。そんな人の家族が、あきらめるわけない!
どうして頑張ってくれている皆より先に僕が諦めているんだよ!って。
僕はそれから絶対に、諦める思いを抱かないようにした。
その時がいつ来てもいいように、毎日杵を握っていた。
僕の決意から1年。未だヒトは来ない。
僕の作るおもちはお世辞で何とか美味しいと思えた。
僕の決意から5年。未だヒトは来ない。
僕の作るおもちは何とか美味しいと思えた。
僕の決意から15年。未だヒトは来ない。
僕の作るおもちは美味しいと思えた。
僕の決意から―――
「ソウ……君!君が、ソウ君だね!?」
「はい!僕が…ソウです!」
このヒトはやっぱり、カオルさんの血を受け継いでいたヒトだった。橋槻 昇太郎さん。
このヒトは両親からもどこか、カオルさんに似ていると…言われていたんだとか。
雰囲気、本当に少しだけれど。似ているような気がする!
「…それじゃあ、改めて。お待たせしました」
「いえ!僕は…信じていました。カオルさんを。その子孫の昇太郎さん達を」
「いや、そう言って貰えると嬉しいんだけれどさ。これだけは言わせてよ…本当にごめん。」
「えっ!?ど、どうしたんですかっ??」
「俺が君の立場ならもうとっくの昔に、多分諦めてる。
約束のこの場所にもきっと、居なかったと思うんだよ。
そんな年月を君は、ここで唯信じて待っていてくれていたんだ。それなのに…」
昇太郎さんはひとつ、ため息をついて…事情を話してくれた。
「うちに残っていた記録に、こんな部分があったんだ。
“当プロジェクトヲ一旦ノ無期限中止トスル”…そう、強制的にされちまって。
うちは独自で研究をすることができたけれど、世界規模では中止になっちまったんだ。」
「そう…だったんですか」
「それさえなければもっと、いや…半世紀早く来れていたかもしれないのに」
申し訳無い気持ちが見て取れる昇太郎さんの顔。
僕は…それよりも。
「時間なんて。僕はこうして昇太郎さんに逢えただけで…嬉しいですから」
「!!!」
途端、昇太郎さんは…
「…ぐっ……うぅ…」
泣き出してしまった。
「昇太郎さん!な、泣かないでください!」
「…御免…っ…ソウ君の過ごした時間を、考えていたら俺さっ……うぅ…
本当に寂しかったろうって思って…俺じゃ、絶対……耐えきれなくっ…」
「!!」
本当に優しい言葉で。
あ…
「……ソウ、君……」
「あ、あれ……僕まで…」
涙が止まらなかった。けれど
本当に涙が暖かい瞬間、あるんだ。
『おもちの約束は果たしたけれど、宙に海獣は未だだったよね?』
そう言って、昇太郎さんは月面都市へと帰って行ったんだ。
この時刻に空を見れる場所に出て来ていてね、と。言い残して。
「…もしかして…!」
ひとつ、遠くから
小さく、やがて
僕の頭上へと迫って来る…海獣。
『そうだな、航海だから、海獣にしよう』
「緑色の………シャチ…!!」
「悪いね、操縦士さんっ!」
バツが悪そうな顔をしている操縦士の横で、ひょうきんな笑顔の昇太郎。
「帰ったらお小言ですよ…」
「俺が何とかするから、大丈ーー夫!!」
「お、お客様が橋槻の…!!?」
「あ、櫻弥さん…だったね。よかったよ。」
「??」
「俺達は、そう思われていなかったよ。大丈夫。胸を張って交流していこう」
『今度は、俺の星に連れてってあげるよ。その為にまた、研究する』
『はい!…僕、待ってます。わくわくしてきました!』
『絶対にまた、逢いに来る。形は変わらずに』
「ありがとうございます、昇太郎さん!」
僕は杵を手にそれを、大きく掲げた
一世紀半の約束
結局は自身が正義になるのだと、なってしまうのだと思います。
第三者が「いや、明らかにあいつじゃなくてあんたが悪いだろ」と言っても
自身の葛藤かなんかで「絶対悪くない!」と思ってしまえばもう正義になりえちゃうんですよね。
正しい義を貫いちゃってんですよね。自分勝手ですけれどね。
悪人に動機は勿論あって、そのルーツもあって。育った環境もあったりで。
世間一般の先入観に基づく悪人像の囲いに見事にはまってるわけですよね。
他人は何にも知らないのにね。だから悪と呼べちゃうわけですけれどね。
…個人的には自身の正義の押し売りも、時には必要なのでしょうけれども…
相手の腹も読んであげてはいかがでしょうかと思ってしまいます。
文字どうり裏腹な未来が案外あったりするかも知んないですよね。
閲覧どうも、ありがとうございましたm(_ _)m