国

国っていいますが
なんでしょうね

国境がわかると国がわかるかも

地球の表面の境界で囲まれた範囲か
同じ言葉や習慣を持つ人の集まりが住むところか
軍事的に占領あるいは略奪した戦利財産か

明らかに古代アジア的な意味の版図ではないです
これは主従関係をいい
中心となる一つの国しかなく
したがって国境という考え方もありませんから

国には固有のルールというか法律があるので
ひょっとするとこれを守れる人が住む範囲が国とかんがえるのがよいかもしれませんね

これを今の世界の国々を見回すといろんなことがみえてきます

米国そしてだいたいのヨーロッパ諸国なんかは
ルールを守る人が多い
といいますか
自分たちで自分たちのためのルールを積極的につくってゆく人たちが多いような気がするのでそのルールを守ってそもそも当然なのかと

日本はまだそこまでいきませんね
国の一番の根底のルールである憲法を自分たちで作っていませんので

日本よりさらに遅れてそうな国はいっぱいありそうで
ルールを上から無理強いしているところもみられます

生活が豊になって人や物がいくら出入りしても
その国に住んでいる人の意識が同一方向に向いていないと
ひとつの国とはいえそうにないです

そうかんがえると
ルールの起草から順守
というよりもさらに観念的に
意識のベクトルの大きさと方向の同一性が
これからの国という概念を形成することになるのかもしれません
目に見える境界でなく人の意識の向かい具合だと

国ってなんなのかちょっと考えてみました。人がつくるものなので時代によって変わるんではないかと。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-06-14

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