ドタバタ!Carディガン≪第七巻≫「水橋花」

主人公 藤本集と水橋花とのドタバタな毎日!

第12話 「花の決心」

「彼氏と呼んでいるようだが花は我々の星の次期王女だ。フラワーカーディガン星国王として花の父親として
言い方は悪いが辺境の地球人に花は任せられん。花には私から事情を説明する。君は内緒にしておいてくれ。」
花の親父に言われ渋々了承した。
「ブレット。」
「はい、国王。」
「地球人を地球・聖南町の藤本家玄関まで運んでくれ。」
「了解しました。では彼氏殿行きます。」
     ピカーン
何かものすごい光に吸い込まれたような感じだった。気付けば俺は自分の家の玄関にいた。
そして俺は眠っていたようだった。目の前には花がいる。
「ど、どうしてここに?」
俺は花に問いかけてみた、花に分かるはずもないか。
「さっきまで私の星にいたの、そして異次元ワープ装置で地球に戻ってきたわけ。」
説明しよう。異次元ワープ装置とは花が初めて俺のところに来たときは、正式名称
次元仮瞬間移動装置といって行き先は指定できない。なので間違えると金星に行ってしまうことだって
あり得るのだ、だから地球にたどり着くのは銀河系の惑星の数分の1というごくまれな現象だった。
それに比べて異次元ワープ装置とは一回異次元に入り、行先を指定してからワープする。実際は1秒くらいだったが
地球から月までいくのと同じ距離をたった1秒で移動したのだ。次元仮瞬間装置と違って、異次元ワープ装置は
俺が石に転がって転ぶよりも高い確率で地球にたどり着ける。(99.9%)その代わり異次元から現実に来たわけで
気圧が変わる。その際に閃光玉のような光に襲われ激しいめまいに襲われ倒れてしまう。
「大丈夫、集?」
花は俺の事を心配してくれたようだ。俺は「大丈夫」と花に言うと花は「じゃ、良かった!」
と明るい声で返事をしてくれた。そんな顔を見て俺はいい子だなとつくづく思う。そして、花は真剣な
眼差しになりこう言った。
「集、話があるから。学校の屋上に来て。」
そう言い、瞬間移動してしまった。
俺は花に呼ばれ大急ぎで学校へ向かった。そして、階段を一気に駆け上がり屋上に着いた。
約30分の出来事だった。そして、花は話があると手招きをした。
「集、実はね。1週間後帰らなくちゃならなくなったの。」
俺は花の親父から聞いたのであまりビックリしなかった。
「集、私がいなくなってうれしいの?」
花は涙目になり俺は冷静にこう言った。
「うれしいわけないだる。ビックリしなかったのはお前の親父さんから聞いてたからに決まってるだろう。」
「お父さんが?」
花は疑問形に俺に問いかけ俺はうなづいた。
そして花は話を続けた。
「1週間後、私宇宙船で星に帰るの、だから集には予め言っておくと思って。1週間後ここの屋上で私は帰るの。
これから一週間よろしくね。」
花は半分泣きもう半分は作り笑いをしていた。いつだって花は笑顔なのだ。
そうして俺は嫌々納得し家に帰るのであった。

第13話 「水橋花」

その翌日、俺は何か抜けたように思えた。花とは今まで通り接するつもりなのに。
なぜか、寂しい感情になる。それが顔に出てしまったのだろう。理沙ちゃんに声をかけられた。
「藤本くん、どうかしたの?」
「ううん、別になんでもないよ。」
いつもならうれしいはずなのに今日はなぜか暗いままだ。
「悩みがあるなら相談にのるよ。」
理沙ちゃんに言われ俺は「ちょっと屋上でいいかな?」と言い理沙ちゃんも快く承諾してくれた。
「実はな、花は宇宙人なんだ。」
俺はそう言うと理沙ちゃんは
「知ってたよ、前花ちゃんがいってくれたから。それだけなの?」
理沙ちゃんは別にこれくらいとでも言うように決して悪気はないのだが聞いてきた。
「いや、本題はここからだ。花は一週間後に自分の星に帰るんだってさ。だから俺何していいか分からなくて。
花は俺のためにしてくれたのに俺は何にもできなかった。」
理沙ちゃんは「そんなことないよ。」と言ってくれた。
屋上で話が終わってからここ5日・俺は花とデート?をしていた。
「集が自分から言うなんてね。」
「花が前行きたいからって言っただろ。」
そうして遊園地やデパートなど色々なところに行った。
「楽しかったね、ありがとうしゅう!!!!!!」
俺は「別にいいよ。」と言った。それから時は早く過ぎ一週間後になった。
     一週間後
授業が終わり放課後、理沙ちゃんと龍と彩月と達也と真利を呼び出した。
事情は全て説明したうえで承諾してもらった。
そして目の前にはドレス姿の花がいた。
「み、みんなどうしてここに?」
「藤本くん【集】が花【水橋さん】を見送ろう!」って言ったからだよ。
「集、ありがとう。」
花は涙を垂らし順番ずつ言った。
「集、いつもいつも一緒にいてくれてありがとう。理沙、私が宇宙人なのに一緒に遊んでくれてありがとう。
彩月、いつも楽しい話してくれてありがとう。龍、いつも集と仲良くしてくれてありがとう。達也も真利も
いつも迷惑かけていたけれど気にしてくれてありがとう。」
「花~~」【集】
「花さん~~」【理沙ちゃん】
「はなちぃ~~」【彩月】
「花ちゃん~~」【龍】
「水橋さん~~」【真利&達也】
「みんなありがとう!みんなのこと大好き!集のことが一番だーーーーいすきです!!!」
「花様準備ができました。」
「みなさまありがとうございました。では失礼します。」
ブレットがそう言い、宇宙船で帰っていこうとしたとき
みんなの息が同時に合い心の中でせーのとでもいうようにぴったりに言った。
「ありがとう!私たち【俺たち】もだーーーーーーいすきだ【だよ】!!!!!!!」
そして、俺が花に思いをぶつけた。
「俺は花が大好きだ!!また会えたら会おうな!!」
花は宇宙船から
「うん、集大好き。みんなもまた会おうね。」
そして、花の乗ってる宇宙船は光のごとく消えていった。
     翌日
花がいなくなってから1日・クラスはポカンとなったが俺の心も穴が開いている。
そして、昼休み。
“花には感謝しているよ、俺は毎日がドタバタだった。けど、お前のおかげでいい高校生活の一部分を
過ごすことができた。本当にありがとうな。“
そこには、みんな、理沙ちゃん、龍、彩月、真利、達也がいた。
俺は「あいつには感謝しているよ。」というとみんなは「そうだね。感謝しているよ。」と言った。
空は真っ青だった、だが俺たちの心とは正反対の空模様だった。
真っ青な空を見上げながら、俺の花とのドタバタな毎日は幕を閉じたのであった。

          (お  わ  り)

ドタバタ!Carディガン≪第七巻≫「水橋花」

ドタバタ!Carディガン≪第七巻≫「水橋花」をご覧頂きありがとうございます。第七巻を持ちまして最終巻とさせて頂きます。第一巻「恋は突然に!」から読んでくださった皆様には
感謝しております。リメイク版は随時公開していきますのでよろしくお願いします。

ドタバタ!Carディガン≪第七巻≫「水橋花」

【緊急速報】 ドタバタ!Carディガン【ウラバナ】公開決定! 本編「ドタバタ!Carディガン」の裏の話を描くような物語になっています。 裏と言っても第二巻と第四巻の間の中間話みたいなもので一応続編となっています。 ここで新キャラ登場します。物語を左右に持っていく女の子・木梨桃と桃の友達の正体とは!? →ウラバナも宜しくお願いします。 ドタバタ!Carディガン続編決定…やっぱなかったことで。

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 青春
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-06-13

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