神様

natsupa

私のストーリー

もう一度やり直したい。
生まれる前から。

私には頑張っても頑張っても
皆に追い抜けないことがある。
追い抜くことじゃないけど

それは母親がいないっていうこと。

小さい時に父と母が離婚した。
そのときのことはしっかり覚えている。

ー10年前ー

母『じゃあねっ』
微笑む母
私『いやだ!行かないでお母さん!』
母『辛くなったら帰ってきてあげるからね』

ーーー

あれからいくつもの季節が過ぎた
父は朝早くから夜遅くまで仕事だから
毎日朝は1人でいつものアンパン食べて
参観日は誰もこない。
何回も何回もお母さん方を見回すけど
こない。

中学生になったら母がいないことが
大変で掃除とか洗濯とか自分しかやる人が
いないから部活動にもはいれなかった
入っても迷惑なだけだったから。

そのころから私の思いは変わってた

貧しくてもいいから
朝起きたら家族皆が『おはよう』って言ってくれて
帰ってきたら『おかえり』って言ってくれて
毎回のご飯『いただきます』って
『これ美味しいね』って共感したかった。
土日は皆でお出かけしたいし
兄弟喧嘩とかもしたかった
最後にはちゃんと謝って笑い合って

そう思いだした日から1週間ぐらい経った時
宅配でちっさな箱が来た。

宛名はなし

中身を見たら前が見えなくなるほどの涙がでた

それは

母からのアンパンだった

小さい頃の好きなものを作ってくれた
食べたときかすかに微笑んだ私
『やっぱりお母さんのアンパン生地がかたいなっ』

甘いはずのアンパンが少ししょっぱかった


今思った私の理想がどうでもよくなくなった

私が今生きているだけ幸せだなぁっ

これが私の家族。
これが私の生き方。

誰1人とも違う人生。

皆と違うって面白いよねって

考えるようになった。

だからお母さん嫌いとか
お父さん嫌いっめ人に

家族がなくなる前に大切さにきづけよ。

神様

たくさんの人を1つしかない家族を幸せにしてあげてください

神様

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
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