ラバすと!3
ラバすと…一部の生物が持つ特殊能力の総称である。
能力は千差万別であり、戦い向きなものや生活に役立つもの、用途が不明なものがある
らばスト大会とは能力者の頂点を競う競技会みたいなものだ
本編どうぞ
「こ…ここどこ!どこぉ!?」
「うるさいなぁリンまだあんな噂信じてるの?」
「うるさいぃよぉ!」
ここは壊滅した大会会場のある世界から遠く離れた世界
転門は遠く離れた世界…正確には星をつないでいる
現在の人類、それに準ずる種族は銀河系をまたに掛けるまでに進化したのだ
「今どきバル〇ン星なんて…」
「ナツの嘘だよ」
背後から男の声
「この声はお前か…トウキ…!」
ナツの背後にはナツと何処となくにた顔つき、身長はナツより少し高い
「…!トウキ…くん…」
「なによ…エル…あんな奴にゾッコn…ごめん!何でもない!」
「なんだなんだ!騒がしいと思ったら!」
トウキの後ろから長身のイケメンが現れた。
「あっ!カイ!ってことはそっちのチームもいんのか!」
「もちろんさ。リン」
チーム、ラバすと所持者は原則、出身地とラバすと協会以外では四人一組での行動を厳守
「カイ!じゃあハルいる!?」
「いるよ。おーい!ハル!」
「はーい!ふあぁぁ…なぁにぃ…?」
「ハーールーー!」
ドカーン……飛び掛かった末の音である
「ちょっ…とぉ!リン!」
「偶然だねー!えへへ!」
「ちょっとー!リーン!ナーツ!エール!迷惑でしょ!」
ここでようやくとめが入った
が
きゃああぁぁぁぁ!キュイーーーン
「一体何が…」
「ユリあそこ!」
ナツが指さす方向を見ると…
「あれは…ベノム?いや…」
『BMT‐69X「ムク」全機起動!目標…逃げ延びた「ユリ」並びに「カイ」のチーム
目標のラバすとは不明、抵抗する場合は殺すのも構わん』
大量のベノムと同じ容姿をした人垣の中に一人、ベノムに様々なアクセサリーをつけたような恰好をしたのを見つけた
ソイツの掛け声と同時に大量のベノム達は民間人や建物に攻撃を始めた。
「あいつら!倒してやる!」
「待ってリン!」
「いくなら全員でだろ!」
「よう!ベノムもどき」
『目標発見。チーム「ユリ」のリン。捕縛開始』
「ん?なんだ?…おわっ!」
ムクは唐突に殴りかかってきた。しかも尋常ならざる硬さで
とっさに躱したリンは反撃の肘打ちをムクの顔に決めた。だが
「うわっ!硬えぇな!」
リンの肘打ちを意に介さないムクにリンは力を解放するのであった
「見るか?これが私の…ヴォルケイナだ…」
「ナツ!一人じゃ無理だ!」
「えぇ…トウキとでも…変わんないんじゃ…」
「姉貴よりは戦闘向きだよ!」
『両チームのナツとトウキを確認』
「ナツ!未来視頼む!」
「しょうがない!やるか!…トウキ!」
ラバすと!3