あの約束は・・・?

あの約束は・・・?も第六話に突入!
今回のお話は、「お祭り」です!
珠樹は誰といくのでしょう?優人と一緒に行くのか?

あの約束は・・・?
『第六話』

「誰と行くぅ?」
「まだ決まってないー。」
「んじゃ、一緒に行こうよ!」
「うん!OK。んじゃいつにする?」

私達の教室・・・・いや、全校生徒がこのごろ何やら約束事を始めている。
それは、6月の初めの週の3日間に行われる『山王祭』の約束事だ。

私はもちろん優人と約束している。
だが、その約束は二人ではない。
友達沢山と私と優人だ。
その中には優人の友達の巧也もいる。だから、あんまし不安に感じることはないだろう。

珠樹「ねぇー。いつにするか決まった?」
友達A「えぇー、なんかぁー話によると2日目の3時だってぇー」
珠樹「おk。それって優人にもう言った?」
友達A「いや、まだ言ってないよぉ。珠樹伝えときなよ!」
珠樹「///。おk!んじゃ言ってくるわぁ。」
友達A「宜しく!」


私は日にちが決まったことを優人に伝えるために1組に行った。

珠樹「優人いる?」
1組女子「いるよぉ。そこに。」
珠樹「優人~。」
優人「おう。」
珠樹「『山王祭』の日にち決まったから伝えに来たぁ。」
優人「いつ?」
珠樹「2日目の3時ぃー」
優人「おk。」
珠樹「んで、集合場所がぁ●●●ってこの前行ってたけど優人分かる?」
優人「うん。なんとなく。」
珠樹「そっか。うち、分かんないや!ママにでも教えてもらうぅー
    そんだけ!またね!」
優人「んー。」

私は用事を済ませたら普通に帰る人だ。優人だけに。
これには理由がある。恥ずかしからだ。
自分でももっと話したい、もっと会いたいっていう気持ちはあるが
どーしても、恥ずかしくて駄目なんだ。
自分でもわかってる。けどこのクセはどーにもならない。

先生「えぇー。皆さん『山王祭』は行くのかな?
   友達同士だったら危ないので親同伴で行きましょう。」
珠樹(そんなん、無理に決まってるでしょ!
   ま、みんな先生の言うことは聞かないけど。。。((笑)



『山王祭の当日  1時30分』

珠樹(あぁ~早くならんかな~3時にぃー)
ピンポーン♪
珠樹「はぁーい!   おう!優人!」
優人「おう。」
珠樹「どうしたん?集合時刻は3時だよ?
   しかも、うちの家じゃないし((笑」
優人「そんなこと知ってるし((笑」
珠樹「だよね((笑  どぞ^^」


私は優人を中にいれた。
それから1時間優人と仲良くおしゃべりをしながら時間を待った

ぐぅ~
珠樹「・・・・///」
優人「・・・・っぷ((笑」
珠樹「仕方ないでしょ!昼ご飯抜きなんだから!」
優人「もう行く?早いけど集合場所俺もいまいちだから探そうぜ」
珠樹「そだね。行くかっ!」

二人は自転車で行った。
途中で雨が降ってきた。
夏になるというのに、まだ少し寒い。
だが、雨も少しふっただけでおさまった。

珠樹「どこだろう?」
優人「オレ的にはここだと思ったけど。」
珠樹「んじゃ、ここで待ってみよう!」
優人「おk。」

~30分経過。

珠樹「来ないよ。。。」
優人「おらんな。。。」
珠樹「集合場所違うんじゃない?」
優人「・・・・。知らん。」

もう10分待ってみたけど誰もこない。
だから、私は優人に言った。
珠樹「もう、二人で行く?
   歩いてたら、見つかるかもしれんし。」
優人「そうすっか。」

私は、優人について言った。

優人「なんか買えば? 昼ごはん食べてないんでしょ?」
珠樹「うん。食べる((笑」

私は、一番買いたかったチョコバナナを買って食べ歩きしながらみんなを探した。

優人が言った。
優人「まさか、俺たちをはめようとしたんじゃないよね?」
珠樹「はめるって?」
優人「え。二人にするための罠。」
珠樹「それはないっしょ!((笑」

私は思った。例えそうだとしたら、優人は帰るのだろうか?
二人でいるのは嫌なのだろうかと。。。。
不安を持ちながらでも私は優人についていった。

優人「腹減った。オレタコ焼き食べる。マッとって」
珠樹「おk。」

優人はたこ焼きを買ってきた。
そして食べた((笑
優人「熱っ!」
珠樹「あはははは((笑」
小さい子供に見えた((笑
しかも、たこ焼きのたれついてるし((笑



結構歩いたが、誰一人にも会わない。
あったとしたら、2年生の男子だ。
2年生は私と優人が付き合っていることは知られている。
それは、2年生に優人の兄がいるからだ。
小学校から兄は私達がつきあっているのが知っていたので
それをばらしていたのだ。
まぁ、恨んでいる気持ちもあれば、まあいいよ、っていう気持ちもあるから微妙だ。

優人「もうすぐ帰る?」
珠樹「今何時?」
優人「4時30分」
珠樹「そうだね。んじゃクレープ買って帰るか!」

私は、チョコバナナクレープを買った。
優人も買うといったので優人は、ストロベリーのクレープを買った。

私達は、なんとか自転車に荷物をのせて
自転車をこぎながらクレープを食べながら家に帰る方向へと進んだ。
優人は必死にクレープを食べている。

途中で信号が赤になったので止まった。
そして優人を私はミタ。
珠樹「・・・ははっ((笑」
優人「??」

そりゃそーだろう。
私が笑っている理由は優人は分からない。
なぜならクレープの生クリームが優人の口の周りにばったりついているからだ。
クール的存在が。。。((笑

ま、私は普通に正直に教えてあげた。
優人は気付いて、恥ずかしそうに顔を隠しながら笑っていた。

優人は私の家まで送ってくれた。
私は「ありがとう。またね!」と言って、手を振った。
優人は「おう!」と返してくれた。

嬉しかった((嬉

家に帰ると、お父さんがいた。
父「おぉ。焼きそばちょうだい。」
珠樹「えー、ちょっとね。」
そう、私は途中で自分が好きな焼きそばを買っていたのだ。
「おかえり」が先なはずなのに「焼きそばちょうだい」って(-_-;)


まぁ、結局は誰にも会えずに帰ってきたけど、楽しかったぁ((笑



珠樹「おはよー」
友達A「お前何処におったんよっ!」
珠樹「え、集合場所におったけど、おらんかったから優人と一緒に歩きまわっとった」
友達A「はぁ?うちらも集合場所におったけどおらんかったし!」
珠樹「えぇー。んじゃ知らん!」
友達A「ま、優人君と二人だったんでしょ?((笑」
珠樹「え///うん。」
友達A「なら、いいや!」


「お前どこにおったんよ」
珠樹「え?」
こいつは、加藤。この人も彼女もちだ。
だが、その彼女は違う中学校にいるのだ。だから、あまり連絡とかとれないそうだ。
珠樹「集合場所に行ったと思ったけど、違ったところにいたらしい((汗」
加藤「意味不ぅー」
珠樹「ごめんごめん。
   んで、加藤は彼女と行くんでしょ?」
加藤「あぁ、今日行くことになったぁ」
珠樹「おぉ、電話したか!」
加藤「おぉ!」


私は大分前から相談をうけていた。
どーすればいいのかという相談を。
だから私は、思い切って電話して誘え!といったのだ。
それを本当に実行し行くことに決まったのだから私は安心した。
珠樹「楽しんでこいよ!」
加藤「うん((笑」


優人に聞くとやっぱり優人も一緒に行く予定だった巧也にも
「お前どこにいっとったんよぉー」
とさんざんいわれたらしい。((笑

あの約束は・・・?

あの約束は・・・?

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-12-16

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