僕たちはメシアだ!⑤メシア編
青春(?)ドラマ最終章
高校三年生、冬。
日本中からゴミが消え、代わりに血と暴力に溢れた混沌がやって来た。
全国レベルになる前から、お掃除ギルドには不穏な空気が漂っていた。
たとえば、深夜に集団でのゴミ拾いが行われることで、近隣住民が迷惑がったり、うるさがったり。
支部と支部でゴミ拾いの範囲区分で揉めてしまい、暴力事件へと発展――領土争いによる内部ゲバルトが各地で頻繁に勃発。
入会手続きの必要ないお掃除ギルドには多種多様な人種がいたため、暴走族やヤクザ、警察、中国系マフィア、新興宗教、手作り爆弾を作るのが趣味の奇人等々……武力衝突が増えると、そういった者達が組織レベルで動くようになり、力を持つようになった。
また、そこからヤクザ同士やヤクザと警察の抗争に発展したり、批判・風評被害ばかりとなったお掃除ギルドの良心が募り、本来の在り方を唱え続けるデモ隊と機動隊が衝突。一般人を含む二百人以上の怪我人を出したりと、各地で暴動が相次いだ。
◆
そして、クリスマスに新宿で大きな事件が起こる。
デモ隊の過激派であった十四歳の少女が警官の発砲によって死亡。
暴徒化したお掃除ギルドのデモ隊が機動隊に全面戦争を仕掛け、新宿は火炎ビンの炎と発砲音、甲高い悲鳴と生暖かい血に包まれた。
デモ隊には最初から拳銃を所持している者もいたが、彼らが手にしていた銃のほとんどは殺傷した機動隊から奪った銃であった。
結果、新宿は血の海と化し、一般人含む八十三名が死亡。三百人以上が重軽傷を負う大事件となった。
くわえて、警官でありながらお掃除ギルド側としてデモ隊に参加していた者の存在が知られると、警察の信用は地へと堕ちていった。
力をつけたお掃除ギルドは、政治や社会に対する不満を大義として掲げるようになり、警察署や報道機関、役所、政治家を奇襲するなど、各地でクーデターを起こすようになる。
一般人、ましてや十代の多い集団に対して、弱体化した警察は発砲許可を出すことすらままならず……結果、国・政治は徐々に力を失っていき、次第に法は機能しなくなってしまった。
民兵だらけとなったお掃除ギルドは国と戦うようになり――
……そして、前代未聞の善良な国民の反乱によって、国の力は疲弊していった。
もはやお掃除ギルドは“町のお掃除屋さん”ではなく、殺し屋的な意味での“町のお掃除屋さん”と成り果てていた。
治安を失った都心部の公園では、警察関係者やその家族、さらにはお掃除ギルドを脱退しようとした者をギロチンによって公開処刑したり、武力によって権力者を脅すことでお掃除ギルドに引き入れたり……
終いには、死んでいった同胞のためという大義名分を使って『あいつムカつくから殺そう』という理由を正当化し、抗争になんの関係もない人間がリンチや強姦に遭って惨殺されたり……そんなことが平然と起こる世界になってしまった。
日本の惨状は全世界に知れ渡り、国連は正式にお掃除ギルドをテロ組織と認定。
ついに、陸上自衛隊と米軍が武力による鎮圧に乗り出した。
今や国民の三人に一人がお掃除ギルドのメンバーだ。
そして、メンバー達には容赦なく弾丸の雨が降り注いだ。
◆
「……てぇ……いってぇよおおおぉ!」
幸か不幸か。
国内のメディアが瓦解したことで、僕が水面下でルドヴィコ計画の真の目的を果たそうとしていることに気が付いた者はいなかった。
「お、お前、頭おかしいんじゃないのか!? ふっざけんなよ! なんで俺が、ぁ……!」
お掃除ギルドが暴徒となる前に、僕と結菜は世間から姿を消していた。
僕ら二人はお掃除ギルド創立者のため、組織内では神様のように扱われている。
だから、彼らの助けを借りることでいくらでも姿をくらますことができた。
「亮平くんはすごいね。小学生の頃に言ってたナンバーワンホストになるって夢……本当に叶えてたんだ」
歌舞伎町の路地裏。
真っ白なスーツを着ていた亮平くんはカエルみたいな声を出しながら地面を這いつくばっている。
「あ、ァ……いてぇ……いてえええぇ……っ!」
肌とスーツは赤黒い液体でぐっしょりと塗れていて、つい二分前に女の子を連れていた時の優雅さは完全になくなっていた。
「動かない方がいいよ。メッタ刺しにしちゃったから、肺とか穴あいちゃっただろうし」
「が、あ、ァ……き……木宮ぁ……テメェ……」
亮平くんは今にも飛び出しそうな目玉を真っ赤にして、涙と血をたっぷりと流しながら僕を睨みつける。
「……いじめの、復讐か……? 復讐のために、わざわざ俺んとこに……バ、バカじゃねぇの……?」
「亮平くんのところだけじゃないよ。六年A組のクラスメイトだった33人、みんなのところに行ってきたんだ」
お掃除ギルドの連中に匿われながら、騒乱の中を暗躍するのは容易かった。
せっかく遠路はるばる尋ねたのに、中にはもう死んじゃっている人もいたけど……それはそれで構わなかった。
「キミは最後にしようって決めてたんだ。ねぇ、いじめていた相手に殺されるのってどんな気持ち?」
「……ふっ、ざけんな……お前なんかに……殺されて、たま……っかよ……」
亮平くんは無様に地面を這いずり回りながら、血の痕をべっとりと地面に残していた。
「い、いじめられる方が、悪いんじゃねぇか……っ! お前が気持ちわりぃのが悪いんだろうが! 自分すら守れないような弱いヤツがよぉ……粋がってんじゃねぇよ……!」
「いじめられる方が悪い……うん、それも間違っていないと思う。力で黙らせる行為って、昔からずっと人間がやってきたことだもん。きっと、人間ってそういう生き物なんだよ。力の強い者がいつだって正しい。いつだって力の強い者がルールなんだ。納得したくないけど、それが事実だと思うよ。弱者はいつだって悪なんだ」
「ごちゃごちゃうるせぇんだよぉ……! ああぁ、血がぁ、止まんねぇよぉ……どうしてくれんだよおおぉぉ……」
「あ、そうか。いじめられる方が悪いってことは、いじめられていた僕は悪い人間ってことだよね。なら、僕をいじめていた君達は善い人間ってことだ」
「意味わかんねぇよ……気持ち悪いんだよお前……死ねよ、死ねよ……」
「この世界は、君のような善い人間が罪を忘れることのできる優しい世界だった。でも、今は善い人間が駆逐される世界だ。善い人間であることが罪となる世界だ。だから、悪い人間である僕は死なないんだ。ごめんね、亮平くん」
僕が話していると、とうとう亮平くんは叫ばなくなった。
やがて、彼から発せられる音はひゅー、ひゅーという弱々しい息遣いだけになってしまった。
「ねぇ、亮平くん。もし、最初からこういう世界だったら、伊藤さんは死ななかったのかな?」
「…………誰、だよ……それ……」
「ああ、皆そう言ってたよ。伊藤夏帆って誰だって。そんな人知らないって。すごいよね、あれだけいじめてたのに、みんな簡単に忘れてるんだ。まぁ、直接彼女をいじめていなかった人はしょうがないかもしれないけど……彼女のいじめを見て見ぬフリをしていた人も同罪だと僕は思うな。だから僕も同罪なんだけど……僕は悪い人間だから、この世界じゃ死ねないんだ」
「……イトウ、ナツホ……いなかった……そんなやつ……」
亮平くんの目はどんよりと濁っていく。そろそろ彼も止まってしまうようだ。
「やっぱり覚えてないんだね。ほら、バケツの水」
「……ああ……あれは、楽しかったなぁ……お前……ずぶ濡れになって泣いてて……キモかったなぁ」
「水を被ったのは伊藤さんだよ。覚えてないの?」
「……伊藤なんてやつ、いなかっただろ……なに言ってんだお前……」
「そっか、本当に忘れてしまったんだね。なら思い出させてあげるよ、相葉亮平くん。席替えをする前、君の後ろに伊藤夏帆さんって女の子がいたはずだ」
「……俺の、後ろの席にいたのは……榎本詩織……伊藤なんて名前じゃ……ケ、ケケ……うひえひえへへ」
「……榎本?」
その名前に聞き覚えはあった。顔だって鮮明に思い出せる。
二日前、やだやだと言いながらおしっこを漏らして泣いていたから、メッタ刺しにするのはやめて首を吊って死んでもらった女だ。
「出席番号順で席が近くて……へへ、小学校の時から何回もヤったなぁアイツと……小学生なのにさぁ、胸すげーでかくて……体育の時とかいっつもさぁ、ぶるんぶるんって揺れててさぁ……でへへへぇ」
六年生の頃の最初の席。
席替えをする前の席は、五十音順の出席番号順だった。今だって鮮明に覚えている。
亮平くんの後ろには、確かに榎本さんがいた……………………あれ?
「そんな、バカなこと……」
出席番号一番は、ここで死にかけている相葉亮平くん。
その次の二番は、榎本詩織さん。
でも、名前順なら……伊藤さんがその間に入っているはず。
伊藤さんが二番で、榎本さんが三番。これが正しい席順。
でも、榎本さんの席は……確かに、亮平くんのすぐ後ろだった。
「ひへははは……なぁ、伊藤って誰だ……? お前さぁ……ケケッ、お前さぁ……」
亮平くんはボトボトと血を零しながら――
「誰を見てたわけ?」
仰向けになったかと思うと、僕を見上げて笑いながら……あっさりと息絶えてしまった。
◆
「木宮。楽しかったか?」
町に戻ると……家には、火がついていた。
というより、辺り一面が焼野原になってしまっていた。
「結菜……」
ピンク色のパジャマを着た結菜が、家の前に裸足で……微笑みながら立っている。
白い肌は煤で汚れていていたけれど、それでも彼女は宝石のように綺麗だった。
「さぁ、行け」
「……? 行けって、どこへ行けばいいの? ねえ、結菜……なんだか変なんだよ」
「変なことなんて一つもないぞ、木宮」
「だって、みんな伊藤さんのことを覚えていなかったんだ。さすがに変だよ。誰一人としてほんの少しも覚えていないなんて。それに、亮平くんが妙なことを言ってたんだ。バケツの水を被ったのは伊藤さんじゃなくて、僕なんだって」
「そこまでわかっているなら考えるまでもないだろ? なぜ、みんながお前と伊藤夏帆さんを混同するのか」
僕は結菜から一度視線を逸らす。
言葉の意味を探ろうと、思考を巡らせようとした時……
――あ、そっか。
僕は視線を戻すことなく……そのまま、あっさりと答えに行き着いてしまった。
「僕と伊藤さんは……同一人物」
こんなにも、簡単に。
◆
「お前は生きることが辛かった。クラスメイトも、親も、誰も助けてくれない。辛いことばかりの世界が恐かったんだ」
――うん。恐かった。
なにもかもから逃げ出したかった。
でも、逃げる方法を知らなかった。
「だから、お前はいやなことが起こると、それをぜんぶ感情のない“伊藤夏帆”に任せた。そうやって自分自身を世界から遠ざけた。そうすることで、お前という人格は次第に“伊藤夏帆”へとなるはずだった」
「……でも、僕は“伊藤夏帆”にバケツの水を掛けてしまった」
「クラスメイトからすれば、その光景は“木宮が自分からバケツの水を被った”ように見えていたのだろう。だが、お前は“伊藤夏帆にバケツの水を掛けた”んだ」
「僕が見ていたのは、真実じゃなかったってこと?」
「どうしてお前はそう悲観的なんだ。他人の視点は他人の視点。自分の視点は自分の視点だろう」
「でも、周りの皆が見ていた光景が、本当に起こったことなんでしょ?」
「自分の意志を周りの多数決なんかで決めるな。そんなものクソくらえだ」
結菜は僕の胸倉を掴むと、鋭い目つきで僕を睨んだ。
「……木宮、あれを見ろ。あそこに転がっているのはなんだ?」
結菜が指差した先には、僕が家でよく使っていたマグカップが、欠けた状態で転がっていた。
「なにって、あれはマグカップだよ……」
「本当にそうか? お前、自分自身にウソをついているだろう?」
「ウソなんて」
「いいや、ウソだ。私はお前ことならなんでもわかる。さぁ、思い出せ。あのマグカップは、お前にとってのなんだ?」
思い出せ――
そう言われた僕は、断片的にしかない幼稚園時代から記憶を巡らせる。
……そうだ。
あのカップは、確か――
「……昔、お父さんに買ってもらったマグカップだ。でも、すぐに割ってしまいそうだったから……僕はあのマグカップを、ペン入れにして自分の机に置いたんだ」
「もう一度聞くぞ、木宮。あれはマグカップか?」
「ううん、違う。あれはペン入れだ」
「そうか。だが、私にはただのマグカップに見えるぞ?」
「それでも、僕にとってアレはペン入れなんだ。初めてお父さんからもらった、とても大切な誕生日プレゼントだ」
僕の答えに満足したのか、結菜はそっと僕の胸倉から手を離した。
「……結菜。僕は、その……二重人格なの?」
「そんなこと、この世界の誰にもわからないんだよ、木宮。だって、自分の中に別の自分がいるっていうのは、なにもお前だけじゃないだろう?」
結菜は後ろへ振り返り、轟々しく燃える僕の家へと体を向ける。
「家では親の言うことをちゃんと聞くが、学校ではクラスメイトをいじめる少年がいる。会社では上司にヘコヘコしながら、家庭では暴力を振るうサラリーマンがいる。夜は夫の帰宅を喜びながらも、昼間は別の男と浮気をする主婦がいる。皆、自分の中に複数の“自分”を持っている。『外面はいい』なんて言葉をよく口にするが、例えようによってはその言葉は『多重人格』とも置き換えられるとも思わないか?」
「……そうかも、しれない。辛いことがイヤで、その全部から逃げ出した弱い僕。感情を殺して、なにも感じないようになった僕。それらは人格と呼ぶこともできるし、外面や性格と呼ぶこともできるのかも」
僕は結菜の隣に立ち、彼女の視線の先……
バキバキと音を立てながら燃えていく、自分の家を見つめる。
「僕が“感情を殺した自分”に……いや、“伊藤夏帆”にバケツの水を掛けたのは……きっと、そういう自分がイヤだったからなんだ。僕は、本当は“伊藤夏帆”になるのがイヤで……だから、僕は彼女に水を掛けてしまった」
自分自身にさえも裏切られてしまった“伊藤夏帆”は、そのことに耐えることができずに、飛び降りるという選択をしたのだろう。
「結菜。ここは、夢とか妄想の世界なの?」
「それは間違っているようで合っているとも言える。あえて“人格”という表現を用いるとすれば……ここは“私という人格の見ている夢”なのかもしれないな」
その答えは、きっと彼女自身にもわからないのだろう。
「でも、私の夢はもう覚める時間らしい」
どうしてこの世界があるのか、どうして僕らはこの世界にいるのか。
どんな理由をつけても、それは一瞬で意味を失う。そんな、儚い幻想に成り果ててしまう。
「結菜。僕、楽しかったよ」
「ん。そうか」
「ずっとここにいたいな」
「……ん。私も、木宮と一緒がいい」
辺り一面が焼野原と化した世界を眺めながら、僕らは手を繋いだ。
「でも、お前の時間が止まってしまうのはイヤだ。だから、ここで一緒にはいられない。けど、ずっと一緒だ」
「結菜……僕、大丈夫かな?」
「木宮。お前はもう、世界を楽しむ方法を知っているはずだ」
――これだけは言える。
たとえこの世界が夢や誇大妄想の世界だとしても……この世界は、本物だ。
元の世界なんてものがあったとしても、それは“元の”ではなく、“他の”世界にすぎない。僕の視点は、僕のもの。
それだけは、揺らぐことのない真実。
「木宮。私が好きか?」
「うん、大好きだよ」
「木宮。伊藤夏帆が好きか?」
「うん、大好きだ」
「木宮。自分が好きか?」
迷うことなく、僕は答えた。
「死ぬほど嫌いだ」
だから、僕は――
◆
そういえば、こんな話を聞いたことがある。
ある男がタイムマシンを使って1489年にさかのぼり、コロンブスをピストルで殺した。
元の時代に戻った男は、図書館に電話してこう聞いた。
「コロンブスの死について調べたいのですが?」
図書館員は言った。
「1492年に新世界を発見した人のことですね」
男は言った。
「いいえ、そんな発見なんかしていませんよ。彼はその3年前の1489年、45口径の弾を胸に撃ち込まれて殺されたんです。僕が殺したんですよ」
図書館員は言った。
「そのような資料はありませんが?」
男は色々考えた結果、マルコ・ポーロもナポレオンもアインシュタインも殺した。
そして、最後にマホメットを殺したあとで、友人にそのことを自慢した。
すると、友人もまたタイムマシンを使って、その男よりも先にマホメットを殺していた、ということがわかった。
「僕が殺したあとで、同じマホメットを殺せたのはなぜだい?」
たとえ自分がマホメットを殺したところで、それは“自分の過去”からマホメットと、その影響が消失するだけにすぎない。
タイムマシンは便利なものだが、結局のところ“自分の過去”しかさかのぼることしかできなかったのだ。
……そうして、時間というものが主観的なものであることが判明した。
すべての人間が共有されうるような過去など、一つとして存在しない……そんな話。
人は皆、主観的な時間にいるのであって、誰一人として同じ時間を生きている者はいないという、SFじみた考え方だ。
……でも、僕はもう一つの世界で、確かに6年という時を過ごした。
その世界で、僕は世界を作り変える救世主となった。
たとえあれが夢だったとしても、幻想だったとしても、誇大妄想だったとしても……
あの出来事は、僕の時間の中で本当に起こった出来事なのだ。
――笑い声が聞こえてきた。
全身がヒヤリと冷たくなると同時に、重くなった。
目を開けると……僕は、頭のてっぺんから足の底までずぶ濡れになりながら、教室の窓から上半身を乗り出していた。
ここから飛び出せば、大嫌いな自分を殺すことができる。
とはいえ、僕は“僕の過去”で、すでに自分を殺してしまっている。
ならば、僕が背負うべきものは……自分を嫌いになってしまったことへの罪、なのだろう。
でも、大丈夫だ。罪は償うことができる。間違いは正すことができる。一生背負ってしまうような罪でも、償おうとすることはできる。
だって……その気になれば、僕は世界を変える救世主になることだってできるんだから。
「あ? なんだよ?」
――僕は、ここに誓う。
もう、自分自身を殺すようなことは、絶対にしないと。
手始めに、僕はすぐそこにあった机を持ち上げて、亮平くんの方へ思いっきり投げつけてやった。
了
僕たちはメシアだ!⑤メシア編