イダテン同盟 改
僕が中2の時に書いていたイダテン同盟。
俺の心臓の鼓動は限界に達していた。これから学校だって言うのにパソコンの前に座った杉沢 章人(スギサワ アキヒト)は「冤罪」の文字を見ただけで怒りに燃え上がっちまった。俺には、どうしても冤罪をこの世から消し去ろうと思っている。
「章人!もう学校でしょう!」
「わかったよ、母さん」
そう言って時計を見た章人は驚いた。
「後五分じゃねぇか!」
いままで勝手に怒りに燃え上がっていた頭が一瞬で冷却し
食パン加えて自転車に乗り込み
「急行突破だ!」
といって中学校に向かった。
すると章人の体がゾクッとし自転車を止めた。
「麻薬のにおいじゃんかよ」
よく、見ると女子が、4、5人の高校生達に覚せい剤を打たれようとしている。
章人はグッドタイミングだと思い
「おいっ」
と声をかけた。
「女の子、一人をシャブに溺れさせようとはなあ、いい根性してんじゃねぇか」
と、いってやった。すると
「こっちは5人だぞ?」
とほざいてきた。
「俺は、ヒーローだ!正義の味方だ!正義は必ず勝つんだ」
冗談気味に苦笑いして見せたが、呆気なく、章人はやはり袋叩きにされてしまった。
殴られたり、蹴られたりしている。
「やめてーーつ!もうやめてよ!君ヒーローなんでしょ。正義の味方でしょ。何でやっつけないのよ!」
すると、あきひとの拳が一人に飛んできたが、顔面で止めた。
「お前ら5人にケガでもさせて少年院に入るような真似はしねぇよ!」
それからも攻撃が飛んできたが、その子の手を引いて、逃げ出した。
「悪いヤツを倒せるから、正義のヒーローじゃねぇ。皆を守れるから・・・正義のヒーローだ。」
この物語は、麻薬と少年院と冤罪の物語
イダテン同盟 改
今は出席をとっている時間だった。
「青山さん」
「はい」
「加藤さん」
「はい」
「杉沢さん」
来ていない。
「ええっと、章人は遅刻っと」
その瞬間。
「先生遅れてすいません」
章人は、足で教室の扉をあけて入った。その瞬間、ドッとみな盛り上がった。
「どうしたんだその子はよぉ」
急いでいて、さっきの女子を連れてきたらしい。しかもお姫様抱っこ。
「お前、バックは?」
「ああっ!忘れちまったー」
TOBECONTINUDE
イダテン同盟 改