迎え送り
テーマは『お盆』です
亡くなってしまった彼女(または奥様)への
現世の彼(ご主人)の言葉のつもりで書いてみました。
おかえり
キミが帰ってきたことぐらい 僕はすぐわかるよ
キミの大好きなこのキャンドルが
やさしく揺らめいたから
きっとキミは「なんでもお見通しね」って
少しくちびるをとがらせながら笑っているんだろう?
当たり前だよ
どれだけキミを見てきたと思ってるんだ
特にキミはわかりやすいからね
キミの大好きだったものをたくさん用意して
こうして キミを迎えて
昔のように いっしょに時を過ごして
そしてまた キミを送り出す
もう何年になるだろう
悲しさや さみしさを思うと
きっと僕より キミが悲しい想いをするから
けして口には出さないけど
いつかずっとずっとキミのそばにいられる そのときが来たら
キミが僕を迎えてくれるよね?
それまでは この愛しくも短い4日間の逢瀬を
唯一の生きがいにするよ
ずっと キミを 愛してる・・・
迎え送り
8月13日の「迎え盆」に亡くなった方があの世から現世に戻ってきて、
16日の「送り盆」に再びあの世に帰っていくという
日本古来の信仰と仏教が結びついてできた行事です。
多くの地方で8月13日の「迎え盆」から16日の「送り盆」までの4日間をお盆としています。