王様と番人
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お城のドアに百人の番人。
するどい槍突きダレゾと問う。
アンドロメダ模様の部屋にちいさな王様。
ちょっと野原へお散歩ゆきたくて、王様の雇った百人の番人に外出の許しを乞う。
じゅんぐり、じゅんぐりドアをくぐる。
九十九人目がウムと頷いた頃には、空は星の水玉。
外出には遅すぎますぞ。
百人目に戻された。
王様しょんぼり、また明日。
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真夜中の寝台で空腹のメロディ。
王様はプディングを食べたくなってよちよち寝床から抜け出した。
厨房へたどり着くまでには百人の番人。
虫歯になりますぞ。
脂肪が育ちますぞ。
プディングは我らのおやつですぞ。
ようやっと王様が厨房のドアを開けたら、お妃様がすっかりプディングをたいらげたところ。
いとうまし。
王様しょんぼりまた明日。
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王様目覚めて寝室出ると、ドアの足元百個の飴玉。
だれかからのプレゼント。
ポケットぱんぱんふくらませ、王様ごきげん、スキップさ。
王様と番人