桜の舞う季節

桜の舞う季節

4月1日。
不審な死が後を絶たないという“怪奇事件”で世間は騒いでいた。
その事件に巻き込まれていく「桜 日向(主人公)」と「椎名 桜(主人公の親友)」
だが、ある日でそれはクラス全体をも巻き込んでしまう。

これは、警察でも解決できない難事件を解決し、犯人を突き止めた1人の学生の話である。

クラスメイトA「ねぇ、聞いた?」
クラスメイトB「あ~…うん、聞いたよ。例の“怪奇事件”でしょ?」
クラスメイトA「そうそう。今日もあったらしいよ。」
クラスメイトB「そうなの?」
クラスメイトA「うん。しかも、被害者はこの学校の生徒なんだって…」

偶然そんな話を耳にした。

(馬鹿馬鹿しい…)

さっき、彼女達が話していた“怪奇事件”とは、世間を騒がせている不審な死を遂げる人達が続出している。という事件
警察はそれを殺人事件として捜査を進めているものの、手がかりはなく、ただただ途方に暮れるのみだった。

そんな不審死を遂げる被害者がこの学校に現れた、という話で学校中はその話題で持ちきりだ。

??「ひーなたっ!!」
私「ん?あぁ…桜、どうしたの?」
桜「みんなが話してる“怪奇事件”どうなっちゃうのかな…」
私「こんな状況でも、生徒を休ませないんだね…」

私が何を根拠に言っているのか。といえば、例の怪奇事件は一度その地に事件が起こると不審死が後を絶たないからだ。
つまり、しばらくはその地に犯人が留まっている、という事だ。

そして、犯人は転々としている。
だから、今回の事件は学校の生徒の犯行ではないか、と私は思っている。

これは、そんな怪奇事件を解決し、犯人を突き止めた、ある1人の学生の話である。

3月27日。
春休みが来た。来る予定だった。
はず…なのに、私達の学校は授業の進行速度が大変遅かったため、春休みも補習として学校に来なければならなかった。

(ダルい…)

そんな事を思っていると…ー

??「キャ-ッ!!!」


(!?…何…何があったの…?)
よく分からないけど、行ってはいけない気がした…
ー行くな…ー
私の本能がそう告げる。

しかし、私の足はそうはいかない。
嫌な予感しかしないのに、自然と足が悲鳴のする方へ…

周りがざわついている。
様子を見にいった人が悲鳴をあげて、座り込み、そして震えている。

ある人は嘔吐してしまっていた。

そんな中、私はただ前に歩いた。
そして…

私「……何…これ…」

そこの廊下には、辺り一面血が広がり、胴体と足の付け根とで切り離されていた。

うっ…気分…悪…ぃ
私「…ぅ…ゴホッ……ハァ…ハァ…」

ところが、私は気分が悪いけれどもその遺体をじっくりと見た。
これは…3組の松永 美織(マツナガ ミオ)かな…?

後の特徴といえば、やはり、同じ手口か。

“怪奇事件”の最大の特徴。
それは、遺体に桜の花びらが散らばっている事。
これが最大の特徴だ。

私の父は警察で働いている。
そして、父はある難事件の真相を知り、犯人に立ち向かった。
だが、父は犯人に殺されてしまった。

当然、犯人は逮捕されたものの、父は命が危うい状態だ。
今も病院で眠り続けている。
“植物状態”というやつだ。

眠り続けて1年半。
「もう助かる希望も薄い」と医師に言われた。
そんな父の命を危険にした犯人。警察。医師。すべての人が憎い…。

だから、この難事件は私が解決してみせる。

私はその目標を胸に犯人と戦う。
そして、犯人を突き止めてみせる。

桜の舞う季節

どうでしたか?
まだまだ未熟者ですが、後もよろしくお願いします!!

桜の舞う季節

  • 小説
  • 掌編
  • サスペンス
  • ミステリー
  • ホラー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-12-13

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