「こうゆーのもあり?」
「かんべんしてよね・・・」
私たちのクラスは毎回月の初めに席替えをする。今日がその日で席替えをしたのだけれど、
また、増川の隣かよ。
不覚にも二度も隣の席の人が一緒になってしまった。
ほんと、かんべんしてほしい。どうして神様は私に優しくないのだろう?
「名倉、よかったな。これって運命じゃね?神様って優しい」
私の心の中とは裏腹に増川はそーとー喜んでいるようだ。てゆーか、考えてることが違いすぎる。
「また隣よろしくな」
「あー、うん」
そう言ってニコッと笑った増川がかわいすぎて、少しキュンとなったのは本人には内緒にしておこう。(調子に乗るから)
「こうゆーのもあり?」