率直すぎる自分の言葉

某友人に捧げます。ありのままの自分を。いつかまた会える日を願って。


私は生きていたい。
私は死んだままでいたい。
私はそのままでいたい。
私は生きたくない。
私は死にたくない。
私はこのままでいたくない。
交錯する。
相反する。
矛盾する。
それが気持ち悪くて、
それが気持ちいい。
私は何を求める?
私は何を欲する?
一生を貫く難問。
解く時が訪れるのか。
生は何をくれる?
死は何をくれる?
自分は、何かもらったか?
それとも、空虚な内在のままに、
何かを与えたか?
空虚は真空か?
虚しさからは、何か生まれるのか?
私は何を考えている?
私は何を考えていたい?
手を伸ばすのに勇気が必要。
しかしどこに手を伸ばせばいい?
手を伸ばした先に、
何がある?
わからないことが多すぎて、
率直すぎる自分の言葉に嫌気をさしつつ、
吐き出すことをやめられない。
これが私。
これが私だと分かっていても、
受け入れている自分と、
受け入れられない自分が、
互いに容赦ない蹴りを入れながら、
激しい口づけをかわす。
これが私。
これが私。
今日も私は、
答えのないことを問い、
つまらないことを吐き、
やみくもに手を伸ばす。
ああ・・・このまま生きていたい!
今すぐ死にたい!

率直すぎる自分の言葉

率直すぎる自分の言葉

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-04-29

CC BY-NC-ND
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