変化部  ~学生編~

変化部  ~学生編~

まだ、未熟な少女達が、
大人ですらあまり考えたことのない
変わらないものについて試行錯誤していくお話です。
私、実はここで小説をかかせていただくのは初めてなので、
すこし緊張気味で、
小説も無事完結するかしないかって感じですが。
読んでもらえたらうれしいですね。
おもしろく書いていきたいと思うので読んでください←  以上です(笑)

story1.部活動紹介

『変わらないもの
 変わらないものなんてない。
 あの人は私にそれを教えてくれた。
 知りたくもないことを、教えてくれたのだ。』



知らない人が、目の前にいた。
目の前。正確に言うと目の上、視界の上、学校の屋上にいた。
日光に反射してよく見えない。どうやらマイクを持っているようだ。
透き通るような茶色の長い髪が風になびいている。
スカートが長い。
長いというのは、
学校指定の膝たけの長さというわけではなく、
靴までとどくほどの長さだ。
隣にも誰かいる。
比較的短い髪の毛で身長も高い。
ズボンを履いているから多分、男だろう。
俺がこんな風に解説をしている最中に、
スカートロング女は言った。スカートロング女、実に良いあだ名のセンスだ。
「生徒諸君につげる、学校は学ぶところで、遊ぶところではない。
 運動、文化?...はっ!!…笑わせるわ!!
 そんなたわけたことをする暇があるなら、
 変化部に入りなさい!!」
変化部、なんだそれ、変な名前の部活だな。
というかそもそも部活なのか?部活だとしたら何をするんだ。
しかし、運動部も文化部もすごいいわれようである。
たしかに部活なんてやる価値もないが、
中学校のとき部活を中退した俺には何も言うしかくがない。
「ですが、入部するためには試験が必要です。
 試験は私たちが事前に選んだ生徒にしか行いません。
 なので、この屋上での演説は事前に選んだ生徒への告知となります。
 あれ、?俺、選ばれそう!!と思う人は、ここに残ってください。」
選ばれそうも何も、
それ以前に、ここにいる人全員がこんな部に入りたいと思うわけがない。
もういい、教室行こう。馬鹿馬鹿しい。
俺は教室に行こうと前進した。
しかし、その行動をするのは無理だった。
人だかりが出来てる。
それも、何十人とかじゃない何百人といそうだ。
というか、これは全校生徒いるんじゃないのか。と思うくらいにだ。
俺は唖然とした。周りを見渡すと、
二階や三階の窓から生徒や職員が頭を出してみてる。
いつのまにこんなに集まったんだ。俺が来たときは、周りに10人いるかいないかだったはず。
一つのことに集中すると周りが見えないとかよく言うけど、
いくらなんでも見てなさすぎだろ。
でも、それ以上に驚愕したことがあった。
皆、口をそろえて『選ばれたい。』と言っている。
ざわついている。緊張して過呼吸になっている人もいる。
にしても、このなんとも言えない緊張感は小学校受験の時いらいだ。
この雰囲気にのまれて俺までも緊張してしまいそうになる。
そんななか、スカートロング女は得意げな声で言った。
「それでは、発表します。」
一瞬にして静まり返った。

変化部  ~学生編~

変化部  ~学生編~

変わらないものって本当になんでしょうね。

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更新日
登録日
2014-04-25

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