無駄を綴る
飲みたくもないコーヒーを淹れて
読みたくもない本を開いて
聞きたくもない曲を流して
結局 飲んでしまった
読んでしまった
聞いてしまった
それで何か変わったかと聞かれても
何かが変わる訳もなく
それで何か意味があるのかと聞かれても
意味がある訳がない
だって世の中は常に変わりゆくもので
そのことだけは変わらない
だって全てのものに意味なんて求めても
個々の答えしか出ない
そんな世の中に物事の意味を求めても
所詮無駄
無駄
無駄
だから今日も私は
無駄な言葉を
綴ることにした
無駄を綴る