化けギツネ女子高生★

まだ「化けギツネ」とは呼ばれていない主人公の奈々の話をかきました!

この話しは第1章ですね。


シャンデリアみたいな太陽は今日も明るく美しい・・・。

その光が私を包み込む。

「うぅ・・・もう朝?」

ゆっくりと起きた。

今日も学校か・・・。
憂鬱だなぁ・・・。

私、林 奈々 は学校が嫌いだ。
イジメにはあってないし友達はいる。

けど、昨日、友達の軽い裏切で先輩呼び出しで怒られたことがあった・・・。

’’軽い裏切り’’っていうのは友達が先輩の陰口を言ってしまったらしい。
それを私も言っていた、 ありがとう・・・。私も怖い・・・自分が悪いんだけどやっぱり怖いの。ねぇ、、あの考えたんだけ」 。
しかも、その先輩は一番怖い先輩で昨日同学年の前ですごく責められて泣きそうなくらい辛い思いをした・・・。

’’私は言ってません’’って言い続けても信じてはくれなかった・・・。
今日も呼ばれて怒られるのかな?

怖い・・・。

思い出すだけで胸がギュっと絞られるように痛くなる。

裏切った友達はメールで「ごめん」と送り続けるのだがすぐに「いいよ」と言える筈がない。

私は最近買った新しいスマホを手に取り、メールをチェックした。

「えっ、19件?!」

「ごめんね、私最低だよね」と何回も何回も一通に書かれていたのが19件もきていた。
さすがに私も無視するのは辛い…。

「許すよ。でも、私今日行くのが怖い・・・。」と送信した。


「奈々~っ!!遅刻するわよー?!早く起きなさい!」

バンッとドアを開ける母。
驚いて硬直する私は口まで開いていた。

「あら、起きてるじゃない。早くご飯食べなさい」

「は、はぁーい!」

いそいで支度して一階へとスマホを持って行く。


ピロリン♪ピロリン♪ーーーーーー

ご飯を食べている最中にスマホが鳴る。

確認するとさっきの、友達・・・理沙からだった。

「ありがとう・・・あたし怖い・・・。今でも震えるの。だからね、考えたんだけど・・・」

「あっ!」

理沙のメールを見ている時にひょいと母にスマホを取られた。

「食事中はスマホ禁止!何回も言ったでしょう?ったく・・。没収よ!」

母は怒って二階へと行った。

「そんな・・・。理沙からのメール、まだ見れてないよ!」

もしも急なこと書いてあったらどうしよう!?
そんなこと書いてないよね?

話したいことは学校で話すよ、きっと・・・。


ばれたらどうしよ!?
でもあの時のことを話してもややこしくなるだけだし・・・。

理沙が裏切ったなんて話したら理沙怒るよ。
アレ・・・周りを見渡しても理沙はいない。

どうしたのかな?

「そうなの!?すっごい~!あの先輩怖い先輩じゃんっ!」

「う、う~ん・・・意外と優しい先輩だよっ?」

また嘘に嘘を重ねた私はそろそろやめようと思えてきた。

「へぇ~!俺も話してみよっかな?今度紹介してよ。」

男子まで話にのっかる。

え、紹介なんて無理に決まってるじゃん!?

「そ、それは無理・・・。」

「はぁ?一人占めかよ!連絡先ぐらい教えろよ。」

そろそろヤバイと思えてきた。

「その・・・っ、一人占めじゃないよ!?た、ただ・・・先輩に伝えとくね。勝手に教えたらダメだし。」

ふぅ、乗り切れたかな?
そろそろこの話をやめないとヤバイかも。

「あ、理沙知らない?」

「私、家近くて一緒に行こって誘ったら今日休むんだって!」

「あ。そうなんだ・・・」

休むのか・・・。
先輩が怖いから?

私なんかまきこまれて怖い思いしたのになんなの?

「奈々ちゃんにメールしたってゆってたよ?知らない?」

「う、うん・・・。お母さんにスマホ没収されてしまって。」

「あ〜あ、ドンマイ!じゃ、解散しよーぜっ!気になる話は終わったしよ」

ある男子の一声で一斉にみんなは散らばる。

私は一人ぼっちになり、「嘘がバレませんように」とねがっていた。

キーンコーンカーンコーンーーーー・・・


チャイムが鳴り、みんなは自分の席へと着席した。

「おはようございます。」

先生がいつもと変わらず元気に挨拶をした。

「「「おはようございます!田中先生。」」」

田中先生って日本で結構多そうっていうかおぼえやすい。

「さぁ、今日も元気に!!さて、と。今日の欠席は理沙が体調不良だったな。他に連絡聞いてる人いませんか?」

理沙、体調不良なんだ・・・。
言ってくれれば良かったのに
今日お見舞いでも行こうかな?

「先生、校外学習とかのバスの席順決めないんですかー?」

委員長が質問した。

バスの席順はもちろん、理沙となる約束だ。


「そうだな、今から紙を回すから座りたい場所に名前を記入しなさい。」

バスの席順の用紙がやっと回ってきた。
後ろの空白の席、2つ空いていたので理沙と私の名前を書く。

「よし、決まりだな!先生もみんなも楽しみだな!校外学習ってなんて良いものなんだ・・・!」

1人感激して話す田中先生をみんなは聞いている人なんて一人もいない。、もちろん、私も。

キーンコーンカーンコーンーーーーー・・・

チャイムが鳴ってHRが終了。

次は体育かあ・・・。
ま、運動神経は学年のトップ10には入るくらいだ。

体育館ヘと向かった。

「はい、それでは今回の体育は3ペアを作ってキャッチボールをしてください。はい、ではまずはグループを作って座ってくださいね。」


そんなぁ・・・。
グループ作れだなんて無理だよー!

はぁ。自分から動くしかない、か・・・。

いつも2人グループで少し気が強い二人組の優と美香に話しかけた。

「グループになっていいかな?今日は理沙がいなくて・・・」

二人は少し顔を見合わせて無言で会話をしていた。
すご、話の意味わかるんだ・・・。

「いいよっ!わたし達も困ってたの」

「よかった、ありがとう!」

優しいなぁ・・・。

「奈々ちゃんとは少ししか話したことないけどまさかグループになってくれる?なんて、誘わるて驚いたけど嬉しいよ。これからもよろしくね!」

そうだよね、驚くよね(笑)
でも優しいふたりだ。

「ありがとう!こちらこそ、よろしく。」

そうして座った。

体育は楽しくてその後の授業も一緒に楽しく3人でいた。

そして放課後。
今日はみんなの部活が休みだった。

「バイバイ、優と美香!また明日!」

優と美香に手を振り学校前で別れた。
今日は先輩にも会わなくてよかった・・・。

それに優と美香も呼び捨てで呼び合う仲になった。
今日は楽しかったなあ・・・。

帰りに理沙の家にお見舞いに行った。

「あら、奈々ちゃん!いらっしゃい!どうぞ、入って」

理沙ママが出迎えてくれた。

「お見舞いに来たんですけど・・・」

「あらあら、ありがとう。2階にいるの。上がって行ってあげてね・・・」

「お邪魔します・・・」

そう言って2階に上がり、理沙の部屋をノックした。

「入って」

ドアをあけて入る。
ベッドに理沙がスマホをさわっていた。

「理沙・・・大丈夫?」

「奈々!?どうしてここに!?」

私が来たの今気づいたんだ・・・。

「お見舞いに」

「はぁ!?意味わかんない!今日、メール送ったでしょ!?休もうって!!」

え、そんなのみてないよ・・・?
あ、没収されたとき!

「ごめん!お母さんに没収されたんだ・・・」

「んな言い訳通用すると思ってるの?昨日から無視して私に恨みあるなら言いなさいよ!!今、優ちゃんからメールきたの!内容、みてみなさい!」

いいわけじゃない。

そういう前にスマホを差し出されて画面を見た

「理沙ちゃん、体調不良だって?大丈夫?今日は奈々と一緒に楽しんだから一人ぼっちになってなかったんだよ!だから、奈々のは心配はいらないからゆっくりと休んでね♪あ、そうそう・・先輩と昨日話してたの仲良くなったからだって?すごいなー・・・、ないから聞いたよっ♪びっくりしたー」

とびっしりと書かれていた。

「奈々ったら私いなくても優ちゃんたちと仲良くしてていいわよね!私、怖くていけなかったのに!!しかも、嘘つくな
マシなのあるでしょっ!?最低だよね、奈々。もう絶交!」

なによそれ・・・

「なによ!あんただって裏切ったじゃない!!それでも我慢してたのに。理沙は勘違いしてるのっ!いい訳じゃないし、りさのこと悪く言わないためにみんなに嘘をついた。」

「もういいわよ!出ていって!」

理沙に無理やり部屋から追い出された。

なによ・・・。
理沙なんて知らない!!

ダッシュでりさの家からでる。

「お邪魔しました!!」

「奈々ちゃん!?」

驚いた理沙ママをほって私は家までダッシュ。


この行動がこれからの悪夢へと繋がるとは私だけが思ってもみなかった・・・


「ただいま・・・」

理沙と喧嘩した怒りと哀しさでテンションはかなり下がっていた。

「あら、お帰り。遅かったわね」

私は「うん」と返事して自分の部屋へ上がる

ベットにとびつく

「は~あ・・・。なんなの?理沙!せっかく見舞いに行ったのにあんなに怒るとこないじゃん?」

そもそも、なんであんなに怒っていたのかな?
私が優と美香と遊んでた嫉妬?

そうだ、「メール送った。」って言ってた・・・。
なにかわかるかも!!

スマほどこに置いたっけ?
えーと・・・あ、そだ!没収されたんだった!!

お母さんにスマホ返してもらわないと・・・。

「お母さんー!スマほ返して!」

「だめよ」

なにそれ!
私の得意な嘘をつくしかない、か・・・。(笑)

「・・・理沙、体調不良らしいの。今日お見舞いに行けなくて・・・だから、メールだけでもって。」

「理沙ちゃん体調不良なの!?大丈夫かしら・・・。そうねぇ・・・いいわよ。スマほ返すけど食事中は禁止だからね?わかりました?」

やった♪

「はーい!」

スマホを返してもらって受信箱をみた。

「ありがとう・・・。あたし怖い・・・。今でも震えるの。だからね、考えたんだけど・・・。」

ここから先が見ていないところ・・・。
嫌な気がしてきた私は少し手が震えていた。

「今日、一緒に休も?サボりって訳じゃないんだ・・・。先輩が今日こそは許してやらないっていうの。それで・・・許してほしかったら昼間に坂登公園に来たら許すってさ。だから今日行こっか?私は行くよ・・・。返事遅くてもいいから。」

え?
休む・・・って私は学校行っちゃった!

それに、坂登公園って小さな公園だよね、あまりいったことはないけど。
でも行ったら先生はもちろんいないし人通りが少ない。
しかも真昼間なんて全然通らないよ・・・?

殴られても愚痴言われても止める人なんていない。

「理沙!さっきはごめんっ!今返してもらったんだ・・・。先輩になにかされたの!?大丈夫?今思えば右頬赤く腫れてたよね?る」

急いで返信する。

化けギツネ女子高生★

読んでくださってありがとうございました!!
不要な点などもあったかとは思います。
その点は読みづらく、申し訳ございません・・・。

来週の月曜日までは最新しておりますので第二章ご覧下さいね(*´v`)

化けギツネ女子高生★

~第一章~ 原因

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • 青春
  • ミステリー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-04-22

Copyrighted
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