海龍~かいりゅう~1

。。またまたおかしいけど、みてやってくださいね。


「はぁ~なんかいろいろ迷惑かけてごめんなさい。」


「いいよ、俺も仲間ほしかったし。助かるよ。」



俺らが苺の家に戻るころに事件は起きていた…


【苺の家】


「ただいま」


「おじゃましま~す」


家に入ると俺らの動きは止まった…


「3人がいない。どうして。この時間帯魔物も動いていないのに…‼」


苺が声を上げ何かに気づいた。


「どうした?何かあったのか?」


苺は3人が寝ていたベッドに近づき何かを拾い上げた。

俺にそれを見せる時苺の手は震えていた。


紙にはこう書かれていた

『3人チビ返してほしければ野山の頂上に来ることだ一週間後に来なかったらこいつらを殺すことにする。期限を守れ。』


要求には『俺の娘を見つけてこい。  ヘドロ』


「苺ヘドロって…」


「ここの国の最強といわれる魔物、下級の魔物は皆そのヘドロという魔物の手下なの、そして野山には上級の魔物しかいないわ。2人だけじゃ1日も持たないよ。」


泣き声で訴えられる。

苺は真っ赤な髪の毛を引っ張る。長くきれいな髪の毛だが次の瞬間色が変わった。
青色に…


「海斗速くいくよ。」


さっきのおどおどしたいちごじゃない。なにかが苺を動かしたのだ。
家から出ていく苺をとお目に見てさっきまで見ていたベッドを見てみた。半信半疑だった…


血がべとーとついていた…

きっと3人のうちの1人の血だろうか…


この出血の量なら一週間ももたないだろ…


「一ついい忘れてたけど…私狼族だから…髪の毛の色はしょっちゅう変わるから気にしないで。」


「ああ、分かった。髪の毛切ってきたのか?」


さっきの短時間で髪の毛が短くなっていた。


「こっちの方が戦いやすいでしょ?早く行くよ、いつまでもそれ見ていたら前に行けないよ。」


苺は俺が出るのを見て葉っぱのカーテンを閉めた。


「野山ここのすぐ後ろにあるから、屋根の上にのって。」


いわれた通り登っていくとすぐ前に洞窟があった。


「苺ここか?」


俺が聞くとすぐ後ろに苺が立っていた。さすが狼というかなんていうか。女とは思えない身体能力


「うん、ここ、ほら、血がついてる。これはきっと生意気な涼太(りょうた)の血ねロシアから来た子よ。1人だけ髪の色が金髪だったでしょ?その子。」


俺に向ける苺の目は、奥が光っていた。親のように話す苺、顔には出してはいないけど…心配してる。
早く見つけてあげないと…


「私鼻は効くから何でも言って。」


「分かった。」


進んでいくと(ゴブリン)達とはかくが違った。出てくる魔物は中級になっていた。
さっき弱音を吐いていた苺は1日も持たないと言っていた。


「俺らでホントにここイケるのか?」


「いけないわね。」


即答で返してきた苺ビックリして足を止めてしまった。


「じゃあ、どーして?」


「このさきにアナタと同じ旅人がいたはずよ。ここにすんでいる人が。」


指をさした先には一軒の小屋があった、木できた家がぼろぼろになっていて誰かが住んでいるとは俺には思えなかったが…

数分すると誰かが出てきた。


「旅人さん‼私。ここら辺でチビとヘドロみていない?」


知り合いなら知り合いって言ってよ…


「おお、先月ぶりだな。ヘドロか、見たなさっき俺見て逃げて行ったぞ。」


どういうこと?


「やっぱり、チビ達いなかった?」


「さー。そこまではまさか。」


旅人さんはヘドロの要件を知っているみたいだ…
昔も同じことがあったのだろうか…


「分かった少しまってろ。準備してくるから。」


旅人さんが家に入っていくと苺と目があった


「やっぱり、旅人さんなら話に乗ると思ったわ。」


なんか、顔怖いっすよ。


「海斗あのね…あんまりそんな眼で見るのやめてくれる?」


「わ、ワリーでも、どうして分かったんだ?」


「前もね、一回だけ合ったの。けど、そんなことすっかり忘れていたわ。」


今の台詞旅人さんが聞いたら泣くよ。
俺が聞いたら泣くもん。


「おまたせ苺ちゃんよっし、助けに行くか。」


俺たちは先に進むがこの人のおかげなのかわからにが魔物が一向に襲ってこない


「青年名前は?」


「俺は海里 海斗、おっさんは?」


「お、おっさん‼ま。俺は今畏里 正(いまいざと せい)だアメリカからここにきた。苺ちゃんのフィアンセってことで。」


「違うから気にしないで3o代のおっさんだから、それより名前伏せてたんじゃないの?」


「もう、消えてからいいんだよ。」


どこか遠い目で見ている。

走っていると先に止まったのは苺だった


「この先涼太の匂いがするわ。」


そう言った苺の横でおっさんが何かを出した


「白魔法だよ、ここらでは腕が効いてるのよこのおっさん。」


「2人でおっさん辞めてくれないかな?じゃあ、するよ。」


呪文を唱え始めたおっさんの下には小さな魔法人が浮かんでいた。


「おっさん、何やってるの?」


「…私にもわからないわ初めて見るから、」


それもそうだよね一緒に行動してたことさえ忘れていたんだからね。


「なんか今海斗の心の声が聞こえたのは気のせいかな?」


「、き、気のせいだよ。」


苺の豹変した顔。ホントに聞こえたみたいだ


「まぁいいけど、」

海龍~かいりゅう~1

新しいキャラ登場なう

海龍~かいりゅう~1

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-11-28

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