義母の小保方晴美と俊二

一話・二話・三話・四話・五話・六話完結

【義母の小保方晴美と俊二】



【1話】


 黒いガーター紐付きボディースーツに身を包んだ小保方晴美は寝室ベッドの横に立つと、右脚を包む黒いストッキングからガーター紐を外そうとしてた。

 そしてその目前、黒いストッキングに包まれた左脚の太ももに絡み付くように頬擦りして匂いを嗅ぐ義理の息子の俊二がいて、小保方晴美は恥ずかしい部分から奪われる体温(におい)に戸惑いを隠せなかった。

 小保方晴美・三十歳。 身長百六十八センチのボディーはメリハリのハッキリした、いわゆる熟した身体だったが、対する義理の息子の俊二は百七十五センチの細身の十六歳で出張の多い実父に隠れては肌を晴美と重ねていたものの、一つになることは避けていた。

 そんな俊二を大人の目で見下ろす晴美はクールにして若干の羞恥心に頬を紅く染めつつもその気品さを保ち続けた。 ストッキングそして脚フェチの俊二にはそれが至福の時でもあった。

 二つのガーター紐を外しベッドの上に脱ぎ捨てた黒いストッキングを両手に抱え顔を埋める俊二を前に、小保方晴美は自らの匂いを嗅ぎウットリしている俊二の前で、黒いボディースーツの肩紐を外し豊満な乳房を晒し右腕で乳房を隠しつつ左手でクロッチのボタンを外すと、その熟した身体からボディースーツを自ら剥ぎ取った。

 俊二は剥がされ放り投げられたボディースーツを慌てて拾い上げると、黒い二枚のストッキングを口中に入れ味わいつつボディースーツの内側に染込んだ晴美の香り引き寄せられ顔を埋めた。 甘酸っぱいフルーティーな香りが俊二の顔を包みいつしか俊二は下半身を包むズボンの中、トランクスの下で勃起した肉棒から生臭い男の液体を射精していた。

 そんな俊二の前で、小さなスキャンティー姿の晴美は俊二に背中を向けると、箪笥から出した黒いスリップで柔肌を覆い隠すと、その熟した身体をスッポリと黒系のワンピースで覆い包んだ。 すると俊二は晴美の後ろからワンピースの中に両手を入れ晴美からスキャンティーを一気に剥ぎ取って降ろすと、再びベッドの方へ身体を向け濃厚な程に染込んだ晴美の香りと汚れに顔を埋め大きな呼吸音を立てた。

 小保方晴美は自ら剥ぎ取られたスキャンティーの匂いを嗅ぐ俊二の鼻音に赤面しつつ、背中を向けたまま両手をワンピースの裾の中に入れると、除菌シートで恥ずかしい部分を何度か拭き取って箪笥から出した黒いレースのパンティーでその部分を包んだ。 年齢差、十四歳と言う若い義理の母親の恥ずべき匂いと味で二度の射精をした俊二は慌てて、晴美から逃げるようにそのまま寝室から立ち去った。

 そして残された俊二の唾液でグチャグチャになった二枚の黒いストッキングとスキヤンティーを指先で拾い上げると、そのまま洗濯籠に放り込んでベッドの上に残された嗅ぎ尽くされた黒いボディースーツを横目に、黒いパンティーストッキングで下半身を覆った。 小保方晴美にとって俊二はペットのような存在だった。

 晴美の仕事は動物細胞を研究する国の機関での研究員であって、その内容は家族である俊二にさえも明かされることは無く外務官僚の主でさえも知ることは許されなかった。 そして晴美の主である小保方俊夫四十歳は一年に数回程度はか帰宅できないほどの過剰な死後に追われていた。 

 俊夫と愛し合って結婚したはずの晴美は、十六歳の俊二の面倒を見るために結婚したのと同じであって、心中では離婚も視野に入っていたが、自分を愛してくれる俊二が気がかりで離婚を口にすることが出来なかった。 

 周囲から見ても年の離れた仲良しの姉と弟にしか見えない二人だったが、海外へ出張に出ている主である俊夫からの電話は週に一度、それも「変わりは無いか?」と、言うだけの会話だったことで晴美は既に俊夫への愛は存在していなかった。

 

【二話】



 晴美と俊二の二人は恋人同士のように手を繋ぎ高校帰りの俊二と待ち合わせてスーパーへ買い物に出かけたが、周囲の客達は晴美を見るなり喉をゴクリと鳴らした。

 優しい笑顔と愛想の良さで店員達からも知られている晴美だったが、周囲に存在する俊二と同年代の少年達は皆、晴美を見て俊二を羨ましそうに眺めていた。

「俊二くーーーん♪」
 名前を呼ぶ声に後ろを振り向くと、ソコには学年で一、二位を争う美少女の吉村智子がいた。

「お姉さんとお買い物?」
 何も知らない智子は美しい晴美に頭を下げると声を細めた。

 そして「俺の母さんだよ」と、紹介した瞬間の智子はその年齢差と美貌に一瞬固まった。

 俊二は同級生の智子を晴美に紹介し終えると智子に「誰にも言うなよ!」と、口止めして耳たぶに軽いキスをした。

 智子は俊二に片思いする同級生だったが、智子の気持ちを知りつつも俊二の心は「晴美」に釘付けになっていた。

 だが、そんな智子と俊二は誰にも明かすことの出来ない男女の仲でもあった。

 晴子と手を繫いで品定めをする俊二の逆手を握る智子もまた一人の女であった。


「いいか! 真面目に母さんのことを誰にも言うなよ! もし喋ったらお前とも終わりだからな!」
 スーパーの出口で耳打ちした俊二に智子は不思議な疑念を抱いた。

「まあね~ あんなに若くて綺麗なお母さんがいるなんて知れたら大変だもんね♪ その代わり、偶には私も構って欲しいなあ~♪」
 人目もはばからず俊二の手を両手で引いて振る智子は、俊二が義母(はるみ)にぞっこんであることを承知していた。

「わかったよ! 今度、お前を可愛がる時は事前にメールするから、今日のことは忘れろ! いいな!」
 智子は俊二の義母である晴美に俄かに焼餅を焼きつつも、俊二に抱いて貰えることに頭が一杯になっていた。


 そして帰り道。


「俊ちゃんの彼女? 何だか焼けるなあ~♪」
 晴美の言葉に一瞬、ドキッとした俊二は不機嫌そうな顔を見せた。

「俺の彼女はお前だろ! アレはただの同級生だよ! 気分悪いこと言うなよ全く!」
 両手に買い物袋を持つ俊二は両腕を広げておどけて見せた。


 そしてその夜、風呂と夕飯を済ませた俊介は一戸建て二階の自分の部屋で宿題をし、ベッドにうつ伏せになって黒いストッキングに包まれた両脚を振って宿題をする俊二を横目に酔い覚ましをしていた晴美に口を開いた。


「今夜はここで寝るのか!?」
 晴美を見ることなく背中越しに晴美に聞いた。

「ああ。 うん。 どっちで寝ても俊ちゃんがくるから同じだし… ねえ、智子ちゃんの中にはもう入ったの?」
 うつ伏せで両脚をパタパタとフリつつ左側にいる俊二に尋ねた晴美。

「つまんねえこと聴くなよ! 溜まってたから出すのに使っただけだよ…」
 教科書にアンダーラインを引きつつ後ろ向きのまま語る俊二。

「そう? 貴方にとって智子ちゃんはテイッシュペーパーみたいなもんななんだね♪ でも溜まってるなら私の中に出せばいいのに…」
 智子に焼餅を焼きつつセックスを誘う晴美。

「アホ抜かせ! 仮には義理の母親だろが! 中に入れる訳ねえだろ!」
 不機嫌な声を出す瞬時。

「ぷっ♪ 隅々まで味見はするくせに~♪ あはははははは♪」
 噴出す晴美。

「そうだよ! せめて味見くらいはしないと狂い死しそうだあ! だからお前には擬似棒(アレ)を勝ってやったろう! 最後は自分で済ませるんだな!」
 一瞬チラッと後ろを振り向いて直ぐに教科書を首を振った俊二。

「私も俊ちゃんに入れて欲しいなあ~♪ 俊ちゃんの硬いモノが入ったら感激して泣いちゃうかも♪」
 ベッドから降りて椅子に座る俊二に背後からおぶさる晴美は、服の上から俊二の乳首を転がした。

「後で味見してやるから我慢しろって!」
 晴美を振り払おうとする俊二に晴美は必死にしがみ付いた。

「私のアソコ… 蒸れてるよ… 早く綺麗にして… お願い…」
 俊二の耳元でささやく晴美。

「くそ! 勉強にならん!!」
 突然椅子から立ち上がった俊二は晴美を抱いてベッドに放り投げると、そのまま身体を彼女に重ねスカートの中に手を入れ口付けをした。

 俊二は自らの舌を晴美の舌と絡み合わせ互いの唾液を交換しあった。



【三話】



 小保方晴美は俊二に内緒で仕事を家に持ち込んで居たのを俊二に知られてしまっていた。

 俊二は何の研究をしているのか解からないことである種の恐怖にも似た感覚を覚えていたことで、その剣幕は異様なほどだった。

 そしてそれをなだめるために、本来は家族にも話してはならない研究課題を義母であり彼女でもある晴美は俊二に打ち明けた。

「そ! そんな馬鹿な! そんなの出来っこないだろ! 付くならもっとマシな嘘をつけよ!!」
 俊二は晴美が漏らした国家レベルの研究課題に耳を疑いそして同時に晴美をも疑った。

「信じられないのも無理は無いわ… でもこれは事実出し、研究所から私が任せられている研究なの。 そしてそれは成功した… マウス実験では成功したけど人間に対しての臨床試験はこれからなの。 そしてその細胞の名はスポット細胞と私が命名した…」
 一階の寝室横の父親の書斎で話を聞いた俊二は青ざめた表情を露にして椅子に座り込んだ。

「スポット細胞は誰かから採取した細胞… そうね。 髪の毛の一本からでも作れてそれを相手に投与することで数日間から数ヶ月間、その人の身体に潜伏させることが出来る… 恐らく世界初のスポット細胞…」
 晴美の話を聞きつつ椅子に座り込んだ俊二は瞬きするこも忘れた。

「それって… 一時的に性転換出来るってモノじゃなく、完璧にその人に隅々まで同じになるってことなのか? だったら場合に依っては、俺の身体に晴美(おまえ)から採取した細胞でスポット細胞を作って俺に投与したら俺は感べきに晴美(おまえ)になっちまうってことなのか!?」
 一瞬、顔を上げた俊二に無言で頷く晴美。

「元々は諜報活動用に研究開発されたモノで、例えば何処かの国や大使館に潜入する時にターゲットに変身して情報を集める… この極秘プロジェクトには数千億円の研究費用が投じられている… そして私は遂にその開発に成功した… このスポット細胞を利用して応用すればありとあらゆる変身… 例えば身近なところで言えば、性同一障害者の治療。 今までは外科的に形を変えるだけのモノが完璧な女性… 生理もあって子供も生める身体にもなる…  勿論逆もあるわ。 女性から男性へと男性の機能をそのままに変身することが可能なのよ。 そして私は極秘でこの書斎で論文を書いていたの…」
 うな垂れて話しに聞き入る俊二の横の椅子に腰掛けた晴美は脚組して両手で膝を支えた。


 一分間が経過した頃、突然俊二が顔を上げた。


「俺で! 俺で実験しろ! 晴美(おまえ)の成功の役に立つなら俺は命を晴美(おまえ)に預けられる!」
 左側で脚組する晴美を抱きしめて激白した俊二と、戸惑う晴美。

「馬鹿なことを言わないで! これは個人の絡むな問題じゃあないの! 下手に私が貴方に話したことが知られれば間違いなく、私も貴方も公安に抹殺されるわ… まあ、成功すれば免責はあるかもしれないけど…」
 俊二を押し放して大声を発した晴美。

 
 それから数時間が経過した。


「本当にいいのね! 失敗したら貴方は死ぬかもしれないのよ!! ましてや普通の病院では手当も出来ないのよ!!」
 晴美の言葉に無言でゆっくりと頷いた俊二は晴美の目を見据えた。

「世界中が晴美(おまえ)を否定しても俺は晴美(おまえ)を肯定するよ!!」
 俊二は自分を見つめる晴美を抱きしめ口付けし舌を絡めた。

 晴美は心の中で、俊二が諦めてくれることを祈りつつ俊二から採取した髪の毛でスポット栽培を書斎に独りこもって作り始めた。

 俊二は心の中で晴美のスポット細胞が完成するのを只管、一週間待ち続けた。


 一週間が経過した。


「後は貴方にこれを投与するだけ… 最初は四十度近い高熱に見舞われるけど熱で死に至ることはないわ… 投与してから徐々に熱が引いて十二時間後、貴方は完璧な私になるわ…」
 二階の俊二の部屋のベッドに身体を横たえさせた晴美は注射器の中のスペット細胞と俊二の顔を見往復した。

 俊二は晴美の言った通り数分後に四十度近い高熱と激しい筋肉と骨の軋むような激痛に首を、そして全身を左右に振って脂汗を額に浮き立たせた。

 そしてビデオカメラを手に持つ晴美の見ている目の前で百七十五センチの俊二はベッドの上でキリキリと言う鈍い音を立てて縮み始め、晴美同様の百六十八センチへと身体を萎縮させた。

 顔や体形、そして髪の毛の一本に至るまで晴美の前で俊二は変身を遂げて行った。

 心電図、血圧に若干の異常を見せつつ俊二は第二の小保方晴美へとその容姿を変えていった。

 そして十二時間後、汗だくで眠っている俊二から衣類を全て剥ぎ取った晴美は、隅から隅まで全く同じ自分のコピーである俊二を見て成功に目を畝ませた。

「計算どうりなら変身時間は三日間ね…」
 割烹着に身を包んだ小保方晴美は心の中で呟くと、撮り続けた数台のビデオと医療機器から出たデーターの収集に取り掛かりつつ、俊二の両脚を開いて性器の形やその中にまで器具を挿入して観察した。

 そして十四時間後、一度は目を覚ました俊二だったがその激しい疲労感から再び眠りに就いた。

 晴美は不眠不休で女性(じぶん)になった俊二を見守りつつ情報収集に追われた。

 それから数時間後、目を覚ました全裸の俊二は呆然しつつ、上半身を起こすと、論文に打ち込む晴美を見てから自らの乳房に目を釘付けにし、開いた両足の真ん中にある女性器にカラカラに乾いた喉をゴクリと鳴らした。

 そして恥ずかしい割れ目に右手の中指を滑らせ全身を大きくビク付かせると、その指の匂いを嗅ぎ口の中に入れて味わった。

 完璧なほどに感べきに匂いと味は晴美そのものだったことに放心状態に俊二は陥った。

 
「晴美… 水… 水をくれ…」
 声を振るわせめ俊二にハッと気付いた晴美は慌ててペットボトルを手渡した。

 晴美は喉をゴクゴクと音を立てて水を飲み干す俊二のプリプリと揺れる柔らかな乳房に目を釘付けにした。


「成功だわ…」


 晴美の囁く言葉を耳にした俊二はニッコリと愛らしく笑みを浮かべ開いていた両足を斜め座りにして恥らった。

 スポット細胞はこうして臨床試験を極秘に成功させた。

 


【四話】


 

 小保方家の一階の居間には二人の晴美がいた。
 
 晴美(おんな)になって一晩経過した俊二は下着も衣類も全て寸法の一致する晴美のモノを着衣していたが、メリハリのあるボディーにバランス調節を強いられても居た。

 歩くたびにプリプリプルプルと柔らかく揺れる身体は、男とはまるで違う様子を晴美に見せつけ、晴美は苦笑する場面もシバシバあった。 

「いい! 私は仕事に行くけど、今回のこと他人に話したりしないこと! それと、余り私の身体で遊ばないこと! いいわね!!」
 晴美は玄関先で立ち止まって中に居る俊二の目を見て言葉に力を込めた。

「解かってるって! 箪笥の奥に隠してある擬似ペニスとか入れて遊んだりしないから心配すんなって! あっははははは♪」
 ジロリと睨み付けた晴美から目を反らして笑うのをやめた俊二し無言で頷いた。

 そして晴美が出勤して二時間は我慢していた俊二は、家中の鍵を点検して掛け直してそのまま一階の寝室へと駆け込みベッドに飛び乗った。

 ベッドの上で仰向けになった俊二は天井を見つめ横目で化粧台に映る自分を見てウットリした。

 両脚の膝を立てて左右に振るたびにプリンプリンする黒いパンストに包まれた下半身と、無造作に揺れる豊満な乳房になぜか感動を覚えつつ、右手の指を股間に滑らせた。

 黒いパンティーストッキングに包まれたスキャンティー越しの陰部は、俊二がこれまでに経験したことのない激しい快感をもたらし、快感をもっと得ようとシーム沿って中指を忙しく滑らせた。


「ああんっ!!」


 突然、無意識に発した自分のヨガリ声に驚いて指を止めた俊二は、両腕で胸を抱いてドキドキする鼓動を腕に感じた。


「女って凄いんだな…」


 散々、晴美の身体を味見してきた俊二だったが、改めて晴美の快感を自分で感じ気がした。

 パンストに包まれたスキャンティー越し「指で擦っただけの快感がこれなら直に触れたらどんなんだろう」と、当然のように重いつつ、黒いパンスト越しに滑らせる指の感覚に両脚を内側にギュッとして無言で身悶えした。

 晴美が死五度に出てから数時間、俊二はベッドの上で様々なポーズをし様々な独りプレイに夢中になった。

 そしてスキャンティーの内側がグッショリとぬれていることに気付いた俊二は、慌てて全裸になると箪笥の奥に仕舞ってある擬似ペニスを手に再びベッドに戻った。

 胸中をドキドキさせながら開いた両足の真ん中に擬似ペニスの先を滑らせると「クチュクチュ!」と、恥ずかしいほどの半濁音が耳と肌に伝わり、その気持ち良さに俊二は体内に入る擬似ペニスに恐怖を抱くことなく一気に「ズブリユウゥー!!」と、奥まで挿入した。


「あひいぃ! ああああーーーーーん!!」


 腰と首を仰け反らせた俊二は最初の挿入で脳裏を真っ白にし両脚の爪先は骨が折れるほどに閉じられた。

 そして数分間、動けぬままに脳裏と体内に発生した電撃的衝撃に身動きできずにいたが、挿入した擬似ペニスを恐る恐る抜く瞬間も凄まじい快感が俊二を待ち構え居ていたことで俊二は激しいエクスタシーにそのまま失神してしまった。

 擬似ペニスを挿入と抜き出しをしつつ乳房を揉見回し乳首を弄ろうと考えていた俊二は、女性の快感がそんな生易しいモノではないことを意識を取り戻した後で全身を震わせて気付いた。

 俊二は擬似ペニスを備え付けのトイレの手洗い用の水で洗うと、元の場所に戻しつつグッショリと濡れたスキャンティーと着替え下着をもってバスルームへと移動した。

 ノーブラ全裸の俊二はフラフラとバランスの取れない状態で壁伝いに脚を進め、脱衣場に到着して改めて自分の履いていたスキャンティーに顔を埋めると、愛する晴美と寸分違わぬ匂いと味にムシャブリついてチュゥーチュウーと味わった。

 自分で履いたスキャンティーとは言いつつも、完全に晴美のモノだった。

 そして鏡の前で自らを見回した俊二は割れ目の感度を上げないように泡立てたスポンジで洗い流すと、安堵感から思わず豊満な乳房のセンターを泡立ちで手を滑らせた。

 
「ビクンッ!! あああああーんっ!!」


 乳首は一瞬にして勃起し俊二はその場に崩れ椅子から床に落ちて尻餅つて胸中をドキドキさせ「こんな身体であと二日も耐えるのか!?」と、早く元の姿に戻りたいと重いつつも少し左右に揺らすだけでプリンのように震える全身に喉を鳴らし持ち上げた自らの乳首に吸い付いた。


「あひいぃ!!」


 コリコリした乳首の触感が脳に伝わる前に浴室に恥ずかしい鳴き声を奏でた俊二は赤面して振るえる手でシャワーを御湯から真水に切り替え、火照ったからだを冷やした。

 そして浴室から出た俊二は全身を水で冷やした状態で脱衣場に来ると、寒気を覚えつつ薄生地の黒いスキャンティーで恥ずべき部分を包むと、そのボディーを以前、晴美が着けていたのと同じガーター紐付きの黒いボディースーツで覆った。 そして片脚ずつ不慣れな手つきで黒いガーター用のストッキングを止め具にセットすると、黒いタイトスカートを腰に巻いて白いブラウスで身体を温めつつ脱衣場を後にした。


 そしてリビングに足を踏み入れた瞬間、俊二は背筋を凍り付かせた。


「急に外務省(こっち)に用が出来てな急遽帰国したんだが、シャワーでも浴びていたのか? さあ、こっちにおいで♪」
 ソファーでノートパソコンを弄っていた俊二の父親である俊夫は、風呂上りの俊二(はるみ)を見てパソコンを左側に置くと手招きして呼びつけた。

「いつになく美しいな… お前は当に俺なんか愛していないことは百も承知しているがも今は未だ、俺の妻なんだからその辺のところはわきまえて貰いたいもんだ… ああ。 そう言えば今日は研究所(しごと)は休みなのか? それに俊二の姿も見えないようだが…」
 俊夫の右側に座った俊二(はるみ)を右腕に抱き寄せた俊夫は口付けをしようとしたが、俊二(はるみ)は咄嗟にそれをかわした。

 俊二(はるみ)は顔色を真っ青にしてスカートの中に手を入れる父親(としお)の触手に全身を石地蔵のように固くした。

「おいおい♪ 主の久々の帰宅に御挨拶だなあ~♪ 俊二が留守なら丁度いい、久々に可愛がってやるとするか♪」
 父親(としお)は俊二(はるみ)の左手を握るとそのまま寝室へ連れ込もうとした。

「今っ! 俊ちゃん戻って来るわ! 夜まで待ってちょうだい…」
 引き摺られつつ咄嗟についた嘘に、父親(としお)はその足を止めリビングに再び戻ると、ソファーに右側に俊二(はるみ)を再び座らせた。

 そして次の瞬間、俊二(はるみ)の身体は宙を舞い気付けば、父親(としお)に御姫様抱っこされていた。

「ちょっ! 昼間っから! 非常識だわ!」
 左腕で俊二(はるみ)を抱いてスカートに右手を入れた父親(としお)に俊二(はるみ)は声を発した。

 だが父親(としお)は怯むことなくスカートノ中に入れた手の中指を俊二(はるみ)の恥ずかしい縦割れに滑らせた。

「ああんっ! 嫌ぁーんやめてえぇー!」
 俊二(はるみ)は無意識に晴美(おんな)言葉を使い拒絶したが、何も知らない父親(としお)は俊二(はるみ)のイキャンティーの中に強引に中指を入れ滑らせた。

「あひいいぃぃ! 嫌! 嫌ああーーーん!!」
 身をよじって逃げようとする俊二(はるみ)の身体は父親(としお)の左腕にガッシリと抱きかかえられていた。

 俊二(はるみ)は尻の下にある硬いモノの存在に危機感を強め何とか逃げなくては犯されると必死にもがいたが、その弾みで左脚のガーター止具が突然外れ父親(としお)の右手は俊二(はるみ)からスキャンティーを外そうと手探りしたが、ボディースーツを着けていた俊二(はるみ)はクロッチを外される前に何とか父親(としお)から逃げることに成功したが、次の瞬間、父親(としお)の怒声に俊二(はるみ)は身を縮めた。


「いい加減にしろ!! 亭主から逃げる妻が何処にいるんだ!! そんなに嫌ならいつでも別れてやるぞ!!」

 
 俊二(はるみ)は乱れた服装のまま、父親(としお)から一メートルほど離れて両腕を前に「夜まで待って頂戴…」と、頭を下げた。

 父親(としお)は不機嫌な洗い吐息をしてパソコンを膝の上に置くと、硬くなったモノを押し付け俊二(はるみ)を睨み付けた。

「こんなとこ俊ちゃんに見られたら… ぅぅぅぅううう……」
 突然溢れた涙を堪えることが出来なかった俊二(はるみ)は口元を押さえて一階の寝室へと走って立ち去ると、内側から鍵を掛けドアを背に自分のとった行動に唖然としつつ涙を拭いた。

 そして恥ずべき部分に残る実の父親の指の感触に背筋を声ら背つつ、落ち着きを取り戻すと慌てて晴美の勤めている研究所(しごとば)に携帯から電話をした。

 状況を聞いた本物の晴美は仰天して呆然としたが論文の製作に時間が掛かり下手すれば今夜は帰れないかもと俊二(はるみ)を更に超仰天させた。

 このまま夜になれば否応無く実の父親に無理矢理にでも犯されることを前提に、俊二(はるみ)は窮地に陥った。


【六話】


『このままじゃ俊ちゃんが犯られちゃう!!』

 晴美は笹川センター副所長から離れ携帯メールに胸騒ぎを覚えた頃、自宅で俊夫に戦々恐々とする晴美(しゅんじ)は、子供の頃に両親に内緒で入った自室の押入れの天井の点検口を思い出し、そこへ物資の入ったバックと寝袋と懐中電灯を持って進入を果たした。

 精力満々の俊夫に気付かれずに進入した二階の天井裏は、狭いながらも身を隠すには絶好の場所で晴美化して行く俊二は安堵出来る空間であった。

 だが、就寝時間になっても一向に寝室に現れない晴美(しゅんじ)に業を煮やした俊夫は家中を目を血走らせて探し回り、玄関から消えている晴美のサンダルに両手に握った拳をプルプルと震わせていた。

 家中でドタドタと足音を立てて走り回る俊夫(ちちおや)の気配は二階の天井裏に潜む晴美(しゅんじ)にもかすかに伝わっていたが、階段を上って俊二の部屋へ足音が入って来た時、晴美(しゅんじ)は息を潜め寝袋の中に入っている身体を硬直させた。

 そして再び足音が隣室の書斎に向かうと「ホッ」と、胸を撫で下ろし携帯で難を逃れたことを晴美(ほんもの)に発信し携帯の電源を落とした。

 結局、晴美(しゅんじ)のサンダルがないことから家中に居ないと悟った俊夫は已む無く洗濯場から持ってきた、晴美(しゅんじ)の使用済みのスキャンティーをオカズに寝室のベッドで寂しい夜を過ごした。

 そしてその翌日、徹夜仕事を終え小保方晴美が帰宅したのは午前七時頃だったが、別に同伴者が居たことに俊夫は驚いたが、家中に入った妻であり俊二の義母である晴美と副センター長の笹川の二人に聞かされた内容に、寝起きのままの俊夫は髪を逆立てて仰天し震撼して顔を引きつらせた。

 ソファーに笹川と並んで座る晴美は携帯で天井裏に潜んでいる晴美(しゅんじ)に連絡を取り、降りてくるように話すと数分後、父親の俊夫と義母の晴美、そして副センター長の笹川の前に小保方晴美に瓜二つの晴美(しゅんじ)が現れたことで、俊夫は再び髪の毛を逆立て震撼した。

 
「ご主人の驚きは最もですが、これは世界を震撼させるスポット細胞の成せる技なのですが、残念ながら国防に関わることですので今回は特別にその存在を明かしましたが、ご主人も外務省(やくにん)なら他言無用は既に承知のことと思います…」
 副センター長の笹川は銀縁メガネのフレームを直しつつ、俊夫の目に視線を合わせたが、数秒後、声を震わせた。


「お前… お前、俊二なのか!? 本当なのか!? そ! そうなのか!?」
 髪の毛を逆立てる寝巻き姿の俊夫は晴美そっくりの俊二に声を震わせた。

 すると晴美(しゅんじ)が一言、呟いた。

「何を言ってるの? アナタ~♪ 私は晴美… もう! 寝ぼけているの~!?」
 晴美と笹川は副作用の出てしまっている晴美(しゅんじ)に呆然としてその様子に見入った。

 そして更に。

「あらぁ~♪ お客様? 気付かなくてごめんなさい♪ 直ぐにお茶の… でも… 私によく似てますわね♪ うふふふふふふ~♪」
 晴美(しゅんじ)は晴美(ほんもの)と笹川を見てニッコリと笑むと挨拶をしてそのままキッチンへと移動した。

「確かに副作用が出たいますが、アレは時間の問題です。 あと半日ほどでスポット細胞は消滅するはずです!」
 晴美(ほんもの)は隣りに座る笹川副センター長に落ち着いた表情を見せた。

 だがあわや自分の息子の尻を一日中追い回していた父親で主の俊夫の衝撃は想像をはるかに超え、その場で失神してしまった。


 そして数日後。

 
「はぁ? 何のことですか? 貴方は帰宅してその日の夜から体調を崩して意識を失って… ですから今日で三日間、病院(ここ)に入院していたんですよ~!」
 意識を取り戻した父親で主の俊夫は、首を左右に振って医師と看護師、そして晴美と俊二を見て「夢か…」と、ポツリと呟いた。

「外務省(やくしょ)には病欠届けは出して置きましたからもう少し安静にして下さいね♪」
 優しい超えを掛けた晴美と、安堵の表情を浮かべる息子の俊二に再び疲れたように眠りに入った俊夫は病室を出て屋上へと移動した。

「小保方俊二君だね? 私は内閣官房の……」
 晴美を横に俊二は漏らしてはならない事実を生涯隠し続ける約束を内閣官房の役人と交わした後、高校と大学を卒業後は晴美と同じ研究所に勤務できる厚遇を同時に約束された。

 
 それから数日後、病院を退院した俊夫は再び海外へと旅立ち、晴美もまた再びスポット細胞の研究に没頭し成果を着々と上げて行った。

 そして後に晴美は副センター長に抜擢され笹川は別の部署へ出世移動した。 更にスポット細胞の実験台として極秘裏に自宅で許可された晴美は、俊二に毎週金曜日の夜にスポット細胞を投与し土曜日の朝から女同士の愛を育むようになっていった。

 平日は男と女の関係でありながら土日だけは女身同士の関係と言う二人の世界は極秘と言う観点から世に出ることはなかった。



【完結】 

義母の小保方晴美と俊二

義母の小保方晴美と俊二

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • サスペンス
  • ミステリー
  • 成人向け
  • 強い暴力的表現
  • 強い性的表現
  • 強い言語・思想的表現
更新日
登録日
2014-04-16

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

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