ピクニックにはうってつけの日
酷く気だるい朝。やっとの思いでベットから起き上がる。右手を顔に当てると、髭が伸びていた。口の中は粘つき、酸っぱい味がした。嫌な一日の始まりを連想させる目覚めだった。何もしたくなかった。
電話を取り、職場に掛けた。すまないが体調が悪いので、今日は休みたいと言った。電話の向こうの上司は小さい声でなにやら文句を言ったが、私には関係のないことだった。繰り返し体調が悪いので休むと言うと、渋々承知した。一応礼を言って受話器を置いた。首を回すと関節から乾いた音がした。
キッチンに立ち、コーヒーと牛乳を半分ずつカップに入れて温めた。立ったままでそれを飲んだが、半分くらい飲んだところで飽きて流しに捨てた。代わりに、ざっとカップを洗ってからそこに半分くらいウィスキーを注いだ。琥珀色のとろりとした液体を、三口ほどで胃の中に落とし込む。胃の中が熱くなり、少しまともな気分になった。カップにもう半分ウィスキーを注ぎ、大粒の氷と炭酸を少し入れて指で混ぜた。
飲み物をちびちびやりながら、ベランダに出た。うだるような8月の朝だった。日差しが肌に当たると焼け付く熱を感じた。ぽりぽりと腹を掻きながら、外の様子を見下ろした。部屋は2階にあったが、特に大したものは見えなかった。普通の住宅が並び、道の向こう側には小さな公園が見えた。一人として通行人の姿もなかった。何か物を食べなくては、とふと思いついたが、特に何かを食べる気分にはなれなかった。
ベランダに立ったまま腹を掻き、風に当たりながら酒を呑んでいると、通りの向こう側から二人連れの少年が歩いてくるのが見えた。二人はちょうど私の部屋の前に来ると、公園の入り口で立ち止まりなにやら立ち話をして笑った。一人は髪を短く刈り上げていて、もう一人は5センチくらいに伸ばしていた。手には揃いの青いスポーツバックを持っていた。二人の顔は何度か見たことがあった。二人とも近所に住んでいて、毎週決まった曜日になると公園で待ち合わせていた。公園前はバスの待合場所になっていて、何人かの子ども達がそこからスイミング・スクールに通っていた。今日は他の子どもはまだ来ていないようで、バスも少し遅れているようだった。二人とも同じような背丈の少年で、Tシャツとハーフパンツという格好だった。そこから伸びる手足は綺麗に日に焼けていた。何を話しているのかは分からなかったが、二人ともやけに楽しそうで、健康に見えた。私は二人を見下ろしながら、酒の続きを呑んだ。
片方の少年が靴紐を結び直すためか、物を拾おうとしたのか、ふいに屈み込むような姿勢になった。すると薄い生地越しに身体の線がはっきりと浮き上がった。尻の間の谷間まではっきりと見えた。少年はなかなか良い形の尻をしていた。その光景に釘付けになったまま、残った酒をぐいと飲み干した。どうしたものか数秒迷い、結局ズボンの前を広げ、昂ぶったものをしごき始めた。手すりが目隠しになり、通りからはこっちでなにをしているのかは見えないはずだった。悪くはなかったが、やはり物足りなかった。もっと間近で見たかった。手を止めて一度ズボンを穿いてから、足早に部屋に戻ると、本棚の奥を探した。そこに双眼鏡が仕舞ってあったはずだ。そんなもの数年間一度も使っていなかった。何のために買ったのかも忘れてしまったが、とにかくやっと目当てのものを見つけた。ケースに積もった埃を手で払い、双眼鏡を手にもう一度ベランダに戻った。
試しに双眼鏡を少年の方に向けて覗いてみる。するとズボンの縫い目が見えそうなくらい目の前に見えた。これでは何も分からない。ダイヤルを動かして何度か試行錯誤すると、やっとちょうどよくなった。手を伸ばしたら触れそうなくらい近くに見えた。目の動きや白い歯の一本一本、足の筋肉の動きから、尻の形まではっきりと見えた。左手で双眼鏡を握り、休まず右手を動かし続けた。こんなに昂ぶったことは今までになかった。しごく度に、どんどん熱く、硬くなっていく。一匹の蛇のようだった。2分ほどで膝が震え始めた。そのまま押さえる間もなく、イッテしまった。ベランダの床に撒き散らした。キッチンに行って何枚かペーパータオルを持ってきて、床を拭いて丸めて捨てた。流しで手を洗ってから、もう一杯酒を濃い目に作った。ベランダの手すりにもたれながら、ごくりとそれを飲み下した。そしてこれで終わったんだ、と思った。さっきはどうかしていたに違いない。これまで少年をネタにしてやったことは無かった。今日は体調もよくない。きっと二日酔いのせいだ……。
見下ろすと、二人の少年はまだ公園の前に立っていた。踵を返してキッチンに行き、冷蔵庫を空けた。ウィスキーを割るために買ってあったペットボトルのコーラが何本か入っていた。コーラを2本取り出して、それぞれの中身を3分の1程捨て、その分のバーボン・ウィスキーを足して蓋を締めた。適当なバックにコーラと、ついでにバーボンの瓶を突っ込み、急いで部屋を出た。
車庫に着くと、仕事で荷物を運ぶ時に使うワンボックス車の鍵を開け、後部座席のチャイルド・ロックをONにして中から開けられないようにした。後部のシートは広げておいた。これで準備が整ったはずだった。筋書きというほどのものは頭の中に用意していなかったが、そんなことは気にならないほど興奮していた。
エンジンをかけ、ゆっくりと車を車庫から出した。その辺を一回りしてから、公園の前に車をつけた。大きく息を吸って、吐いてから車の窓を開けた。二人の少年は、さっきの場所でまだバスを待っていた。車の窓が全て開くと、二人はこちらをじっと見た。私は背中に汗が滲むのを感じながら、出来るだけ愛想の良い笑顔を浮かべようと頑張った。実はバスが時間を間違えてしまって、早く着いて先に行ってしまった。後になって君達二人が乗っていないことに気付いたので、慌てて迎えに来たんだ、と言った。それは自分でもまるっきり嘘みたいに聞こえた。二人は顔を見合わせて、一瞬迷っているように見えたが、結局後部席のドアを開けて車に乗り込んだ。後部ドアが閉まる音を確認すると、すぐに集中ロックを掛け、アクセルを踏み込んで車を走らせた。
とりあえず車を郊外に向かって走らせた。多分方向はこれであっているはずだった。バックミラー越しに二人の様子を見てみると、初めのうちこそ落ち着かなさげだったが、すぐに元の調子で何かを話したり、笑ったりしていた。車の中は熱気でむっとしていたが、薄く窓を開けるだけでクーラーはつけなかった。車の中には段々と甘酸っぱいにおいが充満してきていて、それが鼻をくすぐった。バックミラーの中の二人は段々と汗をかき始めて、時折額を手やTシャツで拭っていた。
交差点で車を停めた時、バックの中からコーラを取り出して蓋を開け、身体を捻って後部席の二人の方へ差し出した。悪いがクーラーが故障してしまっている。暑いと思うので、これでも飲んでいて欲しいと言った。蓋は外したまま二人には渡さなかった。ちゃんと全部飲んでもらわなければ困るのだ。
私は車をできるだけゆっくりと走らせた。細かくハンドルを切ったり、ウィンカーを出したりしながらバックミラーを見た。たぶん二人は炎天下の下でずっとバスを待っていたので、喉が渇いていたのだろう。ボトルの中のコーラが見る見る減っていくのが見えた。アルコールの味やにおいには全く気付いていないみたいだった。ものの10分もしないうちに、二人のボトルはほとんど空になっていた。車内の熱気と、喉の渇きがたちまち酔いになって二人の表情に現れ始めた。二人のうち、髪を短く切っている子の方は少し体力があるのか顔が赤くなっている程度だったが、もう一人の少し髪を伸ばした、華奢な感じの少年の方はてき面に酒が効いていた。顔はそれほど赤くなっていなかったが、目がうつろになり、首は車が揺れるのに合わせてゆらゆらと揺れ動いていた。ほとんど泥酔しているように見えた。私は二人にすっかりアルコールが回ったのを確かめてから、車を少しずつ人気の無い山道に向けて走らせた。
どんどん山道を進んでいると、短髪の子の方が不安な様子で窓の外と私を交互に見つめ始めた。道を間違っているのではないか、と短髪の子が言った。私は黙っていた。一体どこに行こうとしているんだ、とその子はもう一度訊いた。私はやはりそれも無視した。その子はいよいよ不安になったのか、後部席のドアを開けようとした。しかしどれだけ頑張っても開かないと分かると、耳障りな声で罵りながら、私が座っているシートをあらん限りの力で蹴飛ばし出した。車内の蒸し暑さと相まって、それは私をイラつかせた。さっと後ろを振り返ると、左の手のひらでシートを蹴る少年の頬を張った。それほど力を入れたつもりはなかったが、びっくりするくらい大きな乾いた音がした。それと同時に少年は後ろに吹っ飛んでシートに崩れ落ちた。少年はそれからしばらくは放心したように静かにしていたので、私は落ち着いて事を運ぶことが出来た。
5分ほど山道を走り、車を山の中腹くらいにある溜池の横に停めた。ちょうど柳の枝が垂れ下がって日陰になっていて、周りよりは少しは涼しかった。エンジンを止めて鍵を抜くと、おもむろにシートを跨ぎ、後部席に移った。
さっき頬を殴られた少年はじっとシートに寄りかかって静かにしていたが、私が後部席に来るのを見るとぎゃあぎゃあと騒ぎ出した。声変わり前特有の、少し甲高い声だった。手足を押さえておとなしくさせようとしたが、激しく抵抗された。それに車内にどんどんこもる熱気と、少年の金属的な声が余計に私をむかつかせた。反射的に手が出てしまう。鳩尾の辺りに綺麗に左のパンチが入った。少年の口から嘔吐する様な音が聞こえ、口の端から透明な涎が垂れた。それでほとんど抵抗されなくなった。なにしろベランダで一人で扱いていたときからずっと待っていたので、私にはほとんど余裕がなかった。両手で大人しくなった少年の顔を押さえつけると、口を吸った。唾液を啜ると、少し塩の味がした。口を吸い続けながら間近で見ると、少年の顔はずいぶん間が抜けて見えた。髪からは汗の臭いがした。口を吸い続けたまま、少年のシャツを脱がせた。普段から泳いでいるおかげだろう。少年の胸と腹にはなめらかに筋肉がついていた。その小さく膨らんだ感じがよかった。胸のふくらみの先端を口に含む。そのまま腋や腹も撫で摩り、舌で感触を味わった。そこは不思議な味がした。桜の塩漬けを舐めているみたいな味とにおいだった。本当にそういう味がしたのだ。ふと気になり、もう一人の酔って眠り込んでいる少年を見た。彼は額から汗をたらしながら、ぐっすりと眠りこけていた。今の所は、目の前の少年に集中できそうだったので、私は焦らずに続けることにした。
しつこく胸や腹を舐め続けていると、少年はくすぐったそうに身を捩った。感じ始めたのかと思い、下着と一緒にハーフパンツを一気に脱がせると、そこはまだ縮こまったままだった。酒のせいなのか、それともただ怯えていただけなのかもしれない。躊躇なくそれを口に含む。口中で舌で転がし、前歯で甘噛する。そこは少し苦かった。そして塩辛かった。繰り返し刺激を咥え続けると、段々と芯を持ち始めてきた。試しに口を離してみてみると、そこはしっかりと立ち上がっていた。そして粘る透明な液で覆われていて、光を反射して光って見えた。少年の両足を手で割って、まじまじとそこを観察する。その間、少年はずっと手で顔を隠しながら、小さく泣き声を上げていた。それが酷く興奮させられた。私は、自分でも知らず知らずのうちに口の端に小さく笑みを浮かべていた。
気付けば車内はすっかり暑くなってきていた。湯でも沸きそうな暑さだった。薄く窓を開けて、自分もシャツを脱いだ。ついでにズボンも前を広げてしまった。パンツを下げると、すぐに自分のそれが顔を出した。ベランダで扱いていた時とは比べ物にならないくらい張り詰めていた。全体が赤黒く見えるほどだった。先端からは体液が滲んでいた。堪らず少年の両足を高く持ち上げて腰を上げさせると、それを尻と尻の間の肉に挟んだ。そのまま擦り付けるようにして身体を動かす。柔らかいばかりでなく、少し締まった肉の感触が素晴らしかった。滾ったものから体液が溢れ続け、強く擦り付けるたびにそれが音を立てていた。あっという間に我慢の限界を迎えてしまいそうになった。
一度身体を離して呼吸を落ち着けた。大きく息を吸って吐いてから、両手で少年の尻の肉を割って開いた。さっきまで散々擦り付けられて濡れていたせいか、それとも刺激を与えられたおかげで解れていたのか分からないが、意外と抵抗無く先の部分が入っていった。だがすんなりといったのはそこまでで、そこから先は相当窮屈だった。幾ら強引に体を進めようとしても、頑として受け入れようとしなかった。少年は、私が無理やり体に割り入ろうとする度に小さな悲鳴を上げて、両手で私の体を押しのけようともがいていた。その手が煩わしかった。さっと空中で少年の左手を掴み、小指を強く噛んだ。口の中に血の味が広がった。瞬間少年が大きな悲鳴をあげて体が飛び上がり、体の力が緩んだ。試しに腰を前に動かすと、一気に半分くらいまで入ってしまった。後は簡単だった。ゆっくりと前に進み、ついに私のものが全部少年の中に入ってしまった。少年は左手を押さえて泣き喚いていた。なんとも良い気持ちだった。一度入ってしまえば、後は前後に動くことは簡単だった。小さな体を貫くたびに快感が高まってくる。少年の体に出入りする私のものは、最初は透明な液で濡れてきて、次にはそこに少し茶色混じった糞の臭いがする液が混じってきていた。蒸した車内の中で、その糞の臭いはやけに鼻についた。臭いをごまかそうと、助手席に手を伸ばしてバックの中からバーボンの瓶を取り出し、一口煽った。熱く強烈な匂いの液体が喉を通って胃に落ち、そこから鼻に香りが抜けた。それでずいぶんましになった。少年と繋がりながら煽る酒。こんなに美味いものはこの世に無いような気がした。もう一口大きく口に含むと、少年と口を合わせた。片手で鼻をつまみ、もう片手で顔を押さえつける。そうしてからむりやり口を割って、酒を口移しで流し込んだ。少年は抵抗しようとするが、私は簡単に押さえつけてしまう。結局少年は、口移しにされた酒を全部飲み干した。口を離すと、少年はげほげほと咳をした。その顔は、早くも赤くなり始めていた。車の中は、今や少年の汗と糞と酒のにおいで一杯だった。腐敗し始めたフルーツのような、甘酸っぱいにおいだった。アルコールが回り始めると、少年の体から少しずつ力が抜けていくのを感じた。抜き差しを繰り返しながら奥に突き進み続け、ついに私のものが全部少年の尻の中に収まってしまった。両手で少年の足を大きく割り開いてその光景を見つめた。繋がっている部分は引きちぎれそうなくらい広がって丸くなり、少し血が滲んでいた。その様をしっかりと見つめながら、大きく腰を引いた。抜け落ちる寸前まで引き抜いて、次にゆっくりとまた根元まで埋める。それを角度をつけながら、緩急をつけて繰り返した。その度に少年の口からは短い嗚咽のような声が聞こえ、無理矢理割り広げられた部分から湿った音が漏れた。すぐにも終わりが見えてくる。力いっぱい体を少年の体に押し付け、そこで達した。自分でも経験したことの無いような勢いの射精だった。きっと少年の胃にまで届いていたに違いない。全て出し切り、ゆっくりと体を離す。さっきまで私のものを飲み込んでいた部分は、丸く穴が開いたようになって開いたままになっていた。しばらく観察していると、奥の方から白い体液が外へと漏れ出してきた。そこに赤いものが一筋混じっていた。私はそれを見て満足した。
ボトルの栓を開けて、ぐっと一口煽った。窓をより大きく開けると、生暖かい風が吹いていた。池の淀んだ水の臭いと、木と土のにおいがした。辺りの林の中では、何千匹もの蝉が一斉に鳴いていた。それが余計に暑苦しく感じさせた。暑さを紛らわせるために、何度もバーボンのボトルを煽った。湖面で大きな魚が跳ねる音がした。さっきまで私が組み敷いていた方の少年は、肩で息をしながらぐったりとしていた。特に暴れだしそうにも見えなかったが、一応脱がせたズボンで後ろ手に縛っておいた。
もう一人の少年のほうは、ぴくりとも動かないでシートの上で眠り続けていた。暑さと酔いのせいで、白い額には大粒の汗が滲んでいた。黒い前髪が汗に濡れて額に張り付き、眉間には薄っすらと皺が寄っていた。こっちの少年のほうが、少し顔が幼く見えた。少しペースを落としながら酒を舐め、その少年の酔態を眺めていると、徐々に自分が元気を取り戻してくるのが分かった。
おもむろに手を伸ばし、少年のシャツを捲り上げる。白い肌には、先程の少年よりは控えめに筋肉が付いていた。先端には二つの薄赤い突起がついていた。そこを指先で弄ぶと、少し硬くなり盛り上がるのが分かった。口に含んで味わうと、やはり塩の味がした。
少年の胸を吸いながら、片手で少し腰を浮かせて、もう片方の手でハーフパンツと下着をずり下げる。私は思わず目を見張った。少年のそこは完全には立ち上がっていなかったが、既に私のものよりも巨大に見えた。乳首を吸い続けながら、そこを手で擦るとさらにどんどん大きくなっていたった。最後には両手のひらでやっと包み込める程の大きさになった。先端からは透明な液が絶え間なく滲み出ていた。まるで一匹の巨大な魚のように見えた。それを見ると、私は急にその少年とやってみたいという気持ちが萎えてきてしまった。何しろ相手が自分の倍ほども巨大なものを持っているのだから。もっと別のことがしたくなった。
私はさっきまで犯していた短髪の少年の体を起こし、両膝の裏辺りに右手を回して持ち上げた。少年の体は軽かったし、ほとんど抵抗もされなかった。短髪の少年は、懸命に首を捻って私から顔を遠ざけようとしていた。構わず左手でもう一人の少年の巨大なペニスを支え、それを短髪の少年の尻の間に導いた。そこは既に解れていたが、少年の大きな先端を飲み込むには少し苦労しているようだった。添えた手で半ば無理矢理押し込んでやると、つっかかりながらも頭の部分が滑り込んでいった。後は簡単だった。短髪の少年の体を落としてやると、中を割り開きながら30センチはあろうものを飲み込んでしまった。手で触れてきちんと全部入ったことを確認し、もう一度少年の体を持ち上げる。そしてまた体重に任せて体を落とし、巨大なペニスを飲み込ませる。それを繰り返した。私の腕の中の少年は、巨大なものが自分の体の中を突き上げたかと思えば、容赦なく引き抜かれる度にむせるような声を上げていた。足をばたつかせて抵抗しようとはしていたが、私はしっかりと少年の両膝の裏に手を回して締め付けていたので、ほとんど抵抗できていなかった。多分短髪の少年の方は苦しいだけだったと思うが、入れている少年の方はそんなに悪くない気持ちのようだった。相変わらず眉間に皺は寄せていたが、時折首を仰け反らせるように動かし、浅く短く息を吐いていた。二人の少年の喘ぎと呼吸の音と、肉と肉が擦れる音が響いていた。車内はより一層強い二人の少年の汗とアルコールのにおいで一杯だった。そこに相変わらず少しばかりの糞の臭いも混じっていた。車の外では相変わらず無数の蝉が鳴き続けていた。金属的で、妙に感情を逆撫でる音響だった。
試しに二人の少年が繋がっている場所に、私の物を押し当ててみる。何度か押し入ろうと力を込めてみたが、なかなか上手く行かなかった。小さな体を持ち上げて、少年の物を引き抜きながら押し込んでみると、やっと先端の部分が入ったが、あまりにきつくてそれ以上どうしようもなかった。仕方がないので、一度少年の物を全部引き抜いてから私の物を突っ込んだ。良く解れていたおかげで、さっきとは違った感動が生まれた。少年の中はすっかり熱くなっていた。達してしまう寸前まで感触を楽しんでから、一度抜き去って再度少年の物を入れてやった。何度か激しく少年の体を上下に揺さぶると、長髪のほうの少年が短い呻き声を上げて体を弓なりに反らした。同時に私の腕の中の短髪の少年が泣きそうな声を上げた。大きく少年の体を持ち上げて、もう一度私自身が押し入る。そこは先程よりももっとずっと熱くて滑っていた。きっと少年が中で達したに違いない。とても良い具合だった。あっという間に私は少年の中で達してしまった。少年の体に思い切り押し付けながら、中で大きく脈打ちながら最後まで出し切った。達した後も私は30秒くらいの間、そのままじっと動かなかった。
手早く服を着直して、運転席に座り車を走らせた。二人の少年は、シャツとパンツだけを着せて、ズボンで足を縛って池のほとりに置いてきた。手は縛らなかったので、まあ死ぬようなことはないだろう。二人とも喚きもしなかったし、叫びもしなかった。ただ溜池のほとりの木陰の中で、ぐったりと横になっていた。
私はノン・ストップで車を走らせた。途中で何度か赤信号や一時停止を無視した。クラクションを鳴らされたり、怒ったような呆れたような顔で睨み付けられたりしたが、ほとんど気にもとめなかった。とにかく一刻も早く自分の家に帰りたかった。
車庫に車を放り込んで、すぐに熱いシャワーを浴びた。熱い湯が気持ちよかった。なんだか体中に纏わり付いた膜を一枚ずつ剥がしているような気分だった。シャワーから出てバスローブを着ると、そのまま冷蔵庫の中を見た。運のいいことに、シャブリが一本冷えていた。コルクを抜いて適当なグラスを選び、ソファに沈み込む。出掛けた時に開けっ放しにしてきた窓から涼しい風が吹いていた。冷えたワインを流し込みながら、窓の外に耳を澄ませてみる。特に何も聞こえなかった。次に玄関の方に首を回して見てみるが、やはり何の物音も気配もしなかった。仕方がないので、私は誰かが私の名を呼び、ドアをノックするのを待ちながらワインを呑み続けた。
ピクニックにはうってつけの日