縄奥続き

縄奥Ⅵ 開始



て言う感じの本でも書いてみよっかなあ~なんて思ってるだけどどう思う??・・・(機械の横で休憩中の私たち女)
う~ん・・・小説のことなんかまるっきりわかんないけど日記見たいにしてかくのはいいとおもうけどねっ!・・(義母)
だいいち、○○(義母)が69歳って言うのと まあ確かに一声かければ 20軒が40軒でも集まるけどさあー
村が出来ちゃのは 少し大袈裟な気がするって言うか~・・・・(義妹) 
そうそう! オマケに孫まで変態なんて!!  あんまりだわ!!・・・・・(少し口をへの字にする義母)
えっー なーにー それー! じゃー私たちって変態なのおー!??・・・・・(私)
あと! 旦那たちが私たちのこと知ってたって言う想定は 現実味ありすぎてなんか怖いって言うか・・・・(義妹)
亭主と義弟がせっせと機械で穴掘りしてる最中草むらで体育座りしてお喋りしてる私たち・・・・
おーい!! 何やってんだよおー! 早くこっち来て土砂押してくれー!!・・・(機械のマイクで叫ぶ亭主)
ハーイ!! 立ち上がって亭主に手を振って返事する私と義妹・・・・
あれっ?? としたの??・・・・(座って立ち上がろうとしない義母に声を掛けるる私)
何かさあ~・・ 畑にして使うんならいいけど・・・ 畑を掘り返して遊びに使うってのも・・・
何か山を壊してるみたいで・・・・  実は 少し気が引けてるんだよね~ー・・・・(浮かない顔の義母)
○○(義母)も やっぱ そう思う??・・・・・ 実は私もなんだ!! だってここにも山や畑を守ってる神様いるだろうし
そこへ突然 知らない人間が来て大きな機械で穴掘りなんてしちゃったら 何か叱られそうな感じで・・・(私)
実はねえー アタシも朝来たときから 誰かに見られてるような気がしてるんだっ!・・・・(義妹)
確か、この辺りだと天狗様が祭られてる神社があったはずだけど・・・・(義母)
あっ! それだったら 方角的に言うと 義姉さんの家の裏山の もう少し向こう側にあったはずだけど・・・(義妹)
天狗様が睨みをきかしてたりして!!・・・・(義妹)
やっぱり さあー あの子(亭主の幼馴染の神社の息子で跡取り神主)に来て先に御祓いした方が良かったかも
あの子だったら まあ~ 神主だから こう言うこと詳しいと思うのよねえ・・・・(急に心配顔の義母)

おーい!! いい加減にして とっとと 土砂を押せ!!! こらー!!! ・・・・・(マイクで怒る義弟)

でもねー マジであったんだよー! 子供の頃、学校で習ったもの ここら辺でマジで流された神社あったって話し

こらー!! お前らいい加減にしろー!!・・・・(マイクで怒る亭主)

そうそう!! 郷土資料館でもボロボロの白黒の写真見たいなのとか 当時のこと書いた文書とか収められてたし
何でも 凄かったらしいのよ!!  何千人て人達とか馬や牛が一気に水に飲み込まれて流されたんだって・・(義母)
そうそう!! それを 私たちが学校で習ったんだよ だから ちょっとねえー この辺は弄らない方が・・・・・(義妹)
じゃあー どうするの?? 亭主も彼(義弟)も楽しみにしてんだよ・・・ ○○(義母)ちゃんが言うんでしょ!・・(私)
えぇー ちょっとまってよ!! ここはアナタの言えでしょうにー アナタが言えばー!!!・・・・(私に言う義母)
あっ! マズイ!!! 旦那と義兄さん 怒って こっちに来ちゃったよおっ!! ・・・(逃げ出そうとする義妹)
えっ!! 向こうを見た 私と義母の二人・・・ 振り向くと 義妹は逃げて遠くに居た・・・・

おいっ! 時間ねーんだよ!! 半日って約束で格安でレンタしてもらったんだからよおー!! 早くしねーと・・・(亭主)
あっ・・・うん・・・解かってんだけどさぁ・・・(私)  どうした?? 何だか二人とも元気ねえーけど・・(心配する義弟)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・義母が事情を話す・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なーーに 言ってんだか!! そりゃ 向こうの山のふもとの話しだろうよおー・・・・(亭主が指差す)
ここじゃねーよ!! 母さんも全くっ!! 亭主が地図を広げる・・・・
ここが 前の母さんの家・・・ ここが今の母さんの家で ここが小学校で高校がここだろ!!・・・・・(亭主)
でっ! 郷土資料館に奉納されてるのは ここの地区からこっちの地区で 今は住宅街になってるべーや!・・(義弟)
あらっ!・・・・そう?? そうだった!! そうだった!! あちゃー!! ワタシとしたことが・・・・・(目を丸くして照れる義母)
あっはははははは  ごめんごめん!! ワタシに手を合わて謝る義母・・・・・・
ここの 前のオーナーは○○さんて言って○○地区に居て元気だし その前のオーナーもまだ生きてるよ(亭主)
だけどよおー 俺も確かに機械で穴掘りしてて なんつうーか 後ろ髪引かれる思いっつうかあんだよなー(義弟)
お前もか!・・・・ 実は俺もなんだよなあー・・・ まあ もっとも畑は子供の頃からの宝もんだからな!!
そう言うのも実際あるし 畑で苦労して畑に救われて 畑を大切に守ってきたのが この街だし・・・・
畑に対する思いは この街の人間なら誰でも持ってるしなっ!! じゃあー 軽く 上皮だけにしとくか?・・(亭主)
おおっ! それなら畑も許してくれっかも知れんぞっ!! 
私たちはみんな納得の上で上皮だけと言うことで 掘った土を元に戻して半日でコースを完成させた・・・
出来るだけ木は残すようにして アップとダウンそして間借りくねった道や少し深い箇所・・・
数メートルの小山も作った・・・ 勿論 機械で家庭菜園の土壌の入れ替えもみんなでやったところへトレーラーが
終わったあー 終わった!! おわった!! 完成ー!! 思わず手を叩いて喜んじゃう女達・・・・
亭主と義弟はトレーラーの運転手さんと親しげにコースを指指して 語り合っていた・・・
トレーラーは大きな機械を積むと 爆音の上げて ドッドッドッドッーっと去って行った  亭主はトラクターで菜園を
義弟は亭主に言われて街へ中古の車検切れの四駆車を取りに義妹と一緒に出かけた・・・
亭主の運転するトラクターを前に エンジン伐採機で雑草取りする私と義母の二人・・・・
粗方 雑草もとり終わったころ 私は義母と家に入ってお風呂と昼食の用意 亭主は新型のトラクターがよほど
気に入ったらしく トライアルコースを仕上げていた・・・ 台所で野菜を切る義母 それを外に運ぶ私
冷凍庫から鹿肉の塊とジンギスカンを出して自然解凍・・・ ビールも足りるし オニギリも・・・
家の前にシートを引いて アイスボックス置いて ビール瓶の箱を並べてと・・・ 真ん中にブロック並べて炭入れて
お風呂も沸いたし 後は皆が来るのを待つだけ・・・・  亭主の嬉しそうな気持ちが伝わってくる・・・
トラクターの運転で解かる・・・・  あの何でも慎重な亭主が・・・ うわっ! 楽しそうに!・・ ウフフフフ!!
フッと見ると真横に○○(義母)が・・・・ 全然気付かなかった・・・
泣いてる・・・
どおーしたのおー!!?? 急に泣いたりしてー!! 隣に座る義母・・・・ 
一緒に何かするのって久し振りだったから つい 嬉しくてねえー 心にもないこと言ったり馬鹿な意地張ったりで
結局 アンタとの生活もダメになって・・・ ウッウゥゥゥゥゥ・・・(すすり泣く義母)
何?? 私と一緒に暮らしたいってこと!!??・・・・義母の右肩にポンと手を置く私
ウゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ すすり泣きしながら軽く頷く義母
私のこと・・・・愛してる??・・・・(義母の耳元で囁く私)
ウンッ・・・・ウウゥゥゥゥ・・・・・愛してる・・・・・・(頷く義母)
私のことオカズにして何度もオナニーした??!!・・・・(ちょっと意地悪な私)
ウンッ・・・ウゥゥッゥゥゥゥ・・・・・何度も頷く義母
じゃー 何か私に言ってよー!! 言葉にして見て!!??・・・・・(微笑む私)
一緒に・・・・ウゥゥゥ・・・ 一緒に・・・・  一緒に・・・・  一緒に暮らして欲しいのよおぉー!! ウゥゥゥゥ・・(義母)
一緒に居たい・・・ 一緒に過ごしたい・・・・ 一緒に・・・・  一緒に・・・  ヒックッ ヒックッ ヒックッ・・・・
いいよっ!・・・・・ 私もアナタのこと愛してる・・・・ 一緒に暮らそう!! うふふふふふふふふっ!!!
ありがとう・・・ありがとう・・・・ありがとう・・・・・・何度も何度も義母は私に頭を下げた・・・・・・・・・・・・・・・・


義母の肩を引き寄せる私・・・・ ホントはキスして抱きしめたかったけど 向こう側に亭主が居るし・・・・
私は息子(亭主)と母親(義母)の両方から二度もプロポーズされちゃったっ!! 妙な女・・・・・・・・

でも、当然のごとく義妹も漏れなく付いて来るでしょうし・・・・ あぁあーまた問題が・・・ 向こうの義母の家!!!

縄奥6 義母からのプロポーズ・・・




2番目



亭主のトラクターでのコース作りが一段落したころに義弟夫婦が仮ナンバーつけて車検のない四駆車を持って来た
ビィーンビウゥィーン!!・・・・・ 軽自動車らしい音を立ててコースの中に入る義弟・・・・
それを見てコース入り口に戻る亭主・・・・ 四駆車の周りで着車を見ながら楽しげに語りあう亭主と義弟の二人
彼女(義妹)がこっちに向かって来ると同時に四駆車に乗り込んでコースに侵入した亭主と義弟・・・
運転は義弟が・・・ しっかりと掴まってるのかせ解かる亭主・・・
ビウゥィーン・・・ ビウゥイィィーンと元気のいい音を出しながらゆっくりとコースを回り始めた二人・・・
義妹と義母と私の3人で昼食の焼肉のための炭をおこす・・・ 青白い煙がフワフワと漂うと煙から逃げようとあちこち
逃げ回る女達・・・ 煙が真上に昇りだすとブロックで作った炭の周りに集まって みんなでウチワをパタパタと仰ぐ
そうこうしていると義母が あぁ~ん これじゃあーダメよー!! あっはははは・・・義妹までが指差して笑う
へっ? なになになに?? 愕然・・・(私)  ブロックの後ろ側に空気の逃げ道を作ってなかった・・・・
結局、義母と義妹の二人でブロックを積み直して青白い煙ともお別れすることに・・・・

ワタシ・・・ ここに○○(私)と一緒に住みたい・・・・ ブロックの炭を扇ぎながらポツリと呟く義母・・・・・・・・
炭を扇ぐ義妹の手が止まった・・・・・・ アタシ・・・ アタシも○○(私)と一緒に・・ ○○(義母)とも離れたくない・・
いいんじゃない!? 来る者は拒まず!・・・(笑顔の私)
ウチワをパタパタ扇ぎ出した義母と義妹の目からは煙で咽たのか大粒の涙が溢れていた・・・・
そう思う私の目からも・・・・・ ポタポタポタポタポタポタと
ビウゥィィーン! ビッビッビッビッビウウゥゥィィーン!! 亭主と義弟が戻って来た・・・・ 急いで涙を拭う三人だった・・
おぉぉー いいなー いいなー!! 外でバーベキューすんなら ここは最高の場所だなああぁー あっははは・・・
まあなあー 焼肉はこう言う景色のとこが一番だべっ! あははははは・・・・・・  無邪気に笑う兄弟・・・・
さあーて 食うべ 食うべ・・・ ありゃ!! ビールがあるってことは 今日は泊まってもええんかか~??・・・(義弟)
そう言うことっ!・・・ さっ ドンドン食べてよおー!! ビールをアイスボックスから出す義妹と義母・・・
何か 久し振りだなあー 家族っつーか 本家族だけで外で食うのは!! なっ??・・・・(陽気な亭主)
何その 本家族って!! キャハハハハハ 変なのおー!!・・・・(大笑いする義妹)
変か?・・・ 本家族って言う言い方は??・・・・わっははははは・・・・・(ビールを片手に義妹に話す亭主)
そおー ねえぇー 確かに 5人だけで外でってのは あんまりなかったねえー・・・(少ししんみりする義母)
おいおいおい 母さんも そんな しんみりしてねえーで オニギリとってくれや!! 腹減ってまったよ!・・(義弟)
ブロックの上から鉄板を引いて その上に渡し網を乗せる・・・ タレ・醤油は紙コップで・・・
ブタ肉に薄く砂糖と味醂に薄口醤油で溶いた味噌をハケで塗って隅の方でジックリと焼いて行きながら
真ん中でジンギスカンや鹿肉を・・・ その周りを野菜で囲む・・・ 鉄板に野菜の水分が落ちる度に蒸気になって
野菜たちを蒸し焼きにする・・・ ポタッ・・ ジュウゥゥー・・・ チリッチリッチリ・・・ ジュウゥゥー・・・ 白菜の甘い匂いが漂う頃
みんなの会話は途切れ途切れに・・・ 各自 自分の好きなお肉を引っくり返すのに夢中だ・・・
キュウリを一本丸ごと櫛で穴を一箇所開けて豪快に焼く義弟・・・・ キュウリが熱くなって開けた穴からシュウゥーと
まるで蒸気機関車みたいに蒸気を出すとポンッ! 大きな音を立てると食べごろサイン・・・
オニギリを片手に割り箸を刺したキュウリに生味噌を塗ってハフッハフッいいながら義弟に食べられるキュウリ・・
冷凍のジンギスカンをサッと数秒 網に置いて片面だけ焼いてムシャムシャ食べる亭主・・・
ビールをグイッと一口飲んで 冷凍(ルイベ)ジンギスカンを生で食べる義母・・・
大きなジンギスカンの油に櫛を刺して 数本並べて焼き鳥屋さんのごとくクルクル笑みを浮かべては回す義妹
網で一旦七割焼いたら水を入れたコップに鹿肉を入れ箸で洗って もう一度編みにのせて何度も引っくり返す私
無言で思い思いのやり方で楽しむ焼肉は私たち家族の18番(オハコ)・・・・・ この時ばかりは皆、無言・・・
まるで獣を追うハンターのように鋭い眼差し・・・・ ポタッ・・・ ジュウゥワアァァァーと徐々に油が肉から離れ落ちる・・
突然!! 義弟が立ち上がって走りだした!!・・・・・ 何してるんだろう???   ブッー!! ビイィー!!・・・
全員が 小声で笑う・・・・・  戻る義弟・・・ エンターティメーントは礼儀が大事だからなっ!!・・・ニコっと笑う義弟
亭主が小鍋に水を入れて沸かし始めた・・・ 生味噌を解いている・・・ 少したって沸騰すると横からポンっと義弟
焼けた長ネギを入れる・・・ ニンジンをポンっと投げ入れる亭主・・・ そこへ今度は焼けた豚肉を入れる義弟
焼けたスライスのジャガイモをポンッ放り込んだ亭主・・・ 二人顔を見合わせニヤーっと薄笑いをする・・・
それをジーっと見ている義妹・・・・・ ブタの脂身を焼いてポンッと亭主の鍋に放り込んだ・・・ 笑む義妹・・・
義母が家から椀を持って来て亭主と義弟に渡した・・・・ 家に戻って小さく切った豆腐をいれた私・・・
グツグツグツ・・・ いい匂いを漂わせ音を立る小鍋・・・・・ ビールをグビグビと飲干すみんな・・・・
椀に少しずつ 小分けににして椀が配られる・・・・ ズウゥッー ズズウゥー ハフッハフッハフッ・・・ ズウゥッ・・・・
義母は焼けた白菜をタップリ椀に入れかき混ぜてから食べているし義妹はジンギスカンの串焼き油身を食べながら
こうして、私たち家族の昼食は夕方近くまで の~んびりと続けられた・・・・
満腹になって ムギワラ帽子を顔から掛けて横になる義弟と義妹・・・・ 
残った肉を網の上で執念のごとく焼き続ける真剣な亭主・・・・ 焼きあがるとジンギスカンのタレに漬け込み
そして漬け込んだ肉を再び網の上で焼く・・・タレが乾いたあたりで網からタッパに移す・・・・
タッパの上にティッシュを掛けてフタをする・・・・ 誰も食べない亭主独特のジンギスカンの付け焼きのホッチャレ
寝酒のつまみにでもするんだろうなあ~・・・ 誰も食べない冷えたジンギスカン・・・ 本人は肉煎餅と呼ぶけど・・
夕方も3時を回ると少し涼しくなる・・・・ 私と義母の二人は 寝入っている義弟夫婦と亭主をそのままにして
家の裏にある小川で洗い物をしている・・・・・
小川の前で二人並んでシャガみ込んで洗い物・・・・ まるで子供時代のママゴトのように
向こうの家(ビル)あの子(亭主)に頼んで借りてくれる人探そうか・・・な・・・・(洗い物しながら言う義母)
何処に家を建てたいの??・・・・・・(カチャカチャと洗い物しながら真横の義母に聞く私)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サラッサラッサラッ サラサラサラサラサラッ 流れる水の音
何処でも いいのよ アナタの側なら・・・・・(小声の義母)
彼女(義妹)はどうするの??・・・・・・(振り向かずに川の水を見つめながら聞く私)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サラッサラッサラッ サラサラサラサラサラッ 流れる水の音
一緒に・・・  一緒に・・・ ワタシの横に立ててあげたいけど・・・ あの子(義弟)が何て言うか・・・(心配な義母)
最大の難所か・・な・・・・・(私) ・・・・・・・サラッサラッサラッ サラサラサラサラサラッ  サラッサラッサラッ サラサラサラサラサラッ 
うん・・・・(元気のない義母)・・・・・サラッサラッサラッ サラサラサラサラサラッ  サラッサラッサラッ サラサラサラサラサラッ  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あぁー 居た居た居たあー!! ここに居たのーー!?  何、二人で話してたの!?・・・・(酔いの覚めてない義妹)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私と義母
こっちに・・・ こっちに 引っ越すのに あの子(弟)が 何て言うかなーって思ってねえ・・・(義母)
へっ?? なにそれ?? そんなのおー さっきアタシあの人に話しちゃったよおぉー!! キャハハハハー・・・
今、義兄さんと二人で何処に家建てるかって歩き回ってるけど・・・・ マズかったの??・・・・・・(心配そうな義妹)
うふふふふふ・・・(私)   あはははははは・・・(義母)  ちょっ ちょっとおー なーにー 二人でー!!・・(義妹)
でかしたぞおー 彼女の頭をクシャクシャと撫でて行ってしまった嬉しそうな義母・・・・・
いやあー ホントにでかしたでかした!! 彼女の頭をクシャクシャと撫でて私も歩き出した・・・・ うふふふふー
ちょっとおおー おいてかないでよおぉー!! 義姉さん!! 義姉さんたらー!!・・・・(追い駆けてくる義妹)



3番目



家の前に行くと亭主と義弟が言えとコースの間をフラフラと草を掻き分けて行ったり来たりしていた・・・・
ねっねっねっ!! ねっえぇー!! ここに○○(義母)とアタシ(義妹)の家が立ち並んだらさあー
義姉さんの小説と同じになっちゃうと思わない?!・・・・・(ピョンピョン飛び跳ねながら私の周りをクルクル回る義妹)
立ち止まってビールの空き箱に腰掛ける私・・・  私の横に立つ義妹  焼肉用のブロックの炭火を弄る義母
亭主が指差すと義弟がその場所に木の枝を刺し始めた・・・・
物置に赤いキレハシがあるから持って行ってあげてと義妹に頼んだ私・・・・
ハーイと敬礼して駆けて行く彼女・・・・・(ピョンピョンスキップして行った彼女)
彼女が義弟に手渡すと早速 刺した小枝に赤い布キレを結んで行った
義母が亭主に近づく・・・・・  安心したのか○○(義母)は今日一番のステキな笑顔を息子達にプレゼントした
いいな~ 親子って・・・・・・・・(私の心)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ いいな~
暫くして義母が私に手招きをした・・・
行って見る・・・  ねえっ! ここがワタシの家でねっ!! そしてえー こっちに この子たち(義弟夫婦)の家なのよ~
草地を小走りして喜ぶ義母・・・・ あぁー そうそう そして あの辺りが菜園でねえぇー・・・(身体全体で喜ぶ義母)
フッと見ると義弟と彼女が歩き回って家具の配置か何かを歩きながら話してた・・・(腕を組む義弟 掴まる彼女)
掴まりながらピョンピョン跳ねる彼女にフラフラと揺れながら歩く義弟・・・・・・・
私の側に来る亭主・・・(スマンなあ~ 折角静かに暮らせると思ったのに お前には面倒掛けてばっかだなスマン)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私
さっき母さんからチョコッと聞いたけど この辺が村になるって言う話し あれ! 面白いとおもうぞっ!
友達って言うか仲のいい人達だけで街が出来るなんて! 夢があっていいと思うぞ! 
ここは お前と俺の家だから お前の好きにしたらいい!・・・・ しかしいー 母さんとアイツ(義妹)は何なんだ???
よっぽど お前のことが好きなんだなあぁ~・・・・ 全く金魚の糞だなっ! あっはははははははははは

その夜

あっははははははははは 何言ってんだよ!! あん時は兄貴が自分で転んだのをカッコ悪いって言うから
俺が押したって話しにしてやって お陰で 俺が母さんに酷く 怒られてやったんだよ~・・忘れたのか~・・(義弟)
違う 違う そんだらごど ねえー アレはお前が~・・・ まんず まんずっ!! ・・・・・(上機嫌で昔を話す二人)
ねえっ! シャケ風味塩・・・ ないかな~・・・(義母)  うん あるけど・・(私)
あの子達にオニギリ! 作ってあげよかなって・・・・・(義母)  いいよおぉー! ドンドン作ってあげて!!~♪♪ (私)
あらー!! いい具合ねえぇー 石より固くなってるじゃなーい!!・・・・(満面の笑みの義母)
また こうして一緒に御飯・・・食べられるなんて 夢みたい~♪♪・・・・(義母)
おーい! あれあったべー ジンギスカンの煎餅!!・・・・(亭主)  ハーイ 只今ー!!・・・(義妹)
おいおいおいっ!! チッ!! まんず そんだらマズイもんが好きだもんなー 兄貴はよおー!!・・・(仰け反る義弟)
何 言ってやがるー!! この前も お前はおんなじこと言っといて 全部食っちまったじゃねーか・・・(亭主)
そりゃー これしか 食うもんがねーがったからだー (大笑いの義弟)
だったら きょうは やらねええぇー・・・・ まんず 今日の二段仕込みだで うんめいーぞおぉー・・(亭主)
そんだらごと言わねーで 俺にも食わせろ こらっ! こっちにもよこせ!!・・・・(奪おうとする義弟)
あーっはははははははははは・・・・・(大喜びの亭主)  がっははははははは・・・・(楽しそうな義弟)
二人を見て和む義妹・・・・・

でっ 家の間取りとかは決めたの??・・・・(義母に聞く私)
うっふ・・・・ 嬉しそうな溜息を吐き出す義母・・・・
多分・・・ あの人(義母の旦那で私の義理父親)も来るから広めがいいんだけど・・ ホントはこじんまりが好きなの
手を伸ばせばなんでも届くような家・・・・・ 私の夢だったんだあぁー 大きな屋敷じゃなくて 好きな人(旦那)を
身近に感じられる・・・ そんな家・・・・ あの子たちの父親と結婚した時は地主だのなんだのって仕来りばかりで
世間に対しての見栄ばかりが大切にされて だから小さい家が好きだったのに お屋敷押し付けられて・・
それが嫌で あの人(死に別れた前の旦那)にたのんで 家を・・・ あそこに建てたんだけど
結局 周囲から部屋数が少ないだの何だのって、不必要に大きくされちゃって・・・・
家族が肩を寄せ合って団欒する・・・・・ 夢だったんだあぁー・・・ だから 今回だけは私の好きな家に・・・・・
しんみり話す彼女(義母)の顔に僅かながら老いを感じてしまった私だった・・・・・・ 可愛い私の○○だった・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
でっ? どうするの??・・・・ (笑顔で聞く私)
うん! みんなが 賛成してくれるならねえー・・・・(義母)
もう・・・ みんなのことは考えなくていいんだよっ! アナタのことだけ考えて!! ・・・・・(義母の肩に手を置く私)
う・・・・う・・ん・・・ そうしよっかっ!! ありがとう!!・・・・・・ じゃーねえー 私はねっ!・・・・・・・
2DKとか2LDK!!・・・・ 1DKもいいなあ~!!!・・・・ 天上を見上げて手を合わせる義母
いいんじゃない!!・・・ 家って言うよりは アナタ(義母)の部屋って感じかなっ!!??・・・・(笑む私)
うんっ!! そうそうっ!! これで 私の夢が叶うんだわー・・・・・ 口元から毀れる嬉しさの義母だった

おーい 何か腹減ったなあー 何かねーかー・・・・(亭主)
あー はいはいはいはい さっきねえー シャケ風味塩のオニギリ作ったから・・・・ もって行く 私・・
おっ! こてつはいいやっ!! コイツ(私)のはうめーんだよ!!・・・・ウング ウング・・・(嬉しい亭主)
うんっ! こいは うめーやー!! まさにお袋の味 あっはははは てかっ! お袋の味しってんは親父だけだったあー
がっはははははははははははは!!!!!・・・・・・・・・・(下品な義弟) 
シーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!・・・・・・・・・・・・
こりゃ 申し訳ない冗談言っちまったなあぁ~・・・・(急に下を向いて大人しくなってしまった義弟)  

グフッ グフッ グフフフフフフ・・・・・ 私は台所へ走って駆け込んでしまった
振り返ると 彼女(義妹)までが走ってきた・・・・・ うわ! あっははははははは (二人で手を叩いて爆笑)
パチパチパチ・・・・ キャハハハハハハ ウッフフフフフフフ・・・・・
台所に立つ義母を両側から挟んで下から顔を覗く私と義妹・・・・・
恥ずかしそうに俯いて洗い物をする義母・・・・・
声に出さずに苦しい笑い方をする私と義妹・・・・・・
お袋の味を知ってるのは親父だけじゃなーいもーん ねえぃーーー・・・・・(義母の耳元で囁く彼女)
突然、小さな悲鳴を上げる義妹・・・・・ 見ると義母が思いっきり尻を抓っていた・・・・
それを見て 小声で笑う私の尻も抓られた!!・・・・・ イタタタタタタタッー(私)   痛ってばあぁー・・・・(義妹)
顔を真っ赤にして恥ずかしそうにする義母の頬に私と義妹は左右から軽くキスした・・・・・チュッ


4番目



夜も10時を回ったころ さあ寝ようかと言うことになった・・・・
義弟夫婦は二人で一番奥の部屋を 義母には良く似た作りの一階の奥の手前の部屋を・・・・・(懐かしそうな義母)
私は亭主と二階の寝室へと みんなと おやすみの言葉を交わして散り散りに・・・
・・・・・・・・・・暑さの所為でパンツ一枚でベットに横たわる亭主に箪笥から出してきた腹巻を両脚を持ち上げて・・
ヨイショッ! ヨイショッ! ホラ~ァ ちょっと足を上げてってばぁ~・・ 尻を通過させお腹へと・・・ ヨシッ! いいよっ!
ふうぅ~・・ 何か私まで暑くなっちゃった・・・  ショーパンとティーシャツを脱いでベットに座っている・・・・
はあぁ~・・ 二階は暑いわあぁ~・・ 少しダレながらベットに・・・・ 灯を落とすとカーテン越しに月明かりが・・・
 (こんなに 暑いってことは 冬はとてつもなく寒いってこどだな~ 何とかしないと・・・・)
亭主は暑さを物ともせず横になって寝ている・・・・ グウゥオォー!!! スービュッ ググググ ギュオォー・・!!!
 (まるで怪獣だよ)
暑い・・・・ 暑くて寝せれないよおぉー 私は我慢できずにお風呂場へ・・・ 裸になって飛び込むと急いでシャワー
キュッ カチャカチャ・・・ ジャアァァァー ・・・・  あぁ~ー 気持ちいいー 気持ちいいよおぉー!!! 殆ど水に近いシャワー
全身・・・ 頭から勢い良く飛び出したシャワーは熱い私をグングン冷やして行く・・・・・・
両手で垂れる髪を持ち上げては満遍なく水シャワーを全身へと伝える・・・・  気持ちいい・・・・
少しずつ 湯量を下げて行くと最後は完全な真水へと・・・・(今の季節なら少し冷え過ぎるくらいが調度いいわね)
シャーーー シャーー  ジュビッシュー ジュバジュバ シューーー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お風呂場から出てタオルで身体を拭いていると・・・ 誰かがここに向かってくる足音・・・・ タッタッタッタッ・・・
あー! 義姉さーーん・・・ あっははははは!! 暑いと考えること一緒だねっ! 義姉さん もう終わったの??・・・(義妹)
冷え冷えでウットリしている 私を見るや否や じゃっ 次 私ねっ!!・・・ 慌てて入ってコックを捻る彼女
シャアアァァー・・・  ウヒョー 気持ちいいよおぉー・・・ 歓喜な声を出す彼女・・・・ 私はちょっと嬉しかった・・・・
下着を着けて そのまま二階へ上がる・・・(トントントントントンッ)
ベットに入ってタオルケットを掛ける・・・・ あぁぁぁー 暖ったかーーい!! うふふふ・・・ 気持ちいいなあぁー!!
ウトウトし始めて目を閉じると 突然 凄い重みが・・・ ビックリして目を開けると 隣の亭主がしがみ付いている
うっ!・・ 暑ーい!! 亭主を跳ね除けようと必死にモガケばモガクほど カッチリと亭主は私を抱いて放さない・・・
薄暗い中 亭主の顔を見ると ウットリしているようにも見えた・・・・(ドンドン上がる私の体温)
うわあぁ~ー 暑いよおぉー!!!  ちきしょおう!! せっかく冷えたのに~ー!! 
咄嗟に私はベット横の小机へ手を伸ばして孫の手(背中掻き棒)をゲットした!!
抱き付く 亭主の背中目掛けて叩いた!!!・・・ バシッ! バシバシバシバシバシバシ!! ピシッ! ピシッ!!・・・・
あっ・・うん・・・うっふ~ん・・・・・(亭主)   何?? 今の何!!??・・・・(驚く私)
ピシッ! ピシッ!!・・・(孫の手)  あんっ うんっ!・・・(亭主)  ピシッ!・・・(孫の手)  あっはーん!!・・・・(亭主)
孫の手で攻撃するたび奇妙な声を出して悶える亭主・・・・・・・(苛立つ私)
くっそおぉー こんな時に悶えなくてもいいのよおおおおおーーーー!!!!  バシッ!! 思いっきり背中を叩いた!!!
ヒェーーー!!! 痛てえぇぇぇぇええーーーー!!!! 亭主は悲鳴に似た声を出すとようやく私から離れ逆方向へ転がった
すかさず 身をベットから放すものの 私の冷たい熱は殆ど亭主に奪われ 私はまたも 風呂場へ行くハメに・・
お風呂場でシャワーを浴びて出てくるころには目も冴えてしまっていた・・・ ちきしょう!! アイツの所為だああー!!
私は二階の寝室に上がると ロープを出して亭主の両脚を縛り  右手をベットの角に縛りつけてから就寝した。
左手は寒くなってタオルケットを掛ける時のために残してあげた・・・・
スー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌朝 目覚めるものの すっかり私は寝不足に陥っていたものの 亭主が目を覚ます前にロープを解いてあげた
下へ降りると ひんやりしていて 流石は一階だと思った 二階とは10度は違っている・・・・
炊飯器のタイマーが切れて御飯の炊けるてて匂いが辺りに漂う・・・・ まるで山にかかる雲のように・・・・
大きい窓のカーテンを開けると一斉に部屋中に入る朝の光・・・・ 水滴を含んだ草木がピカピカ光っている・・
草木が生き生きするのを見れる唯一の瞬間・・・・ 朝日が草の葉っぱに反射して飛び込む光の玉が部屋に広がる
ここに来て私が一番嬉しかったことの一つだ・・・・
義母が起きて来た・・・ 涼しかったのかグッスリ寝たと言う感じだ・・・ おはようと言うと真っ直ぐ洗面台へ・・・
台所に入って朝ごはんの私宅をする私だったが 寝不足の所為かフラフラ状態・・・・・
洗面から戻った義母も台所へ・・・・ あらっ? どうしたのおー 寝不足??・・・(義母)
うん・・・ 昨日さあー・・・ (昨日のことを義母に話して聞かせた・・・ 勿論亭主のアレは内緒)
アハハハハハハハハハハ!!!!・・・・・ 解かるわあの子の気持ち アッハハハハハハ・・・・(手を叩いて笑う義母)
だってえ~ 暑いのに 真横に氷枕があったら誰だってしがみ付くってえー アッハー!! パチッパチッパチッ!!
自分の部屋で寝ればいいじゃななーい!!・・・・・・(大喜びの義母)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・確かにねえぇぇーー!! 口を尖らせて義母の尻を抓った・・・ギュッ!
あぁーー 痛っ! イタタタタタッ!!・・・・(逃げ回る義母)
なーにー?? 朝から楽しそうな声だしちゃってえ~??・・・・(義妹)
だってねえー この子(私)たらねえぇ~・・・ アッハハハハハハ・・・・・・ 義妹に話す義母・・・・・・
キャハハハハハハ!! そりゃ そーうだ!! キャハハハハハハ・・・・ 大笑いする義妹
なんだなんだー ?? あさっぱらんら随分と賑やかじゃねーかー??・・・・(義弟)
あっ おはよう!! 義姉さん!!・・・・(義弟)
あのっ あのね! 義姉さんたらねえー キャハハハハハハ・・・・・  ええっー!! うおっほほほほほほほほ!!!
そりゃあー いい!! あはっあはっあはっ うおっほほほほほほほほ・・・・(馬鹿笑いする義弟)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
釣られて私も大笑いしちゃったけど・・・・ 家族は一緒が楽しいな~♪♪



5番目



さーて!! 今日は思いっきり走りまわるべー  朝食後、張り切って表に出るとそのまま車に乗り込んだ義弟
一番最後に起きて来た亭主は フラフラしながらのんびり朝御飯を食べている・・・ 付き添う義母・・
表に出たそうにキョロキョロする義妹・・・・
ねえっ 行ってもいいよ!・・・(声を掛ける私)   あっ うん! でも・・・(困惑する義妹)
私たちも直に出るから先に行ってていいよおー・・・(義母)   ふあぁぁ~・・(大きなアクビをする亭主)
ヴィーンヴィーンと甲高い音を立ててコースを走り回る義弟・・・・  ビービー煩せえーなー 全く!!・・・(不機嫌な亭主)
ごっつぉさん!!・・・・(御飯を済ませて窓辺から外を見回す亭主)
うっうぅわあー・・・(大きく背伸びする亭主)    おっ! 今度はアイツ(義妹)が乗り込んだな!!・・・・(見入る亭主)
お前ら(私と義母)も行きたきゃ行って ひとっ走りしてこいや!!・・・・・・・(亭主)
うっ あれ??・・・・ キョロキョロしている亭主にお構いなく玄関に出ようとしていた私と義母・・・・(笑む二人)
トラクターに乗ってコースに向かう義母私・・・ グウゥオォン グウウゥゥオォン ガガガガガッ ガリガリガカリガリガリ・・・・
ブロロロロロロロオーン!!! ブルルルルルルルル・・・・ 流石は運転の上手いニコニコ顔の義母・・・・
ねえー ・・・・(義母)  えっ?・・・(私)    ありがとう!!・・・(義母)   えっ?・・・・(私)
コースに到着して義弟のところで義妹の走りっぶりを並んで見ている・・・
バシャバシャと泥水を跳ね上げる走る四駆車が荒馬のようにも 力強い猛牛にも見える・・・・(高鳴る鼓動の私)
飛び跳ねて歓声を上げる義母は手を叩いて止まらない・・・・  それを見て和む義弟・・・
クネクネしている道・・・ 小山の連続・・・ 斜めの道・・・・ 水溜り・・・  テレビで見たのとおんなじようなコース・・・
彼女(義妹)が戻ってくる頃には四駆車は泥まみれで水があちこちから滴り落ちている・・・・
こりゃあー 井戸でも掘って水引くのがいいなあー・・・(義弟)
早く乗って見たいと顔に書いてある義母に私は順番を進呈!!  義母は大きく飛び跳ねて大喜び!!!
彼女(義妹)もすっかり 疲れ切ったような面持ちで こっちにくると義母とタッチした・・・・
どうだったあー?? 聞く私  肩で息する彼女は満面の笑みで答える・・・・・
指差して あそこと あさこが埋まりそうになってて怖かったー!!! と見ていると・・・・・
アチャー!!! ヤッチャッタかも・・・・ うん??  大丈夫かあー!! 良かったあー!!・・・義母を見て安心する彼女
あぁぁ~ そうそうそう!! あそこで車が横に滑り落ちるのよおぉー!! ・・・・・息を飲む彼女
よしっ! そこだー 行けー!! そこで止まったらヤバイぞ!!・・・ 突然 低い声で声援を送る義弟・・・・
次々に 私の耳に入る情報・・・・・
おっ! 中々 いい走りしてるじゃないか 母さんも!! 横にいる亭主・・・・
クネクネ道もアップダウンも物ともせずに戻って来た義母・・・・ 降りるや否や グッタリと疲れたような顔・・・・
さあ~ 今度はアナタの番よ!!・・・・・ 膝に両手を着いて満面の笑顔で私に伝える義母・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私
どうしたの?? いいよ 行っといで!!・・・・(義母)
フッと亭主を見ると乗りたいと顔に・・・ 顔どころか身体全体に書いてある・・・ 
アナタ先に行ってもいいよ~♪♪
亭主私の顔を見るや否やピョンと義母のように飛ぶと車に乗り込んだ・・・・
・・・・・・・・(散々 みんなでコネクリ回したコース・・ そろそろ埋まるわ あそこ・・・ 心の私)
ビンビーン ビビビビッ ヴゥイーン!!! いい音をさせてさっそうとコースに入った亭主・・・・ どろどろのコースもなんのその
第一コーナー回った例の場所・・・・ 止まった!! でも・・・ 何とか脱出成功・・・ 湧き上がる義母・義弟・義妹
傾斜地も  苦しみながらの走破!! みんな息を飲んで見守る・・・・
来る!! 来る・・・ 来た 来た 来たー!! アソコが怖い・・・ 埋まるわ アソコで!!! 
うわあぁー!!! みんなが一斉に声を上げた瞬間!! ヴヴィーン ウゥイーン ビーンビーンビビビビヒッ・・・ああああぁー!!
やったあー!! 咄嗟に私が声を出した瞬間 みんなが一斉に私を見る・・・・・(静まる私)
ヤバイっ!! 兄貴のやつ嵌りやがったよおー!! 埋まった!! 埋まった!! 埋まりやがった!! 必死にモガク亭主・・・
・・・・・・・・・・・(そろそろ埋まるころだと思ったもの~・・・心の私)・・・・・・
トラクターに乗り込む義弟・・・・ ゆっくりした足どりで亭主のところまで歩き出す女達・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・無言の女たち
ねえー 義姉さん・・ 危なかったわね~・・・(義妹)
良かったあー○○じゃなくって!・・・・(義母)
そろそろかな~なんて思ってたのよねー実は・・・ でもあの人、乗りたそうだったから・・・(苦笑いの私)
場所へつく亭主の乗った車は下に見える・・・ 車は斜めになって半分くらい泥水に埋まっていて出られない様子
情けない表情を浮かべる亭主は下を見たまま上を向こうとはしない・・・・・(可哀相な亭主)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・義弟の乗ったトラクターが到着する
降りて来てワイヤーを手に ズボンを捲くり上げ裸足になって亭主の乗る車の後部へ近寄って行く・・・
途中 箸を取られそうになりながら不安定なドロを書き分けて進む・・・・
ワイヤーを引っ掛けて 上に戻ると ズボンの裾もドロだらけになっていた・・・・
手足を拭いてトラクターに乗り込み少しずつ引いて行く・・・ヴォン ブッブッブッブッ グッグッグッギギギギ・・・・
四駆車はトラクターに引かれ簡単に上の方へと脱出成功・・・・ 義弟がワイヤーを外しして ゴーサインを出す・・
ビーンビビビビビビビヒ ビウィーイィィィィィィー・・・・ 元気な音を出して 亭主は猛然と再アタックを開始・・・
見事にドロ地を走破してゴールした・・・・  みんな拍手した・・・・
止まった車から降りようとしない亭主・・・ よほどショックが大きかったのか・・・・・・
亭主のところへ戻る女達 そしてトラクターの義弟 亭主のいるところに到着すると義母がが駆け寄った・・・・
亭主が降りて来る・・・ ドアを開けた瞬間 ドバッ!! 泥水が滝のように出て来た・・・ キャー!! 義母ドロだらけ・・
無言で降りた亭主は膝まで泥水に浸かっていたのだった・・・・ だから 動かないでじっとしてたんだっ!!・・義妹
無言で頷く亭主・・・・・ トラクターの義弟が亭主に指で合図すると亭主は車に戻って 道路を渡って小川へ・・
トラクターの義弟も追い駆けた・・・・・・
到着した亭主は小川の中に車を入れると ドアを全部開けて バケツで中に水を汲みいれていた・・・・
洗い終わるまで 私たちは女達だけでお喋りタイム・・・・・
振り向くと 亭主と義弟が倒れた草を手で元に戻していた・・・・ あっあ あれはね! 元に戻さないと他人が来て
川を荒らしたりするから草を元にもどしてるんだと思うよ~♪・・・・・(義母)
まあー最初に小川を荒らしたのはあの子達なんだけどねえ~・・・(義母)
そういえばさっき 彼(義弟)が井戸を掘るとか何とか言ってたのは こう言うことだったんだね~・・・(私)
彼(義弟)って凄いな~・・・ 先々ちゃんと見えてるもんねえー!!・・・・(正直な私)
えぇー そんなことないってー!! 偶然 偶然だって~♪ ・・・・(照れながら嬉しそうに笑う義妹)
それを見ていて 嬉しそうな義母・・・・
ねっねっねー! どうせ ここに井戸掘るんならさあー 御飯とかも食べるように屋根の付いたコーナーもいいね!!
義妹が言うと・・・・   そうねえー!! それいい考えだわー!!・・・(パチッと手を叩く義母)
義姉さん どう思おおう??・・・・(義妹)    いいんじゃないかなー♪♪・・・・(私)
そーねえー あれがあって これがあって そしてえー ・・・・・(楽しそうに語り始めた義妹)
それじあぁー 家がたっちゃうじゃなーい・・・・ あははははははははー・・・・(大笑いする義母)
亭主たちが戻って来た・・・・・
ねえねえねえっ!! ここにー 井戸掘るんでしょ!! だったらー ♪♪ 楽しそうに女達の構想を話す義妹・・・
いいんじゃねーの!! 俺は賛成だけど 半日もありゃ作れるし・・・兄貴は??・・・・・(義弟)
うむむむむむむむ・・・・ それもいいけど 車がもう一台欲しいとこだなあー・・・(義母を見る亭主)
ええぇー それ いいなあー♪♪ ピョンピョン跳ねる子供見たいな義妹・・・・・
もう一台・・・ かあー・・・・ あるといいねえー・・・・ 膝の上に頬杖付く 義母・・・・・
お前 トラクターは何処からお金だしたの??・・・・(亭主に聞く義母)
あぁー あれは俺がローン組んで買ったから心配しなくてもいいよっ!!・・・・(亭主)
あっちのコース用は??・・・・(考える義母)
あれは ほとんど ただ見たいなもんだよ 最初は30万とか言ってたんだけど結局 話し詰めて12万だったし
ふうーーーん・・・・・ 15万以下のなんて・・ あるかなー??・・・・・(義母)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・無言の亭主
あるっ!! 俺に心当たりが!!! それに15万あんなら2台買えるとこがある!! しかも1年の保証つき!!
胸を張って大意張りの義弟・・・・・  



6番目


亭主と二人庭の散歩に出た・・・・ ゴム長靴に軍手 農作業用のズボンにジャンパー首から手拭と山菜用のカマ
家の向こう側の左カーブの端から尾根づいたに歩いて家の裏山をグルリと回って逆側から出て来る亭主の企画だ
砂利道を左にコースをみながら歩いてカーブまで・・・・・
おっ! あったあった! これが境界の杭だ・・・・(屈んで土や枯葉をよけて確認する亭主)
よおーし、ここからが我が家の敷地の始まりだ・・・(そう言って白い歯を見せる亭主)
行くぞ!! 拳骨を空に向ける亭主  おおぉー!・・・・私も同じことをする(軍手に着いた葉っぱが頭にパラパラと・・)
勇壮果敢に緩やかな尾根を登り始めた亭主 そして数メートル離れて歩く私・・・(くっ付いて歩くと危ないからね)
尾根を登ると左右に傾斜が付いていて調度歩いてる天辺を中心に三角形のようになって上に続く・・・・
天辺には防風林の役目なのか数メートルの高さの木々が聳え立つ・・・・
ノボリ初めて100メートルくらいでコースからの高さは4階か5階立ての高さに・・・・ ここまで来るとうっそうと茂る
200メートルくらいでもまだまだ遠い我が家の裏山・・・  所々に山菜とりの獣道のようなものが地面に延びる
ようやく平らになったと思ったら 山ブドウのツルが行く手を阻む・・・  そしてコクワの木や山桜の木・・・
右側には街が見える・・・・  強く吹き付ける風も木々たちのおかげで私には届かない・・・・
亭主はスタスタ先を行くものの 時折こっちを振り返る・・・・ 私は小さい花が大好き 足を止めては小さい花に見入る
時折亭主が見えなくなって焦る私・・・・ でも 家も見えるしまずは安心!! 
ガサッ ガサガサガサガサ・・・・ カサッ カサカサカサカサ・・・・ 右側の傾斜地の草むらが嫌な音を立てる・・・・
咄嗟にカマを持つ右手に力が入る・・・・ クマ??  シーン・・・・ ガサッガサッガサッ!!! 
ヒョッコリ草むらから顔を覗かせる小鹿 その後から大きな角を出す親鹿・・・・ クマかと思って緊張したものの
鹿の親子で一瞬にして気が緩んだ・・・ 瞬間 亭主が大声を上げて走って来た!!!! ウオオォォォォーー!!!
ウオオォォォォォーーー!!!・・・・  逃げろ!!  咄嗟に後の木の陰に隠れた私・・・
親鹿が亭主の方を見るや否や小鹿ごと草むらに戻って行った・・・・・
慌てて草むらにカマを振り上げ 大声を上げて入った亭主・・・・・ ガタガタと何が何やら解からないで震える私
暫くして亭主が戻って来た・・・・ 肩で荒く息する亭主・・・・ いやあ!! 危なかった!! ハアーハアーハアー!!
私の側に来て地面に座り込んだ亭主・・・・  ふああぁー 何にもなくっていかったあー・・・・  すると突然
この馬鹿っ!! 何で逃げないんだ!! いいか!! テレビで見るような鹿と違って山鹿でしかも子連れは危ないんだ!!
慣れたオッサンならともかく クマだって下手したら逃げ出すこともあるんだ!!! 
親鹿は子供を守るために命懸けで体当たりして来るんだ!!  軍手を脱ぐとポンっと私の頭に手を置く亭主だった
そういえば さっきの亭主の形相は凄かった・・・・・(私の心)
いいかあー こんど 小鹿を見たら 必ず親鹿がいるから 離れるんだぞっ・・・・
あぁー それと 開けた場所なら比較的安心だから・・・ 親の目が届くようなとこはなっ!・・・ あっははははは
まあ 人間もおんなじだ こんな雑木林の中じゃ親も緊張してっからなっ!! あっはははは・・・(安心して笑む亭主)
初めて知ったことだったが 今考えると確かにそうだった・・・(一つ覚えた!!)
亭主が手を繋いでくれた・・・・ 二人並んで歩くには狭いながらも安心だった
暫く歩くと 亭主が片手で目の前の木をギュウンと掴んで私の方へ向けた・・・・ 何? これ?? 聞く私に
一度 木を放すと、亭主は一つの実を摘んで私の口に入れ 自分もヒョイッと入れた・・・・
亭主の口元が微笑した・・・ うんっ 熟してるなあー・・・・ 私も噛んで見る・・・ 甘酸っぱーい!! 美味しい!!
思わず口から出る言葉だった・・・・ これはなあー グミの実って言って水を嫌う木でなあ こういうとことか
崖の天辺とか その下なんかに生えてんだよ 甘くて少しすっぱくて山歩きのオヤツになってんだよ
ただ、なあ~グミの実の種っ!! これが厄介者でなっ! 出すのを面倒がったりすると大変なことになるんだよ!!
えっ! なにそれ?? ・・・・ 興味深深の私
そうだなあー 人にも依るが 手で一握りも種ごと食うと 一週間は出ないだろうなー ・・あははははは 便秘する
必ず便秘する・・・・(笑みながら放す亭主)    ふっ! うっふふふふふふ・・・・(思わず笑った私)
ビタミンCも半端じゃないほど入ってるんだが 種はダメだ種は・・・・(亭主)
私たちはまた手を繋いで尾根づたいに歩き出すこと10分 ようやく家の裏山に到着・・・・ 
この先に行ったら小川あったろ 多分 崖になってるから近くまでは行けるが一旦 右側に降りて 川を渡って
それから もう一度 上ってってとこだろうなー (地図を広げて教えてくれる亭主)
少し歩くと聞こえてくる川の音・・・・・・ザッザザザザザザザアアアー  ザッザザザザザザザー ジャブジャブ・・
木々を掻き分けると 結構下の方に小さい滝のようになっていた・・・・
アレー??? 変だななあー ありゃ土管だなあー ちょっと待てよー おっ これかあー!! 
昭和○○年 ○月より着工 ○○地区水路工事・・・・・ ははーん 小川に土管を入れて一山、通すしたんだな!
いや、あんなあー 昔ここに、滝があったらしいが豪雨とかで氾濫するからってことで土管入れて
トンネルにしたらしいなあー いやー こんな小さい字で書いてっから読まんかっただよ!!・・・・(地図に見入る亭主)
でも、すごいねえー その地図ー!!・・・・(驚く私)
そりゃー お前 こりゃー不動産業者が持ってる何百万もする商売用の地図・・・ まあー これはコピーだけどな
よしっ そんじゃあー このまま 真っ直ぐいけるとこだけど 逆側がどうなってるか見に降りるか!!
うんっ!! いくいく!!・・・・(冒険家の私)
下へ下へと降りて行く 険しい藪の中 裏山の逆側は一段と鬱蒼としていて 少し気味が悪いくらいだ・・・
ようやく平らなとこへ出る もう少し先かな 境界は・・・・ 地図を見ながら 電柱標識を確認する亭主
おおっ あったあった この電柱の・・・・  電柱の・・・・ 電柱から東側に50メートルかっ・・・
ちっ 目測で境界杭 探すか・・・・・  何やら独り言を言う亭主・・・・・・ 待てよ もう一本電柱があるはずだが・・
巻尺を出して 計りながら 藪の中へ入った 亭主・・・・  突然 亭主が叫んだ!!  おおおおぉぉぉぉー!!!
私はビックリして亭主のところへ駆け寄った・・・・ 藪が遮る・・・・
目にした物は・・・・・・・・・・
急に開けたところにあった コンクリート製の縦横20メートルくらいのプールのような物に目を奪われた!!!
こっ こりゃあー 何だ!?・・・ 慌てて地図を確認する亭主だったが・・・・・
無い?? こんなの地図に載ってないぞ!! 何だこりゃあー!!!   ポチャン!! 何かが跳ねた!! すると 一斉に何かが・・
バシャバシャバシャッ・・・・・ バシャバシャバシャ!!!! バシャーーーンッ!!! 一際 大きな音が響いた!!
驚きながらも 地図を確認するものの 何処にも載っていないプールのような物・・・・・
亭主と二人でプールのような物の縁を歩いて行くと朽ち果てた電柱のの残骸が立っていた・・・・
こりゃあー もう使ってない電柱だなあー  向こう側に別の物が立ったからか???・・・・(左側を見る亭主)
木々の間をすり抜けるように電線がポツンポツンと立つ電柱に伝えられていた・・・・
亭主がグルリとこの四角いものを見て 戻ってくる・・・・・  こりゃあー 工事用の切替だなっ!!
何それ??   いやー 結局なあー 川をせき止めて土管を埋める工事をするだろ・・・
その時にせき止めた川の水を何処か別の場所に変更するんだが そのための通称ポイントとかピットと呼ばれる
それが これさ!! まあー 昔の工事だし そのまま残したんだろうなあー!!・・・・(物知りな亭主)
でっ! この朽ち果てた電柱までか我が家の土地と言うことだ!! ついでに このプールも プールの中の鯉や岩魚
それに虹鱒に山女も 全部 うちのものとと言うわけだ!!・・・・ あーっはははははははは!!! (大喜びの亭主)
これで750万なの?? 3300坪で?? プールと魚も付いて??・・・・・・(クラクラしそうなほど驚く私)
そりゃ そうさあー こんな 田舎の外れの山林なんて この先の奥だったら 750万もだしゃ 山が5つは買える
都会と比較する自体が・・・・ まっ!! それがいいとこなんだけどなあー わっはははははは・・(大きい口の亭主)
翌日、ここに義弟夫婦と義母と 私と亭主で一日中釣りして楽しんだ・・・・・
釣っても釣っても吊りきれないほどの魚たちは 家の前の池に移されて釣具屋から分けてもらった業務用の餌を
タップリと池に・・・・・ 人も魚も大喜びだった・・・



7番目


数日間まいにちのように来てはクロスカントリーを楽しむ義母と義妹 結局二台目ま車は買わなかったけど
一台で調度よさそうな感じかな・・・・・ 義母は朝から・・・ 義妹は10時過ぎに来る頃には義母も一休み・・・・
私は二階の窓から二人の走りっぷりを見るのが好きになった・・・ 朝から番までブンブンと音を立てるお陰で
セミ避けのタイマーもいらなくなったし・・・・ 夜は夜で今度は亭主 亭主が帰宅後大好きな晩酌もせず
ライト点けて走り回る 亭主が終わるころに 義弟が現れ夜の9時過ぎまで走り回るから一日中賑やか・・・
義母と義妹の戸建てのために毎日のように工務店が来るように・・・・  測量したり雑草を除去したりと多忙・・
手の空いた時間に自分達のRVでコースを拝借なんてことも・・・ 我が家のコースは大人気!!
最初は一人、二人だった工務店さんの人達も今日は6人も 全員RVだし・・・・
工務店さんは休憩中の利用だから その間は義母も義妹も観戦を楽しんでるようだ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ねえねえ!! さっきねえー ○○工務店の○○の社長さんにさあー コースの宣伝して一時間100円とか200円
そう言うふうにしたらって提案されたさあ~!!・・・・・(弾むように話す義妹と義母の二人)
でねっ! 埋まった車の引き上げに1回1000円で引き上げたりとかー いいんじゃないかって~♪ ・・・(義妹)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(無言の私)
あとねえー お弁当売ったりとかあー 飲み物売ったりとか・・・・  それとあとねえー・・・・(義妹)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(無言の私)
どうしたのー?? 何か黙っちゃって??・・・・・・・・・・・・・・(義妹)   ジーっと私を見つめる義母・・・・
・・・・・・・・・・・・・・ここではさあ~ そう言うこと止めて欲しいなー・・・・家だしさあ~・・・・(私)
でもさあ~!! そしたらー みんな働けるし お金も入るし 絶対いいと思うんだよねえー!!・・・・・(説得する義妹)
・・・・・・・・・・・・・・やるんだったら向こうの家でやってくれないかなー・・・・家で商売なんかする気ないし・・(私)
えっ?? でも いい話だと思うんだけどなあ~ それに 自分達も楽しめるし・・・・(義妹)
ちょっとお~ 待ちなさいって!・・・ 家の前で商売はマズイって!! 大勢 押しかけて来るんだよ!!・・・(義母)
私 さあー 釣具屋の彼女とかお兄さんとかよく話すけど・・・ 二人とも釣り好きだけど 商売してたらねっ
自分達の寝る間も削られて釣りを楽しむどころじゃないんだって!! 最初はアナタ(義妹)と同じこと考えたって・・・
でも、結局・・・・・ 振り回されて ゴミ掃除だのボートの手入れだのに追われて・・・・(私)
それってさあ~ やり方が悪いんだと思うのよねっ!! だってすること違うんだから 同じじゃないと思うし・・(義妹)
だからー 商売したいんなら 向こうでやって欲しいのよ~・・・ ここではやらないでってことなの!・・・(私)
あそこの土地だってコース作れるだろうし・・ 街からも近いだろうし・・ 誰の許可もいらないんだから!
私は話を中断して 家を出て家の前のベンチに座った・・・・・  あっ ちょっ ちょっと 義姉さーん!!・・・・(義妹)

ねえ・・・ ちょっと いいかしらっ??  あの子(義妹)のことも解かってやって欲しいのよねえ~・・・
そりゃー ここはアナタの家だし 私達は住まわせて貰う身だけど・・・(義母)

だからー 何で ここなの?? 向こうでやればいいんじゃないの!!  商売でも何でも好きにやればいいんじゃない
自分達の あの場所は守りたい でも商売したいから賛成してくれ・・・ 何か随分身勝手なんじゃないの・・・
自分の家ではやりたくないけど 人んちならやって見たいじゃ理不尽でしょう~に!!・・・(思ってることょ言った私)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・解かった~(義母)
アナタの言う通りだし確かにそうだし あなたの言うこと最もだし・・・・ でも正直 ワタシもみんなで仕事したいって
前々から 思ってたし だから向こうの時も アナタに賛成して欲しかったのは事実だし・・・・
ワタシもアナタとあの子(義妹)と三人なら何とかやっていけそうな気はしてるけど・・ 確かにそう・・・・
商売するのに家の前って言うのもねえ・・・・ ごめんなさいねえ~ 心配させちゃって・・・ この話しは御破算!!!
しょんぼりして 家の中に戻る義母だった・・・・ 義母と話しながら家から私を見てる義妹・・・・

アタシ・・・ 義姉さんと いつも一緒に居たくて・・・ 仕事も一緒にならって ずーっと思ってて・・・
○○(義母)と義姉さんとアタシの3人で何かしていたくて・・・・ ごめんなさい
こんなんじゃ また 前見たくなっちゃうし そんなの嫌だし・・・・ ごめんなさい(コースの方へ向かう義妹)

数日後・・・・・

いやー ここに建てるって言ってた母さんとアイツ(義妹)の家なんだけど やっぱり向こうで暮らすって言い出して
まず、参ったよ・・・ 工務店との契約直前だったから良かったけどよお~ 契約後だったらヤバかったよ・・・
また、何か あったのか??・・・・・(私から聞き出そうとする亭主)
私は亭主に素直に全て話した・・・・・   なんじゃそりゃあー !! そりゃあーお前の言うのが最もな話しだ
何でいっつも そう言う話しするんだべかなあー アイツ(義妹と母親)ら二人はよおぉー・・・・(マユを顰める亭主)
静かに暮らすこと考えてねーのかっ!! 全く!! おかしいと思ったんだよ・・・・ (風呂へ行った亭主)

数日後・・・・・・

一枚のハガキが届いた・・・・ クロスカントリーコースオープンと書かれた派手なハガキだった・・・
読んでみると 義母達の あのビルの横の敷地の住所に作ったようだった・・・ 亭主からは何も聞かされていない
有料コース使用料 一時間500円 年会費10000円 牽引料5000円 トイレ完備 お弁当飲み物あり
お申し込み者 全員に会員証を発行とあった・・・・

夕方帰宅した亭主に聞いてみるものの亭主は反対したらしかったのを半ば強引に始めたらしかった
パートの手伝いをプレイ仲間の隣家の○○さんに頼み 自動販売機、お弁当は全部自分達で作って販売とか・・
休憩所としてプレハブもリースで入れ ここと同様のコースを作ったと言う・・・・・
義弟も大反対したらしいが結局 義母に押し切られたらしかった 昼間の管理で義妹の同級生の男性がバイトに
土日は義弟が管理人として埋まった車を牽引するらしかった・・・・・・・(私は複雑な気分だった)
あの人たちは 何を考えているんだろう・・・・・ 上手くいってもいかなくても趣味と実益なんて・・・・・
釣具屋の彼女の話しもしてあげたのに・・・・・

義母達の運営するコースは順調のようだった・・・ 週末は何百人も訪れで お弁当も完売の大盛況ぶりで
隣接する街からも会員申し込みが殺到 急遽人手が足りずにバイトも増員・・・・
どうやら上手くいってるらしい・・・・ 亭主も驚いては毎晩 その話しで楽しそうだったし これでいいと私も思った
そう言えば家のコース どうしたんだ?? 使ってないようだけど・・・・(亭主)  
うん・・誰も来ないし畑も作りたいしって思って!・・(私)
だけどあいつ等 上手くいってるが これからが勝負なんだよ 維持できるかどうか・・・マユを顰める亭主
商売はやり始めじゃなく その後の維持で変わるからなあー だけど 思いきったことしたよなあー・・・(亭主)
我が家に平穏な日々が戻って来たことと二重の喜びでもあった私だった・・・・

夏も最盛期も終わり少し涼しくなってきた・・・ 私はショーパンを履くのを止めストッキングとスカート姿に変身・・
亭主は帰宅直後から私の下半身が気になるらしい・・・・ 今日あたり私を求めてくるはず・・・・
そんなに暑くなかったけど 亭主の大好物のパンストを履いているから 亭主が帰宅する10分前に風呂場へ・・・
サーっとシャワーを浴びて汗を流す・・・・ 履きたくはないけど暫くぶりだし これも家庭サービス・・・ うふふ
下着を替えてパンストを・・・ 結構これが 大変・・・・ 完全に乾かないと・・ うんしょっと・・・ もうちょっと・・よし!
下手な亭主のために裸にしやすいようにブラは外してキャミに変更と・・・・ 玄関開けた瞬間 亭主の視線は脚へ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お風呂の前か・・・ 後か・・・ 食事の前か・・・ 後か・・・ それとも就寝まで我慢出来るか・・・・ うふふふふ
居間のソファーに座ってズボンを脱ぐ亭主の前のソファーに座って 軽い意地悪・・・・・
一旦座ってから体育座りしてスカートの中をを・・・ 脚を閉じたり開いたり・・・・ 脚を軽く伸ばしたり縮めたり・・
亭主とは目を合わせない私の下半身をチラチラと覗く亭主・・・・ 
シャツとパンツ一枚になった亭主・・・・ 風呂に入るわと 立ち上がって瞬間、体育座りで両脚をパカッと開いた・・
ゴツンッ!! イテッ!! アタタタタタタタタ・・・ うふっ! 亭主テーブルに弁慶の泣き所を・・・・(うふふふ心で笑む私)
片足 押さえて 撫でて 痛そうにお風呂場へ・・・・ ふ~ん・・・ 我慢したんだあぁー 亭主 偉いぞおー!!
立ち上がったときスカートの中に顔を埋めるのかって ちょっと思ったけど・・・ 少しは我慢も出来るんだなあー・・
でも、絶対に やってるなっ!! 洗濯籠から私の使用済みパンティーとパンスト出して・・・ 例のごとく
お風呂で速射の一発 二発ってとこかなあ~・・・・ うふふふふ~♪♪
さてとおー 今夜は亭主の好物 姫タラの半干しの炙り焼きと ウナギをすり潰して混ぜた卵焼き・・・
それと この間の焼肉の時に残った鹿肉・・・・ 
鹿肉はスライスよりは塊りがグウ~ンと美味しいんだけど 塊りは洗い焼きしないとねえー 散弾銃の弾が邪魔
洗いながら焼くことで散弾銃の弾が取れるんだけど面倒なんだよ これがまた・・・・
先に洗っちゃうとお肉が水っぽくなっちゃうし・・・・ これを大和煮にしてタップリのショウガを乗せるの美味しい♪
ウナギと鹿肉で亭主もパワー増大・・・・ 折角のお風呂での速射も無駄になっちゃうかも♪♪・・・うふふふふ!! 


8番目


義母と義妹の経営すねコースは繁盛しているらしいと亭主から毎日のように聞かされ
情報にはことかかないものの 少し飽きてはきていた・・・・
その賑わいも地方雑誌にも取り上げられ大勢の人達がコースに連日のように押し掛けるらしい
お陰で私は平穏な生活を取り戻せた気がして嬉しいと言うか ホッとしていた・・・
そんなある日の夕方 亭主から思わぬ一言が・・・・
向こうの仕事 波に乗ったみたいで人手が足りないらしいんだよ・・・
お前・・・ 手伝えないか?
いや 無理にとは言わないけど 何か大変そうだし・・・・ 人手も田舎じゃ直ぐにもなあ~
どうやら義母と義妹が亭主に私を借り出すよう働きかけたようだった・・・
私・・・・ 行きたくない!!
家族だからって・・ 何にでも関わりたくないもの・・・ それに ここでもすることあるし
それが アナタの仕事でアナタのためになるんなら私だって動くけど・・・
そっかー そうだわなあー あいつ等の趣味で始めたようなもんだしなあー・・ 解かった
すまんなー 妙なこと言って・・・・・(困った顔する亭主だった)
早々と食事を済ませてソファーにゴロンと横になった亭主・・・・・(何やら図面を見てる)
私も食事を済ませ亭主のところへ・・・・
ねえー 何見てるの??・・・
あぁー あいつ等がコースで遊ぶ客を3階と4階に宿泊させるんだと!・・・
だから俺の会社で見積もりだして欲しいんだとさっ!・・・(乗り気のしない浮かない亭主)
ふうーん・・ 宿泊施設かあー それだった お義父さんの専門じゃないの?
あぁー 俺もそう言ったんだが 自分達で何とかしたいって聞かないんだよ・・・(亭主)
でも 凄いねえー! でっ お義父さんは携わってないの?
親父(義父)は仲間に入れて貰えないってボヤイテたなー 電話では・・・・
でもまあ 親父は母さんたちの お遊びくらいにしか考えてないよーだし・・・・
私・・ お風呂入って来るから・・・・(亭主に言うとその場を去った私)

ここの お風呂は昔風・・・ 下はコンクリート打ちっぱなしでザラザラしてるし
壁なんかもモルタルで所々がひび割れている 窓は辛うじてサッシ とは言うものの初期型
だから冬になったら外と内側からビニール貼らないと・・・・
湯船は亭主が生まれ育った家とは違い 元々 ここにあった物・・・ これまたコンクリート
真四角で外側き木枠と板で 内側は完全にコンクリート製 昔 コンクリートが流行って
何にでも使ったらしい・・・ 天上を見上げると 亭主でも手が届かない高さになっている
裸電球が何処か懐かしい匂いがする・・・
亭主は ここを今風に直してくれるって言うけど 私は 今のお風呂が大好き・・・
ただ、ただ 広いお風呂・・・ 4畳か5畳くらいはあるのか・・・
湯船には昔付けてたんだろう沸かしの穴が二つ・・ 下に吸引口と上にお湯の排出口・・・
どっちも今は フタがしてあって加工の跡がある うっかりすると溺れるほどの深い湯船・・
きっと 昔は 何人もの子供達とお母さんがここに入ったんだろうなあぁー・・・暖っかい!
湯船の奥(足元)の方の壁に3センチくらいの穴が空いている 何だろうって最初のころ・・
昔は 台所からホースを引っ張って 誰かがお風呂に入る都度 誰かが台所に立って
給水していたと聞いた・・・・ おぉーい! 水出してくれー! お風呂で叫ぶと 誰かが
よおぉーし とか言っちゃって 蛇口を捻って出してくれる・・・ うふふふふふ
何をするでも、家族が一つに・・・・ 一つになって・・・・??
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一つになって お互いが お互いを助けたり庇ったりしながら生きていたんだ・・・・・
父親と母親がソリに荷物を積んで引っ張ると 子供達が後から押して力を合わせたんだ!!
絆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 絆か・・・・・ 私は・・・・・・
チャポンッ!・・・・(湯船に頭までスッポリ浸かった私だった) ボコボコボコッ・・・
義母と義妹そして亭主に義弟・・・・ 私は??
ブルーな気分のまま お風呂を出る・・・ パジャマに着替えて居間に行くと亭主は仕事中
台所へ行って お水を一杯・・・ 毎日 少しずつ冷たくなる水が美味しい・・・
ねええー まだ かかるのっ??
あぁー いや もう終わらせるわ・・・・(お疲れの亭主)
食器棚からコップと氷入れを出して盆に乗せ亭主のいるところへウィスキーセットを運ぶ・・
おつまみは 煮干をガスで炙った物に荒塩をまぶす・・・
トクトクトク・・・(ウィスキーをコップに入れる) カラカラカラーン・・・(かき混ぜる)
一杯目はオンザロックで・・・ 荒塩をまぶして炙った煮干を一掴み・・・・(パリパリパリ)
うんっ! 旨い!!・・・・(ニコっとする亭主)
塩替えたか??
うんっ! 炒る時に少し醤油垂らして見たの!・・・(私)
醤油のせいか中々甘みがあっていい塩になってるな!
うふふふふふ・・・・(笑む私)
私も飲もっかなっ!・・・・
おぉ 飲め 飲め! あははははは この塩 煮干に合うなあー あはははは・・・(亭主)

でっ どうするの!? 向こうの宿泊施設って??
うん・・ 旅館形式だと手続きだの何だのって面倒だからさっ! ウィークリーマンション
貸室なら旅館と違うから届出も簡単だし不動産屋も関与出来るから・・・ 問題は費用か!
結構 高いんでしょおー??・・・(私)
うんまあーなあー ここまで来ると趣味だの遊びだのって言ってらんないからなあー・・
だけど旅館よりは遥かに手間もいらんし 面倒もないしなあー・・・(亭主)

亭主と二人でのんびり話したのも久し振りだった・・・・ ほろ酔い気分の私



9番目


私は亭主の女房であって嫁ではない・・・・・
亭主を朝 仕事に送り出し笑顔で帰宅を迎え 亭主の大好きな一杯の料理を作り 亭主が気持ちよく働けるように
亭主の疲れが少しでも取れるように居心地のいい家を楽しめるように・・・・・ それが私の大切な仕事
義母や義妹・・・ 義弟がやってる仕事を手伝うと言うことは 私が亭主にしてあげられることを犠牲にすること・・・
亭主との生活を犠牲にしてしまったら 私がここにいる意味はなくなってしまう・・・・
でも、亭主は私が二人の仕事を手伝うことを望んでいる・・・・

ただいまー!    おかえりなさーい~♪♪

ふぅ~ やっぱ まだ暑いなあ~・・・(背広とネクタイを外しながら椅子に座る亭主)
ハイ・・・ 麦茶!!・・・・・(氷を沢山いれた麦茶を渡す)
おっ!! サンキュー!! ゴクゴクゴキュ・・・・ かっあ~!!! うんめー!! ・・・(喜ぶ亭主)
ガリゴリガリゴリガルガルガルガリゴリガリゴリ・・・・・・・(氷をかじる亭主)

今日、正式に向こう(義母と義妹の経営するコース)の契約が終わってウィクリーマンションの事業部に下げ渡したし
あとは専門の社員たちがやってくれることになったし いや~ もうー 何とか間取りも決まってよおー・・・
おおっ そうそう 母さん達のとこの担当っ!! 電気屋の彼女の旦那(亭主の部下)がやることになってよおー・・
まあ 知らん奴じゃないし 母さんたちも大喜びだったよおっ!!・・・・・・(満面の笑みの亭主)
よしっ! 風呂に入るか!! フンフンフンフーン♪ フンフン♪・・・・(ご機嫌の亭主)

亭主の背中の荷物も降りて一安心の私だった・・・・

よしっ! 今日は亭主のご機嫌に輪を掛けちゃおっと!!
亭主がお風呂から出るまでの30分・・・・ 急いで冷凍庫から食材を出す・・・・・ ホントは嫌だけどレンジで解凍!!
出汁のとってない味噌汁を鍋に作って・・・・ その中に解凍した食材をいれるだけ~♪♪ これが贅沢!!・・・

うふふふふっ! いい~匂い!!

くうわぁー あっちー あっちー!! いい湯だったあー!! 亭主が茹で上がって出て来たようだ・・・・
白いランニングがもう汗でビショビショに・・・ うふふふふ・・・・
ハイ、どうぞっ!! 椅子を引いて亭主を座らせる・・・・  ぐおうぅ~・・・(亭主の腹の虫)
クンクンクン・・・ うおぉ! いい匂いしてんなあぁー!! ひゃっほー!!・・・パチパチパチッ・・・(両手をあげて拍手する亭主)
ラップをしてキリキリに冷えて外側だけ凍りついたジョッキにビールを注ぐ・・・・ 亭主の視線を手に感じる私
ウング ウングゥ ウングウ・・・ かあぁーーー!!!  うんめえぇいーーー!!! ゲッフッ!・・・・(いい飲みっぷりの亭主)
おっ! 待ってましたあぁー!!! ひゃっほー!!・・・ パパチパチ・・・(拍手で私の持ってるものを迎える亭主)
うほっ! うほっ!! うほほっ!!・・・・亭主  亭主の前に置いた大きめのどんぶり・・・・ 
亭主の目の前で刻みネギをパラパラと振りかけて完成!!・・・・・(貝とツブの味噌汁)
ツブ(刺身つぶ・巻貝の一種)とアワビ(小さ目)に刺身用の生ウニ それに生ワカメ(味噌汁用) と磯カニ(特注品)を
味噌汁にタップリ一気にドバッと入れただけの浜汁・・・・ワカメは切らずにそのままの大きさが亭主好み・・・
はふはふはふしながら 額に汗して食べる夏場の浜汁(浜鍋)・・・・・・・ 亭主の後から額をタオルで拭く私
貝やツブはそのまま殻ごといれて爪楊枝か串を皿の横に置いて実を出して食べ 汁を啜り ワカメを食べる・・
無言になって 一心にツブを剥いて食べる亭主は最早 人間にあらずといったとこ・・・・(嬉しい亭主の笑顔)
亭主の首からぶら下るタオルがドンドン湿って行く・・・・ 急いで替わりのタオルを交換・・・・・・(私はセコンド)
第一ラウンド終了して 一息つく亭主の御満悦の表情・・・・・ 私の一番の幸せな一時(ひととき)
第二ラウンドに入る前に 別のジョッキに交換してビールを注ぐ・・・・ 私に構わず汁を啜る亭主・・・・
扇風機を亭主に当てる・・・・ 第二ラウンドの始まり・・・・ 台所へ行きツブの壷焼き(塩焼き)の準備の私・・・
そろそろ欲しがるかな~・・・ 長ネギ一本のままで味噌に漬けてそのまま食べる・・・ 持って行くとそのまま
味噌を着けてガブリ・・ガブリと二口 三口・・・・ ムシャムシャムシャ・・・ 時折見せる涙は辛さの所為・・・・
ずうぅーずずずずずうぅー 亭主の啜る音が部屋中に響き渡る・・・・・(BGM)
台所から 食欲をそそる壷焼きの完成を知らせる海の香りが漂うと亭主の動きもピタリと止まり ニヤ~っと笑う
亭主の前に壷焼きを二つ乗せて運ぶ・・・・ 軍手を横に置くと さっそく軍手をして金串で中身を出す・・・
パチッ!と跳ねる・・・ うおぉっ!っと身体を交わす・・・ 中から汁が出ると うわっち!・・ちっちっちー!!・・・
ニョロニョロニョローんと中身が出ると 口を窄めてふうぅー ふうぅーふうぅー・・・・(真剣勝負の亭主)
亭主は全部 肝まで食べる人だからキレイに向けないと損した気分になるらしい・・・
剥き身を口に入れると この世の幸せとばかりな表情・・・ 顔が蕩けそうな亭主・・・・ 無言で笑う・・・・ニンマリ
剥き身の殻に生ウニを少し入れて日本酒・・・・ 台所の渡し網でとろ火でゆっくりとアルコールを飛ばす・・・
アルコールが飛んだ殻の中に少しだけお酒を垂らして、ふうぅふうぅ~いいながらチビリと口に含む・・・・
フッフフふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ・・・・・・ ホンの少しだけ頷く亭主

亭主が満足し出してようやく私も・・・・ 浜汁そして壷焼き・・・ ビールを注いでくれる亭主・・・・
ニコニコして食べてるとテーブルに頬杖付いて私を眺める亭主・・・・ ポンッと私の頭を撫でる亭主の嬉しそうな顔
壷焼きを剥くのが下手な私のために半分だけ剥いてくれる亭主・・・・
扇風機をわたに向けて別なタオルを首に掛けてくれる亭主・・・

かあぁ~ あっちうぃー あっちー 台所に行くと 壷酒を造ってきてくれた・・・・・(亭主嬉しそう♪)

壷酒二つを一つずつ持って かんぱーいー!!


10番目



今日 これから 向こうの方 見に行ってみないか?・・・・(亭主)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(私)

見るだけだって!・・・・ 俺も興味あるし・・・・ なっ! 行こうって!!・・・(亭主)

・・・・・・・・・・・・・・・(軽く頷く私)

亭主の運転する車で義母と義妹の家に到着した・・・・
コースは 家(ビル)の周りに作られ私と亭主の家のコースほど大きくはないものの大勢の人と車で溢れていた・・
入り口に設けられたプレハブの建物には土曜日と言うこともあってか物凄い人だかりだった。
家の周りは以前の面影は殆どなく 桜の木も切られて畑もなくなり 裏の小山も半分は削られていた・・・
草木は全て伐採され土が裸で見える寒々しい光景が広がっていた・・・・・
何十台もの改造車から大型四駆車までが所狭しと爆音を上げて走りまわっていた・・・・
コースにはアルバイトの男性と思われる人達が点在し旗を振って何やら合図に追われていた・・・・

ねえぇー 帰りたい・・・・ (ポツリと亭主に言う私)
うん・・ 帰るかっ・・・・・・ まさかこんなになってしまったなんてなあ~・・・・・(小声の亭主)
私たち二人は逃げるように 義母に会うことなく その場を離れた・・・・・(車内で無言の二人)

沼に行きたいなあ~・・・・(運転する亭主に言う私)
うん・・・行くか・・・・・・(小声の亭主)
二人ともショックだった・・・・ 家の周囲は跡形もなく削られ破壊されつくしていたからだった・・・・
知らなかったの??・・・・・・(前を見ながら聞く私)
あぁ! こないだ 行った時はあんなんじゃなかった・・・・(小声の亭主)
桜の木 なくなっちゃったね・・・・・・   あぁ 無くなったなあー・・・・(亭主)  何にもなくなったなっ!・・・・(亭主)

見えて来た・・・・ 彼女のいる釣り場・・・・ 懐かしいなあぁ~(思わず出る言葉)
やっぱり ここも土曜日だから 凄い賑わいだなあー ちょっと手伝わさせてもらうか?!・・・・(笑みを浮かべる亭主)
車を駐車場へ入れる 大勢の人だかり(釣り上げた魚を計測する場所)の中に笑顔の彼女が居た・・・・・
車から出て彼女の方へ向かう・・・・ お店の中には知らない女の子が店番し お兄さんは船着場に・・・・
調度 ボートが戻る時間帯に来てしまったらしい・・・・・
大きな音を立てて計測場から鐘の音が聞こえる・・・・ 大物が出たらしい・・・・ 亭主と二人急ぎ足に・・・
人だかりの中に大きな鯉が置かれていた・・・・ 1メートルはある大物だ!! 心が浮き浮きする私たち
釣り上げた人は満面の笑みで写真撮影に追われ 周囲の家族達は一同に驚きの表情を見せる・・・・
鯉にピトッと小さい子供の指が触れると バシャバシャと跳る鯉に驚いて目を真ん丸にして後退りする子供達
暫く見ていると、一斉に おおぉぉぉー!! っと声が沸きあがった!! 釣り人が優しく鯉を抱くと水辺に歩き出した・・・
家族連れや大勢の釣り人が見守る中 釣り人は大きな鯉を水辺から沼へとリリースした・・・・
周囲の人達が一声に拍手をした パチパチパチパチパチパチ・・・・ 私たちも釣られて拍手を送った・・ 嬉しい!
釣り人が右手を空に向けて振ると 二度目の拍手が巻き起こった!!  パチパチパチパチパチパチ・・・・
人だかりが消えると同時に店から放送が流れる・・・・ 次のボート券販売しまーす!!!
放送が流れるや否や 大勢の人達が見せの前に並び出した!! 次に釣り上げるのは俺の・・ 私の・・ 僕の・・
そんな顔して目を輝かせて並んでいた・・・・・
来てたんだね~♪ ごめーん忙しかったから~♪・・・・(釣具屋の彼女で○○ちゃん)
ねっ! 何か手伝わさせて!!・・・・(彼女に言う私)
うんっ! じゃーねぇー 店の方!! 今 ボート券 やってるから 彼女っ! 同級生だった娘(子)なんだー!!
あのうー 俺にも何かっ・・・ じゃあー ボート乗り場 立て込むから お願いしますっ!・・(可愛く頭を下げる彼女)
兄も喜ぶと思います!!  よしっ! 一働きするか!・・・(やる気満々の亭主の足どり軽やかに)

彼女とお店に入って同級生に軽く紹介してもらい私はレジへ・・・・ 彼女には休憩を勧めた私
ドンドン ボート券が売れ 売れては私がレジの横でマイクに向かう・・・ ○○番のお客様 入りまーす~♪♪
同期優勢の彼女とは話すことも出来ないほどに忙しく ボート券を配る彼女を見なが釣具を買い求める客と対話・・
清算するとお客さんは走り出してボートに向かう・・・・ みんな目をキラキラさせている・・・・
あんな超大物を見せられたら誰でもそうなる・・・  ようやくボートも殆ど無くなったころに 今度は持ち込み客が・・
一列に並んでは持ち込み券を販売する彼女・・ 釣り場にはちょっと居ない色白な女の子・・・・
忙しさも徐々に薄れ ようやく終了に・・・・ 色白の彼女が仕事を終え 私に笑顔でありがとう!! 笑顔・・・・
椅子に腰掛ける瞬間だった!! ドッコイショ!! 一瞬 私は固まった・・・・ こんな子がドッコイショなんて ウフ♪
ああぁー また 言っちゃったあー!! 御婆ちゃんのが移っちゃって!! あはははははは・・・・(笑う彼女)
うふふふふふふふふ~♪♪ あははははははははは~♪♪
奥から釣具屋の彼女が出て来た あー 何 二人でー 楽しそうー!!・・・・
ダメだからねっ! 私のお姉さんなんだから取ったらヤダからねっ! 私にに同級生の前で抱き付く釣具屋の彼女・・
ジーっと私を見つめる同級生の○○ちゃん・・・・・ でもっ! 少しくらいなら貸してあけよっかな~♪♪
すると・・・・ 椅子から立ち上がって目の前にくる同級生の○○ちゃんだった・・・
突然 私に左側から抱きついてきた・・・・ 宜しくお願いしまーす!!    右側には釣具屋の彼女・・・・・
おも~い 重いってえぇー うふふふふふ!! あははははは!!! キャハハハハハハ・・・・
船着場から亭主と釣具屋の主人(釣具屋の彼女の兄)の二人が釣り談義に夢中になりながら店に戻ってきた
まるで昔からの友人のように満面の笑みで語り合う二人・・・・・(とても嬉しい私)
みんなで丸くなって お喋りを楽しんだ・・・・・ でもやっぱり 知りたいのは穴場情報だよねえー・・(同級生)
えっ! 見抜かれてた??・・・・(ひょうきんな亭主) 店の主人が指差して亭主に今日の穴場はと耳打ちする・・・・
だーめえー!! お兄ちゃんたら 直ぐに秘密の場所だって 好きな人にはペラペラペラと!!・・・(笑む釣具屋の彼女)
亭主と主人が店の外に立って 沼の様子を話しだした・・・・ 聞き入る亭主
ねえねえねえ!! そう言えば クロスカントリーのコース!! 彼女達 始めたんでしょうー!! 私も行って見たくてさあー
釣具屋の彼女が前のめりで私に聞く・・・・  そっかあー アナタも好きなのおぉー!! ああ言うのお??・・(聞く私) 
何か連日大賑わいで隣街や遠くからも来てるんですって??・・・(同級生)
あら そう言えばお姉さんは手伝ってないの??・・・・・(不思議そうな顔する釣具屋)
私は~ あんまり・・・ それに おんなじ手伝うなら 釣り関係の方が好きだし・・・・・(口を窄める私)
ワタシ こないだ コースの前 通ったんだけどさあー 凄い人だかりだった!!・・・(同級生)
でもー ワタシ 車持ってないし・・・・・(残念そうな顔する同級生)
あれっ? たしか スタンドでもらったパンフに一時間1000円で車のレンタルもありって書いてよお??・・(釣具屋)
へーえー!! それいいねえー!! へーえー じゃっ! ワタシも楽しめるってことだ!! あっははは 良かった~(同級生)
ねっ! じゃーさあー 今度の火曜日 行ってみなーい??・・・・(目がランランと輝く釣具屋)
うん!! いいねっ ねえねえ!! お姉さんも一緒にどう!??・・・・(前のめりで語り掛ける同級生)
ごめーん 私・・・ 好きだけど あそこはちょっと・・・ね~・・・・・(歯切れの悪い返事の私)
でも、走りたかったら・・ 家(うち)においでよ!! なんの設備もないけど 車も貸してあけるし♪♪・・・(勧める私)
えっ?? お姉さんのとこにもコースあるの??・・・・・(ビックリした顔をする釣具屋)  
聞き入る釣具屋に話す私・・・・・(元々って言うか 事の発端はねえぇ・・・・)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
じゃ 今度の火曜日に必ず行くからねえー ♪♪  手を振る三人・・・・
彼女達と約束して私と亭主は釣り場を後にした・・・・
彼(釣具屋の主人)から聞いたんだけど 実はなあ ボートの方が釣れるんだが オカ釣りの方が大物に出会える
そうらしいんだよ! だから ボートはただの移動の手段として使うのが通(つう)って言うか釣り師と言うからしいんだ
で、リリースを条件に 穴場を教えてもらったんだよ~ん!!♪♪  お前には 教えなーい♪♪・・・(笑う亭主)
ヤダー!! 何言ってんよおー 釣りのときは一緒だもん バレバレじゃなーい!! うふふふふふふふふ!!
あっ! そっかあー!! そうだよなあー!! あっはははははははははは!!!!


11番目



風呂から出た亭主が一杯飲んでいる・・・・ 夕方の6時  ピンポーン・・・・ 玄関チャイム
出て見ると釣具屋の彼女だった どう-したのー?? ビックリするじゃなーい?? こんな時間にいー (私)
ちょっと ドライブのつもりが・・・・(ニッコリ微笑む彼女)
さっ! 入って!! さっ!!・・・・(手招きして入らせようとする私)
バイク??・・・・(黒のレザーショーパンに黒ストッキングにブーツ 黒の皮ジャン姿の彼女に聞く私) 
うん! 久し振りにバイクに乗って街を一周って思ったら ここの入り口もコースに入ってて・・・・・・(彼女)
お邪魔しまーす!!・・・・
やあぁーいらっしゃい!! さっきはありがとう!!・・・・(彼女の姿に少し驚きながらも愛想のいい亭主)
お店の方はもういいの??・・・・(私)    うん! 同級生の○○ちゃんが 今日は居てくれるから~♪・・・(彼女)
そうだっ! じゃあー 今夜 泊まらない??・・・・(私)   えっ でも・・・(亭主を気にして俯く彼女)
あぁー 俺のことなら気にしなくていいよ!! コイツも喜んでるし!! 良かったら泊まってくんないか??・・・(亭主)
そうそうそう!!・・・明日 うちのコースで遊べるし!!・・・・ ねっ! そうしなよおー!!・・・・(誘う私)
ホントに良いの??・・・・(私達に聞く彼女)    うーん!! いいよおー!!・・・(私)  大きく頷く亭主・・・・
じゃー まずは 御飯てか・・・ 一杯 飲まない??   やったー♪ わーい!!・・・(大喜びする彼女)
お店に電話して兄の了解を取り付けた彼女と三人で食卓で乾杯した・・・・ もちろん話しの内容は釣り談義
彼女は小さい頃からよく御爺さんに連れられ兄さんと三人で街の周りの殆どの渓流釣りをして来たらしかった
彼女の話しに鞭夕になつて聞き入る亭主・・・・・(真剣そのものの表情)
以前、義母に貰った誰も食べないカニ缶が30個・・・・ この時ばかりと 食卓へ出すと彼女は大喜びで頬張った
私も亭主もカニ缶を食べてくれる彼女に感謝・・・・(カニは生が好きな一族でカニ缶は殆ど食べないから盥回し)
○○ちゃんカニ缶好きなの??・・・・・  えっ ハイ!! ワタシ カニはダメなのに何故かカニ缶詰は好きなんです♪♪
カニのなんて言うのかな~ あの甘みがダメなんですよおー あはははははは・・・・(笑む彼女)
じゃあー ちょっと待ってて!!・・・・(亭主と顔を見合わせて、彼女の亭主を残して奥の押入れに行く私)
ゴソゴソゴソゴソ ガサガサガサガサ ガサゴソガサゴソ・・・・ よしっ! これでスッキリするわー!!! 
私は買物袋に入れて 食卓へ戻ると彼女に手渡した・・・ ハイこれお土産!!
ええぇー! こっ! こんなにいー!! いいんですかああー こんなに貰ってもおぉー!!・・・・(驚く彼女)
バイクのトランク・・・ 入るかなあー???・・・・(聞く私)
えっ! 入りますけどおぉぉぉ こんなに いいんですかあ??・・・・・(カニ缶 20個に大騒ぎの彼女)
貰ってくれる人が居て大助かりの私と亭主の二人・・・・・
でも、みなさんカニ缶って食べないんですか??・・・・(不思議そうな顔する彼女)
うん うん うんと何度も顔を振る亭主・・・・   何かさあ カニ缶て塩味きついって言うか・・・(私)
えっ 確かに・・・ でも ワタシは塩っぽくて好きなんです・・・け・・ど・・・・ アッハハハハハ 嬉しい~♪♪
喜ぶ彼女に拍手を送る私たち二人・・・・・パチパチパチパチパチパチパチパチパチ
でも 何でこんな凄い量があるんですか??・・・・(不思議そうな彼女)
お義母さんよおー お義父さんの経営してる旅館とかに業者さんが営業に来てはサンプルだって言ってはねえ
箱ごと置いてくんだってえー! それでねっ 最初は従業員さんたちも喜んで貰っていってたらしいんだけどおー
だーれも 貰ってく人が居なくなって ドンドン増えて・・・・ だから いろんなメーカーでしょ! それ!・・・・(私)
凄いなあぁ~・・・ 人によって宝物は違うってことなんだねえー・・・(笑顔の彼女)
パクパク食べてあっと言う間にカニ缶10個をペロリとたいらげた彼女は御満悦状態・・・・・
御飯も食べて もう食べられないと言わんばかりに居間のソファーに深くすわるものの亭主と刺し向かいで釣り談義
亭主もここぞとばかりに女釣り師の秘密の話しに夢中!!・・・・・(新聞チラシにメモまで取る亭主)
ショーパンに黒ストッキングの彼女の脚には目もくれず彼女の話しに夢中の亭主は子供と大人の入り乱れ・・・
話を聞いていた亭主の視線が変わった・・・・・ 大変!!・・・・(内心慌てる私)
酔った彼女が亭主の真ん前のソファーで何気に体育座りしちゃってた!!・・・・・(何も気付かない彼女)
それほど飲んではいない亭主にしても大好きなコスチュームで体育座りされたら否応無く目も行くと言うもの・・・
全然 気付いてない彼女・・・・・ 突然 彼女が背凭れにうな垂れた・・・・  酔い潰れた・・・・
体育座りも終了・・・・・
俺、今日 一人で寝るから お前 彼女と一緒に居てやってくれや・・・・ しっかり手にもったメモの塊り
パソコンに入れるつもりらしい・・・・(そう言うとヨロケながらも二階へと上がって行った亭主)
まあー 亭主も男・・・・  いくら好きな釣り談義でも あんな格好見せられたら速射もしたいだろうし・・ うふふふ
私は片付け物サッさっと片付けると一階の一番奥の客間に二人分の布団を敷いた・・・・
薄っすらと目を開けた彼女と私は二人でサッとシャワーを浴びて浴衣を彼女に着せ 奥の客間へと連れ立った
今頃 亭主は 彼女の体育座り食込みオマタでも思い出して・・・・ 2発かな~ 3発かな~・・・ ウフフフフ♪♪
さてとー じゃあー 私たちもそろそろ・・・・・ パチッ



12番目



深夜・・・・・
約束してた見たいに寝ている私の身体を求めて来た釣具屋の○○ちゃん・・・・
無言で私の浴衣を肩から下ろす・・・・ 重ねる身体・・・・ 肌に当たる彼女の吐息・・・・ 彼女に身体を預ける
ゆっくりとキスをして首から肩そして胸へと流れる彼女の舌先に反応する私・・・ビクンッ
男とは違う嫌らしさのない舌が絡みつく乳首・・・・ 身体を滑る彼女の指先・・・ 大切なものを扱うように自然に・・
全身の隅々まで広がる彼女の愛撫にウットリする・・・・ 両脚を優しく広げ私の扉を開けて入る舌先・・・・
否応無く反応・・・ そして溢れる愛液・・・・ ビクンッ ビクンッ
押し殺すように漏れる女の鳴き声・・・・ 鳴き声を出す度に私への愛が深まる彼女・・・・・ビクンッ
上下 左右 後から私に溶け込む彼女・・・・ 奥へ奥へと入る舌先・・・・
扉の入り口に当たる彼女自身・・・・ ピチャッ ピチャッ スルッ クネクネしながら私の中へ入る彼女自身・・・・
太いミミズのような長い彼女自身は私の中で何かを求めるように動き回る・・・・ 扉を閉めると私の上で悶える彼女
ゆっくりと 静かに私の中を出入りする彼女自身・・・・ 扉を閉めたり開いたりする私・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何てねっ! どおぅ!
ヤーダー!! もおぅ! お姉さんのイジワルー!!・・・・ 耳元でそんな話し・・・ 濡れちゃったじゃなーい!! もおうー!!
クチュッ・・ クチュッ・・・ 彼女の陰部に中指を入れる私・・・・ ホントだあぁー!! エッチなんだからー ○○はー!!
そんなこと言う お姉さんはどーなの!! クチュッ・・・・ ホラ~!! お姉さんだってー!!・・・・・
無言で私の身体の上に重なってきた○○だった!!
ちょっとおぉー! してること一々解説するの止めてくれない!! お姉さん・・・ イジワルなんだからあー!!・・(彼女)
うっふふふふふ!!・・・・ だってえー 何か久し振り過ぎて恥ずかしいんだもん~♪・・・・(照れる私)
チュー チュー レロレロレロ チュップァー チュッパプァー・・・・・・・・
この夜 二人は久し振りに互いを求め合い互いが互いに溶け込んだ・・・・・
zzzzzzzzzzz・・・・・・・・・・

チュン チュン チュン チュン・・・・・
目覚めるとすっかり太陽も昇っていた 私は慌てて服に着替え居間へ出ると外から車の音が聞こえた・・・
カーテンを開けて外を見ると 亭主が朝のコースを楽しんでいた・・・・
ショーパン姿だった彼女のために 下着とジーンズを箪笥から出して客間の彼女の枕元に置いて彼女のは袋に
私もジーンズに履き替え 朝食の準備を・・・・トースターとパンと牛乳・・私と彼女は紅茶
大窓を開けると 外から暖かい風が・・・・(まだ夏なんだなあぁー 私の心)
家中の窓を開けて網戸だけに・・・ 新鮮な山の空気が充満する・・・・ ステキな朝・・・・・
お客さんように歯ブラシとタオルを洗面台に・・・・ さてさて 今日はタップリコースを楽しんでもらうかっ!!
客間へ行くと既に彼女は着替えていた・・・ 彼女にサイズもピッタリ
おっはー!!・・・(私)  おっはー♪♪・・・(彼女)  ピッタリだよおー サイズー!! お姉さん ありがとう!・・・・
よしっ! 今、亭主がコース回って戻ったら 次は お前さんの番だぞおぉー!! 指で彼女の頬をツンツンする私
洗面セットおいてあるからしてきな!! トイレはあっちね!・・・・  ハーイ!!・・・・(トイレに行った彼女)
彼女がトイレに言ってる間に私もっ・・・・ザバザバザバッ あっあぁぁー気持ちいい!!! 歯磨きもっと!・・・・・
急いで♪ 急いで♪~っと よし! 次は客間の布団片付けとおぉー ありゃ! 終わってる??・・・ムフフフ
居間に戻ると調度亭主がご満悦で戻って来た!! たっだいまあぁー!!・・・(亭主)
どうだった!?・・・・(迎える私)
朝の澄んだ空気の中での走りは最高だったよ~♪ 今朝はパンにしたんだけど いいかな?・・・・
おう! いいってことよお!! 娘さんにはパンと紅茶だろ??・・・・(ご機嫌な亭主)
あっ! おはようございます~♪
よし! じゃー朝食にしますかー・・・・・ いっただきまーす

グオウゥン グオン グオン・・・・ コースを回る彼女の顔はやや緊張気味・・・・ ドロをバシャバシャと跳ね上げ颯爽と!!
アップダウンも難なくクリア S字カーブの連続に傾斜走行・・・ あっ! 車が滑った!! グウォン グウォン・・・
傾斜地を斜めに鳴りながらも 何とかクリア・・・ さてさてさて!! 次はドロ地帯 車高ギリギリに作られて
両サイドにドロをバシャーん バシャーんと跳ね上げ加速する車・・・・・ 振動する車・・・・
側溝の中を出口目指して走ってきた彼女の車を拍手で迎える私と亭主・・・・・
止まると泥水が勢い良く車から地面に落ちる・・・・ ビタビタビタビタ ジャ゛ージャー・・・・ カチッ ドアを開けて出た彼女
少しフラフラして これ以上ないといわんばかりの笑顔・・・・ 凄いコースだった 凄いよ!! ここ!! 
油も満タンだから飽きるまで遊んでいきな!!・・・・(彼女に笑顔で言うと家の方へ歩いて行った)
お姉さんは やらないの??  ハアァ ハアァー ハアァー・・・・(膝に両手を着く荒い吐息の彼女) 
今日はタップリ遊びなっ! 私はいつでも出来るから・・・・・・(私)
うんっ! でも ここ!! ○○(義母)さんのとこより凄いコース 私もここまで凄いとは思ってなかったから・・・(彼女)
最初は亭主が言い出して~ みんなで交代で乗って遊んでたのに・・・・ でも ここのことは誰にも内緒よ!
知らない人達が勝手に来るようになっても困るから・・・・ ねっ!・・・・(私)
うんっ! 約束する!! じゃあー もう一度!!・・・・(スキップして車へ行く彼女)
私はコース入りした彼女を見送って家へと戻った
だけど彼女も凄いなあー 初めて走ったコースであの走りだもんなあ~!!・・・・(亭主)
ねえ! 彼女が戻ってきたらさあー 裏の釣堀に行かない??・・・・(私)
そうだなあー 普段 他人に釣らせてばっかだし たまには入れ食いも楽しいかもしれんしな!・・・・(亭主)
やっぱり そう思う!? うふふふふふふふ~♪・・・・・(笑む私)
満足したのか彼女が車で家に戻ったのは10時を少し回ったあたりだった・・・・
私と亭主は彼女に釣堀のことを話した・・・・・ えぇー!! あの釣堀みたいなのって! お姉さん達のだったのおー!!
前々から 知ってて気にはなってたんだけど所有者がわかんなくって・・・・・(目を真ん丸くして驚く彼女)
話を聞くと前に偶然見つけて魚の養殖場として貸してもらえないかって持ち主探したんだけど全然ダメで
こっちから入ったことないんだけど あの釣堀みたいなのの逆がわから四駆車で10分位なんだー
だから兄と相談して貸して貰おって話してたのおー!!!・・・・(驚きながら話す彼女)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(裏の釣堀)
うわっああー 凄い数がいるねええー!!・・・・・(彼女)
ねっ! お姉さん!! お願い!! ここ貸して!!・・・・・・・・(真剣な眼差しの彼女) 
うふふふふ!!・・・・取り敢えず・・・ 楽しまない??・・・・・(笑む私)
そうそうそう!! 普段は人にばっかり楽しませてんだから 今はまず!! 釣って! 釣って!!・・・・(笑顔の亭主)
私も亭主もここを彼女たち兄妹に貸すことに依存はない・・・・・・・・・・・
入れ食い状態の彼女は子供見たいにキャー キャー叫んでは大物を釣り上げていた・・・・釣り上げてはリリース
そんな時だった・・・・ 突然 彼女の竿が折れるほどに撓った・・・糸が音を立てた・・・ 風きり音・・・キュウゥーイン
ガツン ガツン 竿が緩んだり撓ったりを繰り返す・・・・  緊張が走った!!  キュルキュルキュル・・リールのドラグが滑る・・
 (リールのドラグ・大物が掛かった時に糸が切れないように糸巻き装置が逆転して糸を緩める装置)
ドラグの負荷は5キロに設定してあるものの簡単に糸がフケル・・・・
 (糸フケ・糸が魚に引っ張られ風に乗ってフワリフワリと漂う・表現色々あります)
うおぉぉ!! 糸フケしちまったよお!!  何だ!! 鯉か!! それともナマズか!!・・・・(叫ぶ亭主)
真剣な眼差しでドラグを少し緩めては巻くを繰り返す彼女・・・・ 竿の根元はしっかりと股間で止めている!!
よし! いいそじおぉー 落ち着いて!! うんっ! 流石にいい対応してるなあー!!・・・・(彼女を見つめる亭主)
7キロ! もしかしたら10キロいくかも!!・・・・(亭主)
走った!! 走りやがった!!・・・・(叫ぶ亭主) 彼女も一緒にコンクリートの縁を竿を張ったまま、走り出した!!
奴(魚)が疲れるのが先か彼女が先か!!・・・(私の横で解説する亭主)
おおおぉぉっ! 巻いたな!! 勝負に出たか!!!・・・・(解説する亭主)
いや! まだか!・・・・ 少しずつ 巻いてるってことは 浅瀬に誘導する気か!?? こりゃ ヘルプせんと!!・・(亭主)
咄嗟にタモ(網の袋が付いた木の棒)を持って彼女の方へと走り出した亭主・・・・・
竿を一旦上げて、亭主の後を追う私・・・・・
浅瀬だ!! うおぉぉぉぉー!!! 見えた!! でっけえーーー!!!! なんじゃこりゃあぁー!! 奇声を発する亭主・・・・
彼女は獲物を浅瀬へと引き込むのに成功した!! 私も急ぐ・・・・・
彼女の前に着いて唖然とした私と亭主・・・・・ なっ なんで こんなのが こんなとこに居るんだ!!??・・・(亭主)
髪を振り乱して 一点を見つめる彼女・・・・・
メーター越えしてるでや!!!・・・・ 呆然と立ち尽くす彼女に声を掛けた亭主・・・・ 鯉を捕まえようとするものの
暴れて力負けする亭主・・・・ 彼女も加わって二人がかりで 岸へ引っ張る・・・・・・
1メーター40センチ!! こんなの見たこともねーぞ!!・・・(小声の亭主)
主だ!! 主が連れた!! うおおおおーー!!!・・・・・・・・・・・・・・(自分ごとのように大喜びする亭主)
無言で鯉の前で立ち尽くす彼女・・・・・・ パチッ パチッ パチッ パチパチパチパチパチパチ 一人拍手する彼女・・・・
私も亭主も拍手する・・・ パチパチパチパチパチ パチパチパチパチパチ パチパチパチパチパチ
ホラ!! そこ 見てみろ!! 川の真ん中辺りから水と一緒に枯葉だの小枝だの沸いてるだろう
それのお陰で食い物に不自由してねーんだよ だから こんなに大きくなったんだよ!!・・・・(亭主の解説)
鯉に巻尺あてて 写真を撮ってリリースした彼女・・・・・ 鯉に手を振る優しい彼女だった

13番目



釣りから戻って休憩していると・・・・
お姉さん!  お姉さんが以前話してくれた 鮭風味塩の作り方教えて欲しいんだけど・・・・・・・(彼女)
大まかにしか聞いてなかったから・・・・ 何度やってもダメっていうか・・・・(彼女)
えぇー いいほよおー!! 簡単 簡単!! じゃーねえー レシピ風に話すわねっ!!
 1、鮭は皮の付いたまま5センチ角に予め切っておく・・・・・  切っておくと!!・・・・(メモする彼女)
 2、タッパーか何かフタのふる物を用意する
 3、塩を一センチくらい引き詰める
 4、別の容器で鮭の切り身に塩を馴染ませながら塗して行く
 5、鮭を塩を敷いてある容器にくっつけないで並べて行く
 6、並べ終わったら鮭の上に塩で包むように一センチくらい被さる程度に入れる
 7、最初の数時間は常温で(室内の温度)で台所の隅にでも置いておく
  (この時に鮭から水分が出るので水分を除去して濡れた塩も除去する)
 8、7の終了後、冷蔵庫のチルドで4日~5日保管する
 9、保管の途中で何度かフタを空けて中を見て水分が出ていたら7の()内を繰り返す
10、後は石のようになったものを手でサラッと塩を・・・・サラッとねっ! 落として焼いて出来上がり
  出来上がった後は一度に食べられないと思うから、小皿にラップをして冷蔵庫なら2週間は保存OKよ!
  人にも依るけど・・・・ やきあがっりは柔らかいから 冷えた方がゴツゴツして これも美味・・・
  お茶漬けにも最高なの!! 肩こりの人は水分は多めに取らないとねっ!! あと、ほぐす時は気を付けてねっ!
  危険だから・・・ 力入れすぎて何処かに飛んでいったり誰かに当たったら怪我しちゃうから! うふふふふ!!!

お姉さん! ここまでメモもとったし あとは実践あるのみ!! でも、これって他の魚でも応用利くの??・・・(彼女)
さあぁ~ねえー それは自分で楽しんで頂戴~♪♪・・・・(私)
でもねえー 美味しく作りたいなら 水分の飛んだ切り身よりも あくまで例えだけどねっ!
刺身で食べられかも!! なんて言う方がいいのよねえー♪♪ 何でかって言うと最初から水分の飛んだものは
塩を吸ってくれないばかりか 中まで塩が届かないのよ!!・・・・ 極上品って訳でもないけど・・・
普通に焼いて美味しそう~♪♪って言うのがOKかな・・・ あと鮭風味塩は三平汁(塩)にも一切れ流用
この時は三平汁だから鮭に関係なく白身魚でも問題なく美味しいよ~♪♪
うんうんうん!!! やってみる みる みる!!・・・・・(大喜びの彼女)
おっ! 料理教室は終了したんか!! 終わったら 鮭風味塩でお茶漬けサラサラ行きたいんだが・・・(亭主)
うわーい!! 食べたい 食べたい!!・・・・(ピョンピョン跳ねる彼女)
あっ! 俺のは少し焦がしてくれや! 焦げたのも美味いんだわ これが!!・・・・(ニヤニヤする亭主)
じゃーワタシも!! ワタシも焦げがいい~!! ・・・・・(彼女)  はいはいはい!! 全く 子供見たいなんだから!! うふふ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
は~い 召し上がれー!!・・・・(私)    番茶で頂くのが俺は好き 他には玄米茶なんかもグットよ!!・・・・(亭主)
私はキューっと冷やした麦茶が好き・・・・(私)
じゃあー ワタシは煎茶でっ!! ・・・・・(ワクワクの彼女)
色々 楽しみたい時は お茶は作り置きしないでねっ!・・・・(私)
煎茶に番茶に麦茶と3杯も食べた彼女は御満悦でソファーに移り亭主もまた茶漬けの他に熱々御飯でもう一杯・・
いやあー 食った 食った!!! そういえば 奥の釣堀の件だけど まずは店長(彼女の兄)にも見てもらったら??
亭主が彼女に切り出す・・・・  ウフ・・・う・・ん・・ 何か あのまま、そっとしてあげたいなあーなんて・・(彼女)
兄ちゃんには悪いけど そっとしてあげたいって思っちゃって・・・・(彼女)
あらあー・・・ いいのよおー うちは 私達は アナタが貸してって言った時に貸してもいいって思ってたもの・・(私)
うん! 俺もいいって思ってたよ!!・・・・(亭主)
うううん・・・ 何か あの中にいた主もそうだけど 静かに暮らしてたのに突然知らない魚たちが押し寄せてきたら
だから もし、店で兄に会っても この話は・・・・・・(元気のない彼女)
わかった! いいよ! ○○ちゃんの気持ち通りで私達はいいよ! 気が変わってもいいしねっ!・・・(私)
じゃあー きょうの締めくくりで一っ走りしてきたら??・・・・(コースを見ながら彼女に言う私)
よしっ! 俺も行ってくっかあー よし! 行くか!!・・・・・・(彼女の肩をポンっと叩くと玄関へと向かった亭主)
ハイっ! 元気良く亭主に着いて行った彼女だった・・・・・
楽しい日曜日も終盤に・・・・・


14番目



亭主と彼女(釣具屋)がコースを楽しんで戻った頃・・・・ 亭主の携帯電話が鳴った・・・(あっ 母さんからだと亭主)
相談したいことがあるらしい そう言うと向こうへ出かけてしまった・・・・・
ねっ! お風呂 一緒に入らない!・・・・(彼女に声を掛ける私)  うん! 入りたーい・・・・(彼女)
彼女に別の下着を用意して二人でお風呂へ・・・・ あっ! ごめーん 私ったら・・自分の下着持ってこなかった!
先に入ってて・・・ そういい残し裸で取りに行く 
私ったら うふふふふ ホント バカなんだから~♪ 下着を持って脱衣場へ・・・ あら? まだ入ってなかったんだ
ガラス越しに見える彼女の影・・・・ 入ろうとした瞬間 扉の隙間から女の鳴き声が・・・・
扉の横へ隠れるように隙間から中を覗く・・・・・ えっ! そんな~・・・  私の使用済みパンティー・・・
もおぅ! 勘弁してよおー!・・・・(心の私)  椅子に座って私の下着の匂い嗅ぎながら陰部に指を入れてる彼女
ヨガリ声出してるし これじゃ 入れないじゃないのお!!・・・・(心の私)
よし! 一度 後に下がって鼻歌でもして声を出してくれば 止めてくれるかも・・・・・(そっと脱衣場から離れる私)
ランラランラン~♪ ラランラン♪ ランラランラン~♪♪・・・(ちょっとおぉー 聞こえてないのお!!・・・心の私)
私・・・・・ 何してんだか!! 全くもおう!! もういいや!! お待たせー!! 扉越しに大きな声を掛けて開けた!!
続けてる・・・・ 何で続けてるわけー!!・・・・(私の心)  彼女の側へ行く 彼女の肩に手を掛けると急に抱きついて
あっあーぁぁぁ ちょっ ちょっ! ちょっとおー!!  ドスンッ!・・・彼女に押され床に倒れこむ私・・・・ 痛ったーい!!
裸で脱衣場に仰向けの私・・・・ ちょっ! ちょっとお!! 止めて!! 止めてってばあー!! アッアァァン
両脚開かれて陰部に舌が・・・・ アッ アッアァァン!! ちょっと ヤーダーってばあー!! 嫌だってえー!! アン アァン・・・
汚れてるから・・・ ちょっとおー 汚れてるから・・・ アアアン!! レロレロレロ ニチューニュルニュルニュル レロレロレロ・・・アッアッウーン・・
彼女に洗ってないアソコを・・・・ アソコをに吸い着きながら舌を転がし両胸を揉まれる動けない私・・・
身体は服入れのテーブルと壁に挟まれ左腕はテーブルの脚が邪魔で・・・・ 右腕も自分と壁に挟まれて・・・
動けない!!・・・・ 勢いづく彼女・・・・ あっ! ちょっと ダメだってばー そこは!! 汚れてるからー!! アナルに舌が・・
両乳首に指を絡められ陰部に貪り付く彼女・・・・ チューチューと恥ずかしい音を立て中に入ってくる彼女の舌先
アァァァンンン ウッンン・・・・・・・  ヤダから女の鳴き声に替わる私の声・・・・・・・
太ももの付け根にピタピタと這うように当たる細長い物・・・・・ 予想の付かない動き・・・・
両脚を更に持ち上げると 彼女のクリトリスは蛇のように私の中にニユルニユルと入ってきては 何かを探すように
クネクネとダンスをする 身悶えの止まらない私・・・・ 自分のヨガリ声が恥ずかしい・・・・ けど・・ 止められない
長く硬くなったクリトリスで私を攻めながら私のクリトリスを片方の指で・・・・・ 乳首に吸い付く彼女・・・・
彼女から溢れた愛液は彼女から私へと伝わり私の愛液と交わって凄まじい女の音を奏でる・・・
彼女の大陰唇と私の大陰唇が擦れ当たる度に愛液がピチャピチャと音を立てる・・・・
私の中の物の動きを封じ込めるように中に力をこめる・・・・ ウッ ウッウゥゥゥゥゥゥ ヨガル彼女 前後する彼女
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・逝く!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・行く!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私が逝くと彼女も後を追うように・・・・
胸に頬を着け甘える彼女・・・
彼女の頭を撫でながら、今度からはちゃーんと洗ってからしようねえー♪・・・・・(私)
ワタシ・・・・ 汚れてるお姉さんが・・・好き・・・
この娘(子)・・・・汚れフェチなの???・・・・(心で驚く私)
ワタシ・・・・ お姉さんの匂いも味も ぜんぶ好き~♪♪
さっ お風呂入ろっか!・・・・
ワタシ・・・ もう一度したい・・・・・(私の中に指を入れて来た彼女)
ちょーっとおー タイム! タイム! タイムだってえー!!   アン イヤ アッアァァン・・・  アッアァァァン・・・・ ダメ・・・


15番目



彼女が帰った後 亭主から電話があって今夜は向こう(義弟の家)に止まるらしい・・・・
途端に一人ぼっちになったような錯覚に陥る・・・・ ポテトチップを肴にビールを飲むものの誰もいない家に響く
パリッと言う音・・・・ あー あー 声を出してみる・・・・ パリッ・・・・ 
外は陽も沈んで暗くなって来た・・・・ 戸締りしてカーテンを閉める・・・・  玄関先の蛍光灯を点ける・・・・
亭主が着けてくれた玄関の周辺を照らすスポットライト スイッチを入れて見ると夜なのに視界がグーンと広くなる
これなら誰が来てもちゃんと見えるから安心・・・・・ 亭主の気配りがちょっと嬉しい
パリッ ポリポリポリ パリポリ パリポリ・・・・  テレビの音も寂しく感じる・・・・  ラジオを着ける もっと寂しい・・・・
家中のカーテン全部閉めて見た・・・  結構安心・・・・
ほろ酔い気分になってきた 普段ならプレイの準備するとこだけど 今日は二度も彼女に抱かれてちょっとお疲れ
そんな気はサラサラ無いはずなのに 心の何処かにある し・た・い・・・ 欲望・・・・  気持ち・・・・
願っていない一人ぼっちの夜は時間がとても長い・・・・  退屈  寝るには早すぎるし 何も思いつかない
思いつく唯一の事・・・・・  縄・・・  滑車・・・  客間の梁・・・ 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・玄関の内鍵を掛ける
客間に滑車と荒縄 そしてグッツを用意・・・・ 物差し一本・・・・ 
踏み台を使って梁に滑車を縛る・・・・  縛るって・・・  この部屋て言うか この家で初めてなはずなのに・・・・
何でだろう?? 何かを縛った形跡があった・・・ それも一度や二度じゃない 何度も 何度も 灯で照らすとあちこち
無数に着いてる縄の擦れたような跡・・・・・ うふっ♪ まさかねえー♪ 前のオーナー夫婦って結構年配らしいし
でも 確かにこれは縄の擦れて出来た跡だわ♪ この部屋で前のオーナー夫婦も愛しあってたのかな~♪ うふ♪
まさか 私みたいに一人でプレイしてたのかな~♪ うふふふふふ
でも、相当なハードプレイねっ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(縄のスレ具合でわかる私)
真ん中大きい滑車・・・ 両側に中位の滑車 お腹に亭主の腹巻してその上から縄を・・・・・
両側の滑車の縄には片脚ずつ・・・・ 蛍光灯の灯を小玉に切り替えて・・・ 少しだけ身体を浮かす・・・
縄が身体に締まって食込む 片足ずつ太ももに2本と膝に1本 滑車の縄を引くと太ももに食込んで行く縄
肌を直接傷付けないように伝線したパンストは必需品・・・・ 3点吊りはエコノミー・・・・ 気軽に楽しめる・・・
宙に浮いて暫くは久し振りの縄の感触と締め付け感を楽しみながらワンカップをチビチビやる・・・
身体が反応して乳首が勃起する お酒を飲みながら 物差しで自分の太ももを軽く叩く・・・・  ビシッ・・ ウンッ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お酒が空になるころ 身体も熱くなる
ビシッ ビシッ!! 両脚を交互に叩く・・・・ 勝手に出る痛みへの苦痛な唸り そしてやって来る快感・・・・
滑車で20センチから30センチに上げる・・・ 身体が持ち上がるとき身体に縄が更に食込む・・・・ ウウゥッン・・・
パンストの下腹部をビリビリ破いてパンティーを横にズラす・・・・ バックからバイブを出してゴムを被せる・・・・・
グウゥィーン グウゥイーン 久し振りに聞く音・・・・ 濡れ具合を確認しながら少しずつ入れて行く・・・・
クリ用のバイブも同時に・・・・ ビクッン!! 身体が撓る・・・ 縄の所為で抑止されるものの勝手に反応して止められない
ヴイィィーン ヴヴイーン 中とクリのダブル・・・・ 反応して動くたびに太ももに食込む荒縄・・・・ グイッ アンッ!!
中のバイブをパンティーで抑えクリを左手で・・・・ 右手の物差しで届く範囲を叩く ビシッ! ビシッ! ビシッ!!
叩く手を休めて勃起した乳首を・・・ コリコリコリコリッ ウゥゥンン ファーン・・・ 仰け反る身体
中から溢れるイヤらしい液体がパンティーを塗らしてグニュ グニュと音を出し始める・・・・
バックからロウソクを出して ロウをストッキング越しに垂らす・・・・ 熱い!! 間違えた~!! 低温じゃなかった~!!
ポタッ~ ポタポタポタポタ・・・・ ヴッ! 熱い! 熱い!! ヴグッ ウッ ハアハアハアハアハア・・・・ 熱い・・ 熱い・・・
薄汚い口の臭い荒くれ者が嫌がる私を無理矢理倉庫に連れ込んで裸にして吊るして 私の悶えを楽しんでる・・
垂らされるロウソクに悲痛な声を上げる私・・・・・ 荒くれ者はロウを垂らしながら 汚い物を硬くして私の中に!!
バイブをグイッっと中に左手で押し込む・・・ アァァァァァー イヤー ヤメテー お願い!! 許してー!! 必死に抵抗する私
ウーウーウー ウヘウヘウヘウヘウヘ 雄叫びを上げて私を犯す荒くれ者・・・・ イヤー ヤーダー!!!! ヤメテー!!
荒くれ者はロウを垂らしながら 鞭(物差し)で私を叩きクリトリスを指で攻める・・・・・
力強く私を犯し続ける荒くれ者 ウッホ ウッホ ウッホと雄叫び・・・・ うん?? ウッホじゃ亭主じゃないのさあー
何でこんな時に出てくるのよー!! 
もう一度・・・ 遣り直し!!   荒くれ者は イッヒヒヒヒヒとイヤらしい声を上げて悶える私を攻める・・・・
あっー!!!!! 熱い!!! あっ あっ あっつーい!!!!!! ボーっとしてて太ももの付け根に垂らしてしまった!!!!!!
あっあっあっあっ!!!! 熱ーいーー!!!!  身体を強く捩ってしまう・・・・ 痛ーーーーい!!! 痛い!! 痛い!!  痛いー!!
バイブが中で跳ねた!! 中から愛液が溢れた・・・・・ グウーイン ビチャビチャビチヤ・・・・・
乳首を摘む荒くれ者 汚い口で貪り付く荒くれ者 痛いほど乳房を揉みまわす・・・・ イヤー! 痛ーい! ヤメテー!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 荒くれ物は私の身体を滑車で床に降ろすと 縄を解きストッキングを
ビリビリと楽しむように爪先まで引き裂いた 逃げようと激しく抵抗する私・・・・
両手で上に乗り上げる荒くれ者は抵抗する私を見て 突然中に入っている硬い物を二周りも大きくした!!
痛ーーい!! 咄嗟にバイブを抜き取りバックからビックペニスバイブを取り出し中に入れる早業の私・・・・
入れた瞬間 身を捩り仰け反ってしまった私は失神してしまった・・・・・・
スーzzzzzzzz・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
気が着けば夜の11時を過ぎていた・・・・ エクに達した・・・・
ボーっとする・・・
私はそのまま寝入ってしまった・・・・
29日より当サイトで開けない場合は下記のURLで縄奥ブログへ飛んで頂ければいつでも
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16番目



義母と義妹の二人で始めたクロスカントリーコースの仕事はグングン業績を伸ばし会社化することになったらしい
いやー 母さんがさあー 俺達の家の前のコースを買いたいって言って来てさあー・・・・ ダメだって断ったんだけど
今のコースだと奥の方へ広げても国有林まででストップらしくって・・・・・(亭主)
また・・・ 引っ越すの?・・・・ 私、引っ越すなんてもうヤダから!
年中引っ越して お金もドンドン減って行くし・・・・(私)
いや、金は母さんが払ってくれるから問題は無いんだけど・・・・ 折角乗ってる事業だし・・・・・(亭主) 
乗ってるったって そんなの私達の生活に関係ないじゃない!! 他の土地探してあげればいいじゃない!!・・・(私)
いや、やってるんだけど これってところが中々なくってさあー 売主達も足元見て吹っ掛けてくるし・・・・(亭主)
兎に角 私は嫌!! ここは私達の家だし 面の前に大勢の知らない人達が来るなんて考えられない!!
そうだよなあぁ~・・・・ (溜息を連発して会社へ出かけた亭主だった)
亭主が出かけた一時間後、亭主の部屋の掃除をしていて机の引き出しが少し空いてるのを見つけた・・・
元に戻すのに引き出しを開けると 中には大きな図面のようなものが見えた・・・・
机の上に広げて見る・・・・ 第二クロスカントリーコースイメージと掻かれた書類だった・・・・
ここの家の前から伸びる道路の左側の全てが第二・道路右側の小川の周辺に第三コース土地所有者名簿・・・・
いろんな人達の名前が記載それている・・・ 名前欄に○や△の記しがしてある・・・・ 家のところにには事務所と
鉄筋鉄骨3階立てとも記載されている 裏山の木々は全て伐採され平坦地に造成されていた・・・・
こんなこと!!・・・・・ こんなことしたら山が死んじゃう!! 小川もみんな死んじゃう!!! 何てこと考えてるの!!??
山も小川もみんな死んじゃう・・・・・ 魚もセミも鳥も・・・ 私たちも行くとこなくなっちゃう・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(その夜)
あぁー ここの土地さあー やっぱり母さん達に売ることに決めたからっ! いいだろ!
母さんにも散々 金銭面では助けられたこともあるし お前も結構自由にしてたんだからさ!
お前には申し訳ないけど 事業も乗ってるしさあー ここ 手放して他に移るのが一番、楽だから・・・・(亭主)
だから 私は反対だって言ってるでしょう!! 最初からここを出る気なんてないし 事業するなら人に迷惑を・・
いや・もう俺が決めたことだから!! お前は黙って着いてくればいいんだよ!!! 何も言うな!! 俺に従え!!・・・(亭主)
このプロジェクトが成功すれば俺の勤めてる会社も莫大な売り上げに繋がるし今の俺の常務って言う肩書きも
黙ってても専務・・・ いや!! 社長だって夢じゃなくなるんだ!! それに反対するんなら・・・ 反対するんなら・・
母さんも承知してくれてるし・・・・・・・・・・・・・・
反対するんなら 離婚しても仕方ない!!・・・・・(目を合わせずに黙ってその場を離れた亭主)
離婚?? 何てこと口にする人なの!!?? 出世していから女房と離婚!!!!?? 女房より仕事を取ったって事なの!?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(止まらない涙)

○○(義母)までも離婚に賛成してるって・・・・・・・・・  私はこの街には不要ってことねっ うふふふふ~♪♪

私は翌朝 亭主を会社に送り出すと 街へ出かけた・・・・ 役所へ行って離婚届を貰ってきた・・・・
自分の側は全て埋め尽くし印鑑を押してバックに仕舞った  釣具屋の○○ちゃんを尋ねた・・・・
今の状況を○○に伝えた・・・・ ○○は真っ青になった・・・・・ 街を出ることを伝えた・・・・
自宅の敷地内に最近まで人に貸してた使ってない平屋の家があると言うそこを仮住まいにすることを勧められた
家賃はいらないと言う・・・・ 行くところの無い私だった・・・・
彼女の兄である○○君も私に肩入れしてくれ快く家を貸してくれることに賛同してくれた・・・・
そればかりか 引越しもタダでトラックでしてくれると言う・・・・ 来年の二月に結婚するんですよ俺・・・(兄)
コイツ(彼女)には兄妹ながら散々世話ににってるし コイツのしたいことさせてやりたいし コイツが喜ぶこと
してやりたいって思ってたから調度なんて言ったら失礼だけど 是非 来てください!!・・(満面の笑みの兄) 
お兄ちゃん!!!・・・・・・・・・・・(兄に身を寄せる彼女)  じゃあ 仕事あるから 後で!!・・・・(船着場へ戻る兄)
お姉さーん・・・・・ ワタシもお姉さんと暮らしたいなあ~・・・ 一緒に居たいなあ~・・・(甘える彼女)
一旦 家に帰った私は荷造りを 絆なんてお金には敵わないのかなあ~・・・・(寂しい私)
昼過ぎに彼女と兄がトラックで来て荷物を積んでくれた・・・・  いいんですか?? 本当に??・・・(兄)
今ならまだ 引き返せますけど・・・・(真剣な顔で心配する兄)  
はい! 宜しくお願いします!!・・・・(微笑の私)   私の目をジッと見ると 解りましたと一言・・・・(兄)
ところで 結婚の相手って??  あぁー コイツの同級生の あっ こないだ会いましたよねー!! ・・・(照れる兄)
おめでとう!!・・・・(明るい私)  じゃあー これが地図ですから 一応コイツが掃除とかしましたけど・・・(兄)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(私は家と小川と山と木々に別れを告げ 何の力にもなれないことを心から詫びた)

一瞬だったけど 家の屋根に天狗様が見えたような気がした・・・・

これで いい これでいいんだと自分に話しかけていた・・・・ 絆なんて所詮、お金には勝てないと思った・・・
家に離婚届を置いて 鍵を掛け 亭主に別れの手紙を残した・・・・

私は山が好き 小川も好き 木々や煩いセミも好き トンビも好き この街も好き でも一番空きなのはアナタでした
さようなら 亭主へ 女房より

さてと!! じゃあ 戻ることは無いとおもうけど 辛い思いをさせますが許してあげてください・・・・
深々と山に頭を下げ 私は家を後にした・・・・・ 涼しさで最近とまっていたセミ達が一斉に鳴き狂った・・・・

連絡先は残さなかった・・・・



17番目



離婚届けを置いて黙って家を出てから一週間・・・・ 私は○○に匿われるに住んでいて家からは一歩も出ていない
最初の日は釣具屋の○○ちゃんも我慢してようだけど二日目からは私を求めるようになってきた
四日目からは何故か彼女と同居している 毎晩のように私を・・・・ 身体を求めて来る彼女は男のようにも見えた
彼女が私を抱く時は決まってお風呂に入る前の汚れてる時を狙って来ているのが解る・・・ 辱めるのが好きらしい
昨日はいつになく激しく服の上から縄を使って私を縛り 身動き出来なくされてのプレイだった・・
何度彼女とセックスしても満たされないのは何故だろう・・・・
布団の上・・・ 彼女の腕枕・・・ 後手に縛られている・・・(私)
お姉さんがここに来た翌日だったかなー 旦那さん店にきてお姉さんが何処行ったか聞きに来たの・・・
でも、私も兄も一度も会ってないって言ったら 心配して引き返していっちゃたー  ウフ♪ ここに居るのにねえ~
今夜も~ お姉さんは♪ ワタシだけのものだから~ タップリ可愛がって上げる・・・ ウフ♪♪
そう言うと電気を消して スリップ一枚の私の身体に貪るようにムシャぶり着いて来た・・・
・・・・・・アウゥッ ウウゥッ ウンッ  痛いほどに身体の隅々まで愛撫する彼女・・・ バイブの音・・・ 一つ・二つ・・・・
前に後に横にと自在に私を移動させては味わうように愛撫して来る・・・ 私の中に入る二つのバイブ・・・・
仰け反る私の口に入れられる彼女の肥大したクリトリス・・・ シックスナイン・・・・ 抜き差しされる二つのバイブ
滴り落ちる彼女の愛液が私の顔を濡らす・・・・ 激しく悶える二人・・・ 
奏でる鳴き声・・・・・・・・・・・・・アンッ・・・・・ウッウン・・・・ウッ・・・ンッ・・・・ウッ・・・・・・・アンッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
正常位・・・・ 私に入って来る彼女自身・・・・ 中でうごめく彼女・・・・  アソコに力を入れる私・・・・ 鳴く彼女
バック・・・・  クネクネ自身を動かし 勃起した両方の乳首に指を絡める彼女・・・・ 
何かを引き寄せ私の右太ももに回した・・・・  縄??   スルスルと回した瞬間 ギュッと締め上げられた!!
痛い!! 思わずアソコに力が入ると 一際大きく鳴き声を上げた彼女・・・ 左側にもスルスルと回した
ギュッ!! 痛い!!! アソコに力が・・・・ 鳴き声を上げる彼女・・・・ 私の中に入って二本の縄を両手に持つ彼女
二本の縄を同時に・・・ ギュッ ギュッ!! アアァーン 痛い~・・・ ギュ ギュギュギュッ!!! 痛い 痛い 痛い アアアァン!!!
後でゴソゴソ何かしてるのが解る・・・ 突然二本の縄が引かれた瞬間 両乳首を同時に摘まれた!!!
アァァーッアァァーッン!!!! 自分じゃないような鳴き声を上げてしまう私・・・・ 気持ち・・・ いい・・・・ 思わず出る言葉
二本の縄が太ももに食込む・・・ 徐々に痛みが快感に変わってくる 彼女が縄を引き乳首を攻める・・・・
頭の中が真っ白になって行く・・・ 二本の縄が食込み乳首を攻められ私の中でクネクネする彼女・・・・
締められてはアソコに力をいれ 入れては二人が奏でる女の鳴き声・・・・ 徐々に一つに重なるさえずりにように
太ももに回された縄は二本から四本に・・・・ 片脚二本の縄が私に食込む・・・・ 悲鳴にも似た恥ずかしい声
四本の縄が太ももに食込み中で前後する彼女 そして攻められる両乳首・・・・・・ 絶叫する私・・・・
数分後 私は失神した・・・・・ 久し振りのエクに達した・・・・
目覚めると私は自由にされ真横で彼女は眠っていた・・・・スzzzzzzzz・・・・・・
アソコも身体もキレイに濡れタオルで拭かれていた・・・・ パンティーまで履かせられていた・・・・
縄が食込んだ両太ももがジンジンして熱かった・・・・
翌朝彼女と二人で朝のお風呂に入った・・・・ 縄の後がクッキリ・・・ 申し訳なさそうな彼女の視線・・・・
シャワーに当たりながら肌を重ねてくる彼女・・・・ 彼女のクリトリスがビーンと硬くなっていた・・・
私は跪いて彼女のクリトリスにフェラをしてあげた・・・・ 身体を・・膝をガクガク震わせ立ってるのもやっとの彼女・・
彼女の膝がガクガクからガクン!! ガクン!! に変わった瞬間 彼女は大きく鳴き声を奏でて私の方に崩れてきた
失神した彼女・・・・ 初めてエクに達した そう思った私だった・・・
私にモタレかかって目覚めた彼女は目を潤ませ何かを私に言おうとしていたものの 声にならないようだった
彼女はしっかりと私に抱かれ回復を待った・・・・・

二人で食事をして彼女を仕事へと送り出した私だった・・・・ ここでもやってることが一緒の私って??
私は何処へいっても誰かの女房なだけの女なんだろうか・・・・・・・・・・・
私は誰かの性欲を満たすだけの女なんだろうか・・・・
急に寂しさを覚えた私だった



18番目



私は亭主の嫁であり女房ではなかった・・・・・ もう亭主とは暮らせない
住むところを探そう そう思った・・・・いつまでも彼女に迷惑はかけられない 部屋を探して仕事も探さなきゃ
何処に住もう・・・・ もう実家は無い・・・・ 再婚したばかりの母親は尋ねられない・・・・  行くところが無い・・・・
お金は少し蓄えがあった・・・・ 停止湯と一緒になる前の僅かなお金・・・・

彼女の家の車庫に隠してある車に乗り込んで隣町の不動産屋を訪ねた・・・
ここら辺なら亭主と繋がってない不動産屋さんだと思って入った・・・・・ 入り口に立って見ると物件が沢山あった
土地勘がまるで無い・・・  心細かった・・・・ 一番先に目に着いたのは○○市・・・・ 懐かしい・・・
中に入って説明を受けた・・・・ ワンルーム2万円・・・ 敷金1ヶ月・仲介手数料一ヶ月・礼金と前家賃・・・・
写真を見せて貰った・・・ 実家のあった場所からバスで20分くらいだろうか・・・ 懐かしい・・・
○○市へ帰ろう・・・ 私が一人で生きていける場所へ・・・・
住んでいる人が気になる・・・ 女性専用の物件らしい 住人は殆どが学生らしい・・・ これなら安心・・・
住民票3通 この街の役所で受け取って さっきの不動産屋で契約を交わし紹介状と契約書を渡された・・・・
鍵は向こうの不動産屋で受け取ってくださいと言われた・・・・
家に帰って車に荷物を積み込んだ・・・・ 結構入るものだと感心した・・・ 後から助手席までビッシリになった
全部、積み終えた・・・・ 私がこの街で暮らした荷物は普通車一台に治まる量だった・・・・
彼女に礼状を書いて 家を出た・・・・ 見納めるように辺りを見る・・・・ 次第に街は後へと流れて行き小さくなった
○○市まで車で4時間・・・  久々の長距離ドライブ・・・・  2時間走って休憩・・・・ 山野木々は色あせている
空気も冷たく感じる・・・・ もう夏も終わったと感じた・・・・ 忘れよう・・・ 私の夏も終わったんだと言い聞かせた・・
予定より30分早く着いた 懐かしい都会の匂い・・・ 不動産屋に入ると地方出身者と間違えられた・・嬉しい
応接間で担当さんに説明を受けていると奥の方から女性がお茶を運んで来た・・・・
図面や写真に見入る私・・・・・  いらっしゃいませー・・・・ あれっ?  ○○ちゃんじゃないの??
一瞬ドキッとした・・・・ ハイそうですがと、ゆっくりと顔を上げる・・・・(ドキドキする私)
うっそおー 忘れたのおー アタシ! アタシよおー!・・・・(鼻の先に指を当てブタの真似してみせる女性)
えっ!!?? ○○ちゃん!! うっそおー!! 何で 何でここにいるの!! ○○ちゃん ここで働いてるの??・・・(驚く私)
うん? 何だ お前の???・・・・(不思議そうな顔で同級生の○○ちゃんを見る担当さん)
うーん 知り合いも何も中学 高校って一緒の幼馴染だものおー!!・・・・(満面の笑みの彼女)
てかっ こっちはアタシの旦那でここのオーナーなの!! 隣に座って大喜びでグイグイ身体を近づける彼女・・・
でも 確か○○ちゃんも結婚したって噂で聞いたんだけど・・・ どうしちゃったの?? 笑顔の彼女・・・
俯く私・・・・・  おっおい!・・・ おいおい!! 肘で彼女を突っつく旦那さん・・・・
はっ! いけなーい アタシったら! ごめんなさーい・・・ つい 嬉しくなっちゃって!!・・・・
ねっ! こんな狭いとこじゃ何だから ねっ! お願ーーい!!・・・・(何やら旦那さんに手を合わせる彼女)
そうだなっ! お前の幼馴染とあっちゃ 下手な物件 勧められんなっ! よしっ! 同じ家賃でアソコなんかどうだ!?
えぇー ヤダー 遠いじゃーん!!・・・・(彼女)  遠いって何が??・・・(旦那さん) アタシがさあー・・・(彼女)
何を言うとんだか お前が近くても仕方ないだろうにー ねえー・・・(彼女をイサメて私を見る旦那さん)
でっ ○○ちゃん 仕事とかは??・・・・(私の横で賑やかな彼女) う・・うんまだ探してないけど・・・(小声の私)
ねっ! どおー!!??・・・・(旦那を見る彼女)  うんっ! いいなー!!・・・(旦那さん)
どおう! うちで働かない?? ここじゃないんだけど○○区なんだけど二号店があって事務員辞めちゃって!!
勿論 暫くはアタシが着いて教えるから!! ねっねっ!! いいでしょおー!!・・・・(鉄砲のように早い口調の彼女)
うん!! お願いします~♪♪・・・・・(旦那さんと彼女に頭を下げる私)  よしっ! 決定ー!! 立ち上がって拍手の彼女
じゃー お部屋は こっちの区のこのお部屋・・・ ここねえ うちの持物件で一部屋空いてるのさあー・・・
2LDK・・・でも 家賃は同じで敷金も何もかも一緒でいいから心配しないで~♪♪・・・・(陽気な彼女)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(彼女は女房やってた・・良かった♪♪)
私は彼女の車の後を追ってお店からアパートへと向かった・・・・・
彼女が車を止めた場所に横並びに車を止めて降りると そこはアパートではなくマンションだった・・・・
手招きする彼女に着いて行く・・・ エレベーターが着いている6階建て・・・・ お部屋に入る・・・・
どう見ても2万円では借りられない 8万円と管理費と言う感じだった・・・ 
玄関先で足を止めた私・・・・  どうしたのおー 早く入って 入って!! 笑顔で手招きする彼女・・・・・
ねえー ○○ちゃん!! 私ねえー 私ねっ! 家を出て来たの・・・(彼女に打ち明けようとする私)
パタパタパタと私に駆け寄る彼女・・・・ いいって!! 何にも話さなくても♪♪・・・・(私の肩を抱く彼女)
それに 私 誰かのお荷物になるの嫌だから やっぱり 向こうのお部屋がいいな・・・(元気の無い私)
ふうぅ~う・・・・ そっかあー 解った! いいよおー それで!! ○○がそうしたいなら うーん 残念!!・・・・(彼女)
ねっ! でも 折角来たんだし 見るだけ見てー♪♪ 肩を抱いて私を中に入れる彼女・・・・ ガチャッン(オートロック)
ここねえー 一棟買いして この部屋だけが残ってて 実はここねっ アタシの息抜き部屋なんだっ!!
旦那と喧嘩したときとか ここに来て一人で過ごしてるの~♪♪ カアッーとなって妙なとこ行かれるよりはって
旦那がここをアタシ用にしてくれたの!! だから元々 この部屋は家賃発生のしない部屋なんだー!!
だからホントは○○にはここに居て欲しいってのが本音なんだー 高校の時にアタシが別の女の子好きになって
浮気してたこと今でも後悔してる・・・・ 黙って○○の彼女で居ればよかったのにって・・・ ずっと後悔してた!!
だから 罪の償いさせて欲しい・・・・・(目を潤ませてそっと私にキスして来た彼女)
彼女の舌が私の舌に絡んでくる・・・ 舌を川増せながら抱き合って寝室へ・・・ ベットにそっと・・・ 重なる彼女
スカートに入る彼女の震える手・・・・ 流れる指先・・・・ 外されるブラウスのボタン・・・・ 降ろされる肩ヒモ・・・
肌蹴られる両胸・・・・ 吸い付く彼女の口・・・・ 揉まれる乳房・・・・ 脱がされるスーツ・・・・
私達はあれ以来、初めて愛し合った・・・・ 互いが互いを求めあい溶けるように愛し合った・・・・・
懐かしい肌の温もり・・・ 二人でシャワー 初めてだった・・・ 
ここに、住んで欲しいの お願いだから・・・・(私の胸に頬を寄せる彼女だった)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私は彼女と二人で荷物を部屋に運んだ・・・・ 部屋のLDKは共同で寝室は別々にで合意した・・・
何か、私 アナタの愛人見たいな気分なんだけど・・・・ アハハハハハ ウフフフフフ
荷解きもあって 初出勤は三日後の月曜からと言うことになった・・・・
今夜、泊まりに来てもいいかな~・・・ 私の指に指を絡める彼女だった・・・  無言で頷く私だった・・・



19番目



部屋の片付が終わる頃フッと気付くと外はすっかり暗くなっていた・・・・ 午後7時
マンションの近くにあるコンビにの灯が懐かしかった・・・・ 都会が嫌いだったのに妙に懐かしい・・・・
ボーっと窓越しに外を見ていると 下の方に彼女の○○の車が見えた・・・
誰か数人の女性が一緒だった・・・・ 静かにしていたいのに・・・・・ 相変わらず賑やかが好きな彼女か・・な・・・
下の階からインターホンでチャイムがなって 彼女の顔が見えた・・・・ ロックを解除するとドアが一階の開いた・・・
画面には彼女以外の女性達は顔を俯いていて誰なのか見えなかった・・・・・
玄関で待っていると部屋のドアが開いた・・・・ 真ん中に彼女そして両側に一人ずつ立っていた・・・・
真ん中で微笑む彼女そして 両側の人が顔を上げた瞬間・・・ 込上げてきた!!
仲良しだった○○ちゃんと○○ちゃんだった・・・・ 二人は私の顔を見るや真ん中の彼女の前に殺到した・・・
彼女が連れて来てくれたんだ・・・・ 二人真後で微笑む○○が頼もしく思えた・・・・・(さすが通称連絡屋の彼女)
静かだった部屋が女4人で一気に明るくなった・・・・ 中に入ってマシンガンのように息つく暇なく喋る二人・・・
買物袋から缶ビールを出して乾杯・・・・ 懐かしい友・・・・ 四角いテーブルに4人して床に直座り
話しても話しきれない話題・・・・ アッと言う間に過ぎる時間・・・・  ○○ちゃんは引越業の奥さんに・・・
そして○○ちゃんは コンビに経営者の奥さんにと みんな性が変っていたものの 昔のまんまで一安心した私
あれ?? そう言えば○○ちゃんはどうしてる??・・・・・(聞く私)  一瞬にして笑いは消し飛んだ・・・・
暗くなるみんな・・・・ ねっ! ねえーってばあー・・・・(不動産屋の彼女の肩に手を掛けゆする私)
どおしちったのおー みんな・・・・・(みんなの顔を見る私)
あの子・・・ 一応 声は掛けたんだけど・・・ 本人は会いたくないって言って・・・・(コンビニの彼女)
う・・ん・・・私も誘ったんだけど・・・・(引越し屋の彼女)
いいじゃん ハッキリ教えよ! 仕方ないじゃん 何れ解るんだろうし!! 実はねえ 彼女!! 整形で失敗しちゃって
以前とは別人みたいになっちゃったのさっ!! 元々 男趣向だったじゃない彼女って!! 男への性転換て言うか
ま~下はどうにもなんなかった見たいだけど 胸も取って子宮も取って身体も筋肉質になったまでは・・・・
一度だけの整形でやめとけばよかったんだけど何度もやってるうちに・・・ 男だか女だかわかんない顔に・・・
それいらい 引きこもりになっちゃってさあー 何百万もかけて水商売で稼いだお金も全部使った挙句
実際 外に出られないほど酷くなっちゃって・・・・ オマケに何度も自殺未遂繰り返しちゃって・・・・(不動産屋)
酷いって そんなに・・・・(私)
うん、ちょっと待ってねー えーと ペン ぺん ペンと紙は紙は紙はと・・・・(不動産屋) 
あ・あのぉー 実はさあー ワタシ・・・ 前に携帯で写真取ったことあったんだー 見る?・・・(コンビニ)
ええぇー アンタ そんなことしてたのおー!!・・・・(形相を変える引越し屋と不動産屋)
バックから携帯を取り出して みんなの前で画面を捜査して・・・・  ピッ! パッ・・・・
携帯に見入って後に仰け反った不動産屋と引越し屋の二人・・・・ 俯いてしまった二人・・・・・
私が見たものは マブタは腫れ 鼻は上唇まで垂れて下唇と上唇が上手く重なってない口の中の歯が数本見える
男のように女のようなどちらともいえない、まるで漫画の子泣きジジイのような人物だった・・・・
ピッ! もういいでしょお!!・・・・ ワタシ、やっぱり消すわこれ・・・ 何か持ってても怖いし・・・・(コンビニ)
みんな 止めたのに 何度も何度も 説得したのに そしたら、友達の縁を切るまで言い出して・・・・ 強引に
で、外国いって 戻ってきたら これだもん・・・(引越し屋) 二度目までの時は超美男子だったのに・・・(コンビニ)
元には戻れないの??・・・・・(トーンの低い私)   俯く全員・・・・
なんか大学病院で精密検査して元に戻れないかって何ヶ月も通ったらしいけど・・・・無理だって
私達もホントのこと言うと あんまり関わりたくないんだよねえー・・・・(不動産屋)
たまに 掛かってくるし 電話・・・ 出るとさあ~・・・・・ いいなー あんた達の顔~ワタシは化け物だものって
薄気味悪く笑うんだよぉー 夜中にー・・・ アタシ だから携帯替えたもーん・・・(引越し屋)
そうそう!! ワタシにも掛かってきたんだよ!! おんなじだった!! 気味悪かったよマジでー・・・(不動産屋)
ねっ! こんな暗い話しやめよ!! でさあー ○○ちゃん(私)はなんでこっちに来たの??・・・・(聞くコンビニ)
ちょっとおぉー!!! 益々 暗くなるじゃん!!! パシッ!! ・・・・・・・(コンビニの肩を叩く不動産屋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ねっ! みんなでお風呂はいらない??・・・・(不動産屋) 
そっかあー ここって 一階に銭湯あったんだよねえー (ハモる二人)
私を見る 三人・・・・

チャポン チャポン ヒタヒタヒタヒタヒ カタカタカタカタカタ シャアー シャアー ザブン ザブン ザブン・・・・
結構 流行ってるって言うかバブルの異物って思ってたけど お客さん多いねえー・・・・・(コンビニ)
カラカラカラーン・・・ コンコン・・・・ ほぼ 満席って言うか すごいわあー こりゃあー・・・(驚く引越し屋)
ジャアァー ジャアァー ズバッズバッズバッ・・・・ シャーシャーシューシャー・・・ みんな並んで椅子に座って髪を降ろした・・・
なんか いいねえー 銭湯ってステキー!!・・・・(笑む私)
もおうー!! アハハハハハ・・・ 銭湯 銭湯って言わないでよおー!!・・・・(大笑いする不動産屋)
でも、この中で一番のお金持ちったら やっぱー ○○(私)ちゃんでしょおー ニャハハハハハ・・・(コンビに)
そうそう なんたって!!・・・・・(引越し屋)    シィー!!  コラ!!・・・(突然驚いたように引越し屋に言う不動産屋)
あっ!! ごっ ゴメン!!!・・・・・(引越し屋)    えっ??・・・・・・(私)      シーーーーーン・・・・・
ゴメーン!! てか ○○ちゃんの旦那さんも不動産屋さんでしょ あの大きなグループの・・・(不動産屋)
○○ちゃんが結婚した時に噂になったから・・・・ だっ 大丈夫!! ○○ちゃんとことは付き合い無いし
仮に探しに来ても○○ちゃんが いいって言わなかったら絶対に漏らさないから!! 安心して♪♪・・・(不動産屋)
なーんだ 知ってたんだっ うふふふふふふ~♪♪ ゴメンねー みんなー 気を使わせちゃって!!・・・(私)
でっ! どうなの!? 大地主で大企業の常務夫人って~?♪♪?・・・・・(引越し屋)
そう言えばこないだNHKでやってたけど凄いんですってね♪ クロスカントリーの本格的コースがあるとかって
あれって ○○ちゃんの一族の経営なんでしょ~♪・・・・・(コンビニ)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(無言の私)
こらっ! ○○(コンビニ)!!! その話題もダメって言ったでしょ!!・・・・(怒る不動産屋)
だってえ~ 聞きたいんだもーん!!・・・・(コンビニ)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私・・・静かに暮らしたくて・・・ 何でもかんでも お金に結び付ける あの人達のやり方が我慢出来なくて・・・・
主人と一緒に静かに暮らしたいだけなのに・・・・ みんなドンドン何でもかんでも勝手に進めて・・・
畑作ったり 漬物漬けたり 雪かきしたり 小鳥の囀り聞いたり 小川の音を聞いたり 静かに暮らしたいのに
ビル建てては人に貸して 山小屋作っては誰かに貸して 御先祖の土地はコースにするし 桜の木まで切るし
家だって何件も別荘だの何だのってドンドン・・・ 山も 土地も建物も何でも 仕舞には私達の家まで・・・
家は別なの買えばいいじゃないかって・・・ 第二・第三コースだのって 住むとこもなくなって
買えばいいだろう 住むなら何処でもいいだろう こんなボロ屋壊して商売の方が大事だろうって 思い出も全て
お金に換えて・・・ ボロ屋でも可愛い家族の一員なのに 山は削って駐車場 木々は全部切り倒して・・・・
うぅぅぅぅぅぅ・・・・・・ ううぅぅぅぅぅぅ・・・・・・ 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○○ちゃんとこは不動産屋って言うよりディベロッパーだしねー どっちかって言うと・・・・・・・・(不動産屋)
ディベロッパー??・・・・・(引越し屋)
簡単に言えば開発屋さん 山を削って住宅地建設して家とかマンション作って売ってるのよ
賃貸とか一軒家とか一個単位の仲介不動産屋とは違うのよ・・・・ だから半年前まであった山がなくなって
突然 緑の中に公園が出来て高層ビルがたってスーパーとかコンビにとか学校を誘致して街が出来る
それを全部手がけるのがディベロッパーでそこへ住人を仲介するのが不動産屋ってとこかな・・・・・(不動産屋)
じゃあ ○○ちゃんの家も開発でなくなることもありえるってこと??・・・・・(コンビニ)
そのようねえー ふうぅー・・・ 何か溜息出ちゃうなあー 何でもお金に結びつけるのって・・・・(不動産屋)
地主あぁぁー・・・・・(引越し屋)
名主なんでしょ?? オマケに!!・・・・・(私に聞く不動産屋)       頷く私・・・・・・・
大変だあー!! 名主で地主で・・・・ オマケに大企業の系列企業の常務 そして極めつけは 破綻かって噂されて
乗り切った○○観光開発の社長さんだったけ?? お義母さんの再婚相手って?? 確か経済新聞に出てもの
名門同志の渦の中ってとこかなあー・・・・ まっ! 風呂から出たら牛乳でも飲みますか!!!・・・・・(陽気な不動産屋)
みんなで肩並べてお風呂って始めてじゃなーい キャハハハハハハ ニャハハハハハハ・・・・(ハシャグ二人)
ねっ! ところで ○○ちゃんの旦那さんって年収っていくら位なの??・・・・(コンビに) (興味深深な顔の引越し屋)
知らない・・・・・ へっ?? ちょっちょっとおー 知らないってマジー!!・・・・(コンビニ)
とょっとおー アンタねえー 自分の暖なの給料知らないのおー!! そんなの変だってえー!!・・・(引越し屋)
ホントに知らないの・・・ 毎月必要な金額を主人に言うと振り込まれてるから・・・・(小声の私)
ちょっとお~ マジで言ってるのおー!! アンタねえー!!・・・・(引越し屋)
有り得るって!! 大富豪なんだよ!! 彼女の家って!!! 住める家も潰して商売して 済むとこなきゃポンって買うのよ
それが地主で名主なんだって!!・・・・・(不動産屋)
じゃあー 例えばさあー 先月は50万だったけどおー 今月は100万円って言えば100万円な訳??・・・(コンビニ)
う・・ん・・・そう・・・・・(小声の私)
あっ! あっ! あは!あははは!! あははははははは!!! なーにーそれー!!!・・・・(引越し屋)
じゃあー 今まで一番 必要だった時っていくらくらいなの??・・・・・(コンビニ)
名主の寄り合いがあった時は1200万円くらい でも・・・・平均して15万くらいで生活してるけど・・・・(私)
1・1200万円ーーーー!!!!! 何それえー!!!・・・・・(ハモって仰天するコンビニと引越し屋)
でも15万って凄く貧乏じゃないの・・・ 変だよそれって・・・・(コンビニ)  うんうんうん!! そうそうそう!!・・・(引越し屋)
さっきからさあー 名主って言ってるけどおー 名主って何??・・・・(不動産屋に聞くコンビニ)
名主って言うのは早い話が昔からその土地を領主から任されている旧家のことよ 簡単に言えば財閥かな・・・
財閥の方がわかりやすいでしょ! それで田舎ってのは家の格式を重んじてるから 今でも江戸時代なのよ
だから、ごま塩ライス食べてててもお客さんには一食何万円もする食事を出したり 自分達は水飲んでても
来客って言うか迎賓かな 迎賓には高級なお酒を振舞ったりする仕来りがあるわけさ!!・・・・・(不動産屋)
おおぉぉー パチパチパチパチパチパチ・・・・ 不動産屋に拍手喝采の二人・・・・・
これで いいのかなあー 説明としては??・・・・(微笑んで私を見る不動産屋の彼女だった)
でも、15万円の生活って?? それに いくら物価が安いったって限度あるじゃなーい・・・・(引越し屋)
山が助けてくれるんだよおー 足りないところは山や川が助けてくれるから平気なの~♪♪
フッと向こうを思い出して和む私だった・・・・



20番目



電気を消した・・・・
私の部屋には○○ちゃん(コンビニ)が隣の○○ちゃん(不動産屋)の部屋には○○ちゃん(引越し屋)が泊まった
電気を消して暫くすると○○ちゃんが呟く・・・・ ねぇ・・・ そう言うと背を向け寝ている私に後から抱き着いて来た
ドキッとした・・・ 彼女とは愛し合ったこともなく女同士の行為をする人(女性)ではなかったから・・・・
いいの 知ってるから・・・・(呟く彼女)   彼女の左手が背を向けて寝ている私の左乳房にスリップの上から・・・
無言でジッとしている私・・・・  アタシ・・・○○(不動産屋)と月に数回愛し合ってるんだ・・・(コンビニの彼女)
最初は抱かれるだけだったんだけど今はどっちも どっちかな~♪
ねぇ いいでしょう? スリップの中に手を入れて左胸を揉み始める彼女・・・・(ジッとしている私)
数回揉み始めた辺りで一旦私から離れると私を仰向けに・・・・ 彼女は私に重なった・・・・・
アタシのこと受け入れてくれるかな~・・・(心配そうに呟く彼女)   無言の私・・・・
スリップの両肩ヒモをワキ腹まで降ろすと乳首に吸い付いてきた・・・・(彼女は女の愛し方を既に知っていた)
執拗に私を求めて来た彼女・・・・ ジッと彼女の思いを遂げさせるべく私は彼女に身を任せた・・・
何度か逝った後 ようやく彼女は私から離れた・・・・ 驚いてるんでしょ? アタシがこんなことするなんてって・・
旦那じゃ物足りなくって 女だもの我慢するしかないんだなって思ってた時に お酒で酔った勢いで
彼女(不動産屋)に抱かれちゃったのが始まりなの そのうち回を重ねるたんびに段々と本気で愛せるようになった
気がつくと 女しか愛せなくなってたんだ でも 後悔してないし いろんな人と愛し合いたいって思いが強くて・・・
アラっ ねちゃったのぉー アッハハハハ・・・・・スzzzzzz    眠ったフリしてた私だった・・・

何時頃だろう 周囲に気配を感じて目を覚ました・・・ 身動きが取れない・・・ 両手が後で縛られてる・・・・
私の周りに隣の部屋で寝ていたはずの二人とさっき私を抱いた彼女が居た どおしたのおぉ~・・・(私)
言葉をかけた瞬間だった 私の身体に無言で三人の女達が群がった・・・・
両乳房に一人ずつ・・・ 陰部に一人 一度に攻められた・・・・ 身体に何かが触れた・・・
全員ペニスバンドをしていた・・・・ 攻め立てられて鳴き声を上げる私 鳴けば鳴くほどみんなは燃えた・・・
耳の中に入る誰かの舌先 陰部をうごめくだけかの舌 脇の下を這いずる舌・・・ 
恥ずかしいほど身悶えしてヨガリ声を部屋に響かせる私・・・・ 両手首に食込む縄の感触・・・・
うつ伏せにされてアナルを執拗に舐める誰か・・・・ 正常位に戻された瞬間 誰が硬いペニスで入って来た・・・
身を捩って悶える私・・・・ バブイのスイッチを入れられた・・・ ヴイィー ヴウィィーン・・・
私に入ってる誰かの鳴き声が響く・・・ 必死に目を開いて見る・・・ 私に入っているのは引越し屋の彼女
そして彼女にバックから入る不動産屋の彼女・・・ あと一人 コンビにの彼女が・・・・・
居た! 少し見えた・・・・ 不動産屋の彼女にバックから入るコンビニの彼女の姿が・・・・・(4人が繋がってる)
暫くすると私に入ってる彼女と不動産屋の彼女がゴムを替えて入れ替わって私を攻めた・・・・
まるでリレーのように 芋虫のように交互に入れ替わる彼女達・・・・ヴウゥイイィィィーン ヴウゥイイィィーン パンッパンッパンッ
パンッパンッパンッパンッ ・ヴウゥイイィィィーン ヴウゥイイィィーン パンッパンッパンッ ・ヴウゥイイィィィーン ヴウゥイイィィーン パンッパンッパンッ
彼女達の異色の愛し方に驚く暇もなく私は一際大きな鳴き声を上げると気を失った・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
気付けば深夜の2時 縛られていた手は自由になり 辺りには裸の女達がバラバラに様々な格好で寝ていた・・
喉が渇いて 静かに居間へ そして台所で水を流し込んだ・・・・ フッと隣の部屋の灯が・・・ ドアが少し開いてた
電気 消してあげなきゃ・・・・  ドアを開けるとベットの上のスタンドだった・・・ 何かが壁に立てかけてあった
眠い目を凝らしてドアから中を見回すと そこには何本もの荒縄とロウソクやムチが散乱していた・・・
特大の針の無い注射器まであった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 見られちゃった!!
突然後から声を掛けられドキッとした ビクンッ!! 右肩に手を掛けてきたのは不動産屋の彼女だった・・・
みると 彼女の身体に無数の縄の跡があった・・・・ ワタシ こうやって時折彼女(引越し屋)とプレイしてるの!
もう 解るでしょ! この部屋はワタシの息抜きって言うか彼女達と愛し合うための部屋・・・ 勿論旦那は知らない
○○・・・変ったねっ! 前は攻めだったのに・・・・・・・・・・・(私は正面にたって彼女に語りかけた)
結婚してからかな~・・・ 結婚してモヤモヤが溜まるだけ溜まって気付いたら自分で自分のこと縛ってたの・・・
私 一度でいいから アナタに虐められてみたいなぁー・・・・(真剣な眼差しの彼女)
いいよ! 虐めてあげる うふふふふふふふふふ・・・・(私のやり方でね!! 心の私)
二人でシャワーに入った・・・ 彼女の旦那は制服フェチで家では彼女は未だに女子高生らしくセーラー服に黒スト
仕事が終わって家に帰るとセーラー服に着替え黒のストッキングを履いて旦那さんを迎えるらしく
お風呂には入れないらしかった・・・・ 汚れたのが好きらしい・・・・ 下校する女子高生わ
引越し屋の○○ちゃんの旦那さんは赤ちゃんプレイでオシメしてバブバブ言ってるらしいし ○○(引越し屋)は
匂いフェチで彼女の使用後のパンプスやハイヒールの匂いで硬くなるらしかった・・・・・
ベットに彼女が寝て正常位までは普通だけど 彼女に入ってる時も逝くときもずっと靴の匂いを嗅いでるらしい
私の旦那はパンストフェチ・・・・・ 亭主を思い出させまいと聞いてこない彼女だった
シャワーから出て来ると私の部屋にいたはずの二人が消えていた・・・・
下着を着けてリビングに戻ると ソファーにもたれて寝ている彼女(不動産屋)が居た・・・・ 二人は?? と聞く私
人差し指で自室を指した彼女・・・・ こっそり彼女の部屋を開けて中を見ると鳴き声を上げて縄で縛れたコンビニ
そしてロウソクを笑みを浮かべて垂らす引越し屋が居た・・・・ ニヤニヤと悶え苦しむコンビニを見ていた・・・
アッアアァーン 熱い!! アァアアアー 熱い!! 熱い!! ウッウゥゥゥゥゥ・・・・・ もっとおぉー もっと虐めてー!!!
後手に縛られ床に蹲る彼女のお尻にポタッポタッと垂らされるロウソク 垂れてアナルに流れ込むと絶叫!!!
私は静かにドアを閉めるとソファに寝てる彼女の手を引いて自分の部屋に・・・・ シーツを替えて二人は夢の中へ
翌朝・・・・
起きるとお味噌汁のいい匂いがしていた・・・・ 台所を覗くと隣でプレイしてた二人が朝食の仕度をしていた・・・
みんな もう 大人なんだって思って少し嬉しかった・・・ 高校の時には料理なんて出来なかった二人が今・・・
全員が揃っての朝食はとても美味しかった・・・・ みんな寝不足で御飯の後は昼過ぎまで寝てしまっていた
休みの日でよかったと安堵する3人だった



21番目



朝、彼女(不動産屋)が迎えに来てくれて初出勤・・・・
更衣室・・・ へえー! ○○(私)ってスーツ凄い似合うじゃーん!! 彼女の目が下から上へそして全身を見渡す・・・・
突然後から彼女に抱きつかれた・・・・ ステキよ!! 私の耳元で囁く彼女・・・・
本当は二号店へ行くはずたったものの社員の急な出張もあって本店での初勤務となった・・・
初めまして!! ○○と申します!!・・・・社長さんに紹介され元気よく周囲に挨拶・・・(旧姓を名乗った)
宜しく! 宜しくね! みんなからの拍手に包まれた社長さんからの紹介も終わっていよいよ仕事だ!
私の仕事はパソコンを使ってデジカメから写真データを入力してホームページに貼り付けて行く作業だった
普段のパソコン遊びとあまり変らない作業で指定された午前中の分は全て終わらせられた
お昼休みになってフッと辺りを見回すと事務所には誰もおらずカウンター席に数人の案内担当・・・奥に社長さん
よっ! 御飯にしよう! 後から声を掛けられた・・・ 椅子に座って右後を見ると彼女が私の両肩に手を掛け立っていた
うん! そう返事して立ち上がる  何処か食べに行くの??・・・(聞く私)  お弁当はねっ! 仕出し屋さんに頼んでるの
人数分 男性は外回りとかあって不規則だからないけど女子社員の5人分・・・ あっ今日から6人分だ あははは
更衣室の隣の休憩室なんだけどアタシはもっぱら社長室で食べてるから一緒に行こっ!・・・・(案内される私)
奥の階段から二階へ上がるとドアが3つ左端のドアを開くと20畳ほどの広さに木目の立派な机、手前に応接
横に何故か6畳ほどの小上がりが・・・・ その横には台所が付いて並びにシャワーと書かれたプレートが・・・
台所からお茶を出してお弁当が二つ置いてある小上がりのテーブルに彼女が・・・・ 上に片足を乗せた時だった
突然、彼女が一瞬 呻き声を上げた・・・・(ウゥッ)  彼女を見ると何事も無かったように上に上がった・・・
座布団に座る時も呻き声を上げた・・・(ウッ)  何だろうと思っていると・・・・ スーッとたって私のみだり横に立った
どうしたの??・・・・(聞く私)  いきなりスカートを捲くり上げる彼女・・・ ちょっとおー!! こんなとこでえー!!・・(私)
見て!! スカートが太ももまで捲くられた時、私は目を疑った!!  絶句する私
見えたのはガーターストッキングそして 腰のあたりから伸びた荒縄は垂直にパンティーの中に入り食込んでいた 
太ももは片足2箇所ずつ荒縄で縛っていた・・・・・ どうやら上のスリップの下辺りも荒縄で縛ってあるようだった
上はベストで隠れていて解らなかったことに気付いた・・・・
どおうしたのおーそれー!!・・・思わず出た一言だった・・・(私)  
旦那よっ! アタシさっ! 痛くてイヤだけど旦那が喜ぶことしてあげたくてさっ・・・・アタシ3時頃にここで旦那に・・
ここで 旦那に抱かれるの・・・(俯きながら寂しげに話す彼女) 
旦那ってば浮気もしないし趣味もなんにもなくって 週一回の会社でのセックスが唯一の楽しみなんだ~・・
朝、旦那に縛られて3時までお茶も飲めないのよっ アタシがオシッコ出来ないから・・・・
座ったり立ったりすると・・ わかるでしょ~ 食込んじゃって痛いのっ! 
スーツを脱がされて縛った縄のまま抱くの・・・ アタシに入る時だけアソコの部分解いて・・・ その縄をシャブルの
何処の旦那も変態なんだろうげと・・・ アタシに出来る旦那への御奉仕ってとこかな・・・(小声で囁く彼女)
さあーっと 秘密もバラしちゃったし心おきなく唸れるわ!!・・・・・・・(彼女はウッっと一度唸ってから座った)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(お喋りしてる間に休憩時間も終了)
仕事していても時間が気になる・・・ カチカチカチカチカチカチ 時計の音が聞こえる
午後3時ごろだって 俯いて奥の階段の方へ歩き出す彼女・・・・ 数分後に社長さんも・・・・・
3時15分か・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(今頃 旦那様に奉仕しているのかと思うと切ない気持ちになった)
女って何なんだろ・・・・ どうして痛い思いしてまで・・・・  女同士の愛し合い方と似てはいるけど・・・・
もしかして彼女が縄に目覚めたのは旦那さんの所為??・・・・・・(今、あの部屋で彼女は抱かれている)
4時ごろだった・・・ 彼女が戻ってきて私の隣の席に座った・・・ スッキリした顔してる彼女だった
旦那さんも降りて来て遠くに見える自分の席に座った・・・ 私は彼女の右太ももに手を置いて擦って見た・・・
縄がなくなっていた・・・ 彼女もそんな私を見てひと段落したように微笑んだ 就業時間の5時ごろ
一斉に男性社員が戻ってきては社長さんに報告をして書類を渡していた・・・・
お帰りなさ~い♪♪ 一斉に声をかける女子社員たち・・・ 彼女もまた立ち上がっては男性社員を労った
私も真似して おかえりなさ~い♪♪ ただいまー!! まるで亭主を迎える気分になっていた私だった
後を通った男性がポンっとお尻を触った! キャアッ・・・(ビックリした私)  あっはははははは すまんすまん!!
あんまり 色っぽいから ついっ!! 申し訳ない!! 通り過ぎがてら謝る男性・・・・うふふふふふふ~♪♪ (笑む私)
元彼以来 亭主以外の男性からお尻を撫でられたのは初めてだった私だった・・・・・
夕方5時30分 男性社員を残して次々と女子社員たちは帰社して行く ゴメン! 帰り送れないから 大丈夫よね!
彼女が私に手の平を立てて謝る・・・・ うん!! いいよ! 地下鉄・・・久し振り!! 私は彼女に言うと店を出た・・
何年かぶりに乗る地下鉄にちょっとドキドキ ワクワクの私だった・・・・ 地方の人が乗る時の心境だった
ゴオウゥーと音を立てて止まった地下鉄の車両 一斉に乗り込む人達・・・・ ネクタイの男性とスーツの女性達
帰宅時間のいつもの風景・・・・ 乗り込むと車両は思ったほどギュウギュウではなく空いていた・・・
部屋からスーツで来てお店の更衣室でお店用のスーツに着替えることを繰り返すんだなって考えていた
明日からはジーンズにしようって思った私だった・・・
お部屋まで地下鉄降りてバスに揺られてバス停から5分のところなのに随分遠く感じる・・・・ 疲れたのかな・・・
マンションの途中のスーパーで買物して帰宅したのは6時30分ごろ 入るなりスーツを脱いでソファーにゴロン!!
買って来た缶ビールで喉を潤す・・・・(パチンッ ゴク ゴク ゴク!! くわあぁー!! うんめーい!!)
つい出てしまった一言に驚く・・・ 何で亭主みたくなってんだろう?! もう忘れなきゃ! 忘れろ 忘れろ!!
私は亭主とは離婚したんだから忘れなきゃ!! これからは一人で生きて行かなきゃ!! ビールを飲干す・・・ゲフッ!!
ガサガサガサッ キューッ ビッ!!・・・・(ポテトチップスを開ける)  ガサガサ パリパリパリッ・・・美味しい!!
郵便受けに投函されていた封筒 お店から?? 開けて見ると雇用通知書が入っていた・・・
雇用形態は期間契約の更新制で3ヶ月単位で退社時は前日通告でよしと書いてある・・・ 自由ってことか・・・
給料は振込みで基本給が・・・ エエェー!! 何これ・・・ 間違いじゃないの!!・・・・ 25万円って!!・・・
諸手当欄の合計が5万円って・・・30万円!!! 誰かのと間違ってるよこれ!! こんなの受け入れられないよっ!!!
こんなのエコヒイキ!!! いくら幼馴染だからって・・・ こんなの・・・・ スウゥー!!! ハアァァー!!!・・・・(溜息)
感謝しなきゃねー 彼女に・・・・ こんな 気を使わせて・・・ 今度着たらとっちめてやんなきゃ うふふふふ!!
私がいつでも亭主のとこへ戻れるようにって書いてるのとおんなじじゃなーい うふふふふふ~♪
しかも、先払い制で振込み済みって書いてるし・・・・ お金ないの知ってるからなんだろうな~♪♪
テレビをつける・・・・
えー 昨日 起きた○○市○○町のクロスカントリー場の事故について引き続き報道します!!
重傷者数名を出したコースの運営会社に落ち度は無かったか警察関係者が事情説明に・・・・・
携帯で撮られたその時の映像がこちらです・・・・ うわっと! ここですねえ 問題のシーンと言うのが!!
数台のRV車が並んで深くえぐられたコースに入った瞬間 おっとぉー 先頭車両が深みにハマッたあー!!
そこへ次々と玉突き衝突するRV車!!! それにしても関係者やお客さんの話しよれば国道から突然進入した
このRV車たちが無断でゲートを壊して中に入ったと証言を得ていることから・・・・・
あっとお! ここで局の方に視聴者からファックスが来ました!! 読み上げます・・・(アナウンサー)
あの事故は防ぎようがありません チケットも買わずに会員でもない人達が大勢の人だかりに突っ込んでゲートも
壊して中に入ったのだからどうしようもありません!!・・・・・○○市○○区・・・ こんな遠くからも行ってたんですねえ
現場の○○さーん!!  はーい!! ○○です!! コースは静まりかえっています!!
広大な場所に作られたコースには宿泊施設の他 売店や街の観光案内板や土産物店も立ち並ぶレジャー施設
レストランに高台の上にはホテルも建設中のようで○○観光開発と言う大きな看板が・・・・・
パチッ・・・・・(テレビを消した)
私が見た時よりも横に大きく広がっていたコースには昔の面影は何処にもなくなっていた・・・・
義父も参加したんだ・・・ あれは義父の会社の名前だった・・・・
壊れて行く自然が・・・・ 悲しい気持ちになった・・・・



22番目



中々眠れない 疲れているはずなのに頭の中に何度もよぎる彼女の告白・・・・
週一回の夫婦の戯れ・・・ 喜んで受け入れてる様子ではなかった彼女の顔、仕草、話し方
荒縄で朝縛って午後の3時にセックスなんて私には考えられない・・・・ 一時間程度のプレイじゃない9時間も
男には解らない食込みの痛さや辛さ そんな馬鹿げたことでも男の人は喜ぶんだろうか・・・・
苦痛に耐える自分の奥さんの表情をモンモンと考えながら熟すのを待っているんだろうか・・・
でも もし もしも亭主が私にしてくれって言ったら・・・・・・・・・・・・・・・・・ 私もするかも知れない・・・・
時計も11時を回ったのに眠れない・・・・・ 右手をパンティーの中にお尻を少し上げる クリトリスを中指で回す
スリップの中に左手を入れ右乳首を摘む・・・・ 独りの私の営み・・・・ クリトリスから中へ布団の中でクチュクチュする
荒縄で朝 縛られる・・・ 両脇に腰に太ももにそして陰部に荒縄が食い込む・・・・ チクチクする・・・ 痛い・・・
歩くと擦れてドンドン縄が身体に食込む・・・・ 食込みながら痛みが心地よくなって来る・・・・ 座るとグイッと食込む
濡れてくる パンティーがグショグショに濡れたのを亭主に見られる・・・・ 恥ずかしい・・・・ クチュクチュクチュ・・・
奥へと入る中指・・・・ 濡れて汚れた陰部の匂いを嗅がれる・・・・ 恥ずかしい・・・・  舌が入って来て音を立てる
クチュクチュ ニュチャニュチャ ネチャネチャ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ スzzzzzzz・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
目覚めると下着がゴワゴワして軽くシャワーを浴びて取り替えた・・・・ 汚れにびっくり・・(こんな物 欲しがる男も)
朝食にパンを焼いた・・・ 間違えて二人分・・・ よくあるドラマの光景だ・・・・ 寂しい・・・・
パンストに脚を通す・・・・ こんな時間に・・・ 仕事する女性の当たり前の行為も 今の私は違和感だらけ・・・
誰にも見られたくないガニ股のポーズそしてジーンズを履く・・・ 軽くお化粧して髪を整えてお部屋を出る
バス停には既に数人の男女 田舎なら会釈して直ぐに仲良しになれるのに ここではみんな俯いてする・・・
身をすぼめて無言でバスを待つ・・・・ 都会の嫌いなところ・・・・
地下鉄・・・・ 一斉に改札から乗り場へと移動する まるで運動会のようだ・・・ 少し早く出ればいいのに・・・・
ホームから車両に乗り込む 我さき急ぐと言う感じだ・・・ 
駅に到着 一斉に階段を駆け上がる 障害物競走のよう・・・・ 私もこの人達と同化してしまうんだろうか・・・・
会社に到着 互いに挨拶して更衣室へと向かう・・・ ロッカーを開ける・・・ うん? 変・・・ 何だろう 何か変??
ちゃんとベストもブラウスもハンガーには掛かっているもののスカートの位置がズレている・・・・ 思い過ごしかな!
椅子に腰掛けてジーンズを脱いで着替えるも 翌日もその翌日もスーツの場所がズレていた
私はこの日 思い切って彼女に打ち明けた・・・・ 顔色がガラリと変った
帰り際 彼女は自分の履いているパンティーとパンストを一度に脱いで丸めるようにして私のロッカーに置いた
そして二人で、置いた場所を穴が空くほど見て確認して帰社した・・・・
翌朝 早めに出社すると 奥の更衣室の方から彼女の大声と誰かの声が聞こえた・・・・
そっと奥へと足を運んだ どう!! 実の姉の使用済み下着でオナニーした感想は!!! 聞こえる彼女の怒声・・
アンタ!! 何度言ったら解るのお!! あれほど もうしないって誓ったでしょう!! こんなことあの人に知れたら!!
折角2号店の店長任されるまでなって!! 彼女だっているんでしょう!!! 黙ってないで何とかいいなさい!!
いい!! 今度したらお母さんにも主人にも彼女にも何もかも話すからね!!・・・・・ 実の姉の下着とも知らないで
ゴメンよお 姉ちゃん!! もうしないから・・・ ここの鍵も返すから・・・・ ゴメンよおー 姉ちゃん!!
えっ?? あの人 彼女の弟?? 思い出した!! あの子が2号店の店長だったなんて!!!???
私は入りずらい雰囲気の中で一度外へ出て横の駐車場を覗くと彼女の車の他に見たことのない車が一台あった
社長さんではない別の誰かの車だった・・・・ 彼の車??
駐車場横のドアが開いて咄嗟に身を隠すと見たことのさっきの男が車に乗り込むところだった・・・
彼女も出て来てドア越しに怒鳴って耳を引っ張っていた・・・・ 見たことのない彼女の怒った姉の顔だった・・・
私は知らないフリして大きな挨拶をして店に入ると彼女が慌てて奥から走って出て来た・・・
ゴメン!!・・・・(彼女は深々と頭を下げた)   見てたでしょう? あれ 弟の○○なの・・・・ まだ直ってなかった・・
何度か私が見つけては もうしないって誓うから・・・ ホントにゴメン!!    もういいよ・・・(私)
でも、笑っちゃうわ・・・・実の姉の使用済みの匂い嗅いだり舐めたりしてオナニーしてたなんて!!・・・
あれでも彼女もいて結婚も決まってるのに・・・・・(肩をガックリと落として私にうなだれる彼女)
新しいスーツ 用意しといたからロッカーに入れておいたから そっち使って~♪♪
更衣室で二人並んで着替えた・・・・
あのさっ お願い あるんだけど・・・(神妙な顔の私)
えっ 何?・・・・(彼女)
お給料のことなんだけど 多い 多すぎる 多すぎて息苦しいの・・・・(素直な私)
そっか アナタらしいなあ~・・・ そう言うと思ってた♪ でも私の気持ちだから受け取って欲しいの♪・・(彼女)
じゃあこうして!? 必要な分だけ使うけど残ったら返させて欲しいのそうさせて欲しいの・・・(私)
うんっ! じゃーそうして貰おっかな~♪・・・・(笑む彼女)
まだ時間が早いわねっ! どおう 紅茶!! いいのがあるんだあー ・・・・・(満面の笑みする彼女)
うーんっ!! 飲みたーい!! 彼女と二人二階の社長室へ手を繋いでいった
応接のソファーで差し向かえで紅茶する二人・・・・
何か高校時代思い出すねえ~ お小遣い貯めては 紅茶買いにいったよね~♪♪・・(両手でカップを持つ彼女)
そうそう 私達の・・・ 私達だけのブームだったよねえー♪♪・・・・・(私)
お喋りして時間を過ごした私は癒されていた・・・・
突然席を立つと私の目の前に跪いた・・・ うん?? 何?? どうしたの??・・・・(不思議そうに問いかけた私)
いきなりスカートを捲くり上げ私の両脚首を持ち上げて体育座りさせられた 声が上ずる・・・・えっ ちょっと(驚く私)
突然、私のスカートの中に顔を入れ陰部の匂いを嗅ぎ出した!!! スーハー スーハー スーハー スーハー
彼女の熱い吐息がストッキング越しにパンティーを通して感じられた・・・・(陰部の匂いを嗅がれ少し恥ずかしい私)
うんっ!! いい匂い~♪♪ ○○ちゃんのいい匂いがするー♪♪・・・・(嬉しそうに笑顔の彼女)
何かさあー 最近アタシ変なんだよねえー 匂いが好きって言うかあー ○○のことドンドン身近に感じたくて
だからゴメンねっ!! こんなことして・・・・(そう言うとまた中に顔を入れてスーハーと匂いを嗅ぐ彼女)
なんか 何処かのオッサンみたいだよおー♪♪・・・・・(私のスカートの中に顔を埋める彼女に話す私)
スカートから顔を出した彼女・・・・ 何か匂いだけだと物足りないなう~・・・(私にお願いするような目の彼女)
時計を見て立ち上がるとドアに鍵を掛けて戻って来た彼女・・・・
パンストとパンティーを降ろして体育座りした私のスカートの中に顔を埋め陰部の匂いを嗅ぐ彼女・・・(スーハー)
スーハー スーハー スーハー・・・・ 突然 陰部に舌を入れて来て私を味見する彼女・・・・
嫌らしい音が部屋に毀れる・・・・ 隅々まで楽しむ彼女の舌先・・・・・ 陰部にムシャぶりつくように激しい彼女・・
ドンドン過ぎる時間・・・・ そしてドンドン熱くなる私の身体・・・・ 鳴き声を連発する私・・・・
激しい音を立てる彼女はブラウスのボタンを自ら外して自分で胸を揉みだした・・・・ もうみんなが来る時間・・・・
私は彼女に切なくなりながらも引き離すように教えた・・・・ びっくりして我に返る彼女の口元は私の愛液が・・・
急いで洗面所に駆け込んだ彼女・・・ 私は濡れた陰部を拭いて身支度を整えて部屋を出て一階へと降りた
数人の社員たちが準備に追われていたものの 身体の火照りが取れない私は椅子に腰掛けモンモンとしていた
トイレでして来ようと立ち上がった瞬間 ヨッ!! お尻を誰かにスカート越しに撫でられた・・・ ビクンッ!!!
逝っちゃったあぁぁー!!!! 椅子に座り込んでしまった私が振り返ると いつもの陽気な男性社員だった・・・・・
どうしたー あさから元気ないぞおー!! 今日も張り切って仕事 仕事!!
私は彼にお尻を撫でられて逝ってしまった・・・・・
頭が空っぽのまま朝礼に参加した・・・・
彼女は切ない表情のままだった・・



23番目



変・・・・ 確かに誰かに着けられている
地下鉄からバス そしてバス停から自宅まで 後に気配を感じる 誰だろう・・・・ ストーカー??  まさか!
後からの強い視線は一階フロアーに入ると消えた・・・・ 翌日も同じ視線を感じた 
田舎から出て来て今日で2週間 何度か彼女(不動産屋)もここへ来ては愛し合う時を過ごしていた・・・
彼女じゃない・・・・ 何か冷たい感じの視線・・・・・ 勘違いだったのかな 翌日は何も感じずホッと一安心
マンション一階のロビーに入った瞬間だった・・・ 突然後から誰かが凄い勢いで入って来た・・・・
振り向くと知らないスーツ姿の中年の男性だった・・・・  ○○さんですよねっ!! ちょっとお話しがあります!!
そう言うと男は私の腕を掴んだ!!! 咄嗟に悲鳴を上げた・・・・(キャアァー!!) 調度ドアから入って来た老夫婦・・・・
どうしました!!・・・ 大きな声でこちらに向かってくると 男は慌てて外へ出て行った・・・・
身体が震えて止まらない・・・・ 郵便受けに持たれかかる・・・・  大丈夫かい?? 老夫婦が私の目の前に・・・・
ありがとうこざいました!! 振るえながらもお礼を言う私・・・・ ○○号室の○○と言います
あっ 私達は○階の○○号室の○○と言います 初めまして!・・・・礼儀正しい老夫婦だった・・・・・・

初めてこのマンションで知り合いが出来た そんなことでも私にはホッとする出来事だった・・・・
部屋に戻って今夜来るであろう彼女(不動産屋)にさっきの出来事を話し 危ないから来ない方がいいと話したが
彼女はタクシーで来るからと意気揚々だった・・・  彼女が来る前に食事の用意をして待つ・・・・
窓から外を眺める・・・・ 通り過ぎる人達の全員がさっきのストーカーに見えてしまう・・・・
ピーンポーン~・・・ 玄関チャイム インターホンを覗くと彼女の姿が・・・ 安心してロックを解除した・・・・
彼女が玄関に入るなり私は怖さの所為か彼女に抱きついてしまった・・・・ 抱きついたことで安心に浸った・・・
怖かったんだねえぇ・・・・(ギュッと私を抱きしめる彼女)
抱きついたまま玄関からリビングへ歩く・・・・ ソファーに座るとそのまま静かに押し倒され 唇を重ねられた・・
大丈夫よっ!! アタシが側にいしるし ここへは誰も入ってこられないから安心して~♪♪・・・・(優しい彼女)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もしかしたらアナタの旦那さん雇われた探偵とか!!・・・・(ビールを飲みながら笑む彼女)
探偵?? かも知れないけど・・・・(私)
探偵なら安心だけど 安心でもないか・・・・ 居場所 知られちゃったて感じだもんねえー・・・(頬杖の彼女)
いいっ!! もしも 名前聞かれても違うってずっと答えるんだよ!! 絶対にハイそうですなんて言っちゃダメ・・・(彼女)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その夜 彼女の部屋で何度も私を抱いた・・・・ 私の不安を察した彼女の私への愛・・・・・・・
耳に残る彼女の言葉・・・・ 渡さない・・・ アナタは私のもの・・・・ 誰にも渡さない・・・・ 愛してる・・・ 愛してる
彼女の腕の中に包まれて眠った・・・・・ スzzzzzz
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
翌朝 目の覚めた私はシャワーをしようとベットを降りようとした・・・・
左手を掴まれた・・・・ そのままベットに引き込まれ私の上に重なってきた彼女・・・・・(えっ また??・・・心の私)
激しく私を揺さぶる彼女・・・・ 半ば無理矢理開かせられた両脚・・・・(汚れてるから嫌だった私)
気にも留めずに舌を入れて来た彼女・・・・(凄い吐息を立てて何かに飢えているように彼女)
ペニスバンドをして濡れる私の中に入って来た彼女の顔が少し怖く感じた私だった・・・
悶え全身で反応する度に激しさを増す彼女の身体・・・・ 最後は互いを重ねて二人で逝った・・・・
私はアナタのこと何があっても守るから・・・ 安心して!!・・・・・ 愛してるから・・・・(耳元で囁く彼女)
回を重ねるごとに激しさを増す彼女の私への思い・・・・・
二人でシャワーを浴びて着替え 少し早めに部屋を出た タクシーを呼び玄関で乗ると地下鉄駅へと彼女が指定
タクシーから降り立つころ お腹もペコペコに・・・・ バーガーショップに立ち寄って朝から濃厚な味に舌鼓・・・
お腹一杯になってショップを出て再びタクシー乗り場へ向かう・・・・ 後から誰かが着いて来ていた・・・
私は立ち止まらずに一瞬振り向くと昨日の暴漢だと気付いた・・・・ いるの?・・・・・・(様子の変化に気付いた彼女)
前から男性が歩いてきた・・・・ 後から走って近づく暴漢の足音・・・・(タッタタタタタタタタタ)  ちょっとお話しを!!!・・・(男)
彼女と顔を見合わせて一気に悲鳴を上げた!!!! キャアァァァァー!!! 人殺しー!!! キャアァァァー!!!!
前から来た男性が気付いてこっちに走ってきた!!! こらー!! 何やってるんだあー!!! 暴漢は来た道を引き返した・・
暴漢が逃げた方向からスーツ姿の二人組みの男性が凄い勢いで走ってきて暴漢を取り押さえようとしていた
私達の前から来た男性も取り押さえようとする二人の男性に加勢してようやく捕まえた!!
大丈夫ですか!!と近寄る前から来た男性・・・・ スーッと懐から何かを出した・・・・  警察手帳だった!!!
暴漢はサングラスを外され帽子も取られた・・・・・ 二人の男たちも刑事だった・・・・ 知っていますか?? 聞く刑事
最近 この辺で痴漢が多発してましてね巡回中だったんですよ!! もう安心ですよ!! 白い歯を見せる刑事たち
暴漢はしきりに違う 違うを連発していたが ドラマと同じように話しは署の方でゆっくりと聞くからと暴漢に言って
二人組みは暴漢を連行して行った・・・・ 一人残った刑事に住所や名前などを聞かれ開放された・・・
私たちはそのままタクシーでお店に向かい一日のスケジュールをこなし帰宅した
お店では暴漢の話しは互いに伏せておこうと黙っていた。
帰宅した直後だった チャイムが鳴った インターホンに出て見る・・・ 今朝の刑事さんだった・・・
○○署の○○と言います 今朝はどうも・・・・ ちょっと宜しいですか??・・・・ 私は玄関を開けた・・・・
玄関を開けると刑事が あっ すいませんがドアチェーンしといて貰えませんか・・・・・・・(えっ?? 戸惑う私)
今日は職務と私ごとなんで、私は言われた通りにドアチェーンを掛けた・・・(カチャッ)
まず、一つ目から話します・・・ 明日 担当の者が来ると思いますが あぁ 出来れば今日僕が来たことは内密に
えっ??・・・・・(不思議な私)  ○○区の○○小学校にいた○○ちゃんではないでしょうか??・・・・(真顔の刑事)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(無言の私)
えっ・・・ はい・・・ でも・・・ どうしてそれを??・・・・ 同じクラスに○○○○○と言う男子がいたと思うのですが・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(考え込む私)
うん・・えっ はい いましたけど・・・ 中学で転校しちゃったんですが・・・(不思議そうに答える私)
僕の名刺 お持ちですか??・・・・(刑事)   えっ あっはい 確かポケットに・・・(取り出す私)
見て頂けませんか?? ・・・・・・・・(無言の刑事)   えっ! うそっ! えぇー!!・・・・・・(驚く私に微笑む刑事)
咄嗟にドアチェーンを外した私・・・・ ○○君!? ○○○○○君なのおぉー?? そうなのー!??・・・(ピョンピョンの私)
笑顔でドア越しに大きく頷く刑事・・・・ 入って!! 早く 早く 入って~♪♪
バタバタと刑事を中に入れる私は有頂天になっていた・・・・
数時間 積もる思い出話しに夢中になって気がつくと9時を回っていた・・・・ 私は幼馴染の彼と夕食を共にした
彼は帰り際に別の名刺の裏に現住所と電話番号と個人の携帯番号を書いてくれ また来たいと言い残し帰った
ドキドキしていた・・・・ 小学校時代に好きだったからだった・・・・ 彼の転校を泣く泣く受け入れた経験があった
翌朝 お店で彼女にこの話しをすると 彼女も共に私と彼の再会を喜んでくれた。
今朝も明るくて陽気な営業の彼が出社して来た・・・・ 朝礼が始まった直後だった・・・・
今日は陽気な彼の番だった 一通り いつも通りのことを元気いっぱいに話して聞かせてくれた・・・
清潔感のある何にでも体当たりするような 店では青春君と親しまれている。
そんな彼にお昼休みに外へ呼び出された・・・・・
どおうーしたのおうー♪ そんな真面目な顔しちゃってー♪・・・・(私)
あのさっ! 俺と付き合って貰えないかなあ~・・・・(元気のない彼)
えっ! 何処に?? お買物とか??・・・・・(明るい私)
いやっ・・・そんなんじゃなくって・・・ 俺の交際してください!!・・・・(突然、頭を私に下げる彼) 
えっ!・・・・・(固まる私)
返事はいつでもいいから考えて欲しい・・・ 俺とのこと・・・・(彼はそう言うと頭を下げたまま立ち去った)
固まったまま動けない私・・・・・ 見たぞ 見たぞお~♪♪ 振り返ると彼女だった・・・・
でっ! どうするの?? 彼 本気よ!! 最初にアナタのこと見た時からアタシにはピンッと来たもん!!・・・・(笑む彼女)
彼に味見されちゃうのかなあ~♪♪ きっと彼 アナタのこと想像して毎晩オナニーしてるぞおぉ~・・(笑む彼女)
ちょっとおぉー いいかげんにしてよぉー!!・・・(困る私) 
彼はねえー うちの旦那の一番のお気に入りなのよ・・・ でも・・・ まだ傷も癒えてないし無理かな・・・(笑む彼女)
私、今はだれとも付き合えないから・・・・ 取りあえずさあー 私が既婚者だって それとなく伝えて・・・(私)
向こうが離婚届出したかどうかもわからないし・・・・・ 出てなかったら彼も巻き込んじゃうし・・・・(私)
うんっ! それしかないようねえー・・・・・(困り顔で腕組する彼女)
お願いねっ! 私は彼女と屋上でお弁当を共にした・・・ でもさあー あの暴漢って何だったんだろうねえー(彼女)



24番目



幼馴染の刑事から電話が来た・・・・ どう? 明日の日曜日 俺達の古巣(小学校)見に行かないか!?
私は彼からのその言葉に胸が高鳴った・・・・ うん! 行く!!
翌朝彼が迎えに来てくれた・・・・ 下まで降りて彼と車に乗った・・・ なあ! ○○っ!・・・(突然彼が私を呼び捨てる)
一瞬 ドキッとした 彼から名前で呼ばれたのは小学校以来だった
俺は小学校の時からお前のことずっと好きだった・・・ 転校してからも お前が通ってた中学・・ 良く見にいってた
自転車のって結構遠かったよ!! 地下鉄で言うと区が二つだもんなあ~ 今で言えばストーカーかっ!・・(笑む彼)
ふ~ん・・・・全然知らなかった でもどうして住所とか教えないで突然だったの??
ホントに突然だったなあー 父親の経営する事業が失敗して逃げるように引っ越したってこと知ったのはずっと後
子供ながらに突然の引越しと転校だもん 何となくわかってはいたけど・・・・(寂しげな彼)
おぉー 懐かしいなあー このゲーム屋さんまだあったんだなー 仕事で車使うときは景色なんて見てないし・・
あと、○○っ・・・ あの変態男 ガンとして口を割らないんで困ってるよ 仲間の刑事たちも・・・・
どう見ても変質者でもないし犯罪歴もないしさあー ホトホト 困ってんだよ 実際・・・・ 恐らく何処かの探偵
課長はそう言ってたけど・・・・ 心当たりは無いのか??・・・・(眉毛がヒクヒクしてる彼)
ヤーダー!! 何か尋問されてる見たいないいかた~!!
おっ! 悪い悪い! そんなつもり無かったんだけど・・・・(ショゲる彼)
それにしても!! お前も中々いい女になったなあー 小学校の時からお前は いい女になるって確信してたけどなっ!
ちょっとおぉー 何処見てんのおぉー もおぅ エッチなんだからあー・・・ うふふふふふ~♪♪・・・(手で脚を隠す私)
あっはははははは・・・ すまんすまん つい見とれちまったよ!!・・・・(笑む彼)
だけど、残念なのが一つ!! 幼馴染って男女の感覚が薄いって言うか 再開って言うのは一番の切っ掛けなのに・・
結構 残念だな!! 俺としちゃ!! あっはははははははは
おっ! 見えて来た 見えて来た!! 左に寄せて停車した彼・・・(二人は一緒に降り 私は彼のソバへ)
左側からそっと私の右手を握った彼・・・・ 私は彼と手を繋いだ・・・・ 嫌悪感も抵抗も無かった・・・・
手を繋いで 正面玄関に立つ・・・・ 入れないかな~・・・(彼)   どうしました??・・・・(後から声を掛けられた)
振り向くと 白髪の初老の男性だった・・・・ 一瞬私と彼は目を合わせた・・・・ うんっ! ハモって頷く二人・・・
あの! 覚えてませんか?? ○○年前に よく校庭で水鉄砲を持って男子と女子の二人が用務員さんを追いかけた
ジーッと二人を見つめる用務員さん・・・・ おっほ!! あの時の悪がきの男子と女子くわあぁー・・・ おっほほ♪♪
なんだか今朝は休みなんだが フッと学校が気になってきて見たんだが こう言うことだったのか~♪
ワシは今はもう ここは退職して嘱託で週に数回くる程度なんだが・・・ よし 入りたいんだろう!!??
特別だぞ!! ありがたく思え!! おーっほほほ・・・・(嬉しそうに満面の笑顔の用務員さん)
30分したらワシも出ねから 30分したらここで待ち合わせるとしようや~♪
そう言うと用務員さんは正面玄関の鍵を開けて中に入れてくれた・・・・・
やっぱり裏口よりは正面がいいだろう ささっ 入った 入った!! ところであんたらはちゃんと働いとるか??
最近はニートだかが流行っているそうだし・・・・ おーっほほほ・・・・(嬉しそうに校舎へ入った用務員さん)
二人は用務員さんの後姿に時の流れを感じずにはいられにかった・・・・・
手を繋いで校庭を一周・・・・ 良く遊んだ学校の裏にあった桜の木・・・・ 二人は繋がったまま巨木に挨拶した
フッと見上げると木の枝にソフトボールが一個 挟まるように見えた・・・・・・ 
よおし! 取ってやろう!・・・彼が木に足を掛けた・・・ 後で見守る私・・・・ 一瞬彼のお尻に目が行った・・・
えっ!?・・・・・ 彼・・・ ブリーフ派なんだ・・・(クスクスクス 静かに笑う私)
えっ!?・・・・・ でも何か不自然・・・ 小さすぎかも・・・・ 彼が木に登ってボールを取って下に落とす・・・
そして木から飛んだ時だった スーツが風でふわ~っと 捲くれ上がったときだった 彼の背中・・・・
ワイシャツ越しに・・・・ 見慣れたものが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何で 何で そんなの着けてるの??・・・(心の私)
彼は確かにブラジャーをしていた・・・ 多分下はパンティー・・・・(急に悲しくなった私だった)
彼が地面に降り立つと再び 手を繋ごとした瞬間だった・・・・ サッ・・ 手を引っ込めてしまった私だった
あっ! うん そうだよな もう小学生の気分には長時間浸れないかっ!! 向こうへ行ってみよっかー!! 走り出す彼
気付かないフリしておこう・・・・ 気まずくなって こんなとこで置いていかれても困るし・・・・(私の心)
彼が女装マニアだったなんて・・・・ ショックのあまりボーッと歩き出した私・・・・  ブラジャー刑事(デカ)
何かのアニメに出てたようなキャラクターな気がした・・・・・ ブラジャーデカ うっふふふふふふ~♪♪
いいじゃなーい!! 別に 何着てても!! 彼は彼なんだし!! ふっううううう
私は彼のところへ急いだ・・・・(タッタタタタタタタタ)  ちょうど 正面玄関に来た時だった 学校から手を振る人影
用務員さんだった 私達 二人は両手を一杯に広げてピョンピョン跳ねて用務員さんにサヨナラをした。
私達は使用めん玄関のゲートを人が通れる程度まで閉めて学校を後にした・・・・
なあー 時間 経ったんだなー あれ!・・・ パトカーがサイレン鳴らして追い抜いて行った・・・・
何かあったんかなあ~・・・・ すると突然 彼の携帯が鳴った!! 勘弁してくれよ~!! 今日はデートだっちゅうに!!
ハイ!! ○○です!! 何だかカッコイイ彼(ブラジャーデカ) えぇー 叩きすっか  へ~い!! 渋い顔の彼・・・
叩きがあったんだよ 近くのコンビにで・・・(だるそうな彼)  ねえー 叩きって何??・・・・(聞く私)
あぁー そっか 知らないわな!! 叩きってのは犯人が被害者を叩いたりする暴行の意味 だから強盗=叩きさ!!
じゃあーそう言うわけだから 地下鉄の駅で降ろす・・・ 降ろしてる時間ないから すまん このまま走るから!!
そう言うと彼は突然車のスピードを上げた!!! あわわわわわわわわ!!! 怖いーー!!! 付近に掴まる私・・・・
赤信号も何のその!! 一方通行も逆心何のその!! 途中パトカーに並んで窓から手を伸ばして何やら合図・・・
突然横のパトカーが彼の車の前に入りサイレン鳴らして赤灯回して先導した・・・・
事件現場へ到着した彼の顔は私の知ってる彼ではなくなっていた・・・・ 停車して降りようとした瞬間!!
私は咄嗟に彼のスーツのボタンを留めた!!! 一瞬 私を見た彼はニコっと笑ってそのままコンビにへ・・・・・
白い手袋を手に着けるさまは刑事ドラマと同じだった・・・・ きっと 山さんとか チョーさんがいるんだと思った
私は車から出ると 黄色いテープを潜って外に出た・・・・ ご苦労様ですと若い制服の警察官・・・・
スーツ姿の私を刑事と勘違いしたのか・・・・ ちょっと嬉しい私だった・・・
地下鉄へ向かって歩き出す・・・・  ちょっとすいませんが!!  後から声を掛けられた!! 振り向くと若い男性・・・
ハイ・・なんでしょうか・・・ 実は お話しがあって・・・ 3分・・ いえ 1分で結構です!!・・(キャッチセールス??)
私はそんな顔してたのだろうか・・・ あっ キャッチセールスとかではないてせすからと男・・・
実は僕はこう言う者なんですが・・・ 名刺・・・ ○○探偵事務所・・・ ○○さんですよね!! 
アナタを探してくれと依頼がありまして・・・ 依頼者は御主人なんですが・・・
私は咄嗟に走りだした・・・・(タッタタタタタタタタ) あっ!! ちょっと待ってください!! お願いです!! 父が父が警察に!!
えっ!? 立ち止まる私  追いかけてきた彼の方を振り向く・・・・ ハアハアハア 割と早いんですねー 両手を両膝に・・
実はこないだ暴漢と間違えられて捕まったのは僕の父なんですが なんせ頑固で依頼者の名前も自分のことも
何にも話さないから ハアハアハアハア・・・  来週、警察庁へ身柄送検されそうなんです!! だからアナタに是非
父と面会して頂いて 父の仕事を完了させてやって欲しいんですよ!! お願いです協力してください!!
仕事が完了しないと父は刑務所でも行くように人なんですよ・・・ ハアハアハアハアハア・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(無関係の人に迷惑は掛けられない)
私は彼女(不動産屋)に事情を話し翌日は午前中 休みにしてもらい 面会を希望した・・・・
真横に制服の警察官(管理課)・・・・ 目の前にドラマで見るような透明な穴の空いた板が・・・・・
私は目の前の探偵の話しに聞き入り質問に答えた・・・・ 真横で話をメモする警察官・・・・
翌日 暴漢と間違えられた探偵は釈放されたと息子かが尋ねて来た・・・・ 一階のロビーで話しを聞いた
これ・・親父からアナタへとのことでした・・・・ 渡すと息子は帰って行った
部屋に戻って封筒の中身を見る・・・(報告書のコピーだった ○○市に該当者なし)
御事情はわかりましたが依頼者へ報告を出さねばなりませんのでコピーをアナタにお渡しします 
手紙にはそう書かれていた・・・・・ ○○市に該当者 ナシ・・・


25番目



私は向こうのことが気になって公衆電話から釣具屋の彼女の携帯に電話した・・・・・・
プルルルルルル プルルルルルルル ハイ・・・  懐かしい彼女の声だった・・・・  私・・・・   !!??・・・お姉さん!??
何処?? 何処にいるの???・・・・・・・・・・(天変地異のごとく驚く彼女) 
今・・・ 一人??・・・      うん! 大丈夫・・・(息を飲む彼女)
場所は言えない・・・  でも・・・ 事故あったってテレビで見て・・・・・(小声の私)
ねえっ!! 帰ってきて!! お姉さんのお家もあのままだし!! 旦那さん あっちこっち探しまわってヤツレてガリガリで・・
私・・・ もう帰れないよ・・・  あの人にとって私は嫁だもの・・・ 私は嫁に行ったんじゃないし・・・
でもっ!! それでも戻って来て!! みんな 心配してるの!! 嘘じゃないの!! お姉さんが居なくなった日にここへ来て
コースも人に任せて ずっと何日もお姉さんのこと探し回ってるの!! 戻れないならせめて電話してあげて!!・・(彼女)
伝えて欲しいの私はもう帰れないから離婚届提出して欲しいって・・・・ お願い!!・・・・ ガシャンッ 電話を切った
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

彼女に電話してから一ヶ月が経過し私もようやく一通りの仕事をマスターし 私に交際を申し込んだ彼も事情を知り
知った上で 何度か結婚前提の交際を申し込んで来ていた・・・・
そんなある日のこと、営業の○○君が食事に誘ってくれた 私は何度も誘ってくれる彼に申し訳く思い承知した・・
仕事が終わって 彼と待ち合わせた場所に行く・・・・ ホテルの前だった・・・ 笑顔で来てくれた彼にゴメン
私 こう言うとこ苦手なんだホントは・・・・(俯き加減の私)
うんっ! そう言うと思ってた でも一応男としてはホテルのレストランに誘うのが定番だろ?? あはははは・・・・
でっ 何食べに行く??・・・・(元気な彼)
炉辺焼きがいいなあ~ 私 ずっと こっちを離れてたから あんまり詳しくないんだ~♪・・・・(私)
サザエの壷焼きとか螺の壷焼きに~ー あとおー イカの刺身とか・・ アッハハ なんか食べたいのありすぎ♪♪
よおーし じゃあー 俺がいっつも いってるとこ・・・ そこでいいかなあー・・・・(嬉しそうな彼)
彼の知ってるお店・・・・ 赤く大きなチョウチンが目立つお店だった・・・
おっ! いらっしゃい!!  いらっしゃいませー!!  いらっしゃ~い!!・・・・(賑やかな雰囲気) 
よっ! 暫く!!  おっ?? 珍しいなあー ○○ちゃーん 彼女!!・・・・(元気いっぱいのマスター)
小上がり いいかなっ??・・・(彼)   あいよっ! 小上がり一丁!!! だははははははははっ!!・・・・(陽気なマスター)
座布団引いて差し向かいで座る・・・・(何だか照れ臭い)  彼も同じらしい・・・・
メニューを手に取って見ると 私が食べたいと言ったものが全部置いてあった・・・・
テーブルの上で私が指差しすと彼が店員さんに話す・・・ ゴニョゴニョ・・・  えっとねー あとは これと これ!! 
店員さんが側を離れる・・・・  ホント 今日は来てくれて嬉しい ちょっと上がってる 何話していいか・・・
本当に上がっているようだった・・・(ホテルの前では普段通りだったのに 変な人 うふふふふ~)
へいっ!! ビールお待ち!!! いやーしかし 仕事一本やりの○○ちゃんが女性を連れてくるとは今年の冬は荒れるか
何かが起きる予感だっちゅーの!! あっはははははは!!!・・・・(陽気なマスター)  店長 古ーい!!!・・・(女店員)
二人で向かい合ってビールを飲んでいる・・・・ 亭主以外では始めての経験・・・・
サザエの壷焼き・・・ 螺の壷焼き・・・ イカ刺し・・・ マグロのステーキ・・・ 飲み物もビールから日本酒に・・・
彼の冗談話しも盛り上がっていて 私も大きな声で笑っていた時だった・・・
突然 大きな音がした!!  ガシャンッ!! 音のする方を見ると 酔った男性が大声を出して怒っていた・・・
随分と楽しそうなカップルさんだことお!! ヒック! あてつけか!! 独り寂しく飲んでる俺へのあてつけかって聞いてんだ
おうっ!! こっちを見た・・・・(体育会系の大柄な男)  こっちに来る・・・ フラフラしながら テーブルに当たる・・
お客さん!! 困りますから!! 男の前に立ちはだかった・・・・キャー!! ドン ガシャン・・・・・(突き飛ばされた女店員)
ちょっとちょっと!! お客さん 困るんですよ こういうのは!! ・・・・(女店員をお越しながらのマスター)
他のお客さんたちは見て見ぬふりを決め込んでいた・・・・ こっちに来る・・・・(咄嗟に彼を見る私)
ガクガクブルブル ガクガクブルブル・・・・(震えている彼)  おおぉっ! お姉ちゃん 俺と一緒に飲もうぜー!!! 
私の肩に手を掛けた・・・・ 思わず悲鳴を上げた私・・・・ キャアァー!!!  
彼を見る・・・・(小上がりの隅で頭を抱えてガクガクガクブルブルブルと震えていた)
おいっ!! アンタよおー!! このお姉ちゃん 俺が借りてもいいかあー!!! おいっ!!! 聞いてるんだよお!!!!・・(凄む男)
頭を両手で押さえながら頭を大きく振って震える彼・・・・・ よしっ!! 話しは着いた!! こっちに来いや!!
キャー 放して!! 放してー!! 助けて!! 助けてよー!! 彼に叫ぶものの 両手で耳を押さえ震える彼・・・・・
ちょっと いや!! イヤだってえー!! ヤダー!! ヤーダー!!! 私は無理矢理 男に小上がりから床へと引きずられた
誰も助けに来てくれなかった・・・・ 警察!! 警察と誰かが大声を上げた瞬間だった!!!
嫌がってるだろうがっ!!!! 凄みの効いた男の声が蹲る私の後ろから聞こえた・・・・ うわー!!・・・・(大男の声)
ドアに引きずられる大男の声・・・ うわっ! 痛てっ! ドスン!! ガン!! もうくんな いいか!! 振り向くとカウンターに
スーツ姿の男性が大男の財布だと言って渡していた・・・(これで清算してくれや)
その時だった 制服の警察官が数人入って来た時だった・・・ 何やら警察官と話す男性・・・・ 
あっ ご苦労さんです  突然 敬礼をして店主から事情を聞いていた・・・・
大丈夫か!! 私のところへ這うようにして来た彼・・・・(ズサズサズサ)  私は咄嗟に彼の頬を・・・(バシッ!!) 
卑怯者!! 一緒にいるのに頭抱えて耳塞いで何してたの!!! 酷い人!!! 私は涙目になりながら彼を責めた・・・
だって・・ あいつ 強そうだったし 俺は平和主義だし!!・・・・(言い訳する彼)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おいっ! そう言うのは平和主義とは言わねうぞおー!! ただの腰抜けっちゅーんだぜ!!
両手で頭抱えてガクガクブルブル震えて丸くなってて平和主義とはまいったぜ 全く!! アイツが暴れだしたから
アンタが格好よく彼女を守ってくれんじゃねーかって ずっと我慢してたのによおー!!! とんだ腰抜けだぜ!!
テメーを守るために女を生贄(いけにえ)に差し出すたあー テメーはクズだなあ!! 全く!!・・・
聞き覚えのある声に私が振り返るとそこには幼馴染の彼(刑事)がたっていた・・・・
彼は私に目を合わせることなく小上がりに近づくと 隅の彼に一言低い声だった・・・・・ クズ!!
おい! ○○っ! ちゃんと相手選ばんといかんぞ!! こんなクズと飯くってたら 命がなんぼあっても足りねーぞ!!
そう言うと私の手を握り締めて 店を後にした・・・・ 私は彼と手を繋いで近くだと言う彼の部屋へ・・・・
2LDKくらいの割と整理されたお部屋だった・・・ 怖い思いしたろ 駄目だぞ 相手選ばんと!!
それより 汗かいたろ 風呂でシャワーでも浴びて来い!! そこのドアだからよ!!・・・・
えっ!? そんな!!?? 心配すんなって! 見たんだろ!! 俺のスーツの下・・・・ 女には興味ねえーから心配すんな!!
第一 幼馴染襲ったりしねえーし・・・・ あっー ひっかそっか 気がつかなかったなっ 
立ち上がって 奥の部屋に行くと箪笥を開けて何やら持ってきた・・・ 私を立たせるとお尻に両手を当てた・・・
キャッ!! 咄嗟に出た小さい悲鳴・・・・・ おっ すまんすまん!! サイズ合うかと思ってよっ!!
ホラっ パンツ 新品だしLLでも何とかなるだろ?? あとホレ 使用済みはこの袋に入れてと言い渡す彼・・・・
そう言うと彼は上着を脱いでワイシャツを・・・・(ブラジャーしている彼) 女同士 恥ずかしくねーだろ!!
ホラ!! いってこい!! 私は何が何やら解らないまま お風呂場へ入ってしまった・・・・(えー 何で入るのー心の私)
仕方なく彼に言われるままにシャワーを浴びた・・・・ キレイなバスタオルがあってそれを使い下着を着けた
私は身支度を整えて脱衣場を出た・・・・ 絶句した!! 何とリビング寛ぐ彼はネグリジェ姿だった・・・・ 息が止まる
彼は私を安心させるために 態とネグリジェ姿になってくれたと思った・・・・・(恥ずかしいだろうに感謝する私)
今夜泊まってもいいかな??・・・・(聞く私)   あー・・うん・・・いいけど お前こっちのソファーな!! 俺はベットで
それでもいいなら構わんぞ!!・・・・・(お尻をネグリジェの上から掻く彼)
何か飲むんなら冷蔵庫なっ!  あとトイレはそっちのドア・・・・・・(高そうなネグリジェ姿の彼)
ねえー♪ いつからなの??・・・・(後姿で本を読む彼に聞く私)  こっちを向く・・・・(ゴロリン)
あっ・・うん・・・警察学校に入ってからこうなった ホントは性転換も考えてるけど仕事が仕事だしなあー ふっ!
ストレスとかなの~??・・・・(聞く私)  うん・・まあー そんなとこかな・・・だけど考えると小学校くらいからかなー
私の目の前に女座りする彼・・・・・ ホラ こうやると玉がよおー あっー まあいいか!! お前結婚してんだろ!
署の奴らから聞いたけど まあお前くらいの美人なら当たり前だわな~ でっ 玉が挟まって痛いわけよ!!
ホントはこうしていたいのに 玉が邪魔になって出来ない!! 性転換は無理にしても玉は取りたいとは思ってる!!
何か変~♪ だってえー 幼馴染で小学校の頃 私のこと好きだったって言ってたのに~♪♪ うっふふふふ
う・・ん・・・確かに 変だなあー あっはははははははは!!!・・・・(体育座りする彼)
フリルのパンティーがモッコリ膨らんでいた・・・・・ 咄嗟に 女座りする彼 見たな!? モッコリを見たなー!!
うっふ・・・うふふふふふふ~♪♪・・・・(楽しい私)  こらこらこら~♪♪・・・・(楽しい彼)
気がつけば彼は私の上にいた・・・・・・ 急に気まずい雰囲気・・・・(咄嗟に身を引く彼)
ご・・ゴメン 驚かせたかっ??・・・・・・・(小声の彼)  うううん いいじゃん 女同士なんだから~♪♪・・(笑む私)
冷蔵庫からとっておきとか言う日本酒を出してきて二人で女としてお喋りを楽しんだ・・・・
その夜 ソファーで寝ていたものの 寝心地が悪く 私は彼の寝ている部屋の戸を静かに開け下着姿のまま・・・
ダブルベットに入ると 彼は少し間を開けてくれ毛布で垣根を作ってくれた・・・・・・(無言の彼)
私はこの時・・・・  心から彼を信じていた・・・・ (無言の私)
ねえー・・・・(横になる私)   うん?・・・(ジッとしてる彼)  経験とかあるの??・・・(小声で聞く私)
どっちの??・・・・(聞き返す彼)   女としての・・・・(小声の私)  あるよ 彼氏もいるし・・・(小声の彼)
じゃー男の方は??・・・・(聞く私)   
うん・・高校の時に彼女いたけど・・・柔道部のキャプテンで男見たいだったなあ~・・・・(彼)
アナタの彼ってどんなタイプなの??・・・・(聞く私)
もしかして勘違いしてるだろ?? 俺の彼氏って女だぜ!!・・・・(ふっ 笑む彼)
女??・・・・(驚く私)   うん! 女!!  男になりたくて胸も取ったしヒゲも生えてるし・・(笑む彼)
ねえー 聞いていい??・・・・(私)   セックスのことだろ??・・・・(笑む彼)
彼は俺を抱く時は腰にペニスバンド着けてアナルでセックス あと双方ペニスの時もあるかなー・・・(笑う彼)
見た目は若干 女ポイけど心は完全に男だな彼は・・・・・(彼)
幸せなんだ~♪♪・・・・・(聞く私)   うんっ! 俺はとっても幸せだぜ!!・・・・(嬉しそうな彼)
ス・zzzzzzzz・・・・・
翌朝 私が起きようとした時だった・・・・ 既に外は明るくカーテンから陽も入っていた・・・・
リビングに彼以外の声が聞こえた・・・・ 何やら甘えるような彼の声と逞しい誰かの声だった・・・・
身支度して カーテンを開けると寝室の戸が開いて おはよーうと彼の声がした・・・・
初めまして~♪ 彼の横から顔を出した彼の彼は!!!
うっそおぉー!! ど・どしてえー!!! 相手と同時にハモって驚いてしまった・・・・・


26番目



初めまして!! 彼の横から顔出した彼の顔を見て仰天した私だった・・・・
あっ! あぅあぅあぅぅぅ・・・(言葉にならない私)   ああぁー!!?? どうして?? 何で君がここにいるの???・・・(彼の彼)
普段あまり目立たない私の働くお店の接客担当の○○君だつた・・・・(心臓が止まるほど驚く私)
突然 私のいる方へ駆け寄ってくる・・・ なっ! 頼む!! このこと店では内緒にしてくれ!! 頼む!! この通りだ!!
慌てて私の両肩に手をかけ 頼み込む彼の彼(お鍋さん)・・・・・・
えっ・・ はっ・・・ はい・・・・・・・・・・・ 彼(お鍋さん)の異様なほどの頼み方に圧倒される私・・・
でも どうして うっふ! うふふふふふふ~♪・・・(私)  あはっ! あははははははは~(お鍋さん) 
二人を見てオロオロする幼馴染の彼・・・・・ おいおい どうしたのよ??? 一体 気味悪いなー・・・・
実はねっ!・・・ 私と彼の彼(お鍋さん)で幼馴染の彼に一緒に働いてることを教えた・・・ びっくりするネグリジェの彼
全然 わかんなかったよおぉー ・・・・(私)  安心したのか床に直に座る私とお鍋さん 続くように座る彼・・・・
その後 3人で朝食を取り私は彼(幼馴染)に送られて自宅に戻った・・・ 着替えて身支度を整えて出社に備えた
リビングに出て見ると不機嫌な顔した彼女(不動産屋)がジーッと私を凝視していた・・・・
何処いってたのよおぉー!!・・・(不機嫌な彼女)   うん・・ちょっと・・・(私)  昨日 彼と何か死なしてたでしょ!!
ワタシ知ってるんだからねえー アンタ 昨日 彼(営業の彼)と一緒だったんじやないのお~???・・(見つめる彼女)
私は彼女の疑いを解くため 昨日の出来事を全て話した 勿論 ブラジャーデカとお鍋さんのことは伏せた・・・
へえ~ 彼って案外意気地がないんだー でもっ! 良かったじゃなーい 幼馴染の彼が助けてくれて・・・(笑む彼女)
でっ?その幼馴染の彼とはどうなったわ~けー??・・・・(嫌らしい顔付になった彼女)
何もないよ! だって 向こうは私のこと女だと思ってないもの! 一晩 同じ屋根の下にいて何にもしないんだもん
もっとも 何かするような人なら 泊まったりはしないし 仮にされたら敵わないし今頃 泣いてる・・・(私)
今度 紹介してよ!! 何かさあー 刑事さんって何か頼りがいがあるって言うかさあ~・・・(ワクワクする彼女)
うんっ! いいよ! じゃーその話しは また後で!! とりあえず出ようよ 遅刻しちゃうから~♪・・・・(私)
二人は家を出て お店に向かった・・・・  おはよう! おはようございま~す! おっはー! おぉっす!
みんな揃ってる・・・ あれ? 営業の○○君は??・・・・(彼女が聞く)  ねえー 誰か知らない??・・・(キョロキョロの彼女)
あれー そう言えば 今日はまだ見てないなあー・・・・・・・・・・(私とは目を合わせないお鍋さん)
奥から社長さんが出て来た!・・・・  ああぁー 突然なんだが○○はー 今日から一週間 休みを取った
何か実家であったとかが理由らしい!! で、今日から一人足りないが頑張ってサポートするように!!
では、今日の社訓の読み上げは・・・・・
ねえ 昨日のことで着辛いんじゃないのかな~・・・・・・・・・・・(彼女(不動産屋夫人)に耳打ちする私)
うーん・・・ いいんじゃないの?? 放っとけば! 男を放棄するよな人だってバレちゃったんだし仕方ないっしょ!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なあ・・ ちょっと話しがあるんだが・・・(お鍋さん)  うんっ ちょっとまって・・ねっ!・・・とっ!・・・ヨシ! カチカチカチ・・
何?? 話しって??・・・・(私)   店では今まで通り口も聞かんけど 悪く思わんで欲しい・・・それだけだ!!
うっふ・・・なあんだー そんなことおー いいよ! わかってるから!!・・・(ホッとした私)
すまんっ!!・・・・・(俯き加減で席へ戻るお鍋さん) 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
仕事を終えて自宅に戻って直ぐだった 電話が鳴った プルルルルルル プルルルルルルル・・・・
ハイ!! ○○でございますが・・・・  あぁー 僕だけど・・・  えっ??・・・(聞き返す私)  あっ 接客担当の・・
あぁー なんだー どおーしたのおー 名前言ってくれれば直ぐにわかるのにー うっふふふ・・・
いや・・ ちょっと・・ 相談が・・・ 僕とアイツ(幼馴染)のこと知ってる君にしか相談出来なくて・・・(困り声のお鍋)
うん いいけど・・・・(気軽な私)   君んちの側にいるんだが今からお邪魔出来んかなー??・・・・(お鍋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ いいよ! おいでよ! 着替える真もなくお茶の仕度をしていると ピンポーン・・・
ハーイ! お鍋さんが一階の入り口に立っていた・・・・ ロックを解除する
玄関の前に辿り着くころだ・・・ 玄関の前で待っていると ピンポーン・・・・ 玄関を開けて中に招き入れる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
相談って言うのは君にしか話せないんだ・・・・(ソファーに座って前のめりになるお鍋さん)
ジーッと私を見つめ吹っ切れたように話しだすお鍋さん・・・
実は 少し前からなんだけどアイツ(幼馴染)がさあっ 僕の中に入りたいみたいな感じあるんだよ・・(困り顔)
普段のセックスは僕がペニスバンド着けるか 双方ペニス着けてするんだけど・・・ あっ すまん!! こんな話し・・
いいよ! 続けて!・・・・遠慮しないで!・・・・・(彼を元気付ける私)
そう言う感じでセックスしてるんだけど 最近 アイツ・・ 僕の中にペニスを入れたがって・・・ 困ってる・・・
アイツは身体は男だけど 心は女・・・ 僕も確かにそう感じるんだが 僕に女を見てるような気も最近するんだ・・
僕は見ての通り乳房も切除して 生理も止める手術も受けた・・・ だが アソコだけはどうにもならなかった・・・
僕は一生 この身体のまま生きてゆこうと決心したし アイツも性転換を望んでるとは言うけど・・・
どうしたらいいんだろう!? アイツを僕の中に受け入れた途端 壊れてしまうんじゃないか 不安で不安で・・・
頭を両手で抱え込んで辛い表情をするお鍋さん・・・・
ねっ! 何かさあー あなた達って言うか アナタがさあー 形に拘りすぎてるような気がするんだけど・・・
いいじゃん 入りたければ入れてあげても~♪ 入りたいなら受け入れてあげれば 男はこうあるべきなんて
女はこうあるべきもそうだけど 互いの心が通じていれば形に拘るのは変だよ 絶対・・・・
結局 女は穴で男は棒がアナタにとっての理想なんでしょうけど 理想と愛って違うと思うなあー・・・(私)
男なのに穴が欲しくて 女なのに棒が欲しい でも近づけたい・・・ 理想に・・・・ でしょ?・・・・(私)
理想イコール愛じゃないと思うんだけどなあー・・・  ところで変な質問するけどおー
アナタ達って互いの性器って言うか互いに愛撫とかしないの??・・・・・(私)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・してる  してるけど それは! 自然の流れで・・・・(少し照れるお鍋さん)
じゃあー もう一つ! アナタは乳房取ったって言うけど 乳首は感じるの?・・・・(真剣な私)
ちょっ ちょっとまってよおー なっ 何でそんな質問!!・・・・(一瞬戸惑うお鍋さん)
気を抜くと女言葉になっちゃうんだねぇ・・・・ 多分 彼(幼馴染)もアナタのそう言うとこ見てると思うよ・・・
相手に男と女の二つを感じてるなんて 凄い欲張りだと思うなあー いいなあー 彼って!!・・・(遠くを見る私)
アナタだって彼に乳首吸われて感じてるんでしょうー だったら御相子だと思うなあー・・・・
乳首吸われて自分で気が付かないうちに女の鳴き声とか出してることあると思うよ~♪♪
身体 愛撫されて悶えたりヨガリ声出したり 絶対してると思うし・・ そう言うとこに女を感じても不思議じゃないよ
逆に 彼が女を感じてなかったら 身体とか愛撫されて女の雰囲気出してるアナタは・・・・ 間違いなく捨てられる
だってさあー!! 男が愛撫されて悶えたりヨガリ声だしたり・・・ いると思うけど でも彼はアナタに男だけを追及
してるんだったら そんなアナタは彼に嫌われるしかないんじゃないかなー・・・・・
でも、彼はその全てを愛してるから何も言わないし 自然にアナタに入りたいって無意識かも知れないし・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 確かにそうなのよ アイツに聞くと覚えてないって言うし嘘とは思えないの・・(お鍋)
あっ! いいよ 今は女言葉でも・・・・(私)
だったら アナタ次第なんじゃないの??・・・・ 私はそう思うけど・・・
私はリラックスしたフリして話してる最中 何度も足を組み替えたりして見せていた・・・・(スカートの中も見せて)
ねえー アナタ 本当に自分は男だと思ってるの?? 教えて??!!・・・・(おなべの前で体育座りする私)
僕は男だよ! 間違いなく男だっ!・・・・・(急に男気を出すお鍋)
じゃあさあー 私 これでも ブスって言われたことないんだけど・・・ どう 私のこと犯したいと思わない??
男だったら スカートの中 丸見えなのにムラムラしない?? 私のこと味見したいと思わない??
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ あんまり僕を
突然だった お鍋さんは 目の前の私に襲い掛かってソファーに押し倒して来た・・・・
私はお鍋さんに身を任せた・・・・ 両手を抑えつけられ 左ウナジを舐め回して来たお鍋さん
スカートの中に入るお鍋さんの手・・・・ 引き千切られるブラウス・・・ 飛び散るボタン・・・・ ビリッビリビリビリ パチン
パチッパチパチ・・・ ブラとスリップの肩ヒモを同時に降ろされる・・・・ 肌蹴られて揺れる両乳房・・・・プルンッ
パンストに手が掛かって激しく引き降ろされた・・・・ 
ウッウゥゥゥゥゥ・・・ ウウウゥゥゥゥゥ・・・・ 私の上で急に泣き出すお鍋さん・・・・ ウウゥゥゥゥゥゥ・・・・
僕は! 僕は!・・・・ アタシは!!! もう疲れたのよ!! 男を演じてる自分に嫌気がさしてるの!!! ウウゥゥゥゥゥゥ・・・
私から離れて ソファーの前に跪いたお鍋・・・・(もうっ! もうっ! もうっ!!! 疲れちゃった・・・・男の真似してる自分)
ごめんなさい!! こんなことして アタシのこと許して!! 解ってた!! 変ったのはアイツじゃなくてアタシだってっ!!
床に両手を着いて大粒の涙を流すお鍋さん・・・・
私は身体を起しソファーから立ち上がると無言のまま お鍋さんの手を引いて寝室へと連れて行った・・・・
ベットに座って両手で顔を覆い泣き尽くすお鍋さんを裸にした・・・・・ 白いブリーフの下はパンティーだった・・・
そっと お鍋さんを 仰向けにして彼女(お鍋さん)の乳首に舌を絡ませた・・・・ ビクンッ ビクンッと反応する彼女
無理して痩せたのか肌はボロボロになっていた・・・ 彼女の身体を愛撫し陰部に舌を入れると彼女は鳴き声を
部屋中に響かせ 悶え ヨガリ 身体全体で女の喜びに浸っていた・・・・・
シックスナイン・・・・ 上の私・・・・ 下から戸惑いながらも私に舌を這わす彼女・・・・ 二人の嫌らしい音
ベットの下からバイブを・・・・ 彼女の中に入れる・・・・ 身体をビクン ビクンさせ激しく反応し愛液を溢れさせた
ペニスバンドを装着し 彼女の中に入ると彼女は更に激しく身悶えをし出す・・・・
数分後 彼女は絶叫してエクに達した・・・・・
私はエクに達した彼女を後手に縛り上げ両脚を大きく広げさせ両脚をベットのヘッドに縛りつけ
彼女が目を覚ますのをジッと待った・・・・ アウッ・・・ウンンンン   彼女が目を覚ますと同時にビックペニスを装着
中へと少しずつ入って行った・・・ ウング フム ウンウゥングウゥッ・・・ 唸り声を上げる彼女・・・・
先っぽが少し入ったところでバイブのスイッチを入れた・・・・ ウワアァァァーン アンアンアンッ アゥゥゥウウゥゥゥゥゥ・・・悶える彼女
徐々に中へ中へと入る・・・・ 縄が軋む・・・ 弾ける縄・・・・ 中に入りきった時 スイッチを切る・・・・
腰を使って前後する・・・・ 痛いー!! 痛いー!! もう! もうヤメテー!! お願い!! 痛いのおー!! 叫ぶ彼女・・・
痛い!! 痛い!! イタイ!! イタイ イタ・・・ ウゥッウウゥゥゥン・・・・ き・・気持ち 気持ちいいー!!!!! 気持ちいい!!!
ハアハアハアハアッ 気持ち・・・ 気持ちいいのおーーー!!! 気持ちいいよおぉぉぉーーー!!!
左の太ももに縄を巻きつけ締め上げる・・・・ 痛ーーいーーー!!!  ギュッ!! 痛ーーいーーー!!!
ギュッ!! イタイ イタイ イタ イ・・・・ ギュッ!! き・・気持ち・・・気持ちいいのおぉぉー!! 気持ちいいよおぉぉー!!
両太ももを縄で締め上げながらビックペニスを前後させると彼女は二度目のエクにたっした・・・
両脚の縄を解いて足を自由にさせ仰向けに寝かせ彼女の身体をベットに固定させた・・・・
彼女の頭を私の両脚で挟むように座り 彼女の両脚の間に縄を一本挟んむ・・・ 端っこは彼女の後手に結び
片方は私の手に・・・・ 彼女が目を覚ますと同時に縄を軽く引き徐々に引きスピードを上げる・・・・
小さく悲鳴を上げる 痛いと叫ぶ声はゆっくりと止まり やがて女の鳴き声へと変化して行った・・・
彼女の陰部の縄はジリジリと食込み 食込んだ縄を中指で引く・・・ 彼女は囀るように鳴き声を奏でる・・・
ビヨーン・・・・ アアァァン  ビヨーン・・・・アアァァァン
弾くスピードを上げて行くと彼女の鳴き声も速さを増して行った・・・・
ベットの下から低温ロウソクを出し彼女の身体にゆっくりと じっくりと垂らす・・・・ 熱い!! 熱いの!! 熱い!!
ヤメテー!! 私の両脚に挟まれた彼女の頭が大きく揺れた!! 熱い!! 熱ーい!! 熱い!!
熱がる彼女の真ん中の縄をグイッと弾く・・・・ アアァァァン!! ポタッ ポタポタポタポタポタ・・・ アッ! アッ!!!
熱いから気持ちいいに変化する彼女の声・・・・・ 可愛い女の子の声・・・・・ 彼女の頭を濡らす私の愛液・・
真ん中の縄を放し 身体全体に垂らすロウソクは彼女に喜びを齎した・・・・三度目のエクに達したらしい



27番目



彼女をベットに寝かせたままで寝室を出て来た私だった・・・ 彼女は確かに女の子だった・・・・
鳴き声・・・ 身悶え・・・ ヨガリ・・・ 呻き・・・ 全てが女の子に戻っていた 無理してたに違いない・・・
数分後 彼女はフラフラしながら 寝室を出て来た!  私の方へ歩いて来ると右手で私を平手打ちするポーズ・・
ソファーに座る私の前に跪くと私の両脚の上に顔を真横にし甘え始めた・・・・・・
私は無言で彼女の手を引いてお風呂へ 互いに無言のまま汗を流し無言のままお風呂場から出た・・・・
彼女(お鍋)に新しい下着をプレゼントした・・・ 以前 義母が買ってくれたフリルのパンティー テレながらも脚を
恥ずかしそうに俯く彼女を可愛いと思った  私の前にいる彼女は普通の女の子に戻っていた
僕っ!・・・・ ううぅぅん・・・ アタシ・・・ 自分に正直に生きて見たい!! 形に拘らずにアイツ・・・ 彼を愛して見たい!!
それで それで いいんだよねっ!! アナタがアタシに言いたかったことなんだよねっ!!・・・・・(私を真剣に見る彼女)
うふふふふふ~♪♪・・・・・(ソファーに座り彼女をそっと抱き寄せる私)
アタシ アナタのこと抱いてみたい・・・・(俯き加減・・恥ずかしそうな彼女の仕草)
彼女に手を引かれ寝室へと入った二人・・・・
優しくベットに私を寝かせる 彼女は肌を重ねねるように上に乗る・・・・  私の胸に顔を埋める彼女・・・・
彼女は私を揺り篭のように静かに揺らして行った・・・   彼女と心が繋がったと思った私だった・・・ 身を任せた
数時間後 愛し疲れ眠ってしまったことに気付くとベットに彼女の姿しなく メモがリビングのテーブルに・・

ありがとう アナタのお陰で吹っ切れた思いです 彼とは形ではなく心を繋げたいと思います 明日会社で!!
おやすみなさい・・・・・

翌日 出勤すると何やら店の中が賑やかに・・・ 店に入るなりみんなの楽しげに笑う声が・・・・
おはよー!! おーっす! おっはー!! 自分の席に着こうと歩き出し左側の方を見る・・・ 誰だろう?? 新人さん??
スーツ姿の女性の後姿・・・・ よっ! 前から来た社長夫人(私の友人)・・・・  ねえ見た??・・・(夫人)
何??・・・(解らない私)  あっち あっちと指差す夫人・・・・  ねえ 新人さんでも入ったの??・・・(聞く私)
違う 違う!! ○○さん!!・・・・(夫人)   えっ??・・・(私)  まあ~ みんな知ってたけどねっ!!・・・(夫人)
夫人に手を引かれ 指差した方向へ歩き出し 夫人がポンっと新人さんの肩を叩いた!!!
振り向いたのは昨日まで男の格好してた○○さんだった!!! 絶句・・天変地異・・・ どんな言葉がピッタリだろうか?
薄化粧して眉毛も薄く剃り手入れされている 紛れもない彼女だった!!! おはよう!! ○○さんに声を掛けられた!!
あっ・・・はい・・・ おはよう・・・(上ずる私)  実はねえー 最初は気付かなかったんだけど 徐々に・・・(夫人)
何か事情があるんだろうな~って! みんな知ってたけど気付かないフリしてたんだっ!! アハハハ・・・(陽気な夫人)
軽く私に頭を下げる彼女はスーッと前を向いてしまった・・・・・
夫人と席の方へ歩き出す私・・・・  でもさあ~ みんな事情抱えてるけど~ マジ 驚いちゃったよ アタシ!!
○○くんっ!! ずっと男のままでも勤務には支障ないしねえ~・・・・ 結構 可愛いじゃん!・・彼女!!・・・(夫人)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・朝礼も終わり 社長さんも普段通りに彼女を扱い 彼女も嬉しそうだった
女の子になった彼女の周りには男性社員たちが群がってはデートに誘っていた・・・

その夜 彼女(元お鍋)が訪ねてきた・・・・
完全に女の子に戻った彼女は ちゃんと会社同様にストッキングも履いたワンピース姿だった・・・
もっと 驚いたのは ブラジャーデカ(ワタシの幼馴染で刑事の彼)が上着を脱いで見せ ブラ無しを私にアピール
彼女が私に相談したことは彼の耳に入ったようだった・・・ 勿論 私と彼女のアレは内緒!!!
突然 ズボンを降ろし始めた!! どうだ!! ○○(私)!! ふんっ!と威張って見せた彼のパンツは男物だった・・・
一瞬両手で目を覆ったものの 指の隙間から確かに見えたトランクス・・・ 俺も無理しないで生きてみるよ!!
コイツ(彼女)と正直に生きてみたくなったんだ!! ホント言うとブラは邪魔だったしパンティーも玉が痛くて エヘヘヘ・・
形に拘らずに生きていこうって二人で誓ったんだ!! コイツ豊胸手術受けるって言うし・・・
俺も性転換しなくて良かった!! そんな気がするし!! 正直 尻も痔になりかけてて結構 痛かったんだよ!!
彼は嬉しそうに彼女の肩を抱きながら 私に将来のことを語っていた・・・・ 彼女の愛らしい表情が最高だった
俺もコイツもホント・・・ 形に拘り過ぎてたって正直思うよ!! 結局 二人が一緒に居たいってのが大切ってか
なんか照れるなあー あっははははは!! 幼馴染にこんな・・・ あっはははははははは!!!!(頭の後に手が行く彼)
二人は抱き寄せあいながら 去っていった・・・・ こっちまで幸せな気分にしたっていたものの 思い出す

亭主のこと・・・・

初めて出あった病院のこと・・・ 初デート・・・ 義母への紹介・・・ 山小屋・・・ 釣り・・・ ゲーム・・・
山や川に行ったこと・・・ マンション借りてくれたこと・・・ トラクターで雪かきしたこと・・・ 屋根に上ったこと・・・
バーベキューしたこと・・・ 頭の中を思い出が勝手に駆け巡る 止めようとしても止まらない・・・
わあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!! 両手で頭を抑えて叫ぶ!!! 何度も何度も叫んだ!!! 
無言で歩き出して冷蔵庫から缶ビールを・・・ パチッ! カチャッ! ゴクッ! ビールってこんなに苦かったんだなあぁ
ゴキュッ! 苦い・・・・  亭主と飲んでてこんなに苦いなんて思ったことなかったのに・・・・
帰りた・・・・ うぅぅん 何 バカなこと!!! ダメ! ダメよ! 私のバカっ!! ゴキュッ! 苦ーい!!
私にはもう帰るところなんて何処にもないのよ!! いいっ!! 解った?!! 私は独りで生きて行くの!! 弱音なんか!!
弱音なんか!!!  うっうぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーー!!! ううぅぅぅぅぅぅぅぅーーー!!! 寂しいよおぉーーー!!!!
寂しいよおぉぉぉぉぉぉぉーーーー!!!!  ソファーに蹲って泣いた・・・・・


電話してみるかな・・・184を押して・・・ プープープープー トゥルルルルルルルル トゥルルルルルルルル
ハイ!! ○○です・・・・ もしもし・・ もしもし・・  お姉さん!! お姉さんなの!! お姉さんでしょ!!・・・(釣具屋の彼女)
うん・・・・(泣き疲れて掠れ声の私)
大変なの!! 旦那さんが!! 大変なのよ!! 帰ってきて 直ぐ帰ってきて!!!
どう・・・どうしたの??
旦那さんが自殺を図って今 病院に!!! ねえ!!  意地を張ってる場合じゃない!! いい加減に目を覚まして!!!
死んじゃう!!! 旦那さんが死んじゃうよーーーー!!!!・・・・・(慌ててただ事じゃない様子の彼女)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(無言の私)
信じて!! ○○救急病院の○階に電話して聞いて見て!! もう三日も重体なのよ!!!・・・・(彼女)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(無言の私)
ガチャンッ!! 電話を切った・・・・

亭主が自殺・・・・・ 亭主が自殺・・・・  亭主が自殺・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私の所為????
重体・・・・・ 重体・・・・・  重体・・・・・ 亭主が重体・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私の所為!!!!!!!

私は病院に電話した!!  ハイ○○救急病院です!!  あの数日前に自殺か何かでそちらに・・・・(聞く私)
はい!! そのようなことはありましたが 詳しいことは申し上げられません!!!・・・・(看護婦)
ガチャンッ!! 電話を切った・・・・
入院している・・・・ ホントなの???  亭主が重体って!!!  ホントなの!!!!!!! ホントなの!!!!!!
私は咄嗟に彼に電話した!!! 亭主が!!! 亭主が!!! 亭主が死んじゃう!!! 亭主が死んじゃう!!!!!! お願い助けて!!!

数分後 サイレンの音が聞こえて来た!! ファーフォー ファーフォー ファーフォー!!! 救急車??? 違う!!!
窓から外を見ると一台の普通車・・・・ 屋根には赤い回転灯がクルクル回っていた・・・
私は部屋を急いで後に外へ出ると 玄関のところに彼(刑事)が居た!!! 彼女も一緒だった!!!
早く!! 早く乗れ!! バタン!! バタン!! よし!! ベルトして!!! いいか!! これから犯人を追跡するから!!しっかり捕まってろ!!
アクセルをグイッと踏み込むと 何かのスイッチを入れた・・・・ファーフォー ファーフォー ファーフォー!!! 
赤信号も赤く回る回転灯で次々に進む・・・・・・・
○○市を出た辺りで 彼が一言・・・・ 俺!! 首になるんだろうな~ こんなことして・・・・(彼)
首になったらアタシが養ってあげるから心配しないでっ!! 助手席の彼女が彼に力をこめて言う・・・・
いや・・・始末書だけで・・・・大丈夫かな??・・・・・(首を捻る彼)
ちゃんと前 見て!!!・・・・・(叱り付ける彼女)
ここら辺だともう○○市の管轄じゃないなあ~・・・・(小声の彼)
管轄じゃないとどうなるのよ!!・・・・(彼女)
管轄外でサイレンと赤灯回すと ここの警察にしたら犯人は俺なわけよ~・・・・(小声の彼)
犯人??? 何言ってんの!! おんなじ警察でしょ!!・・・・(彼女)
管轄外走行は事前許可か緊急時でも無線の許可が必要なわけよ~ 俺・・・・とってない・・・・(元気のない彼)
もういいってえー!! それよりちゃんと前見て運転して!!!・・・・(彼女)
あと・・・1時間ってとこか・・・ 誰にも会いませんように~・・・・(小声の彼)
うわあぁ~!!!・・・・(彼)   どっどうしたのよ!!・・・・(彼女)
検問だあ~・・・ あわわわわわわわ どうしよう!?・・・・ そっ! そうだ!! おい ○○っ! すまんがタオルで両手首
ホラ! これ使って!! そうそうタオルで手首覆い被せて!!! うんっ! いいぞ それで!! あと お前ら一言も口聞くなよ!
検問に近づく・・・・ 窓を開ける彼・・・(ご苦労様です!! 外から中を覗く制服警官)
今 ○○署へ移送途中です!! 緊急のため現在問い合わせ中です!! 速やかなる解除を要請します!!
キリッとした態度のカッコいい彼・・・ 中を覗いて私の両手辺りを見回す警官・・・・・
はっ! 彼に敬礼して道を開けてくれた・・・・・ 再びサイレンと赤灯が回った
ファーフォー ファーフォー ファーフォー!!! 

よしっ! まずまずだな!! 後はあの連中が気が付く前に到着させれば・・・・・(意気込む彼)

病院が見えて来た!! 亭主のいる病院が!!! 回転灯もサイレンも止めて三人は病院へ駆け込んだ!!!
○○階へ行くと そこには 義母や義弟 義妹 元家政婦に電気屋 義父の娘の姉妹 釣具屋の彼女までが・・・
一斉に私を見る・・・・・ みんな無言
義姉さん!! こっちだから・・・・ 呟くように途切れそうなほど小さい声で案内する義弟だった・・・・・・・・
部屋の前に来る もう駄目かも知れないって先生(医師)が・・・・・ そう言うと義弟は場を離れた
カチッ・・・ スーッ ドアを開ける  ブーーボンッ ブーーボンッ ブーーボンッ・・・・(酸素吸入器の音)
身体中に差し込まれている点滴そして管・・・・ 近づく私・・・・  意識が無い亭主・・・・  ゆっくりと近づく
亭主に取り付けられた無数の機械が静かな部屋に音を響かせている・・・・
ベットの横に行くと看護婦さんが透明なビニールを開けてくれた・・・・  御主人の手を握ってあげてください・・・
そう言うと部屋の隅の椅子に戻って行った・・・・
ゆっくりと亭主のの手を握りしめた・・・・
フッと枕元を見ると私が亭主宛に残した離婚届けが置いてあった・・・
アナタァー・・・小声で亭主に語りかけ額をそっと撫でた・・・・
聞こえてる? 私・・・ 戻ってきちゃった~♪ アナタに会いたくて 戻ってきちゃった~♪ ねえ! 目を開いて?!
私のお願い・・・ 聞いて~♪ うっふふふ~♪ ア・ナ・タ~♪ 折角 戻ったのに 居眠りはずるいぞ~♪
額を摩って手を握り締める・・・・・・・ アナタ~ そろそろ起きる時間だよ~♪ ホラ! 目を開いて~♪
アナター・・・・・ ねえー アナター  ねえー おきて! おきてよー! アナター! ホラ! 戻って来たよおー!
私のお願い なんでも聞いてくれたじゃないのおぉー アナター おきてよおー!
ピピッ!! ピピッ!! ピピッ!! ピーーーーーーーーー  椅子から看護婦さんが立ち上がってインターホンで先生を呼ぶ
ピッ ピッ ピッ ピッ 先生が部屋に入る・・・・ ピッ ピピッ ピピッ ピピッ・・・・
奥さん!! 語りかけてください!! 何でもいいですから 御主人に語りかけてください!! 私は奇跡を信じたい!!(医師)
私は亭主の実身元で何時間も思い出話しを語り聞かせた・・・・・  一時間・・二時間・・・三時間・・・・・
一瞬 亭主の手が動いたような機がした!! ホラホラ!! 頑張れ 頑張れ! 亭主に語り掛ける・・・・
ピクッ・・・ ピクピクピクッ・・・・ 側にいた 医師が私の顔を見て満面の笑顔で微笑んだ!! 黙って亭主の脈を取る
奇跡が・・・ 奇跡が起きました!! 奥さんの思いが通じたんでしょう・・・・・(深呼吸をして喜ぶ医師)
この一報は廊下で待つ全員に看護婦さんから伝えられると一斉に万歳が聞こえた・・・
ギュッと握り返された・・・・ えっ? ゆっくりと目を開けた亭主・・・・  お お帰り・・・・(呟く亭主)
もう 大丈夫!!! 先生が看護婦さんに何かを伝えると部屋を出て行った・・・・ 点滴を別なものに替える看護婦さん
戻ってきたんだな・・・・(弱弱しい亭主)
うんっ さっき旅行から戻って来たの うふふふふ~♪♪・・・・(私)
それは・・・・(枕元にある離婚届けを目で追う亭主)
看護婦さんからペンとボードを借り離婚届けを乗せて見せた・・・・(私)
それは・・・・(薄っすらと涙を浮かべる亭主)
何言ってるの~♪♪・・・・・・これは ホラ!  ねっ!  ここを こうして~♪  結婚届けよ!
後は アナタの名前を入れるだけだからねっ!

ねえ・・・・ 私と結婚する気・・・ある??・・・・・・・

では、私と結婚してください・・・

こんな・・ 俺でよろしければ 是非・・・・・・・・・

私からのプロポーズ

            
その後 亭主は回復し家の前のコースは畑に 畑を真っ白い雪が・・・・・・
刑事の彼は亭主の車のナンバーを拝借し自分の車に取り付けて○○市に帰り彼からナンバーが送られてきました
バレてなきゃいいけどと願って止まない私と亭主でした・・・ 後に彼(刑事)と彼女は結婚した報告がありました

奇跡は起きるものではなく 起すものだと言うことを知りました




縄奥Ⅵ終了◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
     ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



縄奥Ⅶ



どうだ? 少しは慣れたか?・・・・・(パソコンに向かう私の後ろに立つ亭主)

あっ・・うん! もうちょっとで・・・ 終わりっと!! ヨシ終わりっと! うふふふふ・・(椅子に座って後を振り返る私)

今の私は亭主が社長を務める○○観光開発で経理を担当している・・・・ あれから義父が体調不良で入院し
跡取りの居ない義父に代わって亭主が社長に就任・・・・
義母と義妹たちが経営しているクロスカントリー場は傘下に入り個人事業から法人へと変わり
社長の義母そして専務の義妹に部長の義弟更には電気屋や元家政婦の彼女達も管理職として加わり
経営も順調・・・・・ 義父の本子である姉妹は役員として義父の後を継いだ亭主を支えている
姉妹たちも個々に人生の相手に巡りあい結婚・・・・ 旦那さんたちはそれぞれにこの街の議員さん・・・
しかも何故か対立し合っている派閥のそれぞれと年中 仕事に家にと街の運営談義をしているらしい・・・・

あー・・・ 疲れちゃったよおぉ~!!・・・・(首をクルクル回す私)    肩を叩いて揉んでくれる亭主・・・・
ねえ~ このスーツ・・ 何とかなんないのかな~ もおう毎日毎日 窮屈って言うか・・・(後の亭主に話す私)
タントンタントン モミモミモミモミ・・・・ だってよおー 女房のお前がジーンズとかで来たらみんなそうなるだろ?
それに スーツ姿の お前・・・ ふっ! 中々 いいと思うんだよな~♪・・・・(後で肩揉みする嬉しそうな亭主)
だって~・・・・(口を窄める私)
そう言えばっ!! 同じ部署の○○さん・・・ 何とかなんないのおー!! 毎日毎日・・・!! もう うんざりっ!!・・・・・・
あぁー 彼女かっ! 俺がここに移る前からここに居る御局様だろ~ まあぁ 面白くないわなっ!・・・・・・(亭主)
凄いんだって!! 風が強くて 何かこう対抗意識って言うか 何かにつけて私のこと高卒・高卒って言うし・・・
こないだも 書類作ってたら 遠くで言うのよ!!  あぁーあぁー高卒でも相手に恵まれれば部長さんだもんなー
だってー!!! 肩書きなんて仕事に関係ないだろって思うのよ!!・・・・・(パソコンデスクに頬杖着く私)
まあな~ 確かにこの会社(義父の創業)は学歴社会が定着してるんだよな~・・ 前に居た会社じゃ実力主義・・
ところがここに来てみりゃ○○大学だの ××大学だの うじゃうじゃ!! そのくせ禄に営業も出来ねー初心者!!
俺も頭には来てるんだが・・・・ まあ~ 徐々に入れ替えるつもりだから!!・・・・(モミモミモミモミする亭主)
入れ替えるって??・・・・(聞く私)    ああっぁー 前の会社(大手不動産)の連中がこっちに着たいってっ・・・
それで今、準備してる最中なんだよ・・・・・ 母さんのとこにいる彼女たちの旦那連中だよ!!・・・(笑む亭主)
でもおぉ~・・・ 大丈夫なの??・・・・(心配な私)   あぁー 今は不動産屋も不景気で人員削減したいらしくって
向こう(不動産屋)にしても渡りに船らしくて 大喜びだったよ~・・・・・(私の肩をパンパッと叩く亭主)

突然、私の椅子を引いてクルッと回す亭主・・・・・    キャッ! もおう! ビックリするじゃないのおぉー!!
まあもうちょっとの辛抱だからさっ! 頼むよ!!・・・・・・・・・・・(私の真ん前にシャガんで膝に両手を置く亭主)
うん・・・ そうだよねえー 私達が後から来たんだもんねえー・・・・(俯く私)
キャッ ちょっとおー!! ダーメ ダーメだってえー!!・・・・・・(脚を開いてスカートの中に顔を入れ匂いを嗅ぐ亭主)
ヤッダッー ちょっとー ダメだってばあー!! 汚れてるからあー!!!・・・・・・・(必死に亭主を引き離そうとする私)
ブオォー ブオォーと大きな鼻音ならして中の匂いを嗅ぐ亭主・・・・(日に一回は必ず匂いを嗅ぐ亭主)
普段はトイレで事前にそれなりにキレイにしてるものの 経に限ってトイレに行く暇なくてほったらかしていた・・・
亭主の顔がドンドン奥へ入って来て 私の恥ずかしい匂いをブオォー ブオォーと勢い良く嗅ぐ亭主・・・
両手を両太ももに下から這わせてくる亭主・・・・・(相当亭主好みの匂いがしてるらしい 恥ずかしさから火照る私)

コンコン・・・・ ノックされるドアの音

部長!! よろしいでしょうか??・・・・・・ 御局様だった
急いで私から離れて応接セットの椅子に座る亭主・・・・・・ 額に汗が光る
どうぞ!! 入って!!・・・・(背筋を伸ばしてパソコンを見る私)
はい・・・・キィー(ドア) コツコツコツ・・・(足音) バタンッ・・・(閉めるドアの音) コツコツコツコツコツ こっちに来る

部長!! 例の件の書類なんですが こことここの訂正をして頂きたく・・・ あらっ!社長も御一緒でしたの~・・・
あらっ!? 部長!! ストッキングが伝線してますけど・・・・・・・・・(眼鏡をキリッと治す御局様)
御夫婦仲が宜しいようですが社内では・・・  フッ・・・ やはり高卒・・・・・・・・・(ハッとした顔する御局)
御局様の視線を辿る私・・・・・・・・・・・・・(御局様を睨む亭主)

あっ 調度良かったわっ!! 今ねっ!! 主人とも話していたんですが 貴女の人事異動の件だったんだけど・・・
傘下のクロスカントリー場へ辞令出しておきましたから 後ほど人事からお話があると思いますから!!
あと、ここの訂正は貴女に任せますから 処理しといてください!!・・・・・・・(頭に来て思いつくまま口にした私)

移動!!!????  そんな話は聞いておりませんわ!!・・・・(顔色替えて驚く御局)
ですから私が たった今 話しましたが??・・・・・(背筋を伸ばしてチラッと御局を見る私)
えぇえー・・えっ でも!! 私が居ないとこの会社の経理も・・・ そっ・・ それに取引銀行だって・・・ そっそれに・・
・・・・・・・・・(急に怯え始める御局様)
貴女の後任には私のお友達で○○大学経済学部首席卒業した○○さんをと考えていますから・・・
日本一の大学卒業で博士号だったかしら 持ってる・・・ たしか今は○○大学の準教授・・・ 不足は無いでしょ!
・・・・・・・・(私は御局様の態度に頭が爆発していた)
社長・・・  社長は如何お考えなんですか!!!・・・・・(オロオロしながら声の裏返る御局様)
いや いいと思うよっ!! いって君の手腕を発揮して欲しいなっ!! 僕の実母で創業者の妻ですから気を着けて
仕事に励んでください!!・・・・・・・(ニコニコ微笑む亭主)

オロオロとお辞儀も忘れて部屋を出て行ってしまった御局様だった・・・・・・・

あーっはははははは!!!!・・・・・・(歓喜する亭主)   うっふふふふふふふふふふ!!!!・・・(両手をあげる私)
そっかあー その手があったかあー そうか移動だ移動!!! それに母さんとこも本格的な経理欲しいって言ってたし
ところで その○○大学首席の人って誰の事だ!??・・・・・(満面の笑みの亭主)
う・・うん・・・・・・・(目をキョロキョロさせ黙る私)   待ちきれないように聞き入る亭主
嘘・・・・(私)    へっ?・・・(亭主)   だからー 嘘っ!・・・・・・・・・・(両手と両足を前で重ねる私)  
嘘って・あはは 嘘っ?? 嘘っ??  ウソッ?? 嘘なのか??????・・・・・(突然近寄る亭主)
あわーっはははははははは!!!! 嘘かよー!! 嘘・・・・  嘘・・・・ 嘘・・・・  どうしよう!!・・・(笑い困る亭主)

大丈夫だよ!!・・・ うふふふふっ!・・・・ 実はー 前々から打診してる人がいるの!!・・・(笑む私)
誰っ? 誰だよ?? 俺の知ってる人か??・・・・・・(困り顔の亭主)
うんっ! アナタの知ってる人よ!!・・・・・・(私)

スー ススッ スー ススッ・・・・・(亭主に背を向けパンストを脱いで新しいのに履き替える私・・サービス)
うおぉぉぉーー なっ何 してんだよ おっ おいっ!! おっおっおぉぉ うおぉぉー!!!・・・・(大喜びの亭主)
使用済みのパンストを亭主に投げつける・・・ 瞬間!! 亭主は獣のようにパンストをゲット!! 嬉しそうに椅子に戻った
亭主に背を向けると 後から轟音のごとく鼻音を鳴らす亭主・・・・・ 時折咽て咳き込む亭主・・・・(ゴホゴホ)
目を瞑って亭主の行動や仕草を想像する・・・・・(そー そんなに臭いんだー 私のってー 私の心)

さあーてと!!仕事 仕事!!!




2番目



でも、何だなあぁ 母さん達のとこへっては正解かも知れんなっ 母さんとアイツ(義妹)のとこなら少しは柔らかく・・
柔らかくなるかも知れんなっ! 御局様も少しは性格も変るってもんだっ! あっははははは・・・・(タバコを吸う亭主)
多分・・ ねえぇ~ てか 数ヶ月も行ってたら仲良しになるんじゃないかしらー うふっ!・・・・(床に直座りの私)

あーん やっぱ この格好が一番楽~♪♪・・・・・(ジーンズのショーパンにトレーナー姿、床でゴロゴロする私)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ソファーでズボン脱ぎ始める亭主)
ねえー 私 いつまで会社に居なきゃなんないのおっ??・・・・(床で転がる私)
そうだなあー せめてあと半年・・・  半年いてくれれば旧体制から新体制に整えられるんだが・・・(亭主)
だったらあぁー スーツの出勤なんとかして!! て言うかあー 私、部長なんだから私に決めさせてよ!・・(ゴロゴロゴロ)
決めるって なにを??・・・・(パンツ一枚でソファーに横になって足の指を上下させる亭主)
例えばー 経理部はスーツ着用じゃなくて私服OKとかー 例えばー 私服の日が週何回かあるとかー・・・(転がる)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ソファーに仰向けになって何かを考えてる亭主)

いいんじゃないかなー それっ! お前だけって言うなら難だけど 全員なら・・・ どうせ外には出ない部署だし・・・
あっ! ダメだ!! ダメダメ!! お前のスーツ姿が見れなくなるっ!! ダメ ダメ!! ダメだ!!!・・・(急に起き上がる亭主)
なーにーそれ!! 仕事が捗ればいいじゃなーい!!! それに見てよ! あの洗濯物の山っ!! じゃあー アナタもやってよ!
勤務時間も一緒なのに家事は全部私なんて不公平よっ!! オマケに会社でも求めてくるしー!!・・・(仰向けの私)

兎に角っ!! スーツは窮屈で嫌だからっ!!・・・・(またゴロゴロし出す私)
じゃあぁ せめて 週2回はスーツの日っ!!・・・・(私の横に並んでゴロゴロし出す亭主)
ちょっとおー もっと 離れてよおー ・・・・・・・・・・(亭主を押す私)
おわっ なっ何すんだよおー いいじゃねーかー!!・・・・・(ゴロゴロ転がって私に近づく亭主)
嫌だってえばー!! 来ないでよおぉー!!・・・・・・・(転がって逃げる私)
くそっ! そーりゃー!!・・・・・・・・・(勢い着けて更に私を追いかける亭主)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(気が着けば家の床で円を描いて転がる二人だった)

はあはあはあはあ・・・・ なんか 疲れたねえー はあはあはあ~・・・・(仰向けで肩で息する私)
あっ・・・うん・・・ 疲れた・・・・ はあはあはあはあは~・・・・・(仰向けで隣にいる亭主)

バタッバタッバタッ!! 突然 私の上に重なってくる亭主・・・・・
イヤッ! ちょっと~ ヤダー!! 亭主を跳ね除けようとモガク私・・・・・  ウッヒヒヒヒヒー 話さないぞおー・・(亭主)
こおしてやるうぅー うっひひひひひー!!! ・・・・・・(両手を床に押さえつけられる私)
ヤーダー!! ヤダッて言ってるっしょおぉー!!! ・・・・・・・(ジタバタする私)
うっひひひひー!!・・・・・ スーハアー スーハアー・・・・(突然、私の脇の下の匂いを嗅ぎ始める亭主)
あはっあはっあはっ!! いい匂いだあー スーハアー スーハアー たまんねーなっ!!・・・(顔の赤い亭主)
コラッ! ヤメテよー!! お風呂入ってないのにいー!!! 放してー!! 放してよおー!! ヤーダー!!・・・(抵抗する私)
ぐふっ ぐふふふふふっ!!! 風呂に入る前だからいいんじゃねーかよおー うっひひひひ・・・・(不適な笑みの亭主)
チュー チューと嫌らしい音を立てて 脇の下を舐め回す亭主・・・・・・・・・・・・・・・・
ウッゥウゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・・ ウウウゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・(泣き出した私)
おっおい おいおいおい!! じょ 冗談だよ!! おいっ!・・・・・・(オロオロしながら私から手を放す亭主)
ご・・ごめん ごめんてっ!! なっ もうしないから なっ!・・(必死に私を慰める亭主)

ばーかあー うっふふふふふ~ 引っ掛かった~♪♪ 引っ掛かった~♪♪ やーい やーい!・・・(ゴロゴロ逃げる私)
くっそおぉー 騙された!! ちきしょおうー!!!・・・・・(ゴロゴロと私を追いかけ転がる亭主)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(二人で始めたゴロゴロ回転)

はあはあはあはあはあ~ つっ 疲れたなあー おいっ!・・・・・(肩で息する亭主)
う・・ん・・・はあはあはあはあはあはあは~ 疲れたねっ はあはあはあはあはあ~ ・・・・・(同じく肩で息する私)

ねえー もうしないで・・・ お風呂の前は・・・・  嫌だから・・・・(小声で亭主に釘を刺す私)
あぁー 解った~ー!!! うっひひひひひひひひ!!!!・・・・・(突然下半身に周り両脚を広げる亭主)
あ~ーん・・・ ちくしょう 騙されたー!! ヤダヤダヤダヤダ!! ヤーダーアー!!!・・・・(足をバタつかせ抵抗する私)
・・・・・・・(私の両腕に両脚乗せて両腕を太ももに回してクンニの体制を整えた亭主 歓喜な声を出す・・・)
ヤダヤダヤダヤダ ヤダー!!! 抵抗できずに大声を出す私・・・・
ショーパンの隙間から鼻を入れて匂いを嗅ぎ始める亭主・・・・ クンクンクンクンクン スーハアー スーハアー・・
ボタンを外されチャックも降ろされる可哀相なショーパン・・・・ うっひひひひひひーー!!!  大喜びの亭主・・・
ビッイィー・・・ キャッ!!! ホーラアー!!! 伝線しちゃったじゃなーい!!・・・・(真顔で怒る私)
うっひよおぉーーーー!!! ウヒョヒョヒョヒョヒョーーー!!!・・・・・(ニヤニヤ伝線したパンストに指を入れビリビリ破る亭主)
ちょっとおー ヤダーってばあー!! ヤメテよー!! オントにヤメテってばー!!!・・・・(身体中で抵抗する私)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(亭主の顔付が変った・・・変身してる)
オホッオホッオホッ・・・・ ウッホ ウッホ ウッホ 歓喜しながらストッキングビリビリ破いてショーパン脱がされた
パンスト越しにパンティーの上から物凄い吸引力で匂いを嗅ぎ始める亭主!!! 陰部に感じる生暖かい吐息・・・・・
ブオォォーー ブオォォー と鼻息たてる ウッホホホ ウッホホホ ウホホホ・・・ 歓喜する亭主
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(こうなったら誰にも止められない・・・・心の私)

抵抗するのを止めて身体中の力を抜くと 亭主は破れたストッキングの上からチューチュー 音を立てて吸付く
チュー チュー ピチャピチャ レロレロと激しい音をたてて私を辱める・・・・(お風呂前の私)
やがて ストッキングは脱がされトレーナーも・・・・ ブラなんて外されて 何処かえ飛んで行った・・・・
痛いくらいに胸に吸付く亭主の口は完全にタコだった・・・・
結局 最後は裸にされ 身体の隅々・・・・ 陰部もアナルも・・・ 耳の中まで味見された挙句、挿入前に・・・・
私の顔の上を白い液体が何処かへ飛んで行った・・・・・(何故かコンドルは飛んで行くを思い出した私だった)
体液を飛ばしたはずなのに エレクトしたものを私の口に無理矢理押し込んできた・・・・
オエッ! オエッ!! 奥に入れられ苦しむ私・・・・ 口の中に亭主のドロッとしたものが垂れてきた・・・・ 苦い!!
二度目の挿入・・・・ やはり三擦半・・・・ またも私の顔の上を何処かに飛んで行くコンドルを見た・・・
ウッホ ウッホも徐々に少なくなり終息するかと 思った瞬間だった・・・ 指・・ 指を入れて来た亭主・・・
私は 悲鳴を上げた!! 身体全体で抵抗した!!!  ウッホホホホー ウッホホホホー  亭主はアナルに指を入れた
痛い!! 痛い!! 痛いーーー!! ジダバタする私・・・・ 痛いっ!! 痛いーーーーーーーーー!!!! 大きく叫んだ!!
亭主の動きが止まった・・・・ 瞬間 私はダッシュして逃げ出した・・・  お尻が痛い!!! 馬鹿野朗の亭主・・・・
寝室へ逃げ込んで鍵を掛けた・・・・・・
暫くするとボイラーの音が聞こえた・・・・・ 恐々と居間へ行くと 引き裂かれたパンストに脱がされたショーパンに
トレーナー ブラはテレビの上に乗ってて 壁には亭主のコンドルがベッタリと二つ垂れていた・・・・
拾い集めて 最後にパンティーを・・・・ 汚れてるパンティーはジュクジュクに・・・・ シャブられた跡だった・・
手に持つショーパンに違和感・・・・ 見てみるとお尻に体液が着いていた・・・・
馬鹿亭主は私のパンティーで3度目を果たしたらしかった・・・・
もおおうぅ!!! 込上げる悔しさに身体が震えた・・・・

お風呂から出て来た亭主は私と目を合わせようとしなかった・・・・ 亭主を残してお風呂な入った私だった・・
身体に吸われた跡がいくつかあった・・・・ お湯でじっくり温めてからお風呂を出た・・・
亭主は鯖の缶詰を開けて日本酒を飲んでいた・・・・ 背中を丸めて私に話しかけられるのを避けてるようだった
私は亭主の斜め向かいに座りながらサンマの缶詰を置いた・・・・ ドンッ!!  一瞬 ビクッンとした亭主・・・・
下を向いて目をキョロキョロさせている・・・・ 缶ビールを開ける・・・ ブッシュー!! ビクンッとする亭主

ねえー 普通に出来ないのおっ!!!! 毎度 毎度さあー!!! 変態みたいになって 女房辱めて嬉しいの!!!????
女房レイプして楽しいのっ!!!??? お風呂だって入ってない女 辱めて気持ちいいのっ!!!???
私っ!! もう 会社なんかいかないからっ!!   背中を丸めて鯖缶とお酒を持って身体を斜めにする亭主・・・・
私に左側の背中を見せて無言で飲む亭主・・・・・・・・・・・ 背中を丸めてチビリチビリと酒を飲む亭主
私のこと欲しいなら欲しいでベットの上で求めてくればいいじゃないっ!!
無理矢理 押さえつけてするなんて最低よっ!!  お尻っ!! 傷ついて血が出てたし 左の乳首も腫れてるから!!
もおう!! 身体中!! 傷だらけよ!! 仕事先変ってストレス溜まってるのしってるけどっ!!! 私を捌け口にしないでよ!!!
私っ!! アナタのオモチャじゃないからっ!!・・・・・(グヒグヒグヒ・・ ビールを飲む私)
こんなんじゃ 怖くて 一緒に居られないよっ!! 最後は拷問されて殺されるかも知れないものっ!!!!!!
アナタのはセックスでもなんでも無いっ!!! ただの自己満足だわっ!! 
女の恥ずかしそうな顔や仕草が気持ちいいなんてっ!! 信じられない!! こんなんじゃ子供だって生めないもの!!!
生まれた子がアンタと同じでレイプ魔だなんて耐えられないものっ!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(食卓に肩を組んでうな垂れる亭主)
女装でも何でも好きなことしていいから 私を道具みたいにしないでよ!! アナタが変態なのは知ってるから!!
自分がされたいこと 私にしてるんでしょっ!! 違うの!! 女装して誰かにされたいこと 私にしてるんでしょっ!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ドキッと背中を揺らした亭主)
女が汗で汚れた身体を舐められることがどんなに屈辱で恥ずかしいことなのかなんて解ってないんだもの
勝手にアナタのこと抱いてくれるホモの人でも探してタップリ可愛がって貰えばいいのよっ!!
もうっ!! うんざりだわっ!!! 私はアナタと違って変態じゃないからっ!! 変態プレイしたかつたら他所でやってよっ!!
変態じゃなかったら 申し分の無い人なのにっ!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ここまで言えば直るかも知れない・・ うふっ♪ でもちょっと言い過ぎかも・・心の私)

解ったよ・・・・ すまん!! 酷いことして・・・・ もうしないから・・・ 勘弁してくれ・・・・(うな垂れたまま言う亭主)

土曜日 家に大きなダンボール箱が届けられた・・・・ 亭主宛だった
会社の所用から戻った亭主はダンボール箱を持つと自分の部屋へイソイソと運んで行った・・・・
私は部屋から締め出された・・・・(中身の想像は付いていた私だった)
その日から亭主の部屋には鍵が掛けられた・・・・・(女装用だと思った)
亭主は鍵を掛けて出入りしていて 私は部屋の掃除も何も出来なかった・・・・・
仕事から戻ると真っ直ぐに自室に閉じこもって数時間出てこない亭主から化粧品の匂いがしていた
一週間後、亭主の部屋に数人の工務店の人が来て簡易式のシャワーが取り付けられた・・・・
夫婦の会話も寝起きも全てが何も変っていない 普段どおりだったが土日は自室に閉じこもる亭主だった・・
あれから数週間が経ったものの 亭主は私を求めてこなくなったし会社でも私には指一本触れることもなくなった
義母と義妹に元家政婦に電気屋 姉妹の二人に釣具屋の彼女と 久し振りに我が家に集まった時だった
それでも亭主は自室に鍵を掛けて夕食後に篭ってしまった・・・・・ 心配して私から聞きだそうとする義母だち・・
また、始まったの??・・・・(私にこっそり聞く義母)   えっ・・うん・・・実はねえ~・・・ 義母に話す私

そっかあー みんな大変なんだよねえー 男ってホント バカだよねえー うちなんかも・・・・・
結局 女達全員の知るところとなった我が家の秘密・・・・・(義母のお喋りの所為)
ねえっ! お義姉さん!! 一度 みんなでしてあげたら??・・・・(義妹)  あっそうそう ワタシも同じこと考えてた・・・
アタシも・・・ 私も・・・・ わたしもよお~♪ みんなでなんとか旦那さんの夢をさあー叶えてあげようよ~
でも・・・ どうやってやるかよねえー 相手は男だし・・・・ヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソッ あっはっ!
その手があったわねえ~ それなら上手くいくかも!!
私達 女は各亭主に女装パーティーの企画を会社の行事として知らせることにした・・・
勿論、男性社員は全員女装で出席・・・・ 公然の場で堂々と女装が出来ればと立案した、反対もあったものの
結局 面白そうだと言うことになり投票して優秀賞と副賞そして6位までの入賞制・・・ 三日間の系列温泉旅行
これには社内、系列店から応募が殺到・・・ しかも女装クラブや男装クラブなど同好会も発足し始めた
互いに腕を磨くとかなんとか~♪♪ 変態亭主たちが理由を付けて集うようになり女装作戦は大成功・・・
コンテストまで数日と迫ったときの事だった・・・・

俺・・・ そんなのには出ないから!! どうせお前が策練って母さん達巻き込んだんだろっ!!
審査員でいいからっ! おれは!・・・・
ダメよー! これは系列店 全体の役員会でも承認されてることだから 社長のアナタが出ないと~♪♪
駄々 こねないでよー みんな楽しみにしてるんだからー♪♪・・・・(微笑む私)
ちっ!・・・・・(無言で自室に閉じこもった亭主)

そして当日・・・・・・


3番目



レディースジェントルお釜!! お釜ショー♪♪・・・・(地方出身の社員が少し訛って司会)

第一回 輝け!! ○○観光株式会社 女装大会開催~!!!!
ダンダカダンダンダンダン~♪♪ ジャカジャカジャカジャカ ジャーン♪♪
それではっ!! 会場に居られる女装者たちを どうぞ御自由に見歩いてくださーーい!! 
ワイワイガヤガヤ ワイワイガヤガヤ・・・・

ねえ~ お義兄さんは??・・・・・(驚異の目で探し惑う義妹)   黒のドレスに胸に白い花のブローチよ・・・(私)
いたー!! いたいたいたいたいたーーー!!・・・・(大声で指差す姉妹たち)
会場の隅っこに下を向いて椅子に座ってる亭主・・・・   ワイワイワイワイ  ガヤガヤガヤガヤ・・・・
ホラホラホラッ!! あそこ!! あそこにいる黒いストッキングの~♪♪ 義妹・・ 義母・・ 姉妹・・ 元家政婦に電気屋
そして釣具屋の女達が走って亭主の周りを囲んだ!!  ハッとして逃げようてする亭主・・・・(キョロキョロ逃げ道探す)
そこへ雪崩れ込むように男装した亭主ファンの女子社員たちが駆け寄る・・・・ キーキーと黄色い声が会場に響く
大勢の審査権を持った社員達が女装と男装の人達を入念らチェックして行く・・・ ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ・・・
演壇の上には社員たちのバンドが音楽を奏で 各系列ホテルの料理人さんたちが腕を振るう・・・
街で一番大きい体育館は超満員でギュウギュウ詰めの状態・・・・ 街の観光課の職員さんたちから婦人会まで
男装者は250人 女装者は340人3連休を利用した今回のお祭りは大成功・・・
最終専攻に残った女装の男性社員 亭主を含め総勢10人が演壇にたち 女性らしさを競う・・・・
男装部門は庶務の有名女子社員 通称○○子さんがお酒90リットルを持ち上げ優勝を飾った
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・優勝は総務の○○君 準優勝は系列ホテルの支配人 そして
最優秀女性賞に亭主が選ばれた・・・・ 亭主に携わった取り巻き女子社員のファンたちが走り回ったようだった・・
まあ 第一回だからと囁かれたものの 仕草 微笑 洋装の全てで10点満点を獲得した・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アレ以来 会社のギスギスした雰囲気は一掃され 週3回までの私服出社も認められ女子社員たちも大喜び
社内には本格的な女装クラブが発足し第二回に備えると言う大義名分で数十人の男たちが集うように・・・・
クラブのロッカーには各自の女装用品がビッシリ保管され その一つに○○と書かれた亭主のロッカーも・・・・
休日ともなると系列店の有志たちが数百人単位で集い楽しんでいると聞いている。
あれ以来 亭主の私に対する変態行動もピタリと修まり平穏な日々が続いた・・・・・・・・・・・・・
そんな折 私に一人の女性・・・・ そう元経理の御局様から直に電話が入った・・・
お礼の電話だった・・・ どうやら義母たちと絆が構築されたらしく幸せな日々を送っている様子だった
勿論 私には義母達との関係は打ち明けてはいない・・・・ 数人の女達が彼女(御局)に群がる様子が想像できた
物腰も柔らかく 嫌味のない本来の彼女へと女達が戻してくれたことに感謝していた・・・・
翌日 私はアポなしで、義母達の会社へと車を走らせた・・・・

会社へ行くと 義母に出迎えられ役員室に・・・・ ここが♪♪ 彼女のいる部屋よ~♪ 嬉しそうな義母・・・
ノックの後 部屋に入る・・・ 髪を降ろし眼鏡をコンタクトに替え薄化粧の彼女はブルーのショーパンにタンクトップ
内の会社では接客以外の人(女性)は全員私服なのよ~♪♪ ・・・・・(嬉しそうに説明する義母)
そして立って私に挨拶する彼女の顔からは以前の険しさが全て消えか弱さすら感じられた・・・・・・
自分の席に戻って私達に背を向けるとパソコン操作をしている・・・・
義母がニコっと微笑むと彼女の後に立って 彼女の胸元へと手を入れ弄りだした・・・・
ハッ! 一瞬ドキッとして手を休めた御局様は俯いて義母のされるがままになっていた・・・・
どうやら胸を揉みながら乳首を弄ってるようだった・・・・
時折 微かに鳴き声を出す御局様だった・・・・ 妙に色っぽい・・・・  降ろした髪が微妙に揺れる・・・
少し不愉快な気分の私を悟ったように 私の目を見る義母だった・・・・(他人の居る前で彼女を辱めるなんてっ!)
義母にして見れば調教に成功した!! そんな感じに私は嫌悪感を隠せなかった・・・・ 絆ではなかった・・・
私に彼女の前に来るように義母に肩を引き寄せられた・・・・  不愉快だったけど私は従った・・・
義母に胸を揉まれている彼女(御局)は恥ずかしそうに無言で頷いて鳴き声を揚げている・・・・
一旦彼女から離れた義母は部屋のドアに鍵を掛け 戻ると彼女を私の前に立たせショーパンを下げた!!
ドキッとして彼女の顔が強張った・・・・ パンストを膝まで降ろし そしてパンティーまでも降ろしてしまった義母
彼女は私の前で目を潤ませ顔を両手で覆った!!・・・・・・・・・・・・・(何て酷いことするんだろう・・・私の心)
脚を開かせられた彼女の陰部からはキラキラと光る愛液が太ももを伝って滴り落ちていた
私は思わず義母の頬を平手打ちして 部屋を出ようとした。
義母は私に不適な笑みを浮かべると 応接セットのソファーへ彼女を連れて行き寝かせると裸にして彼女の陰部に
貪り着いた!! 他人の前で辱めを受ける彼女に最早 御局様の強さはなく一人の弱い女だった・・・・
顔を両手で覆い、大きな鳴き声を上げて義母の愛撫に身悶えする彼女だった・・・・
彼女の陰部に顔を埋める義母の耳元で私は囁いた・・・・ アナタ変ったわねっ!
私は部屋を出て義妹の部屋へと向かった・・・・ 部屋のドアの前に立った時だった・・・ あ~ん♪ あぁーん!!
何だろう・・・・ ジッとして聞いていると アァッーン!! アーン!! ウッウッウウゥッ・・・ アーンッ!!♪♪
どうやら誰かを抱いてるらしい声が聞こえて来た・・・・・ 元々 アポなしで来た私だったけど・・・・
一通り勝手に見て回る・・・・ 表に出ない女子社員は全員がショーパンにタンクトップ姿でショーパンの色で
部署がわかるようになっていることに気付いた・・・・  女には不自由していない義母と義妹の二人に嫌悪感を
この時覚えた・・・・ この会社が業績を上げている理由がハッキリと私には理解できた・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(この二人は絆なんて既に無用化している肉欲だけの二人・・・)
こんなところへ彼女(御局)を移動させた自分を悔いた・・・・
男子社員たちは全員が営業系と管理運営で事務所に男は居ない・・・ 二人に取ってまさにハーレム
お金・・・ 地位・・・ こんなにも変ってしまうものなんだろうか・・・・ 私には理解出来ない・・・・
心の通わないセックスはセックスじゃない・・・・ 心の中で私は叫んでいた
来るんじゃなかった・・・ こんなとこ・・・・ 亭主のために大根の味噌漬け作ってた頃が懐かしい・・・・

義母の会社の玄関を出ようとした瞬間だった・・・・  お義姉さーーーん!!!  お義姉さーーーーん!!!
上から声・・・ 方角を見ると義妹が窓から手を振っていた!!

話したくない!! この子(娘)とも・・・・  今は何も話す気分にはなれなかった・・・・
私は彼女に軽く手を振ると車へと急いだ!! 立ち去りたい!! はやくここを出たい!! こんなとこ二度と来るもんか!!
車に乗り込もうとした時だった!! お義姉さん!! はぁはぁはぁはぁー どっ どうして行っちゃうのぉ~・・・(彼女)
無言で彼女を振り切り車に乗り込む私・・・・・・・  助手席に勝手に乗る彼女
一体 どーしたって言うのおー 何で無視するわけえー!!・・・・(隣で息を切らせ怒る義妹)
ちゃんと手は洗ったんでしょうねー!! 口も濯いで来たの!!・・・・ 聞こえてたよっ!! 廊下まで!!・・・(嫌悪を示す私)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お義妹さ・・ん・・ 知ってたたんだ・・・ ご・・ ゴメン!! 知らなかったから・・・・
でっ でも 知ってたら・・ あんなことしてないのに・・・(急に大人しくなって俯く彼女)
降りてもらえない!! こないだは助かったて言うか感謝するけど 朝から何してんのよっ!! 全く!!・・・(怒る私)
滅多に来ることないけど!! ○○(義母)は○○(義母)で私の目の前で彼女(御局)を辱めるしっ!!
アンタの部屋へ行けば行ったで中から あっは~んっ!! 全く!! 鬼畜の所業だわっ!!・・・(私)

お・・ お義姉さん 言い・・す・・・ぎ・・・  お義姉ささん 言いすぎだよっ!! なんにも解らないくせに!!・・(怒る○○)
言いすぎよっ! 解ってないの お義姉さんじゃなーい!!・・・・・(急に怒り出して私の方を向く彼女)

言いすぎもなにもっ!! はあぁ~・・・ 朝から自分の部屋で女の子抱いてて もう降りてっ!! 話すことないからっ!!
揃いも揃って仕事してるかと思ったら セックスしてるし・・・・ あぁー 来なきゃよかった~・・(私)
バシッン!! 突然だった・・・・ 彼女に平手打ちされた・・・・ なにさっ! お義姉さんたまにしか来ないから!!
ここにはここの運営の仕方があって 数字しか見てない義姉さんっ!! 何にも解ってない!!・・・(怒鳴る彼女)

セックスを仕事に利用してるようなアナタ達に、お説教される謂われはないわっ!!・・・・(頬を撫でる私)
お義姉さんってホントーーーに幸せな人だものねっ!!・・・・(彼女)  もう終わりねっ! 私達っ!!・・・(彼女)
アナタが私の立場でも・・・・  うううん・・・  もういいわっ!! 朝から晩まで女遊びしてればいいんだわ・・・(私)
本部から利益増やせ 利益増やせって!! 年中電話来てる・・・ 人件費浮かすのに社員の給料も下げたの・・・
あぁでもして 結束させないと みんな辞めちゃうっ!! 嫌な子(娘)もいる・・・・ 抱きたくない子もいっぱいいる・・・
辞めちゃわないように ああして二人で頑張ってるの・・・・・・ 本部にいる義姉さんには解らないよ・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(俯きながら寂しい表情をする彼女)
利益?? 利益順調に伸びてるし 無理しなくてもいいよって何度も伝えるように次長に話してるわっ!!・・・(私)
えぇー!! そ・・そんな話し聞いてないよおー!!・・・・・(驚く彼女)
もう・・・ クタクタなの・・・・ 私も○○(義母)も・・・・ 傘下なんかに入らない前が楽しかったなあ~(遠くを見る彼女)
どう言うことなの!!?? 本部では私が経理してて・・・・ 待って!! 誰が数字決めてるか知ってる??・・・(彼女に聞く私)
私は車から降りると目の前の事務所へと戻った・・・ ちょっとおー 待ってよー 義姉さーーん!!!

ねっ! ここに本部からの指示書とか来てるの!!??・・・・・(勝手に経理部へ入って課長に聞く私)
えっ?? どちら様でしょー・・・(課長)   ちょっちょっと義姉さーーん!!! 勝手に入らないでよおー!!・・・(彼女)
ねっ 義姉さんって?? 本部の方ですかー!!??・・・・・(顔色変る課長)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(会議室)

ねっ これが先月 そしてこれが今月と・・・・(書類を机に並べる義妹・横に立つ義母と御局)
こっこんなの出した覚えないけど・・・・(キョロキョロと書類を見回す私)

あの・・・(か細い声の御局)     なにっ?? ・・・・・(お局を見る私)
それ・・・ 前々から知ってます・・・・・(御局)
話してもらえる??・・・・(椅子に座る私)
それ 勝手に本部の経理の名前使ってるのは常務の○○さんです・・・・ ワタシがこっちに移動になってから
お金集めが出来なくなったからだと重います・・・ ワタシが経理に居た時から裏金作りの指示出てて
経理の○○次長が常務と・・・ その・・・・ その・・・・ 愛人関係で・・・(困惑する御局)
大魔神のような顔になった義母と義妹 そして私の三人だった・・・・・
ねえっ! ゴメン!! 悪いんだけどさあー この子(御局)っ!! 本部に暫く戻してもいいかな~・・・・・(二人に聞く私)
えっ・・えぇー いいけど どうするつもり!!??・・・・・(義母と義妹)
ちょっと 耳かして!!・・・・ゴニョゴニョゴニョ・・・話し聞かせる私
なーるほどねっ!! 協力するわっ!! て言うか!! 前みたいに楽しい会社に戻れるのね~♪♪(喜ぶ二人)
私は御局様の両肩に手を置いて頼んだ!! アナタの動き一つでここの みんなが幸せになれるからと・・・・
それはそうと さっきから 何の音かしら????・・・・(辺りを見回す私)
突然、音が大きくなったと思ったら アッアァァーーン♪♪ と鳴き声を上げて屈んでしまった御局様だった・・・
ニコーっと微笑む義母の手にはバイブのリモコンが・・・・・
良かったらこの子(御局)とこれも一緒に貸して上げよっか~♪♪・・・・・(下品な義母だった)


4番目


私は義母と義妹の経営する会社から すっかり素直になった彼女(御局様)を本部へと移動させた・・・
あれほど反抗的だった御局様には過去の陰は全くなく可愛らしい女性へと変身していた。
翌日から彼女には部長代理と言う肩書きを付け次長(常務の愛人)を義母たちの会社へ出向と言う形で移動させた
不正経理をしている次長と常務の関係を絶つと同時に義母達に彼女(次長)を可教育して貰うことが目的だった。
彼女(次長)は不満ダラダラで出向を容認・・・・ 御局様の変化に部署からは驚きの声が上がった・・・・
女として魅力的になった御局様に男達が群がり困惑する可愛らしい彼女(御局)を垣間見ることも出来た・・・・
一緒に仕事をしている内に私の中にも彼女(御局)を欲しいと言う気持ちも出て来ていた・・・・
みんなに慕われて行く彼女(御局)から話しを聞いたのだろう 義母達の会社は毎日が楽しいと噂になり
進んで義母たちの会社への出向や配置換えの希望者が殺到した・・・・

そんな折 常務が私の部屋を訪ね彼女(次長)を戻すことを要求してきた・・・・・
当然、突っぱねたものの 突っぱねられた常務は専務を通じて社長である亭主へ・・・・
亭主である社長の承認は当然 取ってあったものの 亭主への風当たりも徐々に強くなり どうしたものかと言う頃
義母から連絡あって役員会の開催を要求され義父の実子である姉妹たちに事情を説明応援を頼んだ・・・
役員会当日 総勢26人の役員達の席上 ○○常務への解任要求が姉妹達役員から提出され片棒を担いでいた
常務の愛人である次長(彼女)からの証言で 常務は罷免された・・・ 片棒を担がせられた彼女は本部追放措置で
退職し義母たちの会社へ経理部長として新規雇用されることに 御局様は私の部下として部長代理に承認された
常務は警察沙汰にはせずに静かに身を引かせることで彼女(元愛人の彼女)への危惧もなくなった。
その後、次々に役員や重役達の不正が義母たち女の集団によって明らかにされ次々に罷免措置を
亭主の周りの反対勢力の重役は姿を消し 専務には元家政婦の旦那さん 常務には電気屋の旦那さんと
女達が一致団結して水面下で周囲を固めて行った・・・・

亭主はと言うと教えていなかったたと言うこともあってか 相変わらず残業と称して会社の女装クラブに入り浸りで
家に戻るのは殆どが11時を過ぎた頃だった・・・ 亭主の知らないところで 知らない間に 事は進んだ・・・
土日も会社に入り浸り女装して会社を数十人で俳諧しているらしく一向に衰えることなくクラブ活動は盛んに
亭主(社長)率いる女装クラブに入ると出世が早くなるなんて噂も流れ 率先して入会する社員も後を立たない
義母の会社への出向希望の女子社員たちも順番待ちの行列のようになり 戻ってくる女子社員たちからは
楽しかった~♪♪ の声が噂になって益々 白熱しだして困惑している今日この頃の私だった。
義母や義妹たちからは しばらく出向は止めて欲しいとの泣き言の電話が頻繁に・・・
教育が熱心すぎて疲れて来たらしい二人だった・・・

日曜日に珍しく家にいる亭主・・・・
ねえ~♪♪ 久し振りに釣りにでもいかない~??・・・・(私)
あっ・・・ そうだなあ~ 久し振りにいいかもなあ~・・・・・(ソファーで新聞を読む亭主)
てっ言うかさあー 釣具屋さんも傘下に入ってもらったらどうかしら~♪♪・・・・・(亭主を見ながら話す私)
あぁー ふわあぁーーー!!・・・・(アクビをする亭主)  それは俺も考えてたんだが 入るかどうか・・・(心配顔の亭主)
お客さんの入りで 結構 不安定だって言ってたしさあー・・・・(亭主の向かい側に座る私)
いいんじゃないのお~・・・ 話してみればあ~・・・ (ダルそうに人ごと見たいに話す亭主)
えっ?? 私?? 私が話したって真実味が無いじゃなーい! アナタから話して!・・・・(前屈みの私)
面倒くせーなあー・・・ 企画部に通しておくから それでいいべー・・・・(ダラダラの亭主)
散々 お世話になってる人達に企画部からって それでいいの!!!・・・・(イライラする私)
すまんっ! 俺 やっぱ釣りはいかないわ・・・ なんだかダルいし・・・・・(ソファーから足の出るフニャフニャの亭主)
俺 会社行ってくるわ・・・・ ダーラ ダーラとステテコ姿で着替えに行った亭主だった・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(頼りない人になっちゃったなあ~)

私は義母に釣具屋さんの件を相談した・・・・・・

いいんじゃないの!! ワタシは賛成よ♪ ワタシや○○(義妹)も考えてたもの・・・  それ!!・・・・(明るい義母)
ところで ○○(亭主)には話したの??・・・・・(呆気羅漢に陽気な義母)
私は亭主のことを話して聞かせると豪気を強め 家(ここ)に来ると言う・・・・・ 全くあの子(亭主)はっ!!!!
あの人は会社へいっちゃったと話すと慌てた様子で電話を切った義母だった・・・・
ボーっとソファーに横になっていると電話が掛かってきた・・・・  亭主からだった・・・・  付近で爆笑の声も・・・
かっ 母さんが!! うわっ!! ヤメレー!! こらっ!! ヤメレー!!  亭主の声と周囲の沢山の人の声が聞こえた・・
かっ 母さん達が 勝手にここに入って来てっ!!!  うわー やめれー!! こら!! ○○(義妹の名前) こらっ!!
女達の声と男たちの声が入り乱れて聞こえる・・・・・ アッハハハハハハ  キャハハハハハハ うおおおおぉぉぉーー!!!
逃げろ!!・・・  うわあーー!!! バタン ドン!! バタバタバタ!!!!・・・・・・  プープープープー(電話が切れた)

何となく解った・・・・  義母や義妹に姉妹に元家政婦と電気屋の彼女達の声が入り乱れていた・・・・
と言うか・・・ それ以上の複数の女性達の声が聞こえていた・・・・ 女達が決起して乗り込んだらしい・・・うふ♪
また電話が来て出ると元家政婦の彼女からだった!! パソコンのメール見て!! 一言言うと切れた!!
慌てて自分の部屋へ行って立ち上げて見ると そこには大勢の女装した男達に襲い掛かって服を敗れる姿が
写真で何枚も入っていた・・・・ あっはははははははは!!・・・(思わず噴出す私)
何枚も送られてきた写真には亭主がセーラー服着て逃げ回る姿や ネグリジェで走り回る元家政婦の旦那さん
ガーターベルトとストッキングにミニスカート姿の電気屋の旦那さんまで写っていた・・・
大勢の男女が入り乱れる写真・・・・ カツラを取られそうな総務の○○部長・・・・
押し倒されてパンティーを脱がされかけてる営業の○○部長・・・・
真っ赤なカーテンで壁中が覆われてる部屋の中に光る妖しいミラーボール 黒い皮のソファーがいくつもあって
真ん中にお立ち台のようなもの・・・ その回りを逃げ回るボディコン姿の男性・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(何してんのかしら 全く この人達は・・・うっふふふふ~♪♪)

次に電話が来て出て見ると義母から釣具屋の件は会社の総力を結集してやることに決まったとの報告だった・・
最後に男女並んでの記念写真が送られてきたものの 男性の女装はボロボロで相当かき回されたようだった
この日を堺に第二会議室は鍵も替えられ厳重になったと紆余さで聞いた・・・・
その日の夜、早めに帰った亭主は珍しく私の身体を求めて来た・・・・ 
よほど溜まっていたのか速射の時に痛みがあるように大きく唸ったものの 飛んで行かずに私のお腹の上に
固ーい ゼリーのような体液がドロドロと滴り落ちてきた・・・・・(うっ くっくっくうぅっ うぅぅーん うっ!! ) 
竿の根っこに親指と中指を当てると まるで絞りだすように日本の指で挟んで根から亀頭へと押し上げた・・・
ドロ・・・ ドゥル・・・  ドロドロドロ・・・  ボタッ・・・  ボタッ・・・  ボタボタボタボタ・・・(ウゥウンッ)
痛そうな唸り声の亭主・・・・ 顔は痛いのか相当歪んでいた・・・・ オナニーしてなかったようだった・・・・
生まれて初めて見た男の人の射精の痛みに耐える顔だった・・・ おなかの上に出した物を拭き取る亭主・・
私の身体に出した物を見ててパソコンのように再起動のかかった亭主自身 ゴムを着けて再び私の中へ
先っちょが入ったか入らなかったうちに うっ! うっ!! と唸り声を出すと直ぐに腰を引いた・・・・
ゴムの中にはタップリ入ってた・・・・・  慌ててゴムを替える亭主・・・・  少し自分で扱くと再び再起動・・・・
慎重に私の中に入るものの 一度、腰を振った途端 うっ!!! うおっ!! スーッと抜くとガックリと肩を落とした
ゴムを外してゴムを付け替えたものの再び再起動することは無かった・・・・・
亭主の胸にはブラの跡がクッキリ・・・・ そして足にはガードルの跡も見えていた・・・・
亭主は電源の落ちたパソコンのように無言になってシャワーへと寝室を出て行った・・・ 背中に哀愁が漂った・・
私は少し亭主が可哀相になって後を追うようにお風呂場へ・・・・ 身体を洗い終わった亭主の前に跪いて
驚く亭主の陰部を口に銜えてあげた・・・・ 硬く大きく撓った亭主自身・・・・ 亭主は私の口の中に速射して果てた
ゴメンなっ! 心配かけて・・・・ 私の頭をクシャクシャとなでると浮かれたようにお風呂場を出て行った・・・
私は速攻で口から苦い液体を出し口を濯いだ・・・・・ ゼリーの残りが入っていたからだった・・・・
急いで身体を洗い出ると冷蔵庫からジュースを出して後味を整えた・・・・・
寝室に戻ると亭主は既に眠っていたものの ベットの横の小机にメモが・・・・・・(心配かけてゴメン)
私はブラジャーの跡の付いた亭主の背中にしがみ付いて眠りに付いた・・・・



5番目



義母と義妹の会社へ出向して戻る女子社員たちは皆、女としての魅力が十分に引き出されて戻ってくる・・・・
毎週一回の任意による親睦の集いには義母の会社に数十人が集まり数時間から一日がかりで催されているらしい
中で何が行われてるのか 私には手に取るように解る・・・・ 向こうには向こうのやり方があるようだ
釣具屋は○○観光の系列店として法人化され社名を釣り道楽と改め数人の社員が送り込まれた・・・・
亭主が義父の会社を継いでからと言うものスーパーからガソリンスタンドにホームセンターまで系列化して
街自体が○○観光の拠点化したように変革を遂げた・・・・
元々 あった地方都市の拠点も根を広げたように成長し○○観光開発は大企業としても名を知らしめて行った・・
義父時代に倒産説が業界に流れ再建途中にあった会社は見る見る間に再建完了届けを国に対して申告
上々一部企業として新聞にも掲載され各メディアの対応に追われることに・・・・

エー テレビの前の皆さん おはようございます!! リポーターの○○○でーす!! 今日は飛ぶ鳥落とす勢いの
○○観光開発の本社にお邪魔しておりまーす!! この会社に珍しいクラブがあると聞いて飛んでまいりました!!
さー!! まいりましょう!! 今朝のちょっと変った会社コーナーに参加するのは!!
どーぞおー!! パチパチパチパチ!!! 総勢600人の女装クラブ!! そしてクラブの会長である○○観光開発の社長の
○○さんでーーーす!! 拍手ーーー!!!  パチパチパチパチパチパチ!!!
おっとおー!! これはこれはスラッとした美人さんの登場と思いきや!! なっなんとっ!! 社長さんとは!!

パチッ!!・・・・・  私はテレビを消してしまった・・・・  亭主は全国ネットのテレビに遂に女装で出てしまった
しかも重役から管理職の殆どが女装で・・・・  厚化粧にロングのカツラ・・・ 黒のドレスにスネ毛のない足・・・
見るに耐えない光景だった・・・・・

あのテレビ放送から様々なメディアに更に取り上げられ就職希望者が続出・・・・
遂には男でも女装(スーツ)での勤務が役員会でも承認される始末・・

あれから会社では一見すると誰が女で誰が男なのか区別が着かないほどになってしまったものの業績アップ
温泉では男なのに女同様に着物の仲居さんも登場し その道の著名人や有名人も利用する温泉に変革・・・
亭主も女装のままテレビに出演したりと多忙な日々を過ごしている・・・・
仕草や行動の全てが女性化してしまい 家にいる時も無意識で女言葉や仕草してしまう亭主だった・・・
街のスーパーへ買物と称しては女装した会社の重役を引き連れて出て行く・・・ 行けば行ったで
待ち構える報道陣に野次馬の集団・・・・・ そのまま料理講習になって報道陣も料理に舌鼓を・・・・・
亭主の趣味と実益を重ねた戦略は見事なまでに成功を遂げた・・・・

大企業として経団連にも名を連ねるほどに出世した亭主・・・・ 周囲にはさぞ美人秘書で溢れていると重いきや
人(お釜)も羨むエリートな美青年たちが集うように・・・ 亭主との愛人説を囁かれた美青年も・・・・
24時間 女装をしている亭主にとって最早 女性は過去の遺物なのだろうか・・・ もしかしたら意図的??なのか
或いは作戦の一つなのか・・・・ メディアを賑わせ続ける亭主の不可解な行動・・・・
○○観光開発は同性愛の巣窟!!! 社長は変態!!! 性同一性障害者の集団!!! 様々に書き立てる週刊誌・・・・・
○○観光開発 ○○銀行にTOB!!!・・・・  ○○観光開発 ○○観光を買収!!!!
ありもしない噂を書き立てられ勢いも衰えるかと思いきや国内最大手無料投稿掲示板の援護射撃もあってか
益々 勢いを増し各週刊誌も後退・・・・・ 大手無料投稿掲示板の創立者との複数にも及ぶテレビ対談も
個人的な付き合いにまで発展 完全に渦中の人となってしまった・・・・

私はと言うと・・・・ 亭主の出世とは別に
昔、亭主と義母に義弟に義妹と5人で行った山のログハウスに居た・・・・ 以前 亭主が不動産屋にいたころに
貸し別荘として貸していたものだった・・・・
このログハウスを修理して 掃除して一人で住んでいる・・・・
義弟が心配だからと山をグルリと高さ数メートルの鉄柵で一ヶ月間もかけて築いてくれた・・・ メディア対策だった
正門も取り付けられ安全対策のためと称して警備員まで・・・  鉄柵にはセンサーが取り付けられ
柵が破られると通報が入る仕組みになっていた・・・・  そこまでしなくてもと義弟に言ったのだが心配だと・・義弟
ここで 亭主と義母と義弟に義妹と何度か過ごした思い出・・・・
亭主や義母に義妹は何千万もする高級車に運転手付で・・・  昔から相変わらず2トントラックに乗る義弟・・・
軍手つけて作業着着て工務店の人達と額に汗して 私のために作ってくれた鉄柵・・・・
先祖代々から受け継いだこの山の枝払いをしながら義母の会社の役員もしている義弟・・・・
ここには もう1ヶ月以上 義弟以外の誰も来ていない・・・・・
少し前までは地元の人達だけは正門から入れたのだけれど 私を無断で写真撮影して週刊誌に売った人もいて
今は誰も入ることが出来ない・・・・
週一回 義弟が必要な物を買い揃えて運んでくれる・・ 女の使うもんはわからんからって部下の女子社員連れて
時折 来てくれる・・・・  亭主は1ヶ月以上の電話は無い・・・・  義母や義妹からも連絡は来ない・・・

記憶から消えない・・・・  義姉さんは生活に困ったことないから解らないのよ!!!・・・・(義妹の言葉)
その通りだと素直に思えた・・・・・・


朝、明るくなれば起きて周囲を散歩して朝露で脚を濡らし 夜、暗くなったらベットに潜る・・・
一日の食費は3度で350円くらいと決めている・・・・
亭主の会社で給料貰ってた・・・・ 一ヶ月45万円 その内 35万円は会社に返した・・・・ 渡しは精精10万・・
数ヶ月居て溜まった分で生活している・・・・  風の強い日は風と話して 雨の日は雨と話す・・・
日に日に山小屋の周りの木々から枯れ葉が落ち 霜も降りるようになってきた・・・・

よおっ! 義姉さん!! 頼まれてたもん買って来たぞおー!!・・・・(元気いっぱいの義弟)
ありがとうー!! 調度 さっき切れたとこなのおー!! ・・・・・(笑顔で迎える私)
あとっ これっ! 先生(医師)から預かってきた物!!  いつものことだけど時間守ってって先生・・・・・・(受け取る私)
うんっ! ありがとう!!・・・・(先生からの注意事項を義弟から聞かされる私)

ねえー ○○さん・・・・(私)   なんだよー!! 改まっちゃってえー えへへへへ・・・・(義弟)
私・・・・ 私ねっ! アナタには何てお礼言っていいか解らないし これと言って何にもお礼が出来ない・・・・
だから・・ 私が元気なうちに・・・ こんな私でよかったら・・・・ 私を自由にして欲しいの・・・・(俯き囁く私)
こんなことしか 私に出来ること・・・・ 無いもの・・・・(涙しながら俯き囁く私)

ちょっ! 義姉さん!! なに弱気なこと言ってんだよ!! 怒るよ全く!! 第一何で俺が義姉さんのこと・・・・
妙なこと言わんで 普通にしてて欲しいなあー!!! ・・・・・(キョロキョロあたりを見回す義弟)

でも・・・・ でも・・・・  何か・・・  お礼がしたい・・・・・(涙の私)

いい加減しろよ!!・・・・ なんで俺が義姉さん 抱くんだよ!!・・・ 弱気なのは解るけどさあっ!!・・・(義弟)
俺が愛してるのはアイツ(義妹)だけなんだよ 俺に浮気唆してどうすんだよ!! 全く!!・・・・(義弟)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(無言 涙の私)

じゃあさっ! 俺が義姉さんのこと欲しい・・・ 浮気でもいいやって思ったら言うから!! いいだろそれで!!
俺・・・・ 弱気な義姉さんより 以前の強い義姉さんなら味見させて貰ったかもなっ!!
気の強い女が好きなのは知ってるだろ!! あっははははは!! じゃっ!! またくるから!!・・・・(笑顔で帰った義弟)

そう・・・・・  私は癌・・・・・  余命6ヶ月と診断され事実を知っているのは義弟だけ・・・
私はこの山が大好き この山小屋が大好き 私はここで・・・・・・・・・・・・

亭主から貰ったチャンチャンコ 二つ並べて壁に掛けてある・・・

贅沢な暮らしは望んでなかった・・・・

亭主と二人で一匹の焼き魚を分け合って食べる生活がしたかった・・・・

亭主と二人で一本のお酒を分け合って飲みたかった・・・・

初めて暮らした あの家の匂い・・・・・

雪に埋もれて窓から外に出たあの日・・・・

私は忘れない・・・・・

私は・・・・

幸せ・・


縄奥Ⅶ終了◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
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縄奥続き

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更新日
登録日
2011-11-24

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