縄奥続き

17番目

自宅にて・・・1

家の前の雪も少しずつ溶け春を迎える準備に入っている お日様も意気洋々と輝き人の心まで温めてくれる
心までウキウキする毎日、何故か雪がとけ日差しが強くなると自然と身体が浮きだつ。

今日は大掃除家中を隅々までやるぞ! と気合を入れまずは紅茶を楽しみながら作戦を練る
この家に来て月日も重なってきてはいるものの入ったことはあるものの少し気味悪い部屋もあってか
実のところ隅々まで知らないのが現状だ。
亭主は自分の家なんだからどの部屋でも好きに使うといいとは言うものの一人でいるのが怖い部屋もあるし
なんと言っても、御先祖様たちの写真が何ともいい気がしない部屋も・・・・
前に亭主に言ったら片づけてもいいよって気軽に言う割には自分ではしてくれないし
私たちが使ってるのは数ある部屋の半分くらいなものか・・・
こんな旅館みたいな家の全てを使いきれるものでもないし、第一掃除が大変
入籍前に入っちゃダメだよって言われてた亭主の両親の部屋は代々、御先祖様たちが使用してた品物の
保管庫にもなってるし古い桐の箱に入った中身も怖くて見れない物が山積みされてる押入れとか・・・
一度、亭主に言って整理してもらおうとは思っているんだけど・・・・・何せ・・・・お前の好きにしろだもんなー・・・


よし! まずはいつも通りに普段使ってるとこからが正攻法ね!  
その前に 探検チームの隊長として、家の中を見て回るか・・・・・・ギシ・・ギシ・・・ギシ・・・ここ・・・嫌なんだよ
日が殆ど入らない、この廊下・・・・・進むほどに後に誰かがいそうな気がして振り向くと今度は前側が気になる
ギシ・・ギシ・・ギシ・・・・戸を開ける   キューギ・ギ・ギ・ギ・キュー・・・・ 何度聞いても怖い音
呉556を何度もスプレーしたのに直ぐに変な音を出す・・・・・・中へ入ろうとした瞬間   後の方で音がした!

バタン!・・・・・キャーアァァァァァァ 思わず悲鳴を上げてしまった    後の方から音がする・・・・・・
ギシギシギシギシギシ・・・・急ぎ足で近づいてくる・・・・・・あわわわわわわわ・・・・怖い!
後で止まった・・・・・・肩に手を・・・・・キャーアー・・・・・・・・再度の悲鳴!
後からもキャーアーーーーーーー誰かの悲鳴・・・・


自宅にて・・・2

振り向くと義姉さん!   何?・・・何?・・・・・何かあったの?    キャーアーーーー悲鳴の私・・・・・
倒れかける私・・・・義姉さん!!  しっかりして!! 何・・・どうしたの?!  
薄目を開けると彼女(義妹)の姿が・・・・・もう!    脅かさないでよー・・・・・!
どうしたの?   そんなとこで?   それはこっちのセリフ!   びっくりしたー   (胸を撫で降ろす私)
アナタこそ どうしたの?  声はかけたんだけど・・・・融雪剤もって来たの! 元気な彼女・・・・・
あ!・・・・あの黒いやつね!・・・・・うん!(彼女)     あれいいんだよねー  すんごい溶けるし安心だし
ところで義姉さん何やってんのこんな床で・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私の起用の作戦を話すと・・・・

義姉さん・・・・一人でやろうとしたの?     うん・・・なんで?   まずいって・・それ・・・(彼女)
え! なんで?  亭主は好きにしろって言ってたけど・・・・(私)
ちがう・・・そうじゃなくて、一人ですることがさー・・・・とにかく一旦、ここを出よう!
急ぎ足で居間へ戻る彼女・・・・・少し彼女の顔が青ざめてるようにも見えた・・・・・

イスに座ると・・・・息を呑んで話す彼女   いい、義姉さん! よく聞いて・・・・義兄さんはああいう人だから
あ! ごめんね! 悪く言うわけじゃないけど・・・(彼女)   うん!(私)
義兄さんはあのとおりの人だから義姉さんに好きにしろって言ったんでしょうけど・・・あの・・・奥の何箇所かの
お部屋には一人で絶対に近づかないで!・・・・いい! 絶対に一人じゃダメだから!!・・・・(強い口調の彼女)
青ざめて話す彼女・・・・・何?・・・・何のこと言ってるの?!・・・・(少し怖い私)
どうしても入る時は誰かと・・・あっうん!   私でもいいし義兄さんでも兎に角! 一人で入っちゃだめ!
いい!!・・・わかった!(命令口調の彼女)   あっ!・・・ごめんなさい義姉さん・・・気を悪くしないで・・・

私も・・・実は気持ち悪いんだー・・・奥の部屋・・・(私)    廊下にお札貼ってあるの見たことない?(彼女)
あれ・・・火の用心のお札じゃないの?  急に爆笑する彼女(キャハハハハハー) 違うの?(私)
ねー!


自宅にて・・・3

ねーちょっとー!・・・・・・何それ!  気味悪いよー!  私ここに寝泊りしてんのよー!
笑い事じゃないって!・・・・・・・・・(急に真顔の彼女)

私が子供ころよくここに遊びに来てたのは知ってるよねー・・・そのころは義兄さんの両親も健在だったけど
両親たちでさえ近づかなかったんだー 理由は分からないけど・・・・・私たち子供が近づいただけで
もの凄く怒られた記憶あるし・・・・確か義叔父と義叔母が入った数日後かなー・・・病気になっちゃって・・・・
揃って二人で・・・・・街の大きな病院で精密検査受けたんだけどー原因不明で・・・結局
ボンズさんの父親の紹介で御寺の住職に三日間も本堂で御祓いしてもらって直ったって言う実話があるの
その後も親戚が来ては入ったんだけど、交通事故に遭ったり、家からボヤが出たり・・・・
だから・・・一人で・・・・・まー・・義姉さんは長男のお嫁さんだから問題はないんだけどねー・・・・
えっ!  どうして?  継承者だから!・・・・この家の・・・・(彼女)
エー?・・・・怖いってー・・・・そんなのー・・・・・身体が強張る私


兎に角さー整理するんなら誰か・・・・義兄さんとか住職さん・・・あ!  今は義兄さんの同級生か?・・・
一緒に入らないとダメだからね! じゃあー私帰るから・・・・・・(彼女) ちょっとー! 何言ってんのよー(私)

彼女を必死に引き止める私・・・・・  ホントなの?    うん!(彼女)
怖いの?・・・・(私に聞く彼女)   気にしなくていいよ こっちに居る限りなんにも無いから・・・・(彼女)
彼女に寄りそう私・・・・・・

突然、彼女の手が私のスカートの中に滑り込んで来た・・・・・・・・・

拒めない私・・・・・・・・・・・    

少しの間、居てくれることを約束した彼女・・・・・・・・


私は彼女に身を任せるしかなかった・・・・


自宅にて・・・1

結局、昨日は大掃除どころか私の下の穴の掃除を彼女(義妹)に散々されてただただ疲れた一日だった
それなりに気持ちいいんだけど、やっぱり女同士って言うのはね・・・・・(一人笑)
彼女が帰ったのは夕方の五時過ぎ亭主が帰って来る一時間前くらい、彼女が帰るまでの7時間の間に
何度も愛され続けアソコがヒリヒリするほどだった。
亭主が帰るまでの一時間の長いこと長いこと・・・私には数時間にも感じられたものの亭主からの帰るコールが
私を正気に戻してくれた。
今日は、正直身体に触られるのも嫌になるほどだったけど、亭主の一番?のお楽しみを奪うわけにも行かず
ちょっとダルさもあったけど、何とかやって見よう!と自分にハッパをかけた。
着替えに行きスカートを履こうとした瞬間、何気無く壁に吊るしてるジーパンに目が行く・・・・・
あ! そうだー! 以前ジーパンを切って作ったショートパンツがあったんだっけ・・・タンスを開けて見る
手付かずの一度も履いてないショートパンツ・・・・・履いてみようか・・な・・・
パンストの上から履くジーパンで作ったショートパンツ・・・履いて鏡に映す・・・・・・・何か・・・・嫌らしいなー・・
ブラの上は白のトレーナーかな・・・うー・・・・ん・・・・何か恥かしいなあー・・・この格好
時計を見るともう直ぐ亭主の帰って来る時間だったことに気付いて急いでお出迎えの準備。
急いで居間へ行って亭主の車のライトを目で探す・・・・   来た・・来た来た!
玄関チャイムが鳴った・・・・ドアを開ける・・・・亭主只今ー!  おかえりなさーい!(いつもより笑顔の私)
亭主・・・・ドアを閉めると私を下から上まで観察する・・・・どうしたの?
あ!・・あぁー・・・どうしたんだー その格好!  まだ寒いだろう? (声が裏返ってる亭主・・・目尻が笑ってる)
カバンを持って居間へ歩き出す・・・お尻を触ってくる亭主   ショートパンツの裾から指を入れて来る・・・・
くすぐったーい・・・・(笑む私)   亭主・・・・触ってる     居間へ着くものの亭主・・・私の身体から離れない

え!  まずい・・・・・サカリ付けちゃったか・・・私    私を後から捕まえてソファーに行くと
私を抱いたまま座る   ねえースーツ・・・脱がないとー! 

自宅にて・・・2

無言で息の荒い亭主・・・・私を抱いてソファーに座ると 私の両脚を広げ下から両手を入れ内モモを撫でる
しくじった・・・・・・スカートじゃないから脱がせずらいだろうしと少しの期待もあったのに(心の私)
内モモを触りながら アソコの上を手で撫で始める亭主・・・・・・あん(声の出る私、ホントはヒリヒリで痛い)
アソコを何度も撫でる・・・亭主が撫でる度にヒリヒリして痛いから声が出る・・・・亭主勘違いしてる・・・・
内モモを撫でる手が一旦抜かれトレーナーの中に入る・・・・・ブラの左側を上にズラして
左の胸を優しく揉み始める・・・・・・気持ちいい(心の私)    突然、乳首に指を絡める亭主!
ア!・・・・アッ・・・・アン・・・・・痛い!   痛過ぎる! (心の私)  余りの痛さに頭を振る私・・・・・・
後方で、こんなに乳首が立ってるぞー・・・って嬉しがる    違う!・・・違うの! 腫れてるの! (心の私)
痛さで頭を振るたびに感じていると勘違いする亭主    アッアッアンアンアンアッ・・・・ウッ!ウッゥン・・・
ショートパンツの裾から中へ指を入れる亭主・・・・・ウッ・・・・痛いのよー!  ヨガリ声じゃないのよー(心私)
指を一旦出すとショートパンツのボタンに手をかける亭主・・・・ちょっ!・・・ヤダ・・・ちょっと待って!
無言のまま、ボタンを外すと私を抱いたまま自分も立ち上がりショートパンツを膝まで降ろして
私の前に来ると私をソファーに座らせる。   ちょっと・・待ってー・・・お願い・・ねー お願い!  哀願する私
聞いてない・・・・・何かブツブツ言ってる・・・・・座ってる私のパンストを手前にゆっくり降ろし始める・・・・
何?  何言ってるの?・・・・・・耳を澄ます・・・・・ウッホ ウッホ ウッホ ウッホ!  ウッホ!! ウッホ!!!!!
変身してる!!  なんでー 最近無かったのに!  なんでよー       ショートパンツの所為だ!! 
亭主、ショートパンツも好きだったの!?  ( 心で絶叫する私 )  
ショーツに手が掛かる・・・・・あぁーんもうダメー!  やられちゃう!   
パンストとショーツをショートパンツの辺りで止めるとズボンのチャックから硬く聳える物が撓りながら登場・・
何・・・・この大きさ! (驚く私) 


自宅にて・・・3

ふっと、自分の格好を見ると少し広げられた両脚に膝まで降ろされたショートパンツ・・・・
そしてパンストとショーツってー・・・・・これ・・・・恥かしいんだけどー! この格好! (心で絶叫の私)
撓る物を出すものの、やっぱりズボンを脱ぎたいのだろうか、直ぐにズボンのベルトに手をかける・・・・・
慌てている亭主・・・ウッホ・ウッホ・ウッホ・ウッホ・・・・変身後の呻き声がテンポく響く・・・・・
ズボンが撓る物に引っ掛かって脱げないようだ・・・・私は一か八かの賭けに出た・・・・・・・
エイ! 自分の右手を軽く舐めると亭主の一物の先っちょを握ってシゴイた・・・・一回・二回・三回・・
ウッ!と大きくうなりだす亭主・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・勢い良く私目掛けてミサイルが飛んだ!!
咄嗟に身を交わす・・・・サッ!      ピチャピチャピチャ・・・・音を立てて濃厚なミサイルが背もたれに到達
大きく息を吐くと亭主からはウッホの唸りは消えていた。
背もたれのミサイルは濃厚で黄色みがかってて中々下に落ちずにへばりついたまま頑張っている・・・・
亭主は正気に戻るとバツが悪いのかお風呂場へ駆け込んで行った。

助かったー・・・・胸に手を当てる私    まだ、へばりついてる・・・・・ゼリーみたいになってる・・・・
匂いを嗅ぐ・・・・クンクン・・・・濃厚な栗の花の匂い・・・・・臭っーい・・・・ちょっと興味深深・・・・少し舐めてみる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・苦あーい・・・・・オエッ!  ウェッ!   オゥウェッ!
こりゃダメだわー・・・・ 近くにあったティッシュで拭き取る・・・・濃厚・・・濃厚・・・濃厚  ドゥルドゥルドゥル
立ち上がってショーツを上げようとした・・・・アソコ・・・濡れてる・・・・ティッシュをアソコに当ててショーツを履き
パンストとショートパンツを履くと急いで台所から洗剤を持って来て何度もタオルで叩いて液体を抜く・・・・
薄くなったら水で叩くこと10分・・・なんとか取れた。    良かったー・・・・・
でも・・・なんで・・・私・・・濡れてたんだろう・・・・痛いだけだったのに・・・・


この後、亭主は身体を求めてきたもののフェラチオで誤魔化して寝かせつけちゃった・・・・(笑)


自宅にて・・・1

お風呂からさっぱりした顔で出てきた亭主・・・・私をみるなり少し驚いて微笑んだように見えた
確かにジーパンで作ったショートパンツ、エッチな気はしてた・・・・切り口がボソボソになってるし
ちょっと短く切りすぎて履くの見合わせていたって言う経緯も、オマケに履いてたパンストはスルータイプでなく
普通タイプだったから、パンツの裾からパンティー部が丸見え・・・・私としたことが逆に火を点けたなんて・・・
でも、ドンドン上達してる気がするけど・・・・・まさか・・・・・練習?  相手は?・・・・そんなはずないか・・・

身体に感じる熱い視線・・・・・意味なく歩き回りソワソワする亭主・・・・・・もう・・・溜まったの?・・・(心の私)
台所には立つまいと決心する私・・・・・・・・・台所に立つのをジッと待ってる亭主
台所ろにたつフリしてサッと亭主を見るフェイント作戦・・・・サッと視線を交わす亭主・・・・作戦失敗か?
更にもう一回・・・・・・今度は成功!  視線を交わし切れずに私と目が合うとバツ悪そうにテレビを見る亭主

亭主・・・ソファーから私に何か言ってる・・・・聞こえない・・・・・・なあ!  こっちこいよー・・・・虫の声の亭主
聞こえないフリして大きな声で、ねえー用意できたから食べよう!!・・・・・・・・あ!・・・うん・・・・渋々の亭主
席に着く・・・・なんだか、こんな格好で御飯食べるの変だから着替えてくるね!  (亭主に一言の私)
えっ!    いいよ!  そんなの後で!   (急に慌てる亭主)     
いいの? こんな格好で食事しても?・・・・・・・・あぁーいいとも! そんな顔の亭主・・・
オイオイ・・・そんなにいいのかよ、この格好!・・・・・(私の心)
ねー・・・ショートパンツ 短くなーい?   あ!・・・・う・・・うん・・・・いいんじゃないかー・・う・うん・・・・
この格好でお買い物とか行ってもいい?    駄目!・・・・何言うってんだー駄目に決まってんだろう
えー どえしてー?  (意地悪な私)   お・・お前は・・お前は・・俺だけのお前だから・・・その・・・なんだー
兎に角駄目なものは駄目だって!・・・社会党の土井委員長も昔言ってたろ!   (意味不明の亭主)
作戦成功・・・・亭主のトーン下落(ウフ・・笑私)


自宅にて・・・2

亭主のトーンが下がったところで・・・・・・・ねー  今度の日曜日さー  奥の部屋片付けようと思うんだー
一緒にやってくれない? う!・・・・・う・・・うん・・・・今度の休みは離れ(納戸)の片付け・・・・いいよ!
じゃー、一緒にやろう! でも・・どうしたんだー急に?   好きにしていいって言ったろ・・前に・・・
う・・うん・・・・・私、一人だと何か・・・・よくわかんないし! まーなー・・・確かになー・・・よしやるか!
あぁ・・そうだ・・・あいつらにも欲しいものやるかー・・・   あいつらって?(聞く私)
弟・・・・あいつには何も両親の形見分けしてないしなー・・・何せバタバタしてて結局、手付かずのままだし
だから、俺も実際何が入ってるのか分からないんだよ・・・・・・だけどまた何で急に片づけんの?(亭主)
何か・・・私一人だと奥の部屋・・・・全部・・・・怖い気がして・・・・暗いし・・・・・
よーし、日曜日はジャングルの探検するかー!

数十分後・・・・亭主の顔にも酔いの印が出始めたころ・・・妙に絡みつく私の身体への視線・・・・復活!
あぁーん・・・台所に立てないよー・・・これじゃー(心の私)
ソファーから私の動きを目で追う強い視線・・・・・・交わしながら片づけるしかないかー(諦めの私)
仕方なく台所に立ち亭主に背を向ける・・・・・両手は荒いもので塞がってる・・・・・
気配・・・気配を感じる    お尻に頬を押し付ける亭主・・・・・もう!  亭主を振り払うが離れない・・・・・
ストッキングの上から内モモを指でなぞる・・・・・ビクンッ!・・・・勝手に反応する身体
ショートパンツの裾から鼻を入れて中の匂いを嗅ぐ亭主・・・・スーハースーハー・・・・キモイ!
何度か振り払うものの執拗に性欲丸出しの亭主・・・・・あぁーーーん  もう!・・・・うっとおしい・・・(心の私)
もう!  いい加減にして!!・・・・・心で叫んだ瞬間    ガラガラガチャーン!!
ピタっと止まる亭主・・・・・立ち上がる亭主・・・・・ううん?    お前ここにいろ・・・
奥の方だなー・・・・元に戻った亭主    廊下の明かりを点けて奥へ向かう亭主・・・ギシギシ聞こえる
廊下の奥の一つ目の部屋の灯りが点いた・・・・二つ目で、おぉー! 


自宅にて・・・3

亭主の驚く声・・・・どうしたのー?  ねー!  どうしたの?  

大丈夫だ!

立てかけてあった古い絵が倒れただけだったよ・・・・廊下をこちらに向かいながら話す亭主
古いしネズミでもでたんだろう・・・・最近・・・気温の変化激しいし家も歪むしなー・・・
奥の部屋・・・改装するか解体するか・・どっちかだろうなー・・・古いし、前に改装したのはこっちだけだし
チラッと見たけど、結構荷物一杯あるし・・・日曜だけじゃ時間、足りないなー・・・
土曜日、何とか時間作るわ・・週休二日なんて言っても、結局お客さんたちに振り回される商売だしな
融雪時期だし商品説明するなら土曜・日曜は欠かせないんだけど・・・・こっちが優先だな。
額縁が倒れるくらいだから相当、骨組みも弱ってるしな・・・・

さっきの物音ですっかり亭主からサカリは消えていた・・・・・・とっ!  思った瞬間・・・・突然・・お姫様抱っこ
ちょ!・・・ちょっとヤーダー・・・・ヤダ・・ヤダ・・ヤダー!   抱っこされて寝室のベットにそっと私を置く
大きく歓声しながら、ベットの横に置いてあったロープで私を後手に優しく縛る・・・・(いつのまにか上達してる)
トレーナを下から上に脱がせて背中に溜める・・・ブラジャーの肩ヒモを脇まで引き下げる・・・(素早い)
片脚に抱きつくと、ストッキングの上から太ももを嘗め回す亭主・・・・・(勝手に反応する私の身体)
手際よく脚を横にしたり立てたりしてまるで味わってるみたい・・・・(嘘のように手際がいい)
ショートパンツのボタンを外すとゆっくり降ろしながら降ろした分、楽しむ? (何処で覚えたの?)
パンツを膝まで降ろしパンストとショーツを同時にパンツ付近までクルクルっと丸めて降ろす・・・・・・
さっきのパターンだ、えっ!・・・ちょっとまってよ!・・・アソコにティッシュ挟んだまんまだよー!(私の心)

突然、歓喜な声を上げる亭主・・・・・アソコに挟んでたティシッュを発見し、少しずつ取っては私に見せる・・
イヤーン・・・身悶えして目をそらす私・・・・・(見つかっちゃった)  剥ぎ取ったティシッュを自分の口に入れる
食べちゃったの?(心の私)   両脚を軽く持ち上げるとアソコに性欲丸出しで舌を絡める亭主
反応する身体・・・・・・

私は、亭主に1時間以上も愛撫され続け亭主もまた私の中にゴムを付けて入って来た・・・・

下半身に当たる亭主の硬いものの根元に違和感を感じた・・・・(縛ってる!)

身体によくないのに・・・・

初めて後手に縛られて亭主にバックでされた・・・・亭主は感激したようだったけと

バックは人に依っては痛いだけなんだよねー・・・・気付いて欲しいなー・・・


自宅にて・・・1

何故か今朝は早くに目が覚めた、昨日は亭主に愛され痛かったはずの乳首やアソコも知らないうちに直り
亭主からの攻撃にも耐えられるようになっていた。
最近の亭主のセックステクニックは上達傾向にあるけれど雑誌だけであんなに巧くなるものだろうか・・・・
ちょっと心配・・・・・

早くに目が覚め居間でちょっと早い朝食の準備を済ませ軽くシャワーを浴びる・・・
着替えを済ませ出てみると、亭主が起きて新聞を読んでいる・・・・あ! おはよう!(私)
お !・・・・・うん (亭主)  どうしたのー? こんな早くにおきてー? 
夢見たんだよ・・・・(亭主)    夢?・・・(私)  
死んだ婆さんが出てきてさー 俺が子供だった頃によく唄ってくれた地元の子守唄・・・・夢の中で聞かされて
夢の中で眠くなって婆さんの膝枕で寝ようとしたら・・突然誰かに両足を引張られてさー 驚いて目が覚めた
急に黙り込んで新聞に見入る亭主・・・・・
私・・・私ね! この家に来た時からなんだけど・・あんまり関わりたくないって言うか・・・信じたくないって言うか
こちらをチラッと見る亭主・・・・・・・   
私・・・この家に来た時から・・・誰かが奥の部屋に居るような気がしてたんだ・・・
だから怖くてあんまり近づきたくないって言うか・・・・彼女(義妹)もおかしなこと言ってたし・・・・
突然、身体ごとこちらを見る亭主   何言ってた!・・・・(急に口調が変化する亭主)
ボンズさんの父親の紹介で寺の住職さんが本堂で・・・・彼女から聞いたことを亭主に話した私

亭主の顔色が変った・・・

そんなのは迷信だ! いちいち信用すんな! 少し不機嫌な亭主・・・・・
私も全部信じてはいないんだけどね! ただ、奥の部屋から物音がしたり誰かの話す声が聞こえたり・・
誰かの足音がしたりは数え切れないほど・・・・・あったし・・・
今も・・・ホラ!・・・・廊下のとこに誰かが居る気がするし!  小声で亭主に言う私・・・・・
見えるのか?・・・(小声の亭主)   見えないけど・・・(私)

墓だってちゃんと掃除してるし・・・供養だって叔父がしてる・・・・・ ねー? 何で家に両親の位牌が無いの?

お前が来るから気味悪いだろうと思って、叔父に一旦預けたんだよ


自宅にて・・・2

位牌、預けたの?・・・・(私)        う・・うん・・(亭主)
いつ?・・・・(私)      お前が引っ越してくる前の日(亭主)

まだ・・まだ居るのか?・・・・・・(小声で私に聞く亭主)    あれ!・・・・・居ない気がする・・・(私)
時計を見る・・・あっ!  もうこんな時間・・・・急がないと!            急に慌しい我が家

亭主が立ち上がろうとした瞬間・・・・電話が鳴った!
二人顔を見合わせる・・・・息を呑んだ・・・・電話へ近づく亭主・・・・・深呼吸して電話に出る
亭主の顔から血の気が引いた・・・・・電話を切って私の側に来た・・・・奴(弟)だったよ
で?・・・・なんて・・・聞く私     奴が昨日の夜、夢を見たんだそうだよ・・・
爺さんが出てきて・・・可愛そうじゃ・・・・可愛そうじゃのうーって何度も奴に泣くんだとよ・・・・・・・

俺の夢には婆さん・・・・・・・奴の夢には爺さん・・・・・で・・・・両足引張られて目が覚めたっんだと・・・・

電話口まで行って電話する亭主・・・・誰かに話してるゴニョゴニョゴニョ・・・・・すまんが頼むよ!・・・・
俺、今日休みにしたから・・・明日は土曜で明後日は日曜だから3連休だ!  え!  大丈夫なの? 仕事
また、電話まで行って電話する亭主・・・・こっちをチラっと見て奴!・・・奴に電話って教えてくれた
ゴニョゴニョゴニョ・・・・・何やら話してる

10時くらいに奴ら夫婦が来るから・・・・    亭主ソファーで遠くを見てる・・・・・

親どー子供はー離れるなー死んでも一緒に居るものだー・・・・こっちを見る亭主  うーん・・・そうかー・・

そうか・・そうか・・・緊張してた顔が突然和むと私の側に来て、位牌ここに持って来てもいいか?
ねー さっきの・・あれ・・・唄?   あっ!・・・うん・・・子守唄   懐かしそな亭主
また立ち上がると電話を掛け始めた亭主・・・・・誰?  聞く私に、ボンズ!・・・ボンズ!
何か話してるゴニョゴニョゴニョ・・・・レイ・・・あっ! うん・・そんだ・・そんだ  (なまる亭主)
電話を切ると11時くらいにボンズともう一人・・多分顔は知ってると思うけど・・来るからここに
だれ?  霊能者・・・


自宅にて・・・3

電話がなった・・・・今度は私が出た・・・・彼女(義妹)だった・・・彼女であることを亭主に伝える
OKの手まねをして食事する亭主・・・
亭主の携帯がなった・・・・ゴニョゴニョゴニョ食べながら話す亭主・・・・何か・・・格好いい!・・・
やり手の営業マンって感じ・・・ステキ!
私は彼女との電話をきると暫く亭主を見入ってた・・・・・真剣な亭主の横顔・・・・ステキ!
電話を終らせると尻をを少し片側上げる・・・ブォッ!     格好悪ーい・・・・愕然とする私・・・

誰からだったの?  聞く私     あぁーボンズ・ボンズ・・・・ちゃんと請求していいかって聞いてきやがった
請求? ふん! 神主と霊能者と、あと寺の住職も連れてくるってよー 全く勝手に段取りしやがって・・・・
嬉しそうな亭主・・・住職も代替わりしてボンズと友達付き合いしてんだと・・・・今、仕事少ないんだと!
文句ダラダラ言う割には顔が和やかな亭主・・・・あいつらいい奴だろう、こんな朝早いのに・・(亭主)
会社には何て言ったの?・・・・そのまんまズバリ・・夢見がわるいからって言った・・・・・ポカーンとする私
正直が一番だって、第一どうせボンズの従兄たぜー 俺んとこの社長って!   えーそうなの!(驚く私)
知らないってかー・・・結婚式の日に来て裸踊りやってただろうー・・・あれだよあれ!・・・・あれが社長!
だからどの道、バレバレだ!  その内 何か勘違いして酒でも届けさせてくるって・・・ホントに
ところで、お前 いつまでそんな格好してるんだ?    ハッ!・・・・・ハウスドレス(自分を見て驚く私)
それとも・・・・・後に回って服の中のスリップの隙間から手を入れ乳房を揉む亭主・・・・・イヤーン・・もうー!
イチャイチャする二人・・・・・奥の部屋から・・・ガタン!  驚いて手を引っ込める亭主・・・
立ち上がって着替えに行く私・・・後ろから着いてくる亭主・・・・寝室に入り隣の小部屋で着替える私
亭主の視線が気になる・・・ねー あっちいってよー(私)  ハウスドレスを後ろ向きに脱いでパンストを履く
感じる・・・亭主の視線   スカートを出した・・・後に気配・・・ヤバッ!・・・・やられる!
後からベットに引きずり込もうとする亭主・・・無駄な抵抗だった。


18番目

せっかくシャワーあびたのに・・・・もうー・・・・


悪霊?・・・1

パンストを履き終わりスカートに手を掛けたあたりに亭主にベットに引きずり込まれ朝から抱かれた・・・
朝の亭主は愛用の結び紐が無かった所為かベットのあちこちに速射しながら私を愛した。
結局、二度もシャワーを浴び下着もストッキングも替えさせられた挙げ句にベ寝室の片付けに追われた
何度も速射した割には元気な亭主が眩しかった・・・・・・(でも長持ちするよになったなー・・・)

前は隠れてコソコソと速射してたのに、今は私の身体にかけてくるんだもん・・・・・

寝室の片付けも終わり居間へ出てみると時計の針は既に9時を過ぎていて掃除もしなきゃなんないのに
亭主は自室にこもって出てこない・・・・・・二階への階段を静かに登る   (・・・・・・・・・・・・)
部屋のフスマの前で耳を澄ませる・・・・・・・声を掛けて見る・・・・・・(ねえー入るよー!)
中からドタン!・・・バタン!・・・・・バタ!バタ!・・・・あぁー!・・・・どうした?・・・・・声裏返ってるよ亭主・・・
フスマを開ける・・・・布団を出して中で寝てる・・・・えっ!  どうして布団なんか出してんの?(聞く私)
いやー風呂上りで少し寒かったもんだから・・・(顔を引き攣らせ答える亭主)
じゃあー下にくればいいっしょー・・・(私)     あっ!・・・・うん・・・後でいくから・・・(答える亭主)
咄嗟に布団を捲るフリをする私・・・・・うわっ!  何!  何すんだ!  怒る亭主
じゃ! もうすぐ時間だから早く降りて来てよ!    部屋を出る私・・・・(黒のパンスト足がチラッと見えてた)
散々出して飛ばしたくせに!・・・・・(プンプンだわ全く!)  よーし・・・・階段を下りるフリして足音だけ・・・・
トントントントントン・・・・・フスマの階段の一段目に居る私・・・・亭主の部屋から起き上がる音がする・・・・
私は急に大きな声で、あぁぁ! そうそう! 来る前に誰かから電話とか来るの!?・・・・・
ドスン!  部屋の中から大きな音がした・・・・痛てー!    どうしたの?  大丈夫!?
開けるな!・・・・・ウッゥゥゥゥゥゥ・・・・・痛ててて・・開けるな!  慌てて怒鳴る亭主・・・・・下へ行ってろ!
それでもフスマを少し開けようとフスマに手をかけガタガタ揺らす・・・・・うわーーー!

悪霊?・・・2

必死にフスマを開けさせまいと押さえている・・・・・荒い息が聞こえる・・・・・(もう、いっかー心の私)
私は階段を下まで降りて階段の横で上をうかがった・・・・フスマが少しスーっと開き直ぐに閉まった。

居間を掃除してたら亭主が何事も無かったかのように降りてきてソファに腰を降ろした
咄嗟に、私は亭主に・・・・ねえーさっき何してたの?・・・・・・・・・何んにも!  少し不機嫌な亭主・・・・・
掃除してると窓の外に義弟夫婦の車が近づくのが見えた・・・ねえー・・ねえーってばー・・・不機嫌な亭主
来たよ!・・・義弟たち・・・・・あ!・・うん・・・そうか・・・あっぁああ・・・ん・・ん・・・オドオドする亭主

玄関まで行く亭主・・・私はお茶の用意・・・・・玄関が開くと元気一杯の彼(義弟)と彼女(義妹)の笑い声・・
足早に居間に来たのは彼女の方だった、義姉さーん・・・・甘え声で後から抱きつく彼女・・・
ちょ!  ちょっと!・・・・彼女を振り解こうとする・・・・・彼女が耳元でいつも通りの方が怪しまれないって!
ドキッとした瞬間だった・・・まさか彼女がこんこと言うなんて・・・・・後から彼と亭主が入ってくる・・・
いーやー! 義姉さん! いつもすいませんねー 家の奴が面倒かけてます・・・ペコっと頭を下げる
二人は本物の姉妹っていうより本物そのものだわなー・・・・亭主    相槌を打つ彼
楽しそうにソファに対対で座る二人・・・・彼女は私に抱きついたまま離れない・・・
彼女の目を見て真顔で、お茶・・・運んで!・・・・・・(小声でちょっとキツイ私)
突然静かに抱きついた手を振り解く・・・・小声で・・・ごめんなさーい・・・私こそゴメンね!  
わざわざ来てもらったのに・・・・(私)   お茶を運び様に私のお尻を軽く撫でて行った彼女・・・・・・・
ギクっ!   幸い亭主たちは会話に夢中・・・・・後で言い聞かせなきゃ! (心の私)

お茶を運んで台所に戻った彼女の尻を咄嗟にギューッと摘んでしまった・・・・
あっあーん痛いー!・・・・・談笑する二人が一斉にこっちを向く・・・・・咄嗟に足をぶつけちゃったーと彼女
話しに戻った亭主たち・・・・冷蔵庫の陰で私を軽く睨む彼女・・・・私は彼女の鼻の頭を指でポンと押し
亭主たちに茶菓子を出した。


悪霊?・・・3

彼女の方を見ると私に抓られたお尻を労わっていた・・・・目があい私がフフッと笑うと彼女はフンッ!・・・・
台所行き彼女の頭を軽く撫で隣に座ると機嫌が直ったように話しかけてくる彼女が可愛かった。

外で車のドアの音がした・・・・バタン!
亭主たちは揃って玄関で出迎え中にボンズさんと霊能者の先生?・・・・あれっ!・・・・先生って
ガソリンスタンド(農協)の御婆ちゃん?   震えた声で、こんにちは・・・・(御婆ちゃん)
驚いていると、ボンズさんが近寄ってきて・・・あの人だったら安心だから・・・この辺の街じゃあー
凄腕だから・・・テレビに出てる変な電卓持ってる霊能者とは違うから安心して!
全員、ソファーに座って亭主たちの見た夢の話しをしようとした瞬間・・・・・・・急に御婆ちゃんが
廊下の方にゆっくりと歩いてゆく・・・・・子無沙汰しておりんした
おりんしたって?・・・彼女にきく   してました(答える彼女)  今日は息子さんたちに呼ばれてきたはんで
はんでって何?・・・彼女にきく   参りました(答える彼女)  目に見えない人と談笑している御婆ちゃん・
楽しそうに手を叩いて大笑いする 御婆ちゃん・・・・・・亭主がボンスさんにお前もみえんのか?と聞くと
手を左右に振り全然! すると彼(義弟)が 糞の役にも立たんボンズよのーうと茶化すと
小声で怒りながら、俺は! 神主であって霊能者でも坊さんでもない!! 笑いながら激怒するボンズさん
暫くすると・・・・御婆ちゃんがこっちを向いて、今日は神主んとこの坊もきてるはんで・・・坊!・・・坊!
呼ばれて御婆ちゃんの横に座るボンズさん・・・・あだま、すこす、さげれ・・・頭を下げるボンズさん・・・・
ハイ!・・ハイ!・・・いいど、いいど・・・もどっても、いいど・・・・ボンズさんが戻ると神妙な顔で・・・・
周囲に、居間・・・確かに・・・誰かに・・・頭・・・撫でられた・・・・・   ・・・・・   ・・・・・ ・・・・・
頭って神主! しっかりしろ! 亭主がボンズさんの肩を叩く・・・・・御婆ちゃんがこっちを向くと
彼女にくるように・・・・そして彼(義弟)・・・・・・亭主・・・・・・数分が経過・・・・・御婆ちゃん談笑中・・・・・・・・
亭主・・・何か感じるか?・・・・・うん!・・・・・見える

悪霊?・・・4

うん・・・見えるよ

見える?!・・・・見えるって・・・ホントに?・・・・・・・突然談笑を中断する御婆ちゃん・・・こっちを見る・・・・
こんないんだあー こごさ 嫁にきた 人だあー・・・ 私に向かって なあー アンタ!  見えるんべー
御婆ちゃんが手招きする・・・・御婆ちゃんの方に行って座ると、私の目の前に亭主の両親と思われる
夫婦が揃って座っている   挨拶をすると両親と思われる二人も揃って頭を下げた。
私は普通に、初めましてと自己紹介をすると、母親らしき人が、なんもーなんもー わかってらから・・・
わがってるから ええよー・・・優しい口調   父親らしき人が亭主を指差し・・・こんの変態息子が!
二人揃いも揃って! こったら愚息のどこさー きてー下さって・・・・まんず・・・・ありがたい!
なあー 母さん・・・・・そんだねー 父さん!・・・・・・・嬉しいそうな二人
御婆ちゃんが なしてー 二人の坊たちの枕元にたったがー とっ 聞く・・・・
両親二人は揃って手を振り 自分たちではないと言う・・・・・首を傾げる御婆ちゃんと両親の二人・・・・・
御婆ちゃんが突然、ボンズさんの方を見る・・・・坊ー  ちょこすま(少し)拝むの手伝ってけれやー
神主の井手達で直立すると家の奥に向かって、カシコミ・カシコミ申すーと半紙で出来た獲物を振り翳す・・
突然、昼なのにあたりは真っ暗になった・・・・一点が強い光で覆われるとそこには神様と思われる人が・・・
御婆ちゃん・・・その人に深々と頭を下げると談笑しだした・・・・・あたりは真っ暗なまま・・・
玄関が開く音がした・・・・・誰かが入ってきた・・・・御婆ちゃんと神主さんの真ん中に座ると
般若心経を唱え始めた・・・・・・ゴニョゴニョゴニョ・・・・神主も拝んでいる 顔は真剣そのもの・・・
大笑いしてるのは霊能者の御婆ちゃんだけ・・・・時間にして30分か40分は経っている。
神主の拝みが終ると一点の眩しい光はスッと消え辺りは昼間の明るさを取り戻した・・・・・・
般若心経を唱えてた人が見えた・・・・お坊さんだった・・・・亭主たちは全員固まったまま動かない
深々と頭を下げた御婆ちゃんがこっちを見て、わがったー わがったー えがったのー ええ御先祖たちで
お経を唱えてた坊さんに頭を下げた


悪霊?・・・5

頭を坊さんに深々と下げ、坊さんに頼みますと言うと廊下の向こうから誰かが二人歩いてきた
御婆ちゃんがみんなに、ええが! えま(今)おくからくるはんで すっかり見るんだど!
拝んでいる坊さん・・・ゴニヨゴニョゴニョ・・・・カァーーーーッ! 突然立ち上がって数珠を翳した。!

廊下の向こうに見えたのは・・・・亭主が叫んだ!

爺ちゃん!  婆ちゃん!・・・・・何やら怒っている!  恐ろしい形相だ・・・・・・・
二人は私に笑顔でニッコリ微笑むのに亭主と弟には凄い怖い顔を向けた・・・・・・
亭主にお前は親を何だとおもっとるんだ(ここは標準語で)
親を家から引離して、だからワシらお前らの枕元にたって親を大切にしろと言ってたんじゃ
そしたらこいつらが・・・横には亭主の両親が・・・・お前らの両足掴んで夢から目覚めさせてしまったんじゃ
お前は この家の家長として親の位牌を何だと思っておるのじゃ!  亡き祖父母の説教が延々と続く
よいか! 二度と同じことは言うまいぞ! わかったか!・・・・・そう言うと祖父母は私の頭を撫で消えて行った
亭主の両親が ワシらは息子たちが幸せなら どんな辛い思いもいとわん・・・・
ワシらが苦しんどるってワシらの両親が孫のおまえらのとこに来たんだよ・・・・すまんなー・・・
おっかー!・・・・両親に詰め寄る亭主兄弟・・号泣している・・・・・笑顔の両親と霊能者の御婆ちゃん・・
ええよー!  もう ええよー!  両親は静かに消えて行った・・・・
亭主たちは泣いている・・・・坊さんも唱えを終った・・・神主も静かに座った・・・・彼女は?  失神している
御婆ちゃんが私を見ると・・・この家の家長の嫁は先祖代々、ワシらと同じ能力を天神さまから授かる
アンタも気が付いてたんだろう・・・・・軽く頷く私
立ち上がる御婆ちゃん・・・ドッコイショと・・・・・さてと厄介な奥のもん(物)と話しせんかったらなー・・・
坊さんと神主の方を鋭い視線でみると三人は奥の部屋へと向かった・・・・
あぁ・・・あんたらも来たかったら来てもええよー・・・・これからが肝心じゃてなー!


残された私たち・・・・亭主が位牌を持ってこようなーっと弟に話しかけている・・・・
何気無く時計を見て、驚いた・・・・・5分しか経ってない。



私は奥の部屋が気になっていた・・・・・厄介なものって何?


悪霊?・・・1

奥の方から何やら聞こえる・・・・低い重低音の利いた言葉ののように叫びのような意味不明の声
私は亭主、そして亭主の弟と三人で置くの廊下を静かにゆっくりと歩いた。
長く真っ暗な廊下は何十メートルにも感じるほどだったが近づくに連れ奥の、御婆ちゃんと何者かの
話し合いが耳に入って来た。
一つ目の部屋の前・・・・ドアが勝手に開いた! 驚いて一瞬身を引く私たち・・・・
真っ黒な大きな影が部屋中をところ狭しと飛び回る・・・・浮いている・・・・神主が東の方角に向かって祈り
坊さんが御婆ちゃんの横で経を唱える・・・・声に強弱が加わってまるで映画のワンシーンのようだ。

お前はどこから来た? 陰に聞く婆ちゃん・・・・・ウォーゥッゥッゥッ・・・大きな唸り声を上げる陰
どこから来て、何処へ行こうとしてるんだ!・・・・・・グフッグッフ・・・ウガガガ・・・・話そうとしてる

突然、居間で失神してたはずの彼女が凄い勢いで走って来て私たちを突き飛ばした!
部屋の真ん中に仁王立ちし陰の前に立つ。

咄嗟に神主が駄目だ!と叫んだ! 神主は亭主の元に駆け寄り、いいか! 神力がたんねー!
お前、外からここの壁に少しでいいから穴を開けてくれ!   頼む!  そう言うと壁に向かって手を合わせた
亭主は弟と顔を見合わせると慌てて場を離れようした・・・・・うわぁー!  亭主たち二人が吹っ飛んだ・・・
動かない!・・・・身体が動かない!・・・・・その時!   経を唱える坊さんが二人に向かって懐から出した
護符のようなものを投げつけた!    カッアー!!  坊さんが二人に早く! 早く行け! 
二人は大慌てでその場をはなれた・・・数分後、外側から壁を破ろうとする音が聞こえた・・・・・
ドン! ドン! ドン!  ガシャ・・ガシャ!   真ん中で仁王立ちしている彼女(義妹)が声を上げた!
おのれー・・・・・許せぬ!・・・・・許してなるものか!・・・・・・婆ちゃんが言う 何で怒っとるんだー(優しい口調)
いいたいことあるんだったら、この婆に何でも言ってみなされ・・・・(優しい口調)
ワシは・・・・ワシは・・・この家の下に居る・・・・・寒い・・・・暗い・・・・ウォォォォーウォォォォォー叫ぶ影
神主が叫んだ!  開いた!  開いたぞー! 


悪霊?・・・2

亭主たちが外から押したことで内壁がポロポロと崩れ落ちてきた・・・・・・
お日様の日差しが部屋のなか一面に広がると神主の拝む声が高らかに部屋中に響いた・・・・

早く! ・・早くしてくれ! ・・・・辛そうにうめき声を上げる坊さん・・・・・
急に坊さんの方を見て・・・・・・・・・すまんかったのうーもうええで(頭を軽く下げ微笑む婆ちゃん)
婆ちゃんが影の前にいる彼女に話しかけた・・・・最後に何か言いたいことはあるか!・・・少し強い口調
ワシは下におる・・・・下から出してくれー・・・・バタッ!・・・・彼女が崩れるように倒れる・・・・
近づこうとする私・・・・・すかさず、手をこちらに向ける御婆ちゃん・・・・・待て!  まだまだじゃ・・・・
壁が畳一枚分ほど壊され部屋の中は外と同じくなっている・・・
私は咄嗟にその場を離れ居間に掻けてる亭主と私のチャンチャンコを持って急いで戻り
御婆ちゃんと坊さんにかけてあげた・・・・すると・・・・・ホレ!  見てみろ!・・・・こんなに優しい娘さんだべ
お前のお陰で この家も守られて  なあー  いい娘だろうー・・・・優しい口調の御婆ちゃん
ウオォォォォォォー ウオォォォォォォー泣き叫ぶ影・・・・・はやく元いた場所に帰れー溶けてしまうから・・・
帰ったら オラが行くまで待ってろー・・優しい口調の婆ちゃん

影は消えた・・・・・

さてと・・・・一服するかのー・・・・あんがとさん!  このチャンチャンコいい物が憑いとるであったけーのー
婆ちゃんは私にそう言うと、ここの家に地下とか無いかのー?
え!・・・そんなの、ねーぞ・・・・・亭主姉妹・・・・いや!・・・ある!  坊さん・・・・・
何故かみんなが私を見る・・・・・あるよ!  地下かどうかわからないけど・・・・下に降りる階段があった!
驚いて顔を見合わせる亭主たち・・・そこさ案内してけろや・・・・・(婆ちゃん)
おい 坊たち・・・壁の穴・・もうすこしそのままでなー・・・亭主たちに言う婆ちゃん
さてと!   ドッコイショと・・・・何処だべな・・・・そこは? 私を見る婆ちゃん・・・・・私も立ち上がり
歩こうとする・・・側に寄ってきた、お坊さん・・・・・待て・・・・小さいのが無数におるから・・・・と言うと
袈裟の中から


悪霊?・・・3

袈裟の中から塩を出して何かを唱えながら私の進む方向へ蒔きはじめた・・・・
お坊さんが塩を蒔くたびに微かだが、何かが蒸発するよな音がした・・・シュー・・・・・シュー・・・・シュー・・・
私は廊下の一番 奥の部屋の前に来て穴のある場所を指差した。

これは!・・・・婆ちゃんと顔を見合わせる坊さん・・・・・神主がここにも必要か?・・・・・・・
外から中に入っていた亭主たちに神主・・・あんな大きくなくていいから・・・小さいサイズで頼む!・・・

穴あけが始まった・・・・・ドン・・・ドン・・・ドン・・・・合わせるように婆ちゃんと坊さんが祈る・・・・・・
フスマが勝手に開いた!     映画と一緒だ・・・・・後から彼女がよろめきながら来ると・・・・ワシはここだ!
そういうとまた、倒れてしまった彼女・・・・・毛布をかけてあげた。

フスマが開くと押入れから物凄い風が吹き付けたかと思うと一瞬にして風はやんだ・・・・
婆ちゃんが私の方を見た・・・・私はゆっくりとフスマに近づくと以前、発見した床の板を剥がして置いた
壁に少しずつ穴が開き部屋の中に日差しが入って来た・・・・・
日差しはフスマの穴を照らしたと思った瞬間・・・・少しずつ下へ通じる階段を降りてゆくかのように伝わった
ヨシ! 声を出した坊さんが経を唱えながら中に入って行くと日差しは強さを増して坊さんの足元を照らした
神主が続いて後ろを行く・・・・婆ちゃん!  下へ行くか?  ゆるくないぞ狭いし・・・神主が言う・・・・
微笑むと立ち上がって歩き出した・・・・おい!  坊たちも・・・そしてアンタも中に入りなさい・・・
中は広いはずだからのうー・・・・(優しい口調の婆ちゃん)

お坊さんと神主が仲で拝んでいる・・・・・お日様の光は階段を伝い中まで照らしていた・・・・

全員が降り立ち中で見たものに驚きを隠せなかった・・・・・・

巨大な御神体・・・・数メートルはあろうかと言う男性ペニスの御神体が朽ち果てた姿で・・・・

悪霊の正体はペニスだった・・・・・・


悪霊?・・・1

私たちが呆然としていると彼女がゆっくりと下へ降りて来た・・・
正気に戻ってるようだった。

何が何だかわからない様子だったが拝み続ける坊さんと神主・・・・それに優しい口調で御神体に語りかける
笑顔の御婆ちゃんをそっと見ていた。

御神体から小さい光の玉が出てきてゆっくりと私達の真上を回りだした・・・・・
突然、さっきとは全く違う声で、おぉぉぉー女かー・・・・久しいのう・・・   そんだ!  女子衆だ!・・(婆ちゃん)
女子衆さ、なにか言うことあるか?・・・(婆ちゃん)
うっぅぅぅぅぅ・・・おぉぉぉぉぉぉーあぁぁぁー 婆さん女子衆に手伝ってもろうてええかな?・・・・(御神体)
あぁー何でも言うてみい・・・・・・(答える婆ちゃん)
女子衆・・・・・・女子衆!・・・・・・御神体が私たちに語りかける・・・
ガッペ・・・・・ガッペを撫でてくーれー・・・・・(わけの分からない私)
ウゥムゥゥゥゥーガッペを・・・・・彼女が私の手を引いて御神体の先っぽの方へと引張って行く・・・・
亭主と弟は呆気に取られている・・・・・・ガッペをーガッペをー・・・・・御神体が最速する・・・・・
彼女が無言で突然、御神体の亀頭の部分に頬ズリを始めた!    目で私に合図する彼女・・・・
男共はあぁぁぁぁーこっちを見るなーあぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー(御神体)
婆ちゃんが亭主たちに壁の方を向くように合図すると、アッアァァァァァウッゥゥゥゥゥゥー・・・あぁー気持ちいい
御神体が少し紅くなってきた・・・・・気持ちええーうぉぉぉぉぉーうぉぉぉぉぉー (御神体が唸る)

彼女は何かに取り憑かれたように身体全体で御神体(亀頭)を撫ぜている・・・
御婆ちゃんは私に手でアンタもやれと合図した・・・・・・私も加わって二人で御神体(亀頭)を撫でる・・・・・
何度も何度も、気持ちええーーを繰り返す御神体・・・・・冷えていた御神体が突然熱くなった!
ウォォォォォォ!・・・・ウォォォォォォォ!・・・・・ウォォォォォォォォ!・・・・御神体が叫んだ瞬間!
ウォォォォォォ!・・・・・イクゥゥゥ!・・・・・・・・イクゥゥゥゥゥゥ!(叫ぶ御神体)

ウッ!・・・・・・・御神体の先からドロっとした樹液が流れ落ちた・・・・

さそっ!  今だ!  


悪霊?・・・2

それ!  今だ!   今日を唱えていた坊さんが袈裟から紙で出来た袋と箸ををとりだした
この袋は釈迦の心なり・・・・・・この箸は釈迦の手なりと大きな声で叫ぶと無言のまま箸で樹液を拾い
袋の中にいれ袈裟の中に入れた。

中に浮かんだ光の玉は、あぁぁぁーーーえがったーと叫ぶと天井に消えて行った

御婆ちゃんが私の方を見て笑顔で話してくれた・・・・

昔、飢饉があったころ、村人たちは誰言うわけもなく、子供を生むな作るなとの考えから
一時、子宝の省庁である御神体を捨てようとしたんだ。
それをここの御先祖様が村人を諭してあるいたんじゃゃが飢えの所為で皆、マトモに考えられなくなっとって
仕方なく何処かに隠したと言う言い伝えがあったんじゃ・・・・まさかここにあったとは・・・のう・・・・
その後 飢饉も終わり子宝本尊が無いことに気付いて小さいながらも各家々が小さい御神体を祭ったんじゃ・・
だが・・・・御神体は散々子宝を天に伝えた挙げ句に皆に忘れ去られ・・・・恨みの念を抱くようになったんじゃな

どこらか声がした・・・・・眩しいほどの光が東の壁に広がる・・・・・眩しいながらも見ると・・・・
お釈迦様が見えた!    坊さんも神主も御婆ちゃんも合唱して拝んでいた・・・・・
でも、私はハッキリと見た・・・・御釈迦様の右手にあるペニスを。
手に持たれていたペニスは何故か嬉しそうに撓っているように見えた・・・・

暫くすると御釈迦さまは消え 坊さんがロウソクに灯りを点し次々に無言のまま上へと階段を上がって行った

上に上がると・・・亭主たちが壊したはずの壁は何事もなかったように元に戻っていた・・・・

御婆ちゃんが亭主に言う・・・・何とかして御神体を元の場所に奉れんもんかのうー・・・
よし! みんなを集めて・・・・いや! 誰もこんでも、俺が必ず御神体をあそこから出してやっから!・・・
神主のボンズさんや住職の坊さん、義弟が、よし! やろう!と手を組んだ・・・・・

世の中には不思議なことがあるんだなー・・・亭主が言う   お前らは必死こいて壊すマネしてただけよ
私が驚いたのは中に数時間いたはずなのに・・・入っていた時間はわずか30分も経ってなかったこと・


19番目

悪霊?・・・3

全てが終わり居間へ戻る・・・・・お茶を飲み様々なことを語り合っていると
突然、神主のボンズさんが、亭主に言う・・・・・あの・・・あのよー・・・うー・・・ん・・心苦しいんだが・・・
明朗会計で・・・・その・・・・なんだ・・・・明朗会計で・・・・頼むわ!
銭か?   なんだ!  そったらことか!  なに心配すてんだが こいづは・・・あっはははは(笑う亭主)
しかも・・・・なまってる

なんぼだ!・・・・・・カバンから電卓を取り出すボンズさん・・・・神妙な顔のボンズさん・・・・・
消費税は負けるとしてもだ!・・・・・御婆ちゃんと住職さんが顔を見渡す・・・・
えらねーよ!    御婆ちゃん・・・・頷く住職さん・・・・  えらねーえらねー  村の御神体さまだで
御神体さまは村の衆みんなのもんだで・・・・なんで 一人からだけ銭貰うんだ!

わ! わかった・・・・じゃあー・・・婆さんと住職の分は差し引いてとっ!

ねー 時間見たらさー 全部で一時間しか経ってないから 一時間分でいいんじゃない! (楽しそうな彼女)
彼女の方をチラッと見るボンズさん・・・・・一時間で2000円だったよねー 相談料って確か(嬉しそうな彼女)
またまた、彼女をチラッと見るボンズさん・・・・じゃー 私の家と彼女の家から2000円づつで4000円で
私が言うと元気に、そうだ!そうだ!と片手を上げる彼女・・・・・しばらく下を見ていたボンズさん・・・・
わかったわー・・・・トホホだべよ・・・・・さてと、したら婆ちゃん送るから・・・行くべかのー・・・

帰り際に、ボンズさんに近づいて、本当だったらいくらくらいになるの?って聞くと
本当だったらがー・・・・ただ!  ただだよ・・・・えっ!って顔する私・・・無料だべよ・・・・村の神主としてはよ
村の災難守るのが神主だべし・・・住職だべ・・・・婆さんも最初から銭なんてもらう気んか、ねーべよ
まー 俺はなー・・・まー4000円もらったから  まー ラッキーってことで・・・・

えっ!  じゃあ最初から料金は? 取るつもりなんてねーべよ・・・誰が友達から銭とるか・・・ふふっ・・・
まして村の御神体さまのことだべ、   ボンズさん知ってたの? 御神体さまのこと?
あぁー・・何となくだー・・・

悪霊?・・・4

俺も住職も婆ちゃんもみんな、何となく知ってた・・・だから用意してたべさ・・・みんな

一旦帰ると言うとみんな引き上げた。

私は一足先に家の中に入ると玄関に亭主の祖父と祖母・・・・手前に両親が膝をおって座っていた・・・

あんな、愚息だども、仲良くすてやってけれやー・・・ずっと見守ってるはんで・・・・あぁ子作りは見ねはんで

そう言い笑顔を見せると静かに消えていった。

ワシらに何か話したい時はいつでも奥の部屋さこい・・・・建て直しても同じ場所さくれば会えるはんで・・・

悪霊でも何でも無かった

考えて見たら 家では何も悪いことなんかなかったし・・・・

家族を想うステキな出会いだったなー

いいなー 家族って!

音・・・1

ブーーーーーポン!        ブーーーーーーポン!           ブーーーーーーポン!
ブーーーーン     ブーーーーーン          ブーーーーーン         ブーーーーーン 

何?・・・・・・何の音?・・・・・・・・・・・・・・・・ゆっくりと少しずつハッキリ聞こえる音・・・・・・なんだろう

誰?・・・・・・何か言ってる・・・・・・聞き取れない・・・・・・ゴニョゴニョゴニョ

バタン!     バタン!    ドアの開け閉めの音・・・・・・・


バタ!バタ!バタ!・・・・・・・・・・・人の走る音・・・・・・・・・・


ゴニョゴニョゴニョ・・・・人の話し声・・・・・・


ギシ!ギシ!ギシ!何かが軋む音・・・・・・何の音なの・・・・


ピピッ!   ピピッ!   ピピッ!    ピピッ!    ピピッ!     ピピッ!  電子音?・・・・・


ガラガラガラガラガラガラ・・・・・何かを押す音?・・・・・・・耳に刺さる・・・・・・


眠い・・・・眠い・・・・眠い


音・・・2

静か・・・・静か・・・・さっきの音は何だったんだろう・・・・静か過ぎるくらい・・・・

何だろう・・・・・お日様?

わずかに目の前が明るくなって来た・・・・・朝?   朝になったの?    朝ご飯の用意しなきゃ・・・・

亭主は?   手が・・・手が・・・重い・・・・・

声・・・・声が出ない・・・・

早くしないと亭主が起きちゃう・・・・・・   頭が重い・・・・・・   飲みすぎたのかな・・・・・

ブーーーーーポン!        ブーーーーーーポン!           ブーーーーーーポン!
ブーーーーン     ブーーーーーン          ブーーーーーン         ブーーーーーン

また・・・・聞こえてきた・・・・・テンポのある音・・・・・・

ブーーーーーポン!        ブーーーーーーポン!           ブーーーーーーポン!
ブーーーーン     ブーーーーーン          ブーーーーーン         ブーーーーーン

うるさい・・・・耳に刺さる・・・・・・頭に響く・・・・・

バタン!     バタン!    ドアの開け閉めの音・・・・・・・


バタ!バタ!バタ!・・・・・・・・・・・人の走る音・・・・・・・・・・


ゴニョゴニョゴニョ・・・・人の話し声・・・・・・



音・・・3

複数の人の声・・・・・私を回りに居る・・・・・何?・・・・・見えない・・・・・夢?・・・・・・
あぁ・・・もうこんな時間だ・・・・早くしないと・・・・・
眩しい・・・・何?・・・・朝日?・・・・瞼が重い・・・・・

目を開けなきゃ・・・・目を開けなきゃ・・・・・・

先生!・・・・・先生!  気が付きました!  誰?   先生?   複数の人の影が私を取り囲んでいる

見えますか?・・・・・見えますか?・・・・・・誰?     話せますか?    聞こえますか?

誰?  声が震える・・・・・だ・・・・れ・・・・?

ヤッター!  大勢が笑ってる・・・・・うるさい・・・・・    シッ! 静かに!  誰かが怒ってる・・・・

見えますか?     男の人?    は・・・い・・・・   聞こえますか?     女の人?   は・・・い

話せますか?     知らない人・・・   は・・・い・・・・  声が震える・・・・・

次第に見えてきた・・・・  目の前に男の人・・・・・   白い壁の部屋・・・・・  ここ・・・何処?  

お医者さん? ・・・・・     看護婦さん?・・・・・  スーツの男性・・・・・顔がハッキリと見えない・・・・・

誰かが近づく・・・・誰?    顔・・・・・顔・・・・・  見覚えのある顔・・・・・・

て・・・・亭主   亭主・・・・・   

ねえー  ここ・・・・何処なの?   亭主に聞く・・・・・泣いてるの?   どうして?・・・・・

意識が遠くなる・・・・・何も聞こえない・・・・・・・


気が付きましたか?  私の顔を覗きこむお医者様・・・・・えっえ・・・・ハイ・・・・大丈夫ですが?
ここは何処ですか?   口が上手く回らない・・・・声が震える・・・・・   取り合えず・・私が見えますか?
ハイ・・・先生!  ではこちらの方は?  看護婦さんです・・・・  私、亭主に朝ご飯作らないいけないんです

二人顔を見合わせる、先生と看護婦さん・・・・・  早くしないと亭主が遅刻しちゃうんです・・・・
貴女に旦那さんがいるのですか? 先生が聞く・・・・・ハイ・・・・ここに!・・・ここに寝て・・・・ここに寝て・・・・
どうしたんだろう・・・・先に起きちゃったのかなー・・・・ドアが開いた・・・・・お前って娘は!!
お母さん? いつ来たの?  結婚式にも来てくれなかったくせに・・・
結婚?・・・・・結婚式って・・・お前 結婚したのか?・・・・・・うん・・・・・   お母さん!  今は・・・・
先生がお母さんを黙らせた・・・・

驚かないで下さい・・・・先生が私に言う・・・・・貴女は3週間意識不明で重体だったんです・・・・・

ふふっ・・・・エイプリールフールは・・・終っちゃったよー先生!    それより早く亭主のとこへ行かないと・・
顔を見合わせる先生と看護婦さん・・・そしてお母さん・・・・・ 先生、兎に角連絡して来ますからと母親・・・
お母さんが部屋を出て行くと入れ違いに笑顔のステキな女医さん?が入ってきた・・・・・

おはよう!  私に微笑む女医さん・・・おはようございます・・・・私も笑顔で答える・・・・

えーとねー・・・どうして ここに貴女がいるのか覚えてる?   ここ、私の家じゃないけど・・・・



・・・4

翌朝眩しい太陽の光で目覚めたものの・・・意味不明なことを言う医師と看護婦・・・そして母親だった
知らぬ間に眠ってしまっていたものの 鳥の鳴き声で目を覚ました・・・・
目を開けると・・・・母親と母親の横にスーツの男性が座っていた・・・・
震える声で・・・・ねえー・・・・お母さん・・・なんでここにいるの?  私・・・・気がついたのねー!  先生!  先生!・・・
慌てて部屋を飛び出して行く母親・・・・・・・
スーツの人が近づく・・・・・亭主・・・・・・亭主が目の前にいる・・・
真横に来た・・・・・・・・・・思わず   アナタって抱きついた・・・・・・
えっ!  え!  オロオロする亭主・・・
アナター!  声を出して泣く私・・・・・・・・  部屋に先生と看護婦さんそして母親が入って来た・・・・
どうして私を一人ぼっちにしたのさー!  亭主に抱きついて泣く私・・・・
え!  え!  繰り返す亭主・・・・突然   母親が私と亭主を切り離す・・・・・・お母さん!



何で何で 邪魔するのさー!   
私の亭主なんだよー!  ・・・・・・・・・・・・・・・・・


何も聞こえない・・・・何も考えられない ベットに私をおいて一旦、部屋を全員出ていった・・・
何がどうなってるのか分からない・・・・どうして誰も私に会いに来てくれないの・・・・(寂しい)
亭主のあの態度は何?・・・・彼(義弟)は?・・・・彼女(義妹)は?・・・・・ボンズさんや御婆ちゃんは?・・・
暫くすると一人の女医さんが部屋を訪れた・・・・笑顔のステキな綺麗な人(女性)だ・・・

少し落ち着いた?・・・・・・(言葉の出ない私)   身体が震えてる・・・・
落ち着いて私の話しを聞いて欲しいんだけど、大丈夫?・・・・・・(軽く頷く私)

結論から言うわね!・・・・    貴女ね!・・・・交通事故に遭ったの!・・・・前の彼氏?  酷い男だよねー
今、警察にいるの・・・・  貴女の身体、擦り傷や切り傷に打撲に骨折と全部で48箇所も怪我してて
アパートから瀕死の状態で逃げてきたのをあの男(前の彼氏)が路上で貴女を蹴ったり殴ったりしてたところへ
さっきの男性が通りかかって助けた!   そして貴女が立ち上がろうとしてヨロけたところにタクシーが来た!
で・・・・・貴女は3週間もの間、意識不明の重態だった!   これが大筋なの・・・・
覚えてる?     顔を横に振る私・・・・・      そっかー・・・記憶回復してないんだねーまだ・・・

でね!・・・・・・本当は・・・・このことはあの男性の口から直接、貴女に言った方がいいのかも知れないけど
彼(助けてくれた男性)は以前、貴女から話を聞いて危機感持ったんだって!・・・・
それで話し合いをするために貴女のアパートを訪ねるところだったらしいの!
キー(部屋のドアが開いた)・・・・・  スーツの人が入って来た・・・・懐かしい・・・・亭主だった人・・・・・
彼の顔を見た瞬間、涙が込み上げてきた・・・・・
先生・・・・その先は僕に言わせて頂けませんか?・・・・・
先生は彼の方を見ると微笑んで、あとお願いね! と言うと私の鼻先をチョンと突いて泣き虫さんだね(微笑)
静かに部屋を出て行った・・・
彼はベットの横に来て・・・私の頬に手を添えて涙を指で拭きながら  貴女とは一度しか会ってませんが
私は貴女を好きになってしまいました。 貴女と会って話したのは一度きりでしたが何度か見知ってました。
それは貴女も同じだとあの時・・・・すいません!・・・・覚えておられなかったんですね! ごめんなさい・・
それで、あの日・・・・貴女の前の彼氏と言う方に直接会って別れて頂こうと 勝手ながら伺おうと思ったのです


怪我が治ったら・・・・・退院したら・・・・僕と結婚を前提に交際して頂けませんか?・・・・・

大粒の涙が溢れて止まらなかった・・・・・
私は彼(元亭主)の顔を見て軽く頷いた・・・・・
彼は私に近づいて、私を抱きしめてくれた・・・・・
いっぱい泣いた・・・・
亭主の匂いに包まれて、いっぱい泣いた・・・・・
なんで・・なんで・・・亭主に二度もプロポーズされたの?


私は二度も亭主からプロポーズされちゃった!


その後・・・前の彼氏は刑が確定し刑務所へ行ったと噂で聞いた・・・・

私は亭主に二度もプロポーズされた世界で一番幸せな女かも知れない


第4章   二度目のプロポーズ


アッハハハハハー・・・・そうそう!  あの後・・・・あんなこともあったよねー

それは!  お前が言ったんだろうがーウッソー!  貴方の方が先に言ったのー・・・・


もう!    意地悪ばっかり・・・・あっははははははは

ヤーダー もう!・・・・・・

縄奥続き

縄奥続き

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 恋愛
  • コメディ
  • 成人向け
  • 強い暴力的表現
  • 強い性的表現
  • 強い反社会的表現
  • 強い言語・思想的表現
更新日
登録日
2011-11-24

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