お兄ちゃんだめえぇ!!

【お兄ちゃんダメェ…】



1話


 私が小学5年生の頃、狭い家と言う事情から中学一年生の兄と小学4年生の弟と三人で寝起きを共にしていた。

 その頃、八畳の居間と六畳の両親の寝室に六畳の子供部屋の2DKの間取りは、そんなに狭さを感じることはなかったものの、ある時から急激にその狭さを感じるようになっていた。

「あんっ! お兄ちゃん…」
 深夜、両親も下の弟も寝静まった頃、突然私の布団に横に寝ていた兄の公彦が入って来たと思うとパジャマの裾から手を入れられ膨らんでもいない乳房に手を這わせられた。

「しっ! 静かに…」
 兄は驚く私の耳元で囁くとそのまま私の乳房を手の平で回し時折乳首を指で転がした。

 私は兄のしていることが悪いことだと直感したが普段から優しく私に接してくれる兄、故に、私は目を閉じて兄が触り終えるのをジッと待っていた。

 当時小学生だったとは言え、私に兄がしていることは男女がする行為くらいのことは何となく知っていたが、その夜から私は毎夜のように兄に胸を触られて暮らすこととなった。

 そして膨らみの無い私の胸を触っていただけの兄だったがその行為は少しずつエスカレートして、兄は私のパジャマと下着を少しだけ降ろすと胸に頬擦りしたり乳首を吸いながら閉じた両脚の上から割目の匂いを嗅ぐようになっていた。

 くすぐったさに耐える私は目を閉じて兄が終わるのを待ち続ける最中、普段は優しくて笑顔のステキな兄の顔を思い出していたが、兄の行為は私が小学六年生になっても止まる気配は無かった。

 ホンの少しでけ膨らんだ胸は乳房とは程遠いものだったが、この頃になると私は兄に吸われて舌で転がされる乳首に不思議な感覚を覚えるようになっていた。

 耐えようとしても耐え切れない身体の奥から湧き出るような恥かしい自分の声に、兄に聞かれまいと必死に両手で塞いだ口元は震えていた。

 そんな私に兄は気付いていたのかは疑問だけど、兄の私の乳首を愛撫するテクニックは格段に上達していた。

 そして小学六年の夏の日のこと、毎夜のように私の身体を求める兄に異変が起きた。 それまでは私の胸にのみ執着していた兄だったがその夜は違っていた。

「モゾモゾモゾ… スルスルスル…」
 兄は私の乳首を吸い舌で転がしながら、私からパジャマの下を降ろすとパンティーに手をかけた。 シヨックの余りに閉じた目を見開いた私に気付くことなく兄は私からパンティーを剥ぎ取った。

「!」
 両脚を開かされた私に、兄の舌は私の乳首から離れ滑るように私の下腹部を目指し陰毛の生えていない割目の少し上で止まった。

「…! …! …!」
 兄の舌が止まるまでくすぐったさに何度も身体をビクつかせる私はしっかりと口を両手で塞いで耐えていた。

 初めて布団の中で両脚を開かされ割目に感じた兄の舌は、ザラザラとその肉質を私の割目の中に伝え、布団の中から聞こえる「チュパチュパレロレロ」と言う意味不明な音に激しいくすぐったさを覚えさせられた。

 そんなことが毎夜のように繰り返されたある日の深夜だった、私はいつものように口を両手で押さえて兄の行為に目を閉じて耐えていた。

「うんっ… ぅぅん! ああぅ! ああああぅ…」
 兄の舌先が私の割目に入ってうごめいた瞬間、普段は耐えられたはずの胸の奥に秘められた物が一気に飛び出した。 私の声と激しい身悶えに兄は恐れおおのき布団から出ると慌てて自分の布団に逃げ帰った。

 よほど驚いたのか兄は翌日の夜は私の布団に来ることはなかったが、その次の日の夜、兄は再び弟の信彦が寝静まった深夜、私を求めて布団の中に滑り込んできた。

 パジャマのボタンを外しシャツを私の首まで捲くり上げた兄の両手は、私の下半身からパジャマとパンティーを剥ぎ取り布団の中で私の両脚は広げさせられた。

 いつものように兄の唇は私の乳首を覆い、その中で舌先が無造作にウゴメき「チュパチュパ」と乳首を吸ってはコロコロと乳首を転がした。

 私は目を閉じて「早く終わって!」と、両手で口を塞いで兄が終わるのを待っていた。

 兄の私への愛撫は執拗なまでに続けられ、乳首から離れた兄の舌は私の肌を滑り吸いながら脇の下、脇腹、腹部へと移動し時折「チュパッ! チュウゥ!」と、音を立てて私の肌に執着し、やがて円を描くように滑らせた舌は未だ無毛だった陰部へと近付いて行った。

「あん… あ…ん ああああぅ…」
 兄の舌が割目に入りウゴメいた瞬間、我慢出来ずに全身を揺らし兄に聞かれたくない声を、口を塞いだ両手からもらしてしまった。

「喘ぎ声… 身悶え…」
 私はそんな言葉すら知らなかった小学六年生だった。

 両手で口を塞ぎながらも喘ぎ声を上げる私に構わずに兄は、割目に執着し続けその舌先は肛門にまで達した。 布団の中で後転のような姿勢をさせられた私の割目も肛門も兄の顔の前にあったようだ。

 最初の頃は手の平を這わす程度だった兄の手は、両手の中指を触れるか触れないかの間際で私の肌を自由に滑りまわってもいた。

 この時、中学二年生の兄は男女のことに深く関心を持っていた時期でもあったに違いない。

「目を閉じて…」
 学校から帰宅した私が部屋に行くと先に戻っていた兄がランドセルを背負った私の前に立ち声をかけ、私は言われるままに目を閉じた。

「スーパサッ… スルスル…」
 スカートを捲くり上げられる感覚と、パンティーを立ったまま降ろされる感覚に私は口元を強張らせた。

「スウゥーハアァースウゥーハアァー」
 薄目を開けて下を見ると、私から脱がしたパンティーの内側の匂いを嗅ぐ兄の後頭部が見えた。

「さぁ、こっちにおいで…」
 私の両手に手を繋げて学習机の前の椅子に腰掛けさせた兄は、椅子の上に座る私からランドセルを静かに取り払うと体育座りをさせた。

「ムニュウ…」
 割目が左右から開かれる感触に胸の奥がドキッと高鳴った。

「レロオォーン…」
 割目の下から上に滑らされた兄の舌を感じた瞬間、私は両手で椅子の肘掛を力を込めて掴んでいた。

「レロレロレロ… レロレロレロ… チュウウゥーチュパ! チュウウゥーチュパ!」
 兄の舌は汚れている私の割目の中を上下左右に、そして円を描くように忙しく動き回り時折、割目を吸うような音を立てては割目にムシャプリついた。

「お兄ちゃん! うんっ… ぅぅん! ああぅ! ああん! ああああぅ…」
 兄の舌の動きに全身を小刻みに震わせた私は耐え切れずに大きな喘ぎ声を奏でてしまった。

「はぁはぁはぁ…」
 忙しく割目を舐めまわしながら内モモを両手で触手し続ける兄は荒い吐息を私に聞かせ続けた。

 そして兄の舌と手の動きが一段と激しくなった時、突然兄は「はうっ!」とも「あうっ!」とも取れるような大きな唸り声を上げた瞬間、動きをピタリと止め全身を震わせたかと思うと突然立ち上がって、中腰のまま部屋を出て行ってしまった。

 私はこの時、兄がズボンの中で下着に射精していたなんて知るよしもなかった。


2話


 兄は毎日のように学校から戻ると家に居て私を辱めた……

 スカートを巻くりあげパンテイーを脱がせて匂いを嗅ぎ、そして私に両脚を開かせて座らせては顔を埋めて嫌らしい音を舌先で出し私に喘ぎ声を我慢させた。

 夜は夜で両親と傍にいる弟の信彦が寝静まるのを待って、私の布団の中に入り込み私の身体を自由に味わい触手し続けた。

 ただ幸いなことに兄も私の中に入ると言うことはせず、身体の隅々を舐め匂いを嗅ぐに止まっていて決して一線を越えなかったことが何よりだった。

 そんな兄が中学三年に私が中学一年そして弟の信彦が小学六年生になる頃、私の身体も乳房と呼べるほどではないが少しだけ膨らみを見せ、当然のこと陰毛も生え生理もきだし大人へと近付くと下着も中学生らしい物に変わった。

 ただ変わらなかったのは、兄の公彦だったかも知れない。 兄の公彦は受験が迫る中でも毎日のように私への想いを繰り返していた。

 同じ中学に通う学生服の公彦はセーラー服の私を部屋で立たせ、スカートの中に入ってはパンティーを降ろし、汚れたパンティーの匂いを嗅ぎそして満足するまで薄っすら陰毛の生える私の割目と胸を舐め回した。

「あぁ…」「ああぅ」「ああああぅ…」
 兄の舌先が私の割目の中を右往左往しチュルチュルと大陰唇を吸うように唇で音を立てた時、私は激しい身悶えと喘ぎ声を出し自分でも解からないほどの官能に浸っていた。

「うんっ…」「ぅぅん!」「ぅあっ!」
 私の太ももを抱くように両腕で支え、縦に横に斜めにと動き回る兄の舌先に私は全身をガグカクと踊らせた。

「あぁ… ああぅ! ああっ!」
 兄の舌が肛門に滑らせられ時、私は激しく淫らな声を兄の耳に聞こえさせた。

 両親の前でも近所でも余り仲良くしているところを意図的に見せなかった兄と私は一蓮托生なのかも知れなかった。

 この頃の私は全身が性感帯で覆われ始めていたことを私以外に実の兄が知っていることに、私は両親に対して罪悪感を普段から感じていた。

 小学五年生から続けられた兄からの愛撫の所為か、まだ中学一年だと言うのに私は大人の女と同じ性感を得ていることが罪悪感を覚えながらも何故か嬉しくて堪らなかった。

「ねぇ、直ちゃん一日で帰って来るけど本当に大丈夫? 本当は公彦も残して行きたいんだけど、御婆ちゃんがどうしても公彦に会いたいって言うから… じゃ、直ちゃん信彦のこと頼むわね…」
 母の実家に居るお婆ちゃんが具合を悪くして両親と兄の公彦の三人は、私と信彦の二人を残して一日だけの里帰りをした。

 両親と兄の三人が出かけた晩、事前に母が用意してくれた物をレンジで暖めての夕飯を済ませた後、後片付けをしてからの風呂となった。

 信彦は私が後片付けをしている最中に先に風呂に入り、私が入る頃には時間も夜の九時を回っていた。

 夜の十時、私が部屋に入ると信彦はマンガに夢中になっていて、寂しさなんて微塵も感じられなかったことで、私も安心して兄のPCで「縄奥公式サイト」を開いて、ライトノベル小説に夢中になれた。

 明日は土曜日で学校も休みだと安心感からか、私も信彦も時間が流れるのを忘れていたが、読んでいなかった縄奥小説を読み終えた時、時計は既に十一時を回っていたことで、私は信彦を即して早々と部屋の灯りを落とした。

 縄奥小説の最後の更新ページを読み終えた私は、達成感に浸り直ぐに夢の世界へと入って行った。

 そして時間が流れ……

「お姉ちゃん… お姉ちゃんてば…」
 私は耳元に信彦の声を聞き眠い目を開けて声の方を振り向くと、そこには弟の信彦が居て私の布団の中に入っていたことに驚いた。

「お姉ちゃん… 僕も… 僕もお兄ちゃんみたいなことしたいよ…」
 眠りから目覚めたばかりの私の目は信彦の言葉で直ぐに覚めてしまった。
 
「僕、知ってるんだ… お兄ちゃんとお姉ちゃんが毎晩してること… お父さんにもお母さんにも誰にも話してないよ… だから僕にもさせてよ…」
 振り向いた私の顔の前で囁くように私の身体を求めた弟信彦の言葉に私は背筋を凍らせた。

「………」
 私はどう答えたらいいのか解からずに無言で目を閉じていると、弟の信彦は布団の中に潜り、私に身体を重ねるとパジャマのボタンを外し始めた。

「ちょっと! 信ちゃん! ダメエェ! 何するの!」
 咄嗟に私に身体を重ねてパジャマのボタンを外す弟に私は声を少し大きくした。

「僕もお姉ちゃんのオッパイ吸いたいよぉ…」
 私は弟の言葉を聞いた瞬間、金縛りにあったように動けなくなり弟にパジャマのボタンを外されパジャマの下まで脱がされてしまった。

「あん… あ…ん ああああぅ… ダメ… ダメよ… ああああぅ… 信ちゃんダメエェ…」
 気付けば弟の信彦は私の膨らんだ乳房に手を這わせ揉み回しながら別の乳首に吸い付いていた。

「あぁ… ああぅ! ああっ! ヤメテェ… 信ちゃん… ヤメテェ… あん!」
 信彦は吐息を荒くして私の胸に貪り付き、私は信彦からの愛撫に抵抗しながらも喘ぎ声を上げ続けた。

「あひっ」「あん…」「ぅあっ!」
 僅か小学六年生の信彦だと言うのに信彦の両手の指は私の全身を滑るように流れ、口元は私の肌を舐め回し私に息継ぎすら許さなかった。

「うんっ… ぅぅん! ああぅ! ああん! ああああぅ…」
 布団は肌蹴られ私に身体を重ねる信彦の影が私からパンティーを剥ぎ取った瞬間、兄の公彦とは違う信彦の激しい舌の動きが私の割目の中で暴れた。

 私の喘ぎ声と私を味わう信彦の舌の音が暗闇に溶け込んで時間の流れを止めたようだ。

 信彦は私の身体を自由に動かし嫌らしい音を暗闇に溶け込ませ、割目に手の平を押し付け回しながら乳首に吸い付く信彦から熱い吐息が私の肌に当たっていた。

 そして私も信彦からの激しい愛撫に官能しきっていた時、突然私の脳裏に鈍くて大きな痛みが突き刺さった。

「痛あぁぁい! 痛あぁぁーい! 痛い! 痛い痛い痛い痛あぁーい!」
 割目の奥の方に突然の痛みを覚えた私は、布団から頭がズレ落ちて尚も上へ上へと何かから逃げ惑った。

 両目をしっかりと見開いて見ると、私の上に身体を重ねた信彦が私の両腰を両手で押さえながら腰を振っているのが解かった。

「パンッ! ズキイィン! ズキズキズキ… パンッ! ズキイィン! ズキズキズキ…」
 私に身体を重ねて腰を前後する信彦の肌が割目の周辺に当たった瞬間、私の割目の奥に激しい痛みを覚えた。

「処女損失……」
 私の頭に浮かんだ言葉は私に大粒の涙を流させた。

「………」
 私は仰向けになったまま放心状態に陥り涙をポロポロと落としていた。

 そして時間が流れた…

「お姉ちゃん! 何か! 何かが出そうだよおぉ! お姉ちゃん出る! 出る! 何かが出るよおぉー!」
 突然何かに怯える信彦の声が私の耳に飛び込んで来た瞬間、私はハッっと我に返った。

「だめええぇぇ! 出しちゃだめええぇぇー! ドピュゥーン! ピチャピチャピチャ! ドロッ!」
 咄嗟に信彦から身体を逃げるように離した瞬間、信彦の肉棒から放たれた粘度のある精液は私の顔に飛び散った。

 信彦は何が起きたのか解からず呆然とし、私は自分の顔に張り付いた粘りのある生臭い液体に再び放心状態に陥った。

 私は放心状態の中に居て割目の奥の痛みよりも、実の弟に処女を奪わせてしまったことに激しい心の痛みを覚えていた。

 私さえしっかりしていたら、こんなことにはならなかったに違いない… 実の弟の愛撫に身も心も蕩けてしまった自分にこそ罪があると私は自分を責め苦しんだ。

「Zzzz…」
 弟の信彦は瞬間的な精神的ショックからか私の顔に精液を飛ばした後、倒れるようにそのまま眠ってしまった。

「Zzzz…」
 私は眠る信彦に毛布を掛けると脱がされた物を持って風呂場へ急ぐと全身から信彦の乾いた唾液を洗い流し、鏡の前で両脚開いて割目を覗き込んだ。

 恐らく信彦はセックスしようと私に入ったのではなく、偶発的に開かれた割目に硬い肉棒が入ってしまったのだと私はそう思った。

「Zzzz…」
 部屋へ戻ると月明かりに照らされた信彦はアドケナイ表情で熟睡していた。 畳の上の私の鮮血を洗剤で拭き取り信彦のペニスもきれいに拭いた私は目を潤ませていた。

 僅か小学六年生の信彦に実の姉の処女を奪わせてしまった私の罪は地球の何よりも重いと思った。

 翌朝カーテン越しに窓の外が明るくなった頃目覚めた私は、部屋の隅々に昨夜の痕跡を見つけるために目を凝らして動き回った。

「お姉ちゃんのお尻、柔らかくていい匂いがするぅ♪」
 立っていた私の後ろから突然、下半身に抱き着いてパンティーの上から尻に顔を埋めた信彦に驚いて固まってしまった。

「スゥースゥースゥー」
 パンテイー越しにお尻の割目に信彦の熱い吐息が通過し私の肌に当たる。 太ももの前側に添えられた信彦の両手が温かい。

「何するの信彦… ダメよそんなことしちゃ… 離れなさい…」
 私はウロタエテいた。

「お兄ちゃんは良くてどうして僕はダメなの? お姉ちゃん! 昨日だってちゃんと僕、お姉ちゃんの中に入ったでしょー」
 私は信彦の口から恐ろしい事実を知らされた。 

「スゥースゥースゥー」
 偶発的ではなく信彦は自分の意思で私の中に入って来たと知った瞬間、私は布団の上に魂の抜けた我が身を崩れるように横たわらせた。

「ピチャピチャ、チュパチュパ、レロレロレロ、チュゥチュゥ、レロレロレロ…」
 魂の抜けた私の身体を信彦は獣のように味わっていた。

「スルッスルスルスル…」
 私はパンティーすら剥ぎ取られていることに気付かなかった。 僅か小学六年生の子が自分の意思で姉である私の中に入ったと知った私は魂の抜けた人形だった。

 ただ、信彦は我慢出来ない何かが出そうになった時は、私の中ではなく外に出す物だと言うことを学んだように、白い粘度のある精液を私のお腹の上に出した。

 私は兄である公彦とはセックスはしていなかったが、暗闇の中で覗いていた信彦には私に身体を重ねる公彦の肉棒が入っているように見えていたかも知れないと思った。

 信彦は私のお腹の上に出した白い液体を見て不思議そうな顔していたことも、私の割目の奥を覗き込んでいたことも魂の抜けた私には解かるはずもなかった。

 私が自分を取り戻した時、傍に信彦の姿はなくお腹の上の信彦の精液もキレイに拭き取られていた。

 生理でもないのにナプキンをしたパンティーを着け、着替えた私は二度目の信彦からうけた恥辱の跡を消すために布団のシーツから血抜きして洗濯機に放り込んだ。

 洗濯機の前でクルクル回る泡を見ていても涙が勝手に溢れては頬を伝い、拭いても拭いても涙が止まることはなかった。

 その日の夕方、両親と公彦は帰宅し何事も無かったと伝え私は両親を安心させたが、公彦が戻ると同時に前々からの約束を果たすため、信彦は入れ違いのように、友達の家でのお泊まり会に出かけてしまった。

 私は気が重かった。 前日から信彦と二人きりで過ごし愛欲され続け、今度は公彦と二人だけの夜を過ごすことにある種の恐怖を感じていた。

 ただ、信彦が出かける前に両親に見せたアドケナイ表情だけが私の救いだった。

 そしてその夜、両親の部屋の灯りが落とされ静まり返った頃、隣りで寝ていた公彦が布団から起き上がって机の引き出しを何やらゴソゴソしているのが解かった。

 私は気付かぬフリしていると、公彦は自分の布団の上に座りそして私の布団の中にと滑り込んできた。

 心と身体の傷の癒えぬまま、今度は兄である公彦にこの身体を自由にされるのだと再び涙を頬に伝えた。

「………」
 兄は無言で布団の中、私からパジャマの上下を奪うと着ているキャミソールを私の首まで巻くり上げ私に身体を重ねると貪るように私の乳房に唇を押し付けた。

 乳房を揉み回し乳首に吸い付きながら身体を触りまくる兄はいつもと違っていた。 いつもなら落ち着いて冷静なはずの兄は獣のように激しく私の身体を揺さぶった。

 乱暴なほどに私の柔肌を軋ませ慌しく私に貪りついた公彦の吐息はいつもにも増して荒く、そして肌を触手する手の平は痛いほどに張り付いていた。

 両手で口元を押さえる私は必死に兄の愛欲から来る嫌らしい喘ぎ声を抑え、身悶えすらも抑止するように努めていた。

 兄の私を求める動きが激しすぎて床に伝わる振動が両親の寝室へ導かれることに恐怖を覚えたからだった。

 兄の舌は私の胸から脇の下へ移動し、脇腹と腹部を経由しドンドン南下すると突然、パンティーを剥ぎ取った兄は私に両脚を大きく開かせそして兄の荒い吐息がクリトリスを直撃した。

 割目を数十分舐めまわされ体位を四つん這いにされた私のお尻に顔を埋めて、今度は肛門に執着した兄は痛いほどに私の肛門を味わっていた。

 四つん這いの私に背後から抱き付いて両乳房を揉見回した兄の手は乳首に移って弄り回した瞬間、私は耐え切れずに床から両手を放し必死に口元を押さえた。

 それでも兄は私から離れずに尻を舐め回しその舌は私の背中にまで及んだ。 生まれて初めて舐められた背中に私は気絶するほどの官能に見舞われた。

 声も出せず、身悶えすらも禁じられた兄からの愛欲を只管、沈黙して受け入れる私は愛欲の地獄の中に居たのかも知れない。

「チュルチュルチュル…」
 正常位で両脚を大きく広げられた私の陰部を舐める兄の口元から恥かしい音が聞こえた。 私はこの時、私から溢れる大量の愛液を舐め取る音だと気付いた。

「恥かしい……」
 口元を押さえた私は心の中で呟いた時、女が辱めを受けるとそれが官能に変わるのだと思った。

「公彦が私の愛液を舐め取っている…」
 心の中で拡大する辱めに対する言葉の誘惑は私を更に濡れさせた。

「終わった… 公彦の愛欲は終わった…」
 そう思って口元を押さえた両手を離そうとした時だった。 私の両脚の向こう側で公彦が何かしているのが見えた。

「ズブリユウゥゥー!! ヌプヌプヌプヌプヌプー!!!」
 突然、割目の内側に激しい震動が伝わった瞬間、言葉にならない大きな鈍さが私を襲った。

「痛ったあーあーあーぁぁぁぁーい!!! 痛い痛い痛い痛い痛ったあああぁぁーい!!!」
 それは今まで味わったことのないような壮絶な痛みで、私はその痛みから逃れようとしたものの身体が動かず、そして叫ぶことも出来ないほどだった。

 私の中に入った異物が兄である公彦の肉棒だと知るのに時間はかからなかったが、その壮絶な痛みは信彦の比ではなかった。

「はぁはぁはぁはぁ…」
 兄は自らの荒い吐息を口元を抑えて抑止しながら、叫びそうな私の口をも片手で押し付け腰を前後させた。

「………」
 実の兄に口を押さえつけられレイプされている私は大粒の涙は頬を忙しく伝い床に消えた。

「………」
 弟に処女を奪われ、今また兄にレイプされている私を神様は助けてはくれなかった。

 私の中に入るために兄が暗がりで着けていたの物がコンドームだと知ったのは、私の中で兄が射精し終えた後だった。

 私はこの夜、三度の愛欲を受け止めた……


3話


 私が中学二年生、兄の公彦は高校へ入学そして弟の信彦は中学一年生へと三人が制服になった頃、ようやく私達は念願だったマイルームを持つことになった。

 長い間、3DKで頑張ってきた両親が中古だけど庭付きの二階建てを買ったことで、私達はそれぞれに自分の部屋を持つことになった。

 兄も私も弟も、思い思いに部屋を飾りつけた。 六畳間に三人だった暮らしと一転し六畳間に一人の暮らしは肌寒さを覚えさせたが、それにも直ぐに慣れ自由に勉強し自由に娯楽の一時を楽しんだ。

 ただ、私には完全に喜べない一面もあった。 それは私が個室になったことで兄の公彦が、そして弟の信彦が私の身体を求めやすくなったと言うこと。

 それ自体にも問題を感じていたが、私の部屋で二人が鉢合わせになるのではないかと言う危機感が毎日のように付き纏った。

 それに加え兄の公彦に求められている最中に一部始終を信彦に見られるのではないか、信彦に求められている最中の一部始終を公彦に見られるのではないか、二人がいがみ合う原因に私がなりはしないか。

 兄妹仲良く暮らしてきた生活がガラスのように壊れてしまうのではないかと言う不安にかられていた。 身体の大きな公彦と信彦の二人がブツかればどうなるのか。
 
 確かに兄の公彦は私を求める回数は減っていたがその分、私の中にいる時間が長く、弟の信彦はいまだに毎晩のように私を求めに来ては私に疲れていると追い返されていた。

 と言うのも弟の信彦は何処で覚えてきたのか、姉の私をロープで縛り動けないようにしてから私を味わう、そんな下衆な遊びに夢中になっていたから、私はそれ自体を嫌い信彦の求めに応じたくはなかったのも事実だった。

 兄の公彦は至って普通に私を求めたが、ただ、今までと違っていたのは来る度に私にパンティーストッキングを履かせ何かしら着衣させてから私を味わうようになっていたが、私は嫌悪感を示すことなく応じていた。

 誰でも性癖はあるのは知っているが、私に着衣させての公彦の求めに対して、弟の信彦は女を縄で縛り自由を奪うというもので私には理解出来ない部分だった。

 普通、こんな話しを聞けば女児虐待だの近親相姦だのと私のことを哀れだと言うかも知れないし、兄弟に犯され味見されて平気なのかと疑問視されるところだろうけど、女として生まれた私が兄と弟に味見されてどれ程の苦痛と苦悩をしたことか、解かれと言っても実際に経験したことも無い人に話したところで何も解かりえないだろう。

 私に着衣させストッキングをビリビリに破いて私の中に入る公彦はどうだろう… はたまた後ろ手に荒縄で縛り自由を奪った上で私に入る信彦はどうだろう… 私には何が何だか解からないことだらけだ。

 私が受身にさえなっていれば両親の顔から笑みを消すことはないと信じて生きてきた。 家を買うために大好きなお酒を切り詰めタバコを止めた父とパートの収入を貯める為に髪の毛をゴワゴワにして働きづくめになった母から笑顔を奪う権利が誰にあるというのだろう。

「俺、大学には行かないよ! 高校出たら働いて親父に酒をタラフク飲ましてやりたいんだ!」
 体育会系の信彦の口癖。

「僕は大学行かせて貰うよ! その替わり遅くなった分、信彦の二倍も三倍も酒を飲ませてやるし、母さんには専用の美容室建ててやるよ!」
 公彦の口癖。

「おいおい♪ そんなに飲ませられたら早死にしちまうだろう~ わっはははははは~♪」
 公彦と信彦の頭に両手を置いてご機嫌な父。

「私はねぇ… う~ん… うふふふふふ~♪ ひ・み・つ♪ うふふふふ~♪」
 いつもの楽しい夕食での会話は家族の憩い。

「カタッカタッカタッ、ギシギシギシ… カチャッ…」
 弟の信彦の部屋側から近付いた足音に気付いた私は、窓の外に漏れている兄の公彦の部屋の灯りが点いていることを知った。

「カチャッ」
 私は信彦が部屋の中に入る前に自室の照明を点けた。

 信彦の手には荒縄とコンドームが持たれていて、私の目を見る信彦に窓の外を指差して公彦が起きていることを教えると、信彦は軽く頷くとクルリと身体の向きを変え歩足しの部屋を出て行った。

 それから月日が流れ……

 兄の公彦は大学を出て一流商社へ入社し実家を離れて数年が経ち26歳、弟の信彦は高校を出て働くと言ってたが、両親の説得で大学に行き無事に今年卒業を果たし外資系の商社に入社した。

 私はと言えば短大を出て実家の近くの信用金庫に勤める23歳のOL? 信金マン? 呼び名は沢山あるだろうけど、信金でフロントの席に座っていた。

 兄の公彦は実家を離れるまで私を抱き続け、弟は大学に入ると同時に彼女が出来たのか実家にいながらに私から遠ざかった。 二人の男共は無事に私から卒業したようだ。

 私はと言えば何人かに告白もプロポーズもされたが、二人の男共の「お守り」があって全て断ってきた所為で、いまだに彼氏の一人もいない。

 二人の男共の消えた実家の二階は静まり返り、一階のテレビの音が聞こえるほどだった。

 そんな中……

「ホラ、これが公彦の婚約者だってぇ♪ あと、これがお父さんとお母さんの温泉旅行チケットに、これが直子のデズニーランドのチケット♪ 今度の連休に行っておいでぇ♪ そだぞだ直子も行って来い♪ うんうん♪」
 突然、兄の公彦から届いた婚約者の写真と両親と私へのプレゼントだった。 ただ、私には公彦が私を呼んでいる気がしていた。

 右も左も分からない大都会の街は私を混乱に陥れた……

「直子おぉぉ! 直子おぉぉー!」
 懐かしい兄、公彦の声に振り向いた私の視線の先に、ニコニコ笑顔の公彦と髪の長いキレイな女性が並んでいた。

「初めまして♪ 妹の直子です♪ 兄がお世話に…」
 自己紹介する私の目を見詰る公彦の婚約者は私の心の中を覗くような視線を送り続けていた。 その目は私と兄の関係を怪しく探るような視線だった。

「じゃぁ、アタシ仕事があるから戻るわね~」
 公彦の婚約者は長い髪をサラサラと風に靡かせてスタイルのいい後姿を見せたまま都会の人混みへと消えていった。

「アイツの目… 気にすんな…」
 公彦は私の心の中を知っていた。 そんな私は公彦に手を引かれ慣れない人混みの中を必死について行った。

「ここが僕の家だ♪ まぁ、何れ引越すことになるんだろうけど♪ そうだ明日はデズニー混むぞおぉー♪ あっはははー♪」
 公彦とは思えない陽気で明るく振舞う兄は私の両手を取ると楽しそうに笑ってリビングをクルクルと回った。
 
「アッハハハハハー♪ ヤダァー♪ お兄ちゃんたらあぁー♪ アッハハハハー♪」
 私の知っている公彦ではない公彦を前に私は笑い声を公彦に同調させた。

「それそれそれぇー♪ あっはははははは♪」
 生まれて初めて見る兄の疲れきって無理して笑う顔に、私は涙を隠すように一緒にクルクルと回った。

「お兄ちゃん、戻って来てもいいんだよ… いつだってみんな待ってるから…」
 椅子に座り心の中から飛び出しそうな兄への言葉を必死に止めた私を前に兄は、床に跪いて両手で私の手を握り締めた。

「直子のこと見たら元気出て来たよ… ゴメンな心配かけて… 直子は何でも御見通しだからな…」
 公彦は私のオデコに自らのオデコをくっ付けると、口元を緩めて少しだけ微笑んだ。

「信彦が大声で叫んで来そうなムードだな~ 俺の姉ちゃんに何しやがるってな~ あっはははははは♪」
 突然、信彦のことを口にして照れながら笑う公彦。

「知ってたのおー!? いつからあー!? ねぇ! いつから知ってたのおぉぉ!?」
 私は目を丸くして声を裏返した。

「ずうぅぅぅーーーっと前から知ってたよ♪ ショックだったけどな~ 実際…」
 私から少し離れた兄、公彦は照れながら後頭部に片手を置いて照れ笑いした。

「恨んでるだろうな… 俺のこと… どんだけお前に辛い思いさせたか… 悔やんでも悔やみきれない…」
  公彦は椅子に座る私の前に正座すると両手を床に付け土下座しようとした。

「やめてえぇぇー! やめて! やめて! やめてえぇぇぇ!! そんなことされたら… 私は… 私は… 私いぃぃぃー! はぁはぁはぁはぁ!」
 私の前に土下座しようとした公彦の前で生まれて初めて見せた私の叫びだった。

「ポタポタポタポ…」
 床に両手を置いた兄、公彦の頭に隠れた顔から落ちた大きな涙だった。

「いや! いやいやいやいやいやいやああぁぁぁー!!!」
 私は公彦の涙を見た瞬間、自分が突然、惨めに思えて公彦の部屋を逃げるように出ると、玄関ドアに寄りかかって涙を必死に堪えた。

 その日の夜…

 公彦と私は久しぶりに兄妹の時間を過ごした。

「今頃、父さんと母さん風呂でも浸ってねかなぁ~♪ それとも酒でも飲んでるかな~♪」
 実家から持って来た母の手作りの漬物をボリボリと酒のツマミにして美味しそうに食べる兄、公彦から少しだけ疲れが取れたような表情が垣間見れた。

「さっきは、すまんかったな… 謝ったりして… もう謝ったりしないからな…」
 公彦は私に視線を合わせた。

「いいわぁ~ もうそのことは…」
 私は公彦から視線を外すと窓辺に近付いてカーテンを少しだけ開けて外を見た。

「もぅ… 駄目だってばぁ… お兄ちゃん… 駄目だって…」
 後ろから近づく公彦の姿が窓ガラスに映った瞬間、公彦は私を後ろから抱き締めた。

「今夜… 最後にするから… いいだろ… 頼むよ直子…」
 公彦は後ろから私に抱きつくと私の右頬に自らの左頬を触れさせた。

「あっん…」
 公彦に求められた私は拒むことも出来ずにそのまま肩を抱かれ寝室へと連れ込まれた。

「あん…」
 ベッドに私を抱きかかえながら座らせ仰向けにすると、公彦はスカートを少し捲くり上げストッキングの上から私の太ももを撫でた。

「お兄ちゃん、お願い! シャワー浴びさせて… 汚れてるの… ね! お願い…」
 私はスカートの中で私の太ももを触る公彦に両手を伸ばしてシャワーを哀願した。

「はぁ… はぁ… はぁ…」
 公彦は私の言葉を無視するようにスカートのファスナーを下げると私からスカートを奪った。

「お兄ちゃん! ねぇ! お願いだからシャワー浴びさせてぇ! 汚れてるからぁ!」
 私のブラウスのボタンを慣れた手つきで外す公彦は慌しく私からブラウスを脱がせると再び私をベッドに沈めた。

「はぁはぁはぁ… 直子ー!」
 私の肩に手をかけた公彦はブラジャーとスリップの肩紐に手をかけ両方を一度に下げ私に乳房を晒させた。

「ゴクッ!」
 乳房を見て喉を鳴らした公彦は私の乳房に貪り付きながら別の乳房を揉み回した。

「はぁはぁはぁ… 直子の匂いだぁ~ いい匂いだぁ~」
 公彦は飢えた獣のように私の片腕を上げさせると脇の下の匂いを嗅ぎ再び乳房に貪りついた。

「お兄ちゃん……」
 私は心の中で兄を呼ぶとそのまま目を閉じて公彦に身体を預けるしかなかった。

「あぁ… ああぅ! ああっ!」
 私の乳房を交互に舐め吸い舌を転がす兄の片手は、私のスリップを捲くり上げストッキング越しに太ももに手を滑らせた。

「あひっ」
 脇の下に舌を滑らせ口いっぱいにムシャブル兄の吐息は荒さを増した。

「直子! 美味しいよ! 直子ー! はぁはぁはぁはぁ!」
 脇の下にムシャブリついた公彦は痛いほどに唇と舌を押し付け汗で汚れた私の脇の下を辱めた。

「あん…」
 公彦は突然私の下半身へ移動するとパンティーストッキングに包まれた私の太ももに自らの顔を挟んで両手で私の太ももを外側から押し付けた。

「はぁはぁはぁ! いい匂いだぁ! 直子の匂いがストッキングに染み込んでいるよぉ! はぁはぁはぁ!」
 私の太ももに顔を挟み時折上下左右に顔を押し付け振る公彦の熱い吐息がストッキング越しパンティーの中の割目に吹き付けられた。

「ぅあっ!」
 両手で私の両乳首に指を絡めながら公彦は私の太ももに頬を摺り寄せた。 公彦の動きに反応した私の身体。

「うんっ…」
 勃起した乳首を公彦の指が弾いた。

「ぅぅん!」
 両方の乳房が同時に揉み回された。

「ぅあっ!」
 揉みまわしていたと思った瞬間、乳首に指を絡めた公彦に反応した。

「はぁはぁはぁ… はぁはぁはぁ…」
 ウエストにあるパンティーストッキングのゴムに両手をかけた公彦は私から数センチ脱がせる度に露出した肌に舌を滑らせた。

「ああああぅ…! ああああぅ…! ああああぅ…!」
 ウエストに滑らされた公彦の舌に激しい官能を覚え喘ぎ声を更に大きくし身悶えを左に右に身体を踊らせた。

 私のパンティーは溢れた愛液でグッショリ濡れていた……

 公彦は私の身体を味わいながらパンティーストッキングを脱がせると、パンティーの上から割目に鼻を押し付けて中の匂いを嗅ぎ始めた。

「いい匂いだ… 直子の匂い…」
 蒸れた私の割目の匂いを嗅ぎながら公彦は時折咽ながらも嗅ぎ続けた。

「うんっ…」
 パンティーラインに沿って公彦の舌が私の肌を円を描きながら踊ると私から力むような喘ぎ声があがった。

「ぅぅん!」
 私の喘ぎ声に公彦の舌は更に早く回転しその舌は大陰唇と太ももの付け根に集中した。

「ぅあっ!」
 耐え切れずに腰をガクンとさせた私の両手はシーツを鷲掴みにした。

 公彦の舌は左に右にと無作為に移動を繰り返し、忘れた頃に突然、乳首に指を絡ませたりパンティーの上から尻の割目を中指で行き来しては、私に大きな喘ぎ声と身悶えを繰り返させた。

「チュッパッジュルジュルジュル… ジュッバァァッジュルジュルジュル…」
 パンティーを私から剥ぎ取った公彦は突然、前触れもなく私の割目に口を開いてムシャブリついた。

「だめえぇぇぇー!! 汚れてるからだめえぇぇー! うんっ… ぅぅん! ああぅ! ああん! あっ! あっ! あっ! あっ! あっ!」
 開かれた両脚を持ち上げた公彦の口が割目にムシャブリつきその中で公彦の舌はディスコダンスのように激しく踊った。

「ジュルジュルジュル… ジュバァジュバァジュルジュルジュル…」
 大陰唇と小陰唇の間を左に右にと移動する舌先は、尿道を回転舐めし膣の入り口を出たり入ったりを繰り返した。

「うんっ… ぅぅん! ぅあっ! いぃ… いぃ… いぃ… いいいぃぃぃ!」
 私は今自分がどんな体位をしているのか解からないほど頭の中が真白になっていた。

「ジュルジュルジュル… ニチャッニチャッニュルニュルニュル…」
 私から溢れた愛液に舌を絡ませて舐め取る公彦の口から赤面するような音が漏れていたが私には聞こえていなかった。

 公彦の激しい愛欲は無意識に私を四つん這いにさせていたが、それに気が付いたのは公彦が私に入ってからのことだった。

「痛ああぁぁぁい! やめてえぇ! お兄ちゃんやめてえぇぇ! 痛い! 痛いよおぉぉー!」
 公彦の肉棒は突然私のアナルに深く進入し愛欲に浸っていた私を現実に引き戻した。

「はぁはぁはぁ! ぱんぱんぱんっ! 直子! 信彦だろ… お前の処女を奪ったのは! はぁはぁはぁ! だからこっちの処女は僕が貰う! ぱんぱんぱんっ!」
 公彦は私が信彦に処女を奪われていたことに気付いていた。

「バシッバシッバシッ!」
 私は余りの痛さに公彦がアナルに入ったままベッドを両手で叩いて逃げようとした。

「直子! 僕の恋人… 直子の処女は僕が貰った! 夢にまでみた直子の処女を僕が貰ったあぁ!」
 私は公彦の言葉を聞いた瞬間、ベッドを叩くのを止めて両手を広げて尻を公彦に突き出した。

「……………」
 私は痛みに耐えながら公彦が満足するまで声を出さずに耐えに耐えた。

「ぱんっぱんっぱんっ! ぱんぱんぱんぱん! ぱぱぱぱぱぱぱぱぱーんっ! はあうぅ!」
 公彦の私を打ちつける肌の音が次第に早まると、公彦のオーガズムに達した唸り声と共に、公彦の動きが止まった。

 私の腰を支えた公彦の両手が離れると、公彦は私のアナルから肉棒を抜いた……

「すまない直子… はぁはぁはぁ… 僕は酷い兄だな…」
 コンドームを外しながら公彦は私に謝りかけた。

「やめてえぇ! 何で謝るのおぉ! 私はお兄ちゃんの何!? 謝らないでよおぉ!」
 私は尻を突き出したまま痛みで動けずにそのままの格好で公彦に泣き叫んだ。

「解かったよ直子… チュッ♪」
 公彦は突き出した私の尻にキスをするとそのままシャワーへと姿を消した。

「ズキズキズキスギ…」
 肛門の入り口と中から痛みが襲ったが、強い便意に負けた私は千鳥足でトイレに駆け込んだ。

『直子! 僕の恋人… 直子の処女は僕が貰った! 夢にまでみた直子の処女を僕が貰ったあぁ!』
 トイレの便座に座り公彦が放った言葉を思い出していた。

 トイレに居る私の耳に風呂場で鼻歌を歌う兄、公彦の嬉しそうな声が聞こえていた……


4話


 スリップ一枚でトイレから出た私は兄に抱かれた寝室へ戻り、私から剥ぎ取られた下着とストッキングそして衣類を胸に抱えると、用意された私の寝室へと戻った。

 お尻に痛みを覚えながらバックから取り出したパンティーと替えのスリップを持ってベッドに腰掛けた。 全身に残る公彦の愛撫の感覚そして太ももの付け根を紅く染める公彦のキスマーク。

 体育座りして両膝を腕で抱え込むと俄かに私の陰部の匂いが鼻を突いた。 大人、故に汚れる女の部分を味わった公彦を思い出し恥かしさに身を引き締めた。

 お風呂から出た公彦の足音と寝室のドアの閉まる音を耳に拾った私は、足音を忍ばせて自室から風呂場へと移動した。

「直子、風呂から出たら僕の部屋に来て…」
 シャワーに身を浸しているとドアが開いて隙間から公彦の声が私に届けられた。

 実家に兄からの手紙が届けられたと両親から聞いた瞬間「直子が欲しい」と、公彦の声が聞こえたのは幻聴ではなかった気がしていた。

 思い起こせば、小学五年生の頃いつも無言で兄は私を愛欲していた。 入ろうと思えば私の中に入れたろうに、それでも兄は私に入らなかった。

 私は想い出していた……

 夏の暑い日が続いていた夏休み前のこと、私がいつものように学校から帰宅すると兄は学習机に向かっていたのに突然クルリと私の方に身体を向けた。

「こっちにおいで…」
 兄は私の目を見ると無言で床に仰向けになって目を閉じた。

「………」
 私にはここに座りなさいと聞こえた気がした。

「すぅーすぅーすぅー!」
 兄の頭の方を向いて顔の上に正座した私の陰部の匂いに兄は荒い吐息を立てた。

 太ももで挟んだ兄の顔の熱さが私に伝わり、同時にパンティー越しに匂いを吸引する兄の鼻先が割目の真ん中に感じられた。

「すぅーすぅーすぅー」
 兄の鼻先に吸引されるのが心地よくて私は両手を床に軽く這わすと、兄の顔は私のスカートが覆い隠した。

「!」
 兄の両手がパンティーの上から私のお尻を左右から撫で、私は子供ながらに触れられることの心地よさを知った。

「はぁはぁはぁ…」
 兄の荒い吐息はスカートの中の私の陰部を熱くさせた。

「クッ…」
 お尻の両側に這わせられた兄の手が私のパンティーのゴムに指を引っ掛けた時、私は何故か軽くお尻を浮かせ、兄はそのまま私からパンティーを剥ぎ取った。

「あぁ… ああぅ! ああっ!」
 剥ぎ取られたパンティーは私の両膝で止まり、同時に私の陰部に鈍い官能が兄の舌によって作り出された。

 僅か小学五年生の私が始めて出した喘ぎ声に驚き怖さで全身を小刻みに震わせた瞬間だった。

 深夜の布団の中で兄に舐められていたが、ただただクスグッタイだけだったはずなのに、この時は喘ぎ声が出るほど気持ち良かったのを今でも覚えている。

 そんなことが毎日のように続けられる中で、自分がとても悪い事をしているよな罪悪感があるのにも関らず学校が終わるのを楽しみにしている自分がいたのも事実だった。

「ああああぅ…」
 ボタンを外され肌蹴られたブラウスの下、肌着に包まれた乳首の上に爪を立てるようにクルクルと回したり、指の腹で円を描く兄の両手は後ろから私を抱っこしたまま続けられた。

 弟の信彦が友達の家に遊びに行き、父が休日出勤そして母が町内会の手伝いに出かけている間、私は数時間も兄の膝の上に座らされ後ろから胸を弄られ、私のお尻の下にはいつも硬い何かが押し付けられていた。

「うんっ… ぅぅん! ああぅ! ああん! ああああぅ…」
 西日のキツイある時は裸にさせられ床の上に四つん這いになって恥かしさに目を閉じている私に、兄は両手でお尻を開いて顔を埋め汚れている肛門に舌を押し付けた。

「ヤダー! ヤァーダァー! お兄ちゃーん!」
 私を床に押し付けパンティーを剥ぎ取ろうとした兄に私は始めて抵抗した。 猛暑が続き汗だくで帰宅した私はパンティーにウン筋が鮮明に付いていることをしっていた。

「イヤァ! ヤメテ! お兄ちゃんヤメテェ!」
 恥かしかった。 兄に酷く汚れたパンティーの内側を見られることが死ぬほど恥かしかった。

「ぅう! ううっうぅー!」
 兄は私の口を片手で押さえつけ無理矢理私からパンティーを剥ぎ取ると、その内側の汚れを見てニヤッとした瞬間、私の目の前でパンティーに顔を埋めた。

 パンティーの両脚を通す部分から目を閉じてウットリしながら物凄い吸引力で鼻音を立てる兄が見えた。 そして兄にパンティーの内側を見られた私は恥かしさで目を潤ませ身体から力を抜いた瞬間、兄は私の両脚を開かせ汚れ切った陰部に口を這わせ舌を動かしてきた。

「ピチャピチャチュパチュパチュパ… レロレロレロ…」
 嫌らしい音を立て私の汚れを陰部から舐めとる兄に怖さのようなものを初めて感じていた。

「あぁ… ああぅ! ああっ!」
 両手で口を覆いながら、開かれた両脚の真ん中に淫らな官能を感じた私は、恥辱されると言うことが気持ち良いものだと初めて身を持って教えられた気がした。

 人目を気にして近所では余り私と一緒にいなかった兄だったが、よく自転車を押す兄と待ち合わせては川原に出かけた。

 勿論、兄の目的は知っていたし、何をされるのかも知っていて私は兄の漕ぐ自転車の後ろに乗って敢えて川原に連れ込まれていた。

 川の岸辺の少し開けた場所の砂地は二人だけの秘密の場所で、囲まれた草木は近付く者の足音を二人に教えてくれた。

 体育座りする私の後ろから身を寄せてスカートの中に手を忍ばせる兄… 白いパンティーの筋の上から指を上下に滑らせる荒い吐息の兄は私の右頬に自らの頬を寄せた。

 パンティーの上を滑る兄の指の所為で白いソックスの上を飛び跳ねる虫に気付くことなく唇を震わせたあの頃。

 砂の上に寝そべり開かれたブラウスの中、肌着を捲り上げられ太陽の下で兄からの愛撫を受ける私の小さな胸は、ドキドキと鼓動を兄の唇に伝えた。

「あん… ぁあん…」
 目を閉じて乳首に絡む兄の舌に首を小さく左右に振る直子の両手は砂を握り締めていた。

「あんっ! あああん…」
 全身を震わせる直子のスカートは捲り上げられ、パンティーの中に公彦の手が忍び込むと直子の身体は一瞬、ビクンッと宙に浮いた。

「ヌルヌルヌル…」
 音の無い音が直子の身体を伝い脳裏に伝達される頃、公彦の中指は小さな割目に沿うように押し当てられそして上下に擦られた。

「くぅ~!」
 噛み締められた可愛らしいピンクの唇から漏れる切ない吐息は公彦の髪の毛を揺らした。

「カチャカチャカチャ」
 公彦がズボンのベルトを外す音がして閉じた目を開くと、ズボンと下着を降ろし大きくなった肉棒を扱く公彦の手が見えた。

「はっ! はっはっはっはっはっはっはっはっはっ!」
 テレビで見た蒸気機関車のような息遣いをし扱かれる公彦の肉棒の先っぽからキラキラ光る透明な液体が滴っていた。

「見るなー! 見るんじゃない!」
 突然の公彦の荒れた声に驚いた直子は顔をシカメルように目を閉じた。

「ズサッズサッ! スルッ!」
 公彦は直子からパンティーを剥ぎ取ると身体を移動させ、開いた直子の両脚の真ん中に顔を埋め舌を割目に押し当て滑らせた。 砂を蹴る足音が直子を驚かせた。

「ぅう! ぅぅぅうう! いくっ! いくいくいくうぅ! はうっ! ピチャピチャピチャ!」
 割目の中で舌先を荒々しく動かし肉棒を扱く公彦から激しい唸り声が上がった瞬間、近くの砂の上に粘りのある水が滴るような音が聞こえた。

「ズサッザクザクザク…」
 慌しく何かを砂で覆う公彦の手の音が聞こえると再び、カチャカチャとベルトの音がした。

「はぁはぁはぁはぁ… 直子、もういいぞ目を開けても… はぁはぁはぁはぁ…」
 公彦の声に目を開いた直子は肩を揺らして荒い吐息を立てる公彦を見て、何かあったのかと首を左右に振って辺りを見回した。

 砂の中に埋められた白いティシュの端っこが見えたが、直子にはそれが何を意味するのか解からなかった。

 



5話


「お姉ちゃん… お姉ちゃんてば…」
 深夜の公彦からの求めに応じていた直子は寝不足気味に陥り、弟の信彦に声をかけられたにも関らずそのまま眠り続けていた。

「スルッスルスルスル… ムニュッ!」
 直子は陰部に違和感を覚え嚇されたに目を開き、盛り上がった布団に驚いて首を左右に辺りを見回した。

「信彦! やめなさい! 信彦!」
 兄の公彦が朝のジョギングに出ているのを知った直子は咄嗟に布団の中に掠れるような声を立てた。

「ムニュッ… ピタッ… ヌルヌル…」
 パンティーを脱がされ両脚を開かされた直子の陰部は真ん中にいる信彦に開かれ今、舌を入れられた瞬間だった。

「あん… あ…ん」
 身悶えしても尚、信彦の頭を下に押し付けようと必死に両手を伸ばしたが、繰り返される信彦の舌の動きに直子は徐々に両手から力を抜いていった。

「レロレロレロ… ピチャピチャ… チュパッチュパッ…」
 小学五年生の頃より兄に愛欲されてきた直子の身体は中学一年生にして既に大人同様の官能を得るようになっていた。

「あん… あ…ん ああああぅ…」
 フスマの向こう側には朝ごはんの支度をする母の足音が聞こえ、直子は耐え切れぬ喘ぎ声を漏らしながらも必死に口をつぐんで耐えていた。

「チュウチュウレロレロレロ…」
 陰部に吸い付いて舌を動かして実の姉を味わう弟の信彦は兄とは違う荒々しさで直子に身悶えを与え続けた。

「くぅ!」
 耐え切れずに出した直子の喘ぎ声に信彦の舌は忙しく陰部を攻めた。

「はふはふはふはふ…」
 信彦の荒い吐息が布団の中から直子の耳に伝わる。

「カチャッカチャッ… トントントントン…」
 フスマの向こうで茶碗を並べ歩き回る母の足音が聞こえる中で、直子の中に無理矢理入ろうとする弟を拒絶出来ずに困惑する直子だった。

「ズブリュー! ヌプヌプヌプ… イッ! ゥゥゥウ!」
 直子の制止も聞かぬ信彦は直子の中に硬くなった肉棒を押し入れると、直子は顔をシカメて自分の唸り声を布団に隠した。

「ヌチャヌチャヌチャ…」
 直子の中で肉棒を前後させる信彦は、数日前信彦によって処女損失したばかりの直子の痛みたど解かるはずもなく只管腰を振った。

「痛い… 痛い… 痛い…」
 布団で口元を覆う直子から挿入前の官能とは全く逆の辛い唸り声が漏れ、直子は布団のシーツを両手で鷲掴みしていた。

「お姉ちゃん! 出そうだよ! 出るよー! 出るよー!」
 痛みに耐える直子に布団の中から伝えられた信彦の声は更に直子を追い込んだ。

「そんな! こんなとこで!」
 直子は痛みと戦いながらフスマの方を見た瞬間、フスマの向こうで立ち止まる母の足音を聞いた。

「直子ー! 信彦ー! そろそろ起きなさーい! 学校に遅刻するわよー!」
 フスマの向こうから母に声が掛けられた瞬間、直子に入っていた信彦の肉棒は突然縮み直子から抜けた。

「はあーい、今、起きるからー」
 フスマを開けられる前に咄嗟に直子が声を発したことで、母親がフスマを開けることは回避された。

「はぁはぁはぁ… お姉ちゃん… はぁはぁはぁ… 続きは今度しようね…」
 信彦は自分のしていることが罪だとは感じていないようだった。

 夜は夜で兄の公彦から、そして朝は朝で信彦に求められる直子は一人涙を堪えて身支度をした。

 アレは私に初めて生理が来た日だった………

「アレ? どうした? 赤飯なんて… それにこの御馳走は?」
 仕事を終え帰宅しお風呂から出た父はランニングシャツで首からタオルを巻いてテーブルを見回した。

「今日はねぇ、直子が大人になった日なのよ♪」
 満面の笑みで父に受け答えをする優しい母が父にビールを注いだ。

「おぉ! 今夜は酒まであるのかぁ~♪ そうか~直子が大人になったかぁ~♪ うんうん♪」
 父の喜ぶ顔を不思議そうに眺める弟の信彦は兄の公彦と私を交互に見回した。

「ねぇ、お姉ちゃんが大人って何?」
 不思議そうな顔して母に尋ねる信彦だった。

「信彦ももう少ししたら解かるからね♪ さあさ~ 御飯にしましょう♪」
 母にウヤムヤにされた信彦だったが、目の前の御馳走に心奪われ自分の質問を忘れてようだった。

 その日からトイレの中の棚の上は母の生理用品の横に直子の物が加わった。

 翌日、セーラー服姿の直子が帰宅すると、部屋には公彦が居て直子はいつも通り机に向かう公彦の後ろにモジモジしながら立って見せた。

「今日はいいから… 生理だろ…」
 公彦は直子の方を見ることなく小声で呟いた。

「あと、明日からしばらく朝のジョギングはしないから… 体育で足の筋を痛めたようだから…」
 直子は何故、兄の公彦がそんなことをわざわざ言ったのか、この時知るようしもなかった。

「シャァー!」
 箪笥の前に天井から吊るされたカーテンを引いた直子はセーラー服とスカートを脱ぐとショートパンツとタンクトップに着替えた。

「お前少し太ったか… クスッ♪」
 着替えを終えた直子を見て公彦が軽く微笑んだ。

「今、ナプキンしてるんだろ…」
 近付く直子の下腹部を見る公彦に恥かしそうに小さく頷く直子。

「ここに来るか?」
 座る椅子の上で両膝を少し開いて直子をチラっと見た公彦。

「生理で胸が敏感になってるから…」
 公彦の膝の上に座れば胸を弄られるかも知れないと思った直子は少し困り顔して公彦の正面に立ち尽くした。

「可愛いな直子… ツッ… ツッッ…」
 公彦は俯いて立ち尽くす直子の太ももに差し出した右手の中指を膝側から上へと滑らせた。

「うんっ…」
 目を閉じて身体を小さく震わせた直子を見て、公彦は抱き締めたいと思った。

「カックゥンッ!」
 公彦の指がショートパンツの裾の中に少し入った瞬間、直子の膝から力が抜けた。

「お兄ちゃん! 私! 私……」
 よろけて公彦の肩に手をかけた直子は突然何かを公彦に言おうとした。

「女の子の身体って不思議だな… スッ…」
 直子が激しい官能に見舞われたことを知った公彦は太ももから手を引いた。

「さてさて! 宿題は無いのか? 直子~♪ あるなら見てやるぞ~♪ チュッ♪」
 突然、陽気な口調で直子に話しかけた公彦は直子のオデコにキスをした。

 この夜から直子の生理が終わるまで公彦は直子を求めることはなく、公彦が毎朝ジョギングに出なくなったことで弟の信彦から求められることはなかった。

 


 
6話


 アレは私が高校二年生の秋ごろのことだった… 兄の公彦は大学へ入学と同時に家を出たことで実家には私と一歳年下の弟が残っていた。

 弟の信彦は既に私より身体も大きくなり力では私は信彦に勝てないくらいになっていた。

「だめえぇ! やめなさい! 信彦やめなさい! こんなのいやあぁ!」
 私はロープで縛られての愛欲を強く否定していたが、信彦はベッドに押し倒した私を着衣のまま後ろ手に縛っていた。

 父は仕事で母もパートで夕方まで戻らず、二人きりになることは頻繁にあったが時折弟の信彦は気でもふれたに私に襲い掛かった。

 いつでもと言う訳ではないが、信彦が私を求めれば応じていた私にとって信彦の変貌は理解できず私を困惑させた。

 後ろ手に着衣のまま縛り口をタオルで縛り上げた上で私の自由を奪い、時間をかけて私を辱める信彦の目はサディストのように輝いていた。

 サディストと化した信彦は私を完全に裸にせず着衣させたまま部分的に露出させ、決まってパンティーも片脚に残したまま私に入り、時には見せるように自慰をし射精まですることもあった。

 ただ何度も繰り返される縛りで私自身に変化が起き始めたのも事実だった。

「やめなさい! 信彦! 嫌! こんなの嫌! やめ! モゴモゴモゴ…」
 セーラー服とブラウスを脱がされ、押し倒されたベッドの上でスクールスリップを着けたまま後ろ手に縛られた私は口を塞がれた。

「ぅう! モゴモゴモゴ…」
 信彦は私からヒダスカートを脱がすことなく大きく捲くり上げると自らの前に私の太ももを晒した。

「ぅ! ぅう!」
 信彦は私の肩らスクールスリップの肩紐を左右同時に引き降ろすと、夢中で私の乳房に貪りついた。

「うぅ! ぅぅう!」
 痛いほどに揉み回される右乳房と激しい勢いで吸われる左乳首は共に千切れんばかりに揺れていた。

「ぅぅううう… ぅぅううう…」
 痛みと無理矢理された悔しさに涙を零しそうになった私の脳裏に浮かんだのは、テレビドラマのCMでやっていたレイプシーンだった。

 泣き叫ぶミニスカート姿の女子大生が後ろ手に縛られながら、ベッドの上で男に犯されるシーンだった。

 そのシーンと私が重なった瞬間、私は更に激しく抵抗しベッドから逃げようと全身を動かし両脚をバタつかせた。

 信彦はそんな私に驚いて一瞬ひるんだが口元に軽い笑みを浮かべ再び私の乳房にムシャブリついてきた。

「ニヤニヤニヤ…」
 顔をシカメて首を左右に振る私を見て信彦は薄笑みをして私の太ももに手を這わせた。

「…!」
 太ももを滑る嫌らしい手付きの信彦は、その手をパンティーにかけ、左足の膝にパンティーを残すように剥ぎ取った。

「姉ちゃん… 可愛いよ… グイッ!」
 パンティーを左脚に残した私は後ろ手に縛られたままの格好で、ベッドにうつ伏せにさせられ膝立ちさせられた。

「はぁはぁはぁ… 姉ちゃんのアソコ丸見えだよ… はぁはぁはぁ…」
 陰部に当たる信彦の荒く熱い吐息に、陰部を覗き込んでいる信彦が見えるような気がした。

「嫌だいやだって言ってる割に… 愛液滴らせてるじゃないか… ムギュゥ!」
 陰部から内モモに滑り落ちる私の愛液を指でナゾル信彦は突き出した私の尻を鷲掴みした。

「タオル苦しいだろ… 外してやるからな…」
 信彦は私の背中を跨ぐと口を縛っていたタオルを解いた。

「クンクンクン… 嫌らしい匂いさせてるぜぇ…」
 信彦は私を辱める言葉を陰部の匂いを嗅ぎながら私に発した。

「ペロリッ! ペロペロペロ!」
 突然、陰部を後ろから舐めまわした信彦の口からの嫌らしい音。

「姉ちゃんの愛液、美味しいよ~ はふはふはふはふ…」
 肛門に当たる信彦の鼻先と膣の入り口付近に滑らされた舌に私は身をヨジって官能し始めた。

「縛られてる姉ちゃん可愛いよ~ 何て美味しいんだろ姉ちゃんの蜜…」
 押し広げられた割目の中に押し付けられた信彦の舌がミミズのように中を蠢き、肛門に当てられた鼻先はクイクイッと表面を滑りまわった。

 私は信彦の言う通り確かに感じていた。それは愛撫されていることもあるが、そうではなく頭の中に浮かび続けているレイプシーンが私に重なっていたことによるものだった。

 私の中では実の姉を後ろ手に縛りうつ伏せで膝立ちさせているのは弟ではなく、テレビCMに出ていた役者だった。

「はぁはぁはぁ姉ちゃん我慢出来ないよ… 入るからね… はぁはぁはぁ…」
 信彦の両手が私から離れコンドームを装着する音が聞こえ終ると、信彦の両手は私の腰に這わせられた。

「おらおらおらあぁ! ブチ込んでやるぜえぇ! 可愛がってやるからなあぁ!」
 信彦の声は私の中で知らない男からの荒れた声に変えられていた。

 捲り上げられた黒いヒダスカートは裾を揺らし、白いソックスを履いた両足は小さく震え、腰まで下げられたスクールスリップがユラユラと揺れた時、信彦の硬い肉棒が後ろから私の中に入って来た。

「はぁはぁはぁ… 姉ちゃん… 気持ちいいよ… はぁはぁはぁ…」
 ゆっくりと肉棒を前後させる信彦の声が背後から私に伝えられた。 打ち付けられる度にプルプルと揺れる私のヒップ。

「女を犯すのはたまらねぇなぁ! はぁはぁ! 気持ちいいぜぇ! はぁはぁはぁ!」
 信彦の声は私にはこう聞こえていた。

「ぱあんっ! ぱあんっ!」
 時折私の尻肉を平手打ちして柔らかさを確認する信彦だったが、私の中では「おらおらおらあぁ! 鳴き声上げろやあぁ!」と、言いながら私の尻を叩く見知らぬ男に思えていた。

「スルッ… スルスルスルゥ… あぅ! ぅうっ! ぅぅうう!」
 腰を打ちつけながら私の太ももを両手で触り、時折前側からクリトリスを弄る信彦の指に身悶えする私は喘ぎ声を唸り声に変えた。

 直子は目を閉じて記憶に残る喜怒哀楽に息を殺した。

 公彦の寝室へ行こうとした直子は途中、カーテンから漏れる都会の明かりに視線を奪われ大窓へ近付いた。

 カーテンを静かに開ければ、さっきまでとは違う暗闇に灯された無数の明かりに目を細め、生まれ故郷との違いに息を飲んだ。

「直子…」
 後ろから囁かれた兄の公彦の声に直子は振り向かず一言呟いた。

「お父さんもお母さんもね、凄く喜んでたの… でも、でも… お母さん… お兄ちゃん、お願い… 一日も早く結婚式挙げて欲しい…」
 直子は、母親が癌に侵され余命数ヶ月である事を公彦に伝えた。

 それから数ヶ月……

「南無阿弥陀仏… 南無阿弥陀仏…」
 兄、公彦の挙式の数日後、直子達の母は眠るように息を引き取った。 

「母さんも喜んでいるだろう… すまなかったな、挙式を急がせて…」
 喪服に包まれた父が公彦、直子、信彦の前で正座し公彦と公彦の妻に頭を下げた。

「お義父様のお役にたてて私たちは幸せです…」
 公彦に寄り添う新妻の麗子はハンカチで口元を覆った。

 母の葬儀の合間のこと……

「………」
 自室の真ん中に立ち尽くす直子を後ろから抱き締め、開いた胸元から手を入れる信彦と、黒いスカートの中に上半身を埋める公彦の姿があった。

 黒に覆われ直子の黒いストッキングに包まれた両足が小刻みに震え、時折フラつく身体を信彦が支えた。

「いけない… こんなことしたら… お母さんが…」
 部屋に立ち尽くし後ろと前から愛欲を受ける直子が声を震わせた。

「姉ちゃん…」
 直子の胸元に入れられた信彦の手が直子の乳房を揉も回し、スカートの中に入った公彦はパンティーとパンティーストッキングを膝まで降ろし、直子の恥かしい部分に顔を近づけていた。

「あんっ! ああああぅ…」
 開かせられた直子の両脚と陰部に滑らされた公彦の舌先が直子の脳裏をつんざき、乳首に絡ませられた信彦の指先は勃起する乳首(ナオコ)の全身を痺れさせた。

 喪服を着た兄と弟は直子に救いを求めるように愛欲の世界へと足を踏み入れた。

「ザザッ… ズズズッ…」
 直子は後ろから信彦に引き摺られ、公彦は直子の両脚を待ち上げてベッドへと移動した。

「やめて! やめてぇ! お願いよぉ! 二人とも許してえぇ!」
 直子は囁くように二人を諫めた。 一階にいる父と義姉そして弔問客の歩き回る足音は二階まで届いていた。

「直子… 可愛い直子… ああぁぁ… はぁはぁはぁ…」
 黒いスカートを巻くりあげて顔を埋める公彦の荒い吐息が直子の陰部に当たる。。

「姉ちゃん… 姉ちゃん… 姉ちゃん…」
 開かれたブラウスに顔を埋める弟の信彦の熱い吐息が直子の肌に当たった。

「スルスルスルッ… ピチャッ…」
 直子から剥ぎ取られた黒いパンティストッキングと白いパンティーはベッドの隅に置かれ、スカートを着衣したまま公彦の手が両脚を大きく開かせ舌先が直子の中に押し付けられた。

「スルスルスルッ… チュポッ…」
 ブラウスの下、ブラジャーとスリップの肩紐を降ろし乳首に吸いつく信彦り唇。
 
「はうぅ! はうはうはうぅ!」
 乳首と陰部を同時に刺激された直子は首と腰を左右に振り喘ぎ声を押し殺した。

 そんな中、一階にいる父は天井を見回し公彦の妻に「そっとしといてやって欲しい… 三人で悲しみに暮れているのだろう…」と、立ち上がりかけた妻の麗子を押しとどめた。

「あぅ! ヌプリッヌプリッ! パンパンパンッ!」
 正常位、直子の中に硬い肉棒を押し込んだ公彦は切なげな顔して腰を前後させていた。 揺れる直子の下半身。

「うぅっ! ぅ!」
 直子の顔に覆い被さり自身の肉棒を直子の口の中に入れ全身を硬直させる信彦。 忙しく動き回る直子の舌。

「姉ちゃん… 嬉しいよ… 初めてしてくれたね…」
 声を重々しく官能に耐えられないとばかりに声を震わせる弟の信彦。 信彦の硬い肉棒が直子の頬を内側から押し付けた。

「じゅるじゅるじゅ… じゅるじゅるじゅ…」
 直子の口から漏れる信彦に対する愛欲の音。

「信彦… そろそろ僕と替わってくれ… 僕も直子に…」
 公彦は信彦と入れ替わるように居場所を替え、コンドームを外した肉棒を直子の口の中に押し入れ、信彦はコンドームを装着すると直子の中に肉棒を押し込んだ。

「初めてだな… 直子に口でしてもらうのは… 気持ちいい…」
 公彦もまた信彦同様に直子の頭側に背を向け顔に覆いかぶさった。

 二人の男の喘ぎ声と一人の女の荒い吐息が部屋の中に滲み、やがて信彦は直子の膣の中で想いを果たし、コンドームを再び装着した公彦は信彦の見ている前で、直子を四つん這いにするとアナルへその肉棒を挿入し自らの想いを直子の中に放出した。

 ベッドの上でグッタリする直子は二人の男によって数十回にも及ぶオーガズムに達していたことを、直子を見守る二人の男達は知る由もなかった。

 薄暗い部屋の中、ベッドから降りて床に座る公彦と信彦の前、ベッドの上で膝立ちし恥かしそうに膣とアナルをティシュで拭き取る直子を公彦と信彦は愛おしそうに見守っていた。

 あれから半年が過ぎた………

 公彦は都会に戻り麗子と結婚生活を送り、信彦もまた新社会人として毎日を忙しく動き回っていた。 ただ… 時間が止まっていたのは妻を亡くした直子と父だった。

 魂の抜け殻のようになった父… それを励まし続ける直子もまた挫けそうになりながら笑顔を絶やすことはなかった。

「お父さーん! あんまり落ち込んでちゃ、お母さんだって悲しむから! ねっ! 元気出して♪」
 直子の父はその言葉に元気付けられ毎日仕事へ出かけていたが寂しさが癒えることはなかった。

 母の位牌のある仏壇に線香の煙が漂い外からスズメの鳴き声が聞こえる頃、毎日やってくる新聞配達のペダル音が自宅の前で止まる。

 父と直子が仏壇に手を合わせ終えると、新聞を取りに直子が玄関を開け「カタカタ」と、外ばきの音が朝靄の中に掻き消される。

 毎日の家事をしてから仕事の準備に追われる直子は忙しい日々を送っていた。

 最初は直子の励ましで何とか頑張ってこれた直子の父だったが、次第に塞ぎこむようになり直子が話かけても返事をすることもなくなっていた。

 そして父の一日に飲む酒の量は少しずつ増え、テレビドラマでよく見る光景のように、飲んでは塞ぎこんで大声で叫び、止める直子に悪態をついて暴れるを繰り返すようになった。

「こもままじゃ…」
 直子は兄の公彦し弟の信彦に連絡を取った。

「すまない… 仕事から抜け出せないんだ…」
 兄、公彦も弟の信彦も直子に力を貸せる状態ではなかった。

 直子は孤立した。

「何とかしなきゃ、お父さん駄目になっちゃう…」
 食事もろくにとらず朝から酒浸りの父親に何とか立ち直ってもらいたいと直子は父を墓参りに誘った。

「お父さん! ねぇ、お父さん聞いて! お母さんのお墓参り行きましょう! ねっ! お母さん待ってるわ!」
 墓参りと直子に言われた父は暴れていた両手を振り下ろし、床に跪いて号泣しながら直子に詫びた。

 気持ちいいほどに良く晴れた日の朝、墓参りに出かけた直子は久しぶりに酔っていない父の顔を見て、母の墓前に手を合わせた。

「お母さん… お父さんも必ず立ち直るから心配しないで…」
 直子は心の中で墓前に念じた。

 直子の父はそれから暫くの間、酒を絶ち仕事にも出るようになったが、やはり寂しさからは抜け出せず深夜遅くまで眠れぬ夜を過ごしていた。

「今夜は一ヶ月ぶりよ♪ さあ飲んで♪ お母さんも飲んでもいいって言ってるよ♪」
 禁酒をしてから一ヶ月が経ち、直子もこれならと父の好きな酒を食卓に置いて笑顔で父親のコップに注いだ。

 一ヶ月ぶりの酒に酔いしれた父は直子にも酒を勧め二人は暫くぶりの安堵の時間を過ごした。

「直子も早く婿さん見つけんといかんな♪ お前も立派な大人の女だしな♪ あっはははは♪」
 寂しさを紛らわせるための父の冗談話しは直子を明るくさせた。

「何処へも行かないよ… 私はお父さんとずっと一緒にいるからね♪ もしお婿さんが見つかったらここで暮らしましょ♪」
 直子の楽しそうな笑顔に救われた思いの父だったが、毎晩、父親の部屋からは咽び泣く父の声が聞こえているのを直子は知っていた。

 そしてこの夜のことだった……

「ぅぅぅぅうう… ぅぅぅぅううう…」
 直子は心配になって一階へ降りて来ると咽び泣く父の声をドアの向こうに聞いた。

「ぅぅぅぅうう… ぅぅぅぅううう…」
 次ぎの日も、そのまた次ぎの日も、明るく振舞う父は明るく振舞うほどに寝室で咽び泣きする声を押し殺していた。

 そして……

「お父さん… 直子が… 直子がお母さんの代わりになるから… もう泣かないで… お願い…」
 ドアを背にした直子は黒いネグリジェに包まれていた。 そして黒い吊り具で留められたガーターストッキングに包まれた脚を父の前に晒した。

「私が… お母さんの代わりになるから、もう泣かないで… そうしないとお母さん… 可哀想…」
 父は涙で腫らした目で直子の姿に仰天し声を上ずらせた。

「お前… お前… それを何処で…」
 二つ並べられた布団に蹲っていた父が直子に震えるながら指差した。

 黒いスリーインワンと黒いレースのパンティー、そして薄暗い部屋の灯りに怪しく光る黒いレースの付いたガーターストッキングは、母が亡くなった後、直子が形見分けとして黙って貰ったものだった。

「お母さんほどキレイじゃないけど… 直子を… 私をお母さんだと思って……」
 時折、咽ぶように息を吐き出す直子は父の傍へと黒いストッキングに包まれた脚を移動させた。

「私にはこんなことしか… こんなことしか出来ないから…」
 実の父親に我が身を寄せた直子は無言で父の布団に横たわると目を閉じてた。

「お父さんの悲しみが癒えるなら私は後悔はしません……」
 両手を横に下ろし囁くように父に語りかけた直子の心は穏やかだった。

「馬鹿な! 馬鹿なことをするもんじゃない! 部屋に部屋に戻りなさい!」
 直子の行動に驚き声を張り上げる父の傍で直子は肩紐を降ろし白い乳房を露にした。

「お母さんだと思って抱いて下さい…」
 澄み切った声で囁いた直子は決心していたようだった。

「馬鹿な! そんなこと! 実の娘のお前を抱ける訳がないだろう!」
 直子の胸に薄生地のネグリジェを掛けた父だったが、直子の乳房をそして太ももを見た時、父親の目が僅かに動揺した。

「お母さんだと思って抱いて下さい…」
 直子が父に囁いた時、父親の震える手は直子の乳房の傍まで伸びていた。

「ふうぅ! ふうぅ! ふうぅ!」
 父親は吐息が次第に荒くなり額に脂汗を滲ませ、目を閉じる直子に見入った。

「ゴクッ!」
 直子の身体を見て喉を鳴らした父親は次ぎの瞬間、直子に身体を重ね揺らしていた。

「!……」
 直子は実の父親に胸を揉まれ乳首を吸われていた。

 直子の身体に舌を滑らせムシャブリ付いた父親は慌しく直子のストッキングから吊り紐を外すとパンティーを剥ぎ取った。

「!……」
 覚悟していたとは言え、実の父親にパンティーを剥ぎ取られた瞬間、直子は身を縮ませた。

「はぁはぁはぁ… ピチャピチャチュパチュパレロレロレロ…」
 直子の恥かしい部分が広げられると父親の舌が押し付けられ、直子の肉飛ヒダの中の汁を吸い取るように舐め摂るうに父親は舌を動かし音を立てた。

 両手で直子の乳房を揉み回しながら、直子は父親に恥かしい部分を味見され尽くされていった。 最早そこに居たのは直子の父ではなく若い女を貪る一人の男だった。

「………」
 直子は必死に官能しまいと唇を噛み締めて耐えに耐えた。 シーツを握り締める直子の爪は食い込んでいた。

 スリーインワンは手馴れた手付きで脱がされ、ストッキングだけを残して直子は裸にされ、正常位から横位、そして四つん這いにと慣れた父は直子をエスコートし直子の身体の隅々までを味わい続けた。

「はぅはぅはぅ… はぁはぁはぁ…」
 父親の息遣いが荒くなって頂点に達した時、直子は正常位で両脚を大きく広げさせられた。

「ズブリュウゥゥー! ヌプヌプヌプヌプ… パンッ! パンッ! パンッ!」
 直子の中に父親の肉棒が入った時、直子は心の中で念じていた。

「お母さん… これでいいよね? これでお父さんが元気になってくれるなら… 直子のこと許してくれるよね… お母さん!」
 直子から大粒の涙が滲み頬を伝ったことは獣になった父親は知るよしもなかった。

「ヌチャヌチャヌチャヌチャ… ニュルニュルニュル… ムチュムチュムチュ…」
 直子と父親の結合部分から漏れる大人の音は暗闇に溶け込んだ。

 そして翌日……

 一つの布団に男(ちち)と女(むすめ)が裸で寄り添って朝を向かえ、先に目覚めた直子は父親からの愛欲の形跡を消すため風呂場で熱いシャワーに我が身を浸した。

「お父さん! いつまで寝てんのおぅ! さつさと起きて起きて! 遅刻するでしょう!」
 寝室に入ってカーテンを開けた直子は子供の頃に見た、母親の起こし方をしている自分に気付くことなく、父親もまたそれに違和感を覚えることはなかった。

「はいはいはいー♪ 早く御飯たべてぇー♪ 時間ないんだからあぁー♪ もおぅー♪」
 二人だけの家が何故か家族がみんなで暮らしていた時のように思えた父親はニッコリ微笑んで直子に追われるように食事を済ませた。

「靴下はここに、スーツは向こうの部屋でしょおー♪ 早く急いで急いでー♪」
 久しぶりの活気に父親は慌しくカバンを手に玄関に降りた。

「直子ー♪ 今日からお父さんなぁ~♪ なんか頑張れそうな気がして来たよ~♪」
 靴を履きながら後ろにいる直子に語りかけた父親。

「もおぅ! そんなの後でいいから早く早くー!」
 スーツスカート姿の直子は父と久しぶりに自宅を出てバス停まで走った。

「待て待て待てえぇー♪ 直子ー! 待てえぇー♪」
 バス停までの駆けっこは直子を小学生時代へと突き戻していた。

 その日から父親も母の死を前向きに受け入れ、娘である直子に指一本ふれることなく直子に感謝の日々を過ごし享年55歳の若さで他界した。

「とうとう、一人ぼっちになっちゃった…」
 母親と父親の位牌を前に、直子は一人ポツンと喪服姿で座っている。

「お兄ちゃんだめえぇ…」
 初めて兄に愛欲された日をフッと思い出した直子はニッコリ微笑んで位牌を見詰た。

「お兄ちゃんとしてる見たいに僕もしたいよぉー」
 初めて弟に愛欲された日を続けて思い出した直子は再び位牌を見て微笑した。

「お母さんの代わりに私を抱いて下さい!」
 父親に我が身を晒した時のことを思い出した直子は目の前の位牌の母の位牌だけを倒し、少し経ってから元に戻した。

「お父さんの浮気の相手が私なら… 許してくれるでしょお母さん… ううぅぅぅぅ… ううぅぅぅ…」
 直子は母親の位牌を抱き締めて泣き崩れてしまった。

「この家は直子の物だから好きにしろ… このまま住むも良し売り払って引越すも良し…」
 葬式も終り兄妹が集まった時、奥さんの麗子と子供の前で公彦は直子に静かに言い聞かせた。

「姉ちゃん! 俺も賛成だよ♪ ここは姉ちゃんの家だよ♪」
 妻を横に弟の信彦も公彦同様だった。

 全てが終り兄の公彦も弟の信彦も直子の下を去った日、直子は一人でポツンとお酒を飲んで自分だけの葬式をしているうちに眠ってしまった。

「カタッ…」
 物音で目を覚ました直子が時計を見ると既に深夜の零時を回っていた。

「もうこんな時間か…」
 黒いスーツ姿の直子が眠ろうとダイニングテーブルの椅子から立ち上がると、リビングのソファーの上に仲良く話している母と父が居た。

「お母さん! お父さん!」
 思わず発した自分の言葉に驚いた直子はリビングに近付いた。 直子はボロボロと大粒の涙を零していた。

「お母さーん! お父さーん!」
 再び二人に声をかけた直子に気が付いたように二人はソファーから立ち上がると、ニッコリと優しく微笑んた母親は深々と直子にお辞儀すると直子を寝室へと導いた。

「何処へ行くの? お母さーん!」
 直子は母親と父親の後を追いかけて寝室へ行くと、二人は再び直子を見て洋服箪笥の上のアルバムを指差して消えた。

「お母さん! お母さーん! 出て来てえぇ! お母さーん!」
 直子は何度も何度も寝室で母親を呼び続けた。

「ごめんなさい…」
 確かに直子には母親の声が聞こえた気がした。 直子は寝室の中を彷徨よっていた。

 直子はそのまま両親の寝室で朝を迎えた。 目を覚まし首を上げた直子は自分が何故、そこにいるのか少しずつ思い出し、母親の指差したアルバムを手にとった。

「直子は長男の公彦に………」
 アルバムの中に入っていたのは母の手記だった。 昭和○○年○月○日。

 母親の手記には直子が兄から受けていた愛欲の日々を赤裸々に綴った内容が記されていた。 そして弟に奪われたであろう処女(みさお)損失のことまで書き込まれていた。

 仕事が上手く行かずに追い詰められた父親のこと… 兄の公彦の性癖に母親として気付いたこと… 公彦の真似をして私に興味を持ち始めた信彦のこと。

「直子の苦痛を知りつつも何もしてあげられない私は悪魔だろうか… 今夜もまた公彦は直子の身体を… 可哀想な直子… 鬼のような母親の私を憎んで欲しい… あの人は公彦に過大な期待をしている… このままでは公彦が壊れてしまう…」
 母親の手記には母の苦悩が事細かく記されていた。

「○月○日、直子が隣室で公彦に何かされている… 助けなければ… 直子の嫌がる声をあの人に聞かせまいとテレビの音を大きくした私は死刑に値する…」

「○月○日、直子のシーツに血の跡を見つけた… 狭い家の床に響く定期的な音の正体はフスマの向こうから聞こえる直子の苦痛の唸り声と重なっていた…」
 
「○月○日、子供部屋にコンドームを見つけた… ○月○日、直子の下着の匂いを嗅ぐ公彦を見つけた… ○月○日、今夜も直子の悲痛な唸り声が聞こえて来た…」

「○月○日、直子の両手に縄の跡を見つけた… ○月○日、直子の悲痛な唸り声が今夜も聞こえる… 私は公彦と信彦の二人の出世と引き替えに直子を売った外道のような母親だ… いっそ死ねたらどんなに楽だろう…」

「○月○日、直子は私たちが温泉旅行に出かけている間、公彦の家で… でもあの人の公彦と信彦への期待はまだ収まっていない…」

「○月○日、私の命は幾ばくも無い… 直子に伝えるべきか迷いに迷った末、卑怯にも私は手記を処分できぬままこの世を去ることにした… 直子を犠牲にして家庭を守ろうとした罪の報いに伏します…」

「こんなの… こんなの… こんなの嫌あああぁぁぁぁー!!!! こんなの嫌よおおぉぉぉー!!!」
 直子は狂ったように首を左右に振り天井を見上げ母親の手記を手に喉が切れるほど泣き叫んでいた。

「私は… 私は… 私はああぁぁぁー!!! 私はああぁぁぁー!!! こんなの嫌ああああぁぁぁぁー!!!」
 初めて見せる直子の形相は尋常ではなかった。

 享年25歳、直子は自らの命を絶った……

「真実は知ることが幸福とは限らない…」 直子の手記より

【完結】

お兄ちゃんだめえぇ!!

お兄ちゃんだめえぇ!!

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 恋愛
  • 成人向け
  • 強い性的表現
  • 強い反社会的表現
  • 強い言語・思想的表現
更新日
登録日
2011-11-24

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

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