純粋な学園物だと思ったらこんなことになるなんて・・ 

なし!

   第9話  剣道部
    YSO=ヴェルクマイスター
「部活なんてサボっちまえ!」
俺は親指を上に着きたてて言う。
「部活って何のこと?」
「蒼音は知らなかったっけな、神崎は今から部活だ。剣道な」
「へぇ~神崎さん剣道部なんだぁ、剣道やってる人ってかっこいいよね。」
蒼音は関心してるかよく分からない目で見ている。そこで俺は一つ気づいた、
「そういや部員って他のやつどうした?」
「いないわよ」
「・・・は?」
「いないって言ってるのよ!」
え、えぇ~、部員一人かよ!というより廃部にならないのかよ!
「廃部にならないのかよ!」
声に出てた。
「いんや、もう1週間後くらいには廃部だぞ。」
聞きなれない声、後ろを向くと先生が居た。道剣 故紋(ドウケンコモン)先生だ。袴を着ているところと名前の感じ的に多分この人が剣道部の顧問なんだろうなぁ・・・一応念を押しておく、
「先生は剣ど・・・」
「その通りだ!だがこの部活も残るところ1週間、剣道は小さいころからだから先生悲しいわ。せめてあと3人部員が増えれば団体試合にも出れるから廃部にはならんのだがなぁ・・・」
「剣道の団体戦って5人じゃ・・・」
「5人目は先生に決まってるだろう!私も生徒と青春を謳歌させろ!」
「う~ん」
蒼音が話を挟まないと思ったら何かうねってる。
「どうした蒼音。」
「私達が入ってあげない?」
「何にだ?」
「もちろん剣道部。」
神崎が口を挟む
「剣道経験は?」
「な~いよっ。」
「じゃあ先生が剣道を教えてあげようかな。」
「本当ですか!」
なんか俺だけ置いてけぼりになってるんですけど・・・
「そもそも入るなんて言ってないぞ俺は。」
「「「えっ!」」」
3人そろって驚く、てか神崎さんも俺が入るの前提で考えてたのかよ・・・
「奏ちゃん入ろうよぉ。」
「そうだぞ別に取り合えず部活に入ってくれてれば廃部は免れれるんだから。」
「俺が入っても4人じゃん誰が入るんだよ。」
「最後の一人は時間の問題だ。」
あれ?このシチュどっかの筋肉ゲーにあった気が・・・
「まあいいか・・・わぁったよとりあえず入るだけだからな?活動するかは分からないぞ。」
「ああ、それだけでも助かるさっそく基礎を教えてやりたい・・・と思ったのだが今から職員会議なのでな先生これから行ってくる。」
「あ、先生部活入った取引でついでに三神に会ってもここに居たことは黙っててくれませんか?」
「う~む、分かったそうしようあと先生と呼んでやれよ。」
先生が去っていく、袴着たままで行くのか・・・変わった先生だな周りのやつも大概か
「じゃあさっそく基本を教えるわよ。とりあえず時間もそんなにないから胴着に着替に着替えずそのまま。まずは・・・すり足ね。」

純粋な学園物だと思ったらこんなことになるなんて・・ 

私は中学3年間剣道部でした 前回→http://slib.net/2991

純粋な学園物だと思ったらこんなことになるなんて・・ 

私が世界!

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更新日
登録日
2011-11-23

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