ちゃんと役に立てる人間になりたい
人間こそ
この世でもっとも不思議な存在である
時に美しく 時に醜く
愛し合うと同時に
憎み合う
それは一体なぜだろうか
今になっても
自分を納得させる答えはない
だが その答えは本当にそんなに大事だろうか
大事なのは
自分はどんな人間になりたい
どんな人間でありたい
どんなふうに生きていきたい
そういうことではないだろうか
わたしは
ちゃんと役に立てる人間になりたい
生(せい)を受けたこの社会に
周りの人に
自分に
もらってばかりではなく
いろいろさしあげたい
わたしは
ちゃんと自分を持っている人間でありたい
自分を持つということは
いかに難しいことであろうと
傷つけて
傷つけられて
屈せず模索していく
わたしはまだまだ未熟で
あおくさくて
本当は生き方なんてよくわからないのに
こころだって
気持ちだって
いつも揺れてしまうのに
揺れずにいる思いはちゃんとある
よかった
嬉しかった
ありがとう
ありがたい
生まれてきたよかった
いろんな人と出会えて嬉しかった
わたしという人間を認識してくれてありがとう
わたしの人生の一部になってくれてありがたい
こういうみっともない人間だけど
これからも
生きていくよ
ちゃんと役に立てる人間になりたい