その一

体を踏まられても
形を曲げられても
背筋をピンと伸ばして
全てを背負って
任務を果たすだけ (役目-20140122)
それが
強さではなかろうか


その二

待ち焦がれる
かささぎの橋
時に心配する
かささぎたちは
病気になったら
彼はどうやって
来てくれるのかな


その三

空を貫く
弓のような橋が
七色に染められる
目は奪われる
それは
太陽と雨の
マジックなんだろうか
その橋の向こうに
君はいるのだろうか


その四

故郷の橋と
異郷の橋
異郷の橋を踏むたび
故郷の橋を思い出す
もう一度故郷の橋を
踏めるよう
祈りながら渡る
異郷の橋に
感謝を込めて

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-03-26

CC BY-SA
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