人生リセットボタン 自己解釈小説

人生リセットボタン 自己解釈小説

どうも!☆βPomです!
今回は人気ボカロP「kemu」の処女作でありながら、大ヒットを遂げた楽曲「人生リセットボタン」を自己解釈していきたいと思います!
(※ 楽曲を元に解釈しています。自己解釈なので少し違うところもあるかもしれませんが宜しくデス!)
ではどうぞ!
楽曲→https://www.youtube.com/watch?v=IN3kbST908c
歌詞→http://ameblo.jp/pompcoryn/entry-11774438337.html
デス!曲聞きながらお楽しみ下さい!

ある日の朝、何時もと同じ様に、学校に遅れない様に、同じ時間に目が覚めた。
何時もと同じように朝はバタバタ。
「って、おっと!」
何時もはこんな所にある筈無い物が床に転がっていた。
其れはハサミだ。
幸い、怪我すること無く学校に通うことが出来た。

何故だろう?今まで経験した事のない目眩がする。
この目眩は何時まで続くのか?

私は何度か大きな失敗を繰り返してきた。
その度に何故か目眩に襲われる。
其の私を象った様な人が私の前に現れた。
其れを誰かとは知る由もなかった――。

而して今日も大きな失敗をした。
私には運が無いんだ。
こんな事を繰り返している私は何時しかある物に憧れるようになった。
其れは人生をリセットする遊び、「人生リセットボタン」。
学校に向かう私専用の通学路を通る度に見つける公園。
其処では人が変わっても毎日「人生リセットボタン」が行われている。

そんな公園には何時も同じ時間に或る人が猫や犬を連れて散歩に来る。
私はその人が連れてくる猫や犬が好きだ。
何年も会っているせいか、その猫や犬も私の事を覚えてくれたようだ。
癒されるから何分も此処に居てしまう。私の癖だ。
おっと、もうこんな時間。
生憎、明日は参観日。
授業も何かと明日に向けて早めに始まる。
こんなところでゆっくりしていては遅刻してしまう。
「明日も来てね~!」
私はこの言葉を残し、学校に向けて走り去る。

而して学校に着いたら或るニュースが耳に入る。
「二年生の天才と言われた子、登校中、駅のホームから落ちて死んだらしいよ。」
私はその人を迚も敬っていた。
先週もそのまた前の週も私が尊敬していた人たちや、私を大切に扱ってくれた人達が死んでいった。

こんな失敗を何回も繰り返し、私の周りから沢山の人が消える人生なんて嫌。
でも「人生リセットボタン」をすれば人生をやり直せる。つまり、
死ねる――。
そんなことを繰り返してもう何百年?
自分に問い掛ける。
出も答えは一つ。「わからない。」
自己欺瞞しているわけではない。
出も何回やり直しても、失敗は無くならない。大切な人が死んでゆく。
私が小さい頃に失くした父が入っている「ネバーランド」というところでは、
父を含む囚人たちに課された物は世界最恐の「終身刑」。
一生会えない。
敬っていた人や父を失くし、私の頭の中はショート寸前。
「ねぇ、カイバ先生。私、どうしたら良いの?」
私の記憶に自問自答。
答えは出てこない。
自分で抑えるしか無い。
ストレス発散の為か自分で自分を掻き毟るのが私の悪い癖になった。
まぁ、只出る答えなら「人生リセットボタン」だけなんだけどね。

ある日の朝、何時もと同じ様に、学校に遅刻しない様に、同じ時間に目が覚めた。
何時もと同じように朝はバタバタ。
「って、おっと!」
何時もはこんな所にある筈無い物が床に転がっていた。
其れはカッターだ。
幸い、刃は出てなく怪我すること無く学校に通うことが出来た。

あれ?何故だろう?前が見えない。
盲目症?
「うわ!」
目を触ると血が。
此れは夢か?幻か?冗談か?

愛想というモノが飽きた。
怨嗟というモノも飽きた。
愛想も怨嗟も思いすぎで、飽きた。
何という...。
登校中に私が見た光景は、如何にも此処には合っていない凄じい物だった。

而して学校に着くと私の好きな人が。
今日はバレンタイン。
ラブレターを渡しても「ごめんなさい。」

こんな失敗を何回も繰り返し、全てが飽きた世界なんて嫌。
でも「人生リセットボタン」をすれば人生をやり直せる。つまり、
消える――。
そんな我が儘通してもう何千年?
私も、私以上に苦しんでいるネバーランドの囚人たちも、
人生をやり直す前は確かに喜びを分かち合い、確かに笑えたんだ。
「ねぇ、カイバ先生。私、こんな世界から逃げ出したい。」
死んだあとの事がわかるカイバ先生はこう言う。
「じゃぁ、出れば。」
逃げ出すためには「人生リセットボタン」だけなんだけなんだけどね。

虚勢を繰り返して三千年。
出もその虚勢以上の態度をとり続けて三億年。
やり直した後は何がしたいんだっけ?

こんな失敗を繰り返し、私が不利な立場に在る世界なんて嫌。
其れを嗤うように耳鳴りが私の存在を拒む。
ああ、誰っだっけ?こんな遊びを教えてくれたのは?
今からでも叱ってくれれば良かったのに――。

こんな失敗を繰り返すのを初めて、もう何兆年?
誰も彼も近寄らないで!
もう、此処から私がしたい事は決まっているんだ。
「ねぇ、カイバ先生!カイバ先生!私、掻き毟った中に答えがあるの、見つけたよ!」

ある日の記憶。6兆5千3百12万4千7百10年分の果て、詰まりこの遊びの終わりに気付いたんだ。
早朝5時に気付いてしまった。「此処から全てが始まっていたんだね。」
「ねぇ、カイバ先生!カイバ先生!見つけた答えは私が居ない方が良いって言ってるけど本当はどうだろうね?」

人生リセットボタン 自己解釈小説

どうでしたか?
こういう解釈もあるんだなと思って頂ければ、それだけで嬉しいです。
途中、歌詞其の儘コピー(まではいきませんが)しているところもあったと思いますが、見逃してやってください。
此れでも一生懸命書きました!
では、この辺で!
今回は読んでいただきありがとうございます!
これから、kemuさんの曲の自己解釈小説や他のボカロPさんの自己解釈小説投稿していきたいと思います。

人生リセットボタン 自己解釈小説

この小説は☆βPomが大人気ボカロPの「kemu」の処女作でありながら、大ヒットを遂げた「人生リセットボタン」の楽曲を元に、自己解釈小説を作ってみました。未だまだ、出来具合はまぁまぁだと思います!出も頑張りました!是非読んでください!

  • 小説
  • 掌編
  • サスペンス
  • ミステリー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-03-22

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

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