村人Zの冒険【要素詐欺】
なんかもう本当につまらない作品になっているので読まないことをおすすめします←
#1 プロローグ(?)
村人Z「はぁ……はぁ……」ゼェハァ
村人Z「なんでこんなことに……」ゼェハァ
――――――――――
~1時間前~
【ハジメ村】
村人Z「お疲れっしたー」
武器屋「おう! 明日も頼んだぞ!」
村人Z「ウィーッス」
彼の名は「村人Z」一応……一応この物語の主人公だ。
村人Z「一応ってなんだよ……」
そして、この私は「天の声」天の声さんと呼んでくれ。
村人Z「誰も呼ばないと思うけどな」
村人A「大変です。村人Z」
村人Z「村人Aか、どうした?」
村人A「『勇者不足』です」
村人Z「……は?」
村人A「村人Zの頭では理解できないですか? 勇者が足りないんですよ。魔王はいるのに」
村人Z「(イラッ) な、なるほど……それがどうかしたのか? てか、勇者が足りないってどういうことだよ……」
村人A「村人Zが勇者になってください」
村人Z「ああなるほど……俺が勇者になれば解k……ってなんでだよ!」
村人A「おお、見事なノリツッコミですね」パチパチ
村人Z「い、いや、村人Aがやればいいだろ……? (てか、なんだよ勇者が足りないって……)」イライラ
村人A「いいえ。私には『ようこそ○○村へ』と言う仕事がありますので」
村人Z「(殴りたい……)」
村人A「ほら、今回はサービスで転送させてあげますから」キラキラキラ
村人Z「え、ちょっ、ま、待て……話し合おう……」
村人A「それでは、行ってらっしゃい」ノシ
村人Z「い、嫌だあああぁぁぁぁ……」シュバッ
#2 ハジメ村へ
【始まりの森】
とまあ、こんな感じで始まりの森に来た村人Zであった。
村人Z「転送とかいいながら……疲れるじゃねえかよ……!」ゼェハァ
村人Z「はぁ……しかし、来たものは仕方ない……行くか……」ゲンナリ
この辺は主人公っぽい。
村人Z「ん? バッグになにかある……?」ゴソゴソ
村人Zがバッグを探ると、なんとマップが出てきた。
村人Z「お! マップだ!」
もう私が言ったというのに……何を言っているのかこの主人公……
村人Z「収録終わったらぶち殺すからな」
おー怖い怖い。
スライム「キシャァッ!!」
村人Z「……スライムの鳴き声で『キシャァッ!!』はないだろ……やり直しな」
スライム「プルプル」
村人Z「クソッ……!! スライムかッ……!!」ギリッ
スライムの消化液▼
村人Z「っ!! ぐあっ……!!」シュウウウ
村人Zの防御力が激減した▼
村人Zの攻撃▼
村人Z「はああああああ!!」ザシュッ
スライム「」ジュワアアアア
スライムは蒸発した▼
村人Zはなんか色々手に入れた▼
村人Z「適当すぎるだろ」
~5分後~
【ハジメ村】
村人Z「作者よ……さすがに適当過ぎるだろ……」
作者「本当に申s……」
こうして村人Zは無事にハジメ村へたどり着いたのである。
村人A「ようこそハジメ村へ!」
村人Z「なんだろう。殺意が芽生えた」
村人A「まあまあ、せっかくですので装備を整えたらどうですか?」
村人Z「そ、そうだな……(流された……)」
#3 装備変更
村人Z「おっさーん!」
武器屋「ああ、村人Zじゃねえか! 手伝いに来てくれたのか?」
村人Z「いやいや、実はカクカクシカジカで……」
武器屋「なるほど、それで武器を買いに来たわけか」
村人Z「そういうことだ。あ、おっさんこれいくら?」
武器屋「イクラなんかおいてねえぞ」
村人Z「(イラッ) おっさん……これどれくらいの値段だ……?」
武器屋Z「ああ、それは大体5000エニだな」
村人Z「(やべ……3000エニしかない……)」
武器屋「どうかしたか?」
村人Z「その……金足りないからちょっとまけてくれないか?」
武器屋「お客さんお金が足りないよ!」
村人Z「ほら、手伝いとかしてたじゃん……」
武器屋「お客さんお金が足りないよ!」
村人Z「こういうときだけRPGみたいに喋るのやめてくれ……」
武器屋「お客さんお金が足りないよ!」
村人Z「(このジジイ……覚えとけよ……!)」
#4 村人A「あなたが真の勇者です」
村人A「どうでした? 良い装備は見つかりましたか?」
村人Z「ああ、なんとかな……」ドスッ
村人A「ほほう……なかなか上等な装備ですね」
村人Z「それで、俺は次に何をすればいいんだ?」
村人A「魔王と戦います」
村人Z「ごめん。耳が遠くなったみたいだ。もう一回言わなくていい」
村人A「魔王と戦います」
村人Z「は? いや、何言ってんの? おかしいでしょ? え?」
村人A「ええ、この世界はバグのせいで、『始まりの森→ハジメ村→魔王戦』というクソ仕様になってます」
村人Z「こんなんだから勇者不足になるんだよ……」
村人A「でも、さすがにあなただけでは心細いですし、一人助っ人を用意してますよ」ニコッ
村人Z「そ、そうか、気が利くな……(こいつが助っ人を……?)」
村人A「なんですかその目は……ちゃんとレベル99の方ですよ……」
村人Z「レベル99!? それは期待できるな……」ワクワク
村人A「コウさーん。どうぞー」
コウ「どもども、遊び人レベル99のコウです」
村人Z「期待した俺が馬鹿だったよ……」
コウ「泣くなよ……」
村人A「本人いわく、『賢者になるタイミングを逃した結果』だそうです」
村人Z「今からでも転職してこいよ……」
村人A「バグのせいで転職出来ません」
村人Z「……………じゃあ、魔王ってどれだけ強いんだ?」
村人A「勇者・戦士・魔法使い・僧侶レベル99で負けるくらい強いです」
村人Z「それもバグか……」
村人A「いいえ、これは仕様です」
村人Z「クソゲーじゃねえか!」
村人A「ですが問題ないです。私達はコマンドなどにとらわれることなく、自由に動けます。それを最大限に活かすのです」
村人Z「お、おう」
村人A「じゃあ転送させますから集まってー」
村人Z「なあ……魔王とか別に倒さなくていいんじゃないか?」
村人A「え? 怖じけづきましたか?」
村人Z「いや、だって魔王とかいっても世界滅ぼそうとかしてこないし」
村人A「あー……それもバグです」
村人Z「だから、倒さなくていいんじゃね?」
村人A「でもそうすると、オチが無くなっちゃうじゃないですか」
村人Z「別に『完』ってつけときゃなんとかなる」
村人A「それはさすがに読者が怒り出すよ」
村人Z「いや……違うな……」
村人A「な、なにィ!?」
村人Z「読者は今まで気づかなかっただろうが、この小説のテーマは『冒険』なんかじゃない……」
コウ「ま、まさか……!」
村人Z「そう! この小説は『タイトルにつられて読んでみたけど途中で飽きて帰る読者が多数いるなか、最後まで読んだ読者』これを勇者にしようという小説なのだァ!!」
読者「↑頭おかしい」
村人A「↑勇者」
完
村人Z「話はまだ終わっ――」
完
村人Zの冒険【要素詐欺】
作者「ここまで読んだあなたこそ真の勇者です!」キリッ
読者「死ね」
ま、まあまあ……今日は特別にコウ君からメッセージをもらっているのでこれで許してください(意味不明)
「ありがとうございます!
まさか本当に遊び人になることが出来るとは思ってもいませんでした。これは皆様の応援があってこその成果だと思っております。
この度は応援、誠にありがとうございます。
これからも私「コウ」を宜しくお願い致します。
遊び人のコウ」
はい。
コウ君は僕のリア友でして、ちょっと前に……
僕「RPGで好きな職業は?」
コウ君「遊び人」
こんな会話をしてたので無理やり入れてみました。
なにはともあれ、今回もこんな小説を読んでいただきありがとうございます。
ではまたお会いしましょうヾ(o゚ω゚o)ノ゙