女の子同士の恋愛なんていかがでしょう
今回はこの小説を開いていただきありがとうございます。
僕が初めて書いてみた小説ですので、かなり「初心者っぽい雰囲気」になってしまっています。すみません。
そして、作品の中身ですが、「ほんわかした百合」を目指してみました。
ですので、軽い気持ちで(?)読んでいただければ嬉しいです(´∀`*)
#1 告白
~放課後の教室~
真衣「あの……ゆ、雪のこと……好き……///」カァァ
雪「……え?」
真衣「だ、だから……その……」
雪「私も好きだよ」
真衣「ひゃいっ!?」ガタッ
雪「真衣のことは、最高の友達だと思ってるよ」
真衣「い、いや、そうじゃなくて……」ボソボソ
雪「ん? 何か言った?」
真衣「い、いや……その、なんでもない……」
雪「そう。じゃあ、そろそろ帰ろう?」
真衣「そ、そうだね……」
#2 いつも通りの朝
~翌日~
ピピピピピ
真衣「ふああああ……」
ピピピピピ
真衣「はいはいはい」カチャッ
真衣「……あれ? 遅刻……?」
真衣「いや、少し遅いくらいか……」
真衣「早く着替えないと……」スタスタ
――――――――――
真衣「行ってきまーす!」ガチャ
真衣「雪待たせちゃってるかな……? 早く行かないと……!」タッタッタッ
――――――――――
真衣「ふう、やっとついた……」ゼェハァ
雪「真衣? どうしたの? 走ってきたの?」
真衣「あ、大丈夫大丈夫! それより、ごめんね。待たせちゃったでしょ?」
雪「いや、実は私もさっき来たの」
真衣「じゃあ、行こうか」
雪「うん」
真衣「(なんで……なんで私はこんなにドキドキしてるんだろ……)」
真衣「(昨日あんなことをしたから……?)」
真衣「(いや、忘れよう。昨日のことは夢だった。そうなんだよ)」
雪「真衣?」
真衣「へっ!?」ビクッ
雪「ボーっとしてたけど、大丈夫?」
真衣「い、いや、ごめんね! 大丈夫大丈夫!」アセアセ
雪「そう? ……ならいいんだけど」
真衣「(ほら、雪だって気にしてないみたいだし……)」
真衣「(これで……いいんだよ……)」
#3 一緒にお弁当
~昼休み~
真衣「雪〜! 一緒にお弁当食べよう!」
雪「うん」
真衣「おお! 今日は肉じゃが!? 雪の作った肉じゃがおいしいんだよね!!」チラッ
雪「……あげようか?」
真衣「うん!」
雪「じゃあ……はい。あーん」スッ
真衣「えっと、お、置いてくれれば自分で取るよ?」
雪「あーん」
真衣「あ……あーん///」モシャモシャ
雪「おいしい?」
真衣「う、うん///」ドキドキ
雪「よかった」
真衣「(ど、どういうこと……? 雪があの伝説の”はい、あーん”をやってくれた……?)」チラッ
雪「塩かけすぎたかな……?」モシャモシャ
真衣「(なんで……? いや、嬉しいけど……わからない……………もしかして、雪は……)」
雪「真衣? お弁当食べないの?」
真衣「あっ! い、いや、ちょっと考え事してただけ! ちゃんと食べるよ!!」アセアセ
雪「……? なら、いいんだけど」
#4 放課後の教室にて……
~放課後の教室~
真衣「(はあ……今日は雪のことばっかり考えてて疲れた……早く帰って寝ようかな……)」
雪「あ、真衣。田中先生に用事があるからちょっと待ってて」
真衣「いいよー」
雪「ごめんね。すぐ行ってくるから」ガラッ
真衣「(田中先生に用事か……雪は委員顔にも部活にも入ってないし……課題は毎回一緒に提出してたし……なんの用かな……?)」
――――――――――
真衣「(雪……遅いなあ……)」
雪「よかった、まだ待っててくれたんだね」ガラッ
真衣「雪のこと置いて帰るわけないじゃん」アハハ
雪「うん。ありがとう」
真衣「じゃあ、帰ろうか」
雪「ねえ……真衣……」
真衣「え? どうしたの?」
雪「……×××」チュッ
真衣「!?」
雪「きょ、今日は本の発売日だから……先帰るね……!」タッタッタッ
真衣「ゆ、雪!」
真衣「行っちゃったか……」
真衣「いきなり……キスして……先帰るって……どういう……」ドキドキ
#5 真衣の葛藤
~真衣自室~
真衣「……考えれば考えるほどわからない」
真衣「なんで……雪は……私にキスを……?」
真衣「そして作者はなんでこんな無茶な展開にしたの……?」
作者「本当に申し訳ないです」
真衣「もしかして、雪も私のことが好きなんじゃ……」
真衣「って、そんなわけないよね。だって、告白したとき……………」
真衣「でも、私もちゃんと伝えられてなかった……」
真衣「ちゃんと、恋をしたときの好きだって、言ってなかった……」
真衣「もう一度……もう一度伝えよう」
真衣「明日、もう一度告白しよう」
真衣「フラれても、そのときはそのときだよ」
真衣「そうだよね! ちゃんと伝えないとね!」グッ
真衣「よし! 私なら出来る!」
#6 気まずい雰囲気……
~翌日教室~
真衣「……………」
雪「……………」
真衣「(朝から何も話してない……昨日あんなに自信あったのに……いざとなるとこれだからなぁ……私……)」ショボー
真衣「(……放課後に、告白しよう)」スクッ スタスタ
真衣「あ、あのさ、雪……」
雪「……! ど、どうかした……?」
真衣「そ、その、えっと、きょ、今日は寒いね……」
雪「そ、そうだね……」
真衣「(何言ってんだ私ー!! 放課後用事あるからちょっと待っててって言えばよかったのに……!!)」
#7 2度目の告白
~放課後教室~
真衣「(結局何も言えずに放課後……)」
真衣「(どうしよう……)」
真衣「(いや、明日が……明日があるよね……今度はメールで……)」スクッ スタスタ
雪「ま、真衣!!」
真衣「!?」
雪「あの……一緒に帰らない……?」
真衣「い、いいよ。じゃあ、」
雪「あっ、田中先生に……用事があるの……ちょっと待ってて……」タッタッタッ
真衣「え、う、うん……」
――――――――――
真衣「そろそろ雪帰ってくるかな……」
雪「ごめんね。遅くなって……」
真衣「い、いや、大丈夫だよ……じゃあ、帰ろうか……」
雪「ま、待って真衣! 話が……あるの……」
真衣「えっ!? あ、う、うん……」
雪「私……好きな人がいるの……」
真衣「……!? そ、そうなんだ」
真衣「(だよね……雪にだって、好きな人くらい……いるんだよね……私なんて……別に……)」
雪「その人、明るくて、優しくて、とってもいい人で……」
真衣「……うん」
雪「私の親友で……」
真衣「……………うん」
雪「真衣っていう名前なの……」
真衣「……!!」ドキッ
雪「気持ち悪いのはわかってるけど……伝えたかったの……」
雪「それだけ……じゃあね……」スタスタ
真衣「ま、待って!! 待って雪!!」
雪「!!」ビクッ
真衣「私も……私も雪のこと……好きだよ……」
雪「でも、友達として……」
真衣「違うんだよ……その……恋をしたときの……”好き”だよ……///」
雪「……!? そ、それって……つまり……」
真衣「両想いだったんだよ……私達……」
雪「真衣……でも……あのとき……」
真衣「あれは雪の早とちり。最初から気づいてよ……」
雪「ご、ごめん……」
真衣「でも、良かった……これで、私の気持ちも伝えられたし……雪の気持ちも知れた……」
雪「う、うん……///」
真衣「ほら、どうせだから、その……デート……とか行かない……?」ドキドキ
雪「うん……///」
真衣「じゃあ、行こうか」スッ
雪「……! うん……///」ギュッ
おしまい
女の子同士の恋愛なんていかがでしょう
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今日から星空文庫で小説を書こうかなーと思っているハイドと申します(今更)
以後お見知りおきを……