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六十四







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 借りた枕元にあった,起きたことを伝えることに。
 混ざり合うのは砂糖入りのコーヒーばかりでないなら,時間調整の右回り時計に現在時刻と日めくりカレンダーの機能を付けて,メモ用紙にも使うのだ,ペン先の硬いボールペンで。模様が施されたクッキーは赤い缶と四角い形,緑の箱には温かい気候でよく育つ植物のもの,それに入れていないものは袋にない一つのものを。手荷物で持ち帰る検査で,粗くならないように,説明するための修飾語と後を片付けるためのポケットティッシュも持ち運んで。
 『グラスホッパー』と書かれた看板を砂埃とともに,惑星の上で,三人で見るのだから。

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-03-17

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