不倫

不倫

美夏はメル友、リアルの世界でも会うようになった。
およそ年の差30歳。
彼女は少なくともお金の関係ではなかった。
彼女からのある日のメール。

カミュは仕事でお疲れのご様子だった。
時折のセキが気になった。

アートホテルにカミュの出張バッグを置いて、タクシーで北○まで。
私達は北○の常連客だね。
まずは、白ワインで乾杯。
「赤ワインじゃないのにグラスが大きい」と店員にカミュ・・・
生牡蠣、馬刺し、ホーレンソウとベーコンのサラダ、子羊ロース肉、塩うに、お刺身などなど・・・

ワインは一本の約束が2本目の白ワインフルボトルに突入。
「さっきのワインコルクはないのかい?」と店員にカミュ・・・
2本目を開ける頃にはもう結構な酔っ払いでした。
「彼女の名前は?」と店員に再びカミュ・・・
ご機嫌のカミュを横目に少し不機嫌さを隠せない私。
つんとおすまし顔の彼女への嫉妬心かなぁ。

2軒目はクラブXXX、こちらを訪れたのは二度目。
ベテラン美人の文恵さんと楽しく会話しているカミュをまたもや横目に、
私は赤いスーツの由香里ちゃんと21歳同盟を組んで楽しくおしゃべり。
47度のボンベイサファイアが脳までたどり着いていて、
ホテルに帰るころの記憶は皆無に等しく、朝目覚めても思い出せず。

朝、ソファでセックス。
チェックアウト後、市内地下街を歩きテレビ塔に登っておみくじをひく。
カミュ大吉わたし末吉。
コートにコーンポタージュスープ(缶)をかけてしまった。
ごめんなさい!

その後地上に戻り、本日より始まった札幌ミュンヘン市を探索。
ホットワインとウィンナー。ドイツ人女性がクッキーをくれた。
ドコモのイベントでishotのプリクラを作ってもらう。
「一枚いただいて、掲示板に貼っていいですか?」との女性の質問に、
「だめだめ!」とカミュ。その場が笑いに包まれた。

その後車に乗り込んでビーナスコート。
カミュ、すごく頑張ってくれて嬉しかった。
わたしカミュにたくさんカケチャッタネ^^;

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美夏はメル友、リアルの世界でも会うようになった。およそ年の差30歳。彼女は少なくともお金の関係ではなかった。

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-11-14

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