記録

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・Aについて
Aは光り輝いていてその光は何億光年も先を照らす。表面は炎でゆらゆらと燃え盛り、
エネルギーに溢れている。例えるならそれは生命の源の様でとても眩しい 。表面の温度は約6000℃。残念だか我々でも跡形も無く燃え尽きてしまうだろうー

・Bについて
BはAからの光を受けて輝いてはいるが、Aの光が届かない場所は暗く、静けさだけが ただそこには存在している。例えるならそれは死のイメージの様でその静寂さは何か薄気味悪いものを感じる。緑も水もそこには存在しない。我々には必要な物では無いのだがー


・Cについて
CはAとBの恩恵を受けてとても美しい。緑と水に満ち溢れ、零れんばかりの輝きをそ
こに感じずにはいられない。例えるならそれは生命の輝き。我々にでさえ魅力的な存在感を放っていて惹きつけられずにはいられないー


「ケンキュウハススンデイルカ?」
「コウホチハスデニミツカッタ」


・Cについて ー後記ー
Cに我々が移住してしばらくは快適な日々であった。光と自然に満ち溢れたCはそれを必要としない我々にとっても素晴らしい物であった。しかしー
Cの先住民達はCを大切にしていなかったらしく、水も大気も大地も既に汚れ、全ての生命の輝きは消え失せてしまった。近いうちにCは消滅してしまうだろう。コノホシハモウダメダー

・Dについて
DはC程にはAの光が届かない。地表温度も低く、水のような液体も存在しないが、我々にとっては何の問題も無い。Cの前住民の生き残りが少し存在している様だが、そんな事も我々にとっては何の問題も無い。ワレワレニトッテハー

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-03-09

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