イダテン同盟13

 エッセイ的なヤツ?

イダテン同盟のセンス


 


 一瞬で世界の色は変わった。白黒にではなくもっと鮮やかで鮮明な色へと。

 まだ頭は混乱し、心臓は脈打つ音が聞こえる程に鳴っている。

 口の中が渇いてきた。呼吸が乱れているからかもしれない。

 そこには、得体の知れない何かがあった。

 ある種の幸福感であったかもしれない。

 その何かが私の瞳孔を開きっぱなしにした。

 私の足をガタガタとさせた。

 今、目の前にいる彼と、彼の周りにいる人達は何だろう。

 朦朧とする意識の中でふと思い出した。

 

  そうだ、この人たちは暴力団だったんだ。

イダテン同盟13


 薬物で 埋め尽くされた 青春を 俺たち5人が ぶっ潰します。



  アキヒトによる薬物乱用防止標語

イダテン同盟13

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-03-08

Copyrighted
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