応援団
目が覚めると
真っ青な空に
眩しすぎる太陽が昇ってくる
昨日までの雨が
嘘みたい
ぼくは運動公園に出かけた
少しつめたい3月の風を受けながら
歩く
5kmのウォーキングコース
向こうから
片足を引きずるようにしておっちゃんが来る
ぼくはもっと歩けるようになりますようにと祈る
次は
少しファットなお姉さん
ぼくはきれいにやせますようにと祈る
しばらく歩くと
おじいさんとおばあさんが並んで歩いている
時折先になるおばあさんがおじいさんを
待ってあげる
ぼくはいつまでもお元気でと祈る
いつの間にか
ぼくまで元気になっている
出会う人にファイト
応援団