応援団

目が覚めると
真っ青な空に
眩しすぎる太陽が昇ってくる
昨日までの雨が
嘘みたい
ぼくは運動公園に出かけた
少しつめたい3月の風を受けながら
歩く
5kmのウォーキングコース
向こうから
片足を引きずるようにしておっちゃんが来る
ぼくはもっと歩けるようになりますようにと祈る
次は
少しファットなお姉さん
ぼくはきれいにやせますようにと祈る
しばらく歩くと
おじいさんとおばあさんが並んで歩いている
時折先になるおばあさんがおじいさんを
待ってあげる
ぼくはいつまでもお元気でと祈る
いつの間にか
ぼくまで元気になっている
出会う人にファイト

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-03-08

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