プリンのプリンス*1

プリンのプリンス*1

登場人物
*高沢優季(たかさわ ゆうき)…一応主人公。
*須藤実花(すとう みか)…優季の幼馴染。
*神保くん(じんぼくん)…実花にとってはかっこいい存在。
*高池恭夜(たかいけ きょうや)…なぞの人物。優季はどっかで会ったらしい。

その人と始めてあったのは春休み。電車に乗っていた私の前に現れた。
容姿は整っていて髪は金髪だが髪の毛が伸びてしまっているせいで上のほうに黒髪が出てしまっていた。私はその男の人をプリンみたいな王子様だなと思い、自分の中でプリンのプリンスと名づけた。

―――新学期

今日から高校二年生になる。でも、いつもの日常が変わるわけでもないし、友達が変わってしまうわけでもない。まぁ、変わるのは担任とクラスぐらい。だから別に緊張もしないし、あぁ。そうなんだ程度に思っている。
ていうかいつもの電車よりも一本前に乗れそうだ。いや、これはクラス発表が楽しみで早く来てしまったなどではない!断じて違う。うん。
「優季おはよう!優季もクラス発表が楽しみで一本早くきたの?今日から新学期だもんね!かっこいい先生が担任になって欲しいね~。クラスはまた、優季と一緒になる気がするよ~」
と大声で話しかけてくるというより叫んでくるこの人は幼馴染で、ホーム内で会うと大体こうだ。
ほら、隣のサラリーマンも迷惑そうな目で見てるよ?はぁ。
恥ずかしいからやめて欲しいのが私の願いだったりする。
「ねぇ~ 聞いてる?おぉ~い!高沢さ~ん?」
「朝から元気ですねぇ。元気なのはいいけど、声のボリュームを落としましょうか須藤さん。クラス一緒になるって何で分かるの?エスパーでも使えるの?」
と呆れた顔で聞いてみる。
「それはどうでしょう。使えるかもよ?賭けてみる?もしも私が当たったらジュース奢ってね?」
…。何で奢らなくちゃいけないの?なぞすぎる。大体、勝手に想像してるんじゃないですか。。。
「はぁ。やだ、かけしないし、奢りません。」
「えっ。もしかして、私の予感が当たるのが怖いの?」
と私の顔を覗き込んでくる。こんな挑発に私が乗るとでも?
「いいよ?うけてたとう。」
はい。乗りました。いいんだよ。だって7クラスもあるんだよ?
はずすって絶対。そうこう言い争いをしてる間に学校についた。

「優季~ あっちだって~ 早く行こ?」
「はいはい。」
「着いたよ?え~と私は須藤だから…  お!3組だ!」
「えっ。嘘?!私も…3組…」
何でだ。何であたった?!なんか、クラス一緒なのは嬉しいはずなのに今は嬉しくない。
「やった~ ジュース奢ってね?それから、クラスメイトとしてまたよろしく!
ていうかさ、私の出席番号の前の人神保君だよ!ついに私の時代が来た!」
「良かったね。おめでとう。えっと、私の前は、、、 高池恭夜?」
だっ誰だ… 知らないんだけど… 
「えっ 誰?」
まさかの実花も知らない…
「実花も知らないの?」
「うん。この学年全員覚えたはずなんだけどな…。影が薄いとか不登校とかなのかな…。」
今、この子何気にひどいこと言わなかった?実花の中で
覚えてない=影が薄い
なの?うわ… ちゃんと覚えてあげようよ…
「優季、とりあえず教室いこ?」
「そうだね。」

ガラガラ
教室の中はざわついていてまるでいつもと変わらない。
えっと… 私の席は… ここか。
あっ 前の席に鞄が置いてある!ってことは、もう学校来てるのか。
どんな人なんだろう… 話せる人だといいな。
キーンコーンカーンコーン
男子達がいっせいに座り始める。実花はしょっぱなから寝ている様子。
そして、前の席には見覚えのある人がいた。
これは夢か?いやいやいや、、、
私は大混乱のまま2年生最初のHRが始まった。

プリンのプリンス*1

プリンのプリンス*1

高校2年生の春。クラス替えが行われた。 主人公 優季(ゆうき)の高校生活エピソード 初心者なので多めに見てやってくださいw

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更新日
登録日
2014-03-08

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