また会う日を楽しみに
プロローグ
『ひっく・・・もぅ、やだよぉ・・・怖い、怖い・・・!』
『ユキ、落ち着いて。僕なら君を、守ってあげられる』
『ほんと・・・?』
『ユキ、僕と契約をしよう』
『けいやく・・・?』
『約束をするんだ。君がもう二度と、怖い思いをしないように。僕達が再び、巡り合うために』
『・・・?』
『これを、君にあげる』
『わぁ・・・きれい・・・これ、ゆびわ?お花の絵が描いてあるの?』
『そう。その花の名前はダイヤモンドリリーって言うんだよ。ほかの人には見えないんだ。』
『どおして?』
『二人だけの約束だからね。でも、君にもーー歳の時まで、見えなくなる。その時まで、お別れだよ。ユキ』
『お別れ・・・?え・・・い、いやだ・・・、いやだ!---とお別れなんて!やだ!やだぁ!!』
『僕が君を、ずっと守ってあげる
そのかわり、君がーー歳になったとき
君の全てを
僕にちょうだい?』
そう言った彼の背中には
白い翼が生えていた
また会う日を楽しみに
新しく書き始めました!よろしくお願いします!