夢

新一と蘭の初体験です。

新一の家に蘭が訪ねてくる。

今日は世の恋人達にとってはとても大切なイベント、
1年に1度のクリスマスだ。

新一と蘭も例外では無かった。

毎年クリスマスを一緒に祝っていた蘭達だか、
今年のクリスマスは去年までと違うのは、
2人が恋人同士になって初めてのクリスマスだと
いうことである。


「新一!メリークリスマス‼︎」

「メリークリスマス、蘭。」

「ほら。クリスマスプレゼントだ。」

新一が蘭に白い縦長の箱を渡す。

「わぁ!なになに?開けていい?」

「おぅ。もちろんだぜ。」


蘭がその箱を開く。


「わ、あ………綺麗…」


白い箱の中には、
真っ白で華奢な蘭の首に良く映えそうな
チェーンネックレスが入っていた。

「蘭に似合うと、思ってさ」

「でも、こんな高そうなの…」

「平気だって。安もんだし。」

「ほんと?ありがとう、新一!」

「気に入ってくれたか?」

「うん、もちろん!一生大事にするっ」

「気に入ってくれて良かったよ。」

「 あ、そうだ新一、これ付けるの手伝ってくれない?」

「ああ、いいぜ。」


蘭は新一にネックレスを手渡す。

新一は蘭の後ろに回る。


痛くないように髪を少し持ち上げると、
ふわっ……と、微かなシャンプーの香りが
漂ってくる。

白いうなじが新一の理性をくすぶる。

(焦るな焦るな…落ち着け、俺…)

そう自分に言い聞かせながら新一は
震える手でネックレスをつけ始める。



「………」


「………」


「…そ、だ。新一?」

「…ん?」

「私からも、ね?プレゼントが、あるの…」

「マジで?うれしいぜ。」

「うん、それはね…//」

「…それは……?」

「…プレゼントは、………わ、…わたしっ………//////」

「…蘭。」

「………っ⁉︎////」

「…いい、のか……?」

「い、いいから、言ってるんじゃない……//」


(まさか、蘭がこんなこと言ってくれるなんて…//)


「…蘭っ…………」


チュッ



「んっ……‼︎」


蘭が甘い声をあげる。


「蘭っ……はっ………ら、んっ………‼︎」


新一は蘭の唇を貪るように深いキスをする。


「新一っ……新一、…しん、いちぃっ………‼︎」



「……ち……」

ん………?

「新一っ‼︎」

…蘭?

「………蘭っ⁉︎」

「きゃっ⁉︎何よ新一、起きてたの!?」

「あれ、今の…夢………?」

…俺、なんて夢見てんだ……


「なに寝ぼけたこと言ってんのよ!今日はクリスマスデートでしょ?」

「あ、あぁ…」

「さあ、早く起きる起きる‼︎」


そう言うと蘭は新一の布団を剥ぎ取った。



やっべぇ‼︎あの夢のせいで勃ってやがる‼︎
今布団を取られたら俺はお終いだ‼︎

「ま、待て蘭っ‼︎」

新一は布団にしがみ付いたが
布団を引っ張った蘭の力は思いのほか強く…


「おわっ…⁉︎」

「きゃっ…⁉︎」


気が付くと、蘭は床に倒れていて。
新一はその上に馬乗りのような形になっていて。


「………」

「………」

「ちょ、ちょっと‼︎早くのいてよ…//」

2人の顔はすぐ近くだ。

「あ、あぁ、悪い……」

新一が身体を動かすと、


「きゃ…⁉︎」

「ど、どした?蘭。」

「し、新一、…そ、それ……」

蘭が怖々と指差した先には、
新一のパジャマのズボンを突き破りそうに
勃起したアレ。


「………あ」

やっべぇ‼︎忘れてた……

「な、なんでそんななってるの……!?//」

「い、いや、それはその…」

理由言ったらマジの方で殺されんだろ、俺。
ここは、適当に流そう。

「……蘭が、かわいいからだよ。」

「っ……⁉︎//」

「蘭見てたら、興奮しちゃったw」

「そ、そんな…//」

いつもの蘭なら、新一のエッチ‼︎とかなんとか
言って、叩き飛ばしていたところだが、
今日は違った。


数日前、園子と話していた時だ。

「ねぇ蘭ー?」

「何?」

「新一くんとはもう、一つになったわけ?」

「………!?//」

「その様子じゃまだみたいね。」

「だ、だって…//」

「新一くんだって、男なのよ?結構我慢してるんじゃない?それに、あやつあれで結構モテるから、欲求不満で他の女に走っちゃうかも…」

「えええぇぇ⁉︎」

「そろそろクリスマスだしさ、なんなら蘭から誘ってみれば?」

「無理だよぅ、そんなの……//」

「ほら、よくあるでしょ?私をア、ゲ、ル♡とかとかっ」

「もぉっ、園子ったら…//」



こんな会話をしていたものなので、
蘭も新一をいつも以上に意識してしまう。


「…ねぇ……新一…?」

「ん?」

「新一も…やっぱり……そ、そういうことに、興味ある…の?//」

「…まあ、俺も男だし?それなりには…」

「…よ……」

「…え?」

「だから……っ、いい、よ?//」

「良いってお前……」

「そういうことを、新一が望むのなら…私はいい、よ…」

「…ほんとに、良いのか…?」

「なんども言わせないで…//」

「蘭…」

新一は、まだ蘭の上に馬乗りになっていた。


チュッ


「ん……//」

新一の器用な指先が、蘭の胸に触れる。

「っ……ふっ………」

新一の荒い息遣いが静かな部屋にこだまする。

「…ひぁっ//」

新一が蘭の服の中に手を入れ、ブラをまさぐった。

「あっ………んんっ………」

新一は蘭のスカートに手をかける。

スルッ

「やぁ……っあ//」

蘭は最後の砦に手をかけられているが、
新一の愛撫に翻弄されて気づいていない。

スルッ

「…蘭、愛してる。」

「わ、たし…もっ‼︎//」

「やべぇ……」

「え…?」

「蘭、超綺麗だ…」

「やっ…新一、あんまり見つめないで…//」


蘭は両手で胸を隠し、身をよじる。


「見せろよ…俺に、蘭の全部。」

そう言うと、新一は蘭の秘部に手を触れた。


「…いやっ‼︎」


蘭は誰にも触れられたことの無い場所に
触れられて、思わず叫んだ。


「…嫌、か?」


新一はすぐに手をのけて蘭に尋ねる。


「あっ、ち、違うの!ただ、ちょっとびっくりしただけ…//」


蘭は抗議する。



「ほんとか?」


「…うん。それに、新一ずっと我慢してくれてたんでしょ…?」


「バーロー…確かに、俺はずっと蘭とこういうことしたいって、思ってた…。だけど、蘭が嫌がってるのに無理矢理やろうなんて、思ってねえよ。もし嫌なら言ってくれ。蘭が受け入れてくれるまで、我慢するさ。」


「…」

「…蘭?」

「…んで…!なんでそんなこと言うの…⁉︎私は、こういうことするなら、きっと新一とだろうな…って、思ってたよ?私だって、新一と…一緒になりたいって、思ってるもん…!」

「蘭…」

「…だから、いいよ……//私の初めて、もらってくれる…?//」

「あぁ。俺の初めても、もらってくれるか…?」

「もちろん!」

「蘭…‼︎」

新一は蘭への愛撫を再開する。

「あんっ……‼︎」

「蘭っ……もう、止められねぇぜ……?」

「いいよっ……」



そして。2人は、大人になった。




「蘭…大丈夫か?」

「…うん…ちょっと腰が重いけどね」

「ごめんな…」

「なんで謝るの?新一はなにも悪いことしてないよ?」

「ははっ。サンキューな、蘭。……愛してるよ」

2人は情事の後の気だるさを微睡んでいた。

「私、ね?新一と、一つに、なれて、すっごく嬉しかった…//」

「俺もだよ。蘭の中、やべぇくらい熱くて、溶けそうだった。」

「新一の、も…熱かったよ//」

「すっげぇ蘭を感じた。」

「ん、私も…」

「…似た者同士だな、俺ら。」

「ふふっ、そうね。あっ、そろそろお昼ご飯作らなきゃ…」

「今日は俺が昼飯作るからさ、お前はもう少し休んでろよ。」

「ほんとに?ありがとう。」

「いえいえ。」

「この布団、新一の匂いがして安心する。」

蘭は新一の布団に顔をうずめ、
目だけ出して上目遣いで
新一を見上げる。

(やべぇ、可愛い//)


「…誘ってんの?」

「…なっ⁉︎さ、誘ってなんかないわよ!///」

「男はさ、そういうこと言われると、勘違いしちまうから気をつけろよ?」

「………//」

「んじゃ、昼飯作ってくるよ。」

「…ん。お願い」

「おう」



そう言うと新一は蘭の頬に軽く口付けをしてから
部屋から去った。


おしまい



おまけ☆

(あああぁぁ‼︎これ以上蘭と2人っきりだったら俺なにするか自分でもわかんねぇよ!…一発抜いとくか……)

新一の夢、半正夢になりましたv

なんだかんだ、お互いのことをいたわり合って求め合う2人に胸キュンです。♡


自分でも書いててよくわからない文章になってしまったので、
そこは目をおつぶりくださいませΣ( ̄Д ̄ )

新一 蘭 初体験 クリスマス 夢

  • 小説
  • 短編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2014-03-03

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