鑑賞記録-アロッタファジャイナ番外公演「かもめ」より
渋谷にあるギャラリー・ルデコ4Fにて観劇。アントン・チェーホフ作「かもめ」原作。副題「~21世紀になり全面化しつつある中二病は何によって癒されるのか、あるいはついに癒されえないのか、に関する一考察~」。
登場人物を6人に絞り焦点を当てることで、企図する“中二病(自己愛性パーソナリティー障害)”者の在り様を、わかり易く昇華しえたと思われる。トレープレフとニーナ、メドヴェージェンコとマーシャ、トリゴーリンとアルカージナ。なるほど中二病が中軸に据えられるとかくも滑稽に人間模様が現れるものか、と切り口に感服しながらの、なかなか面白い観劇であった。
鑑賞記録-アロッタファジャイナ番外公演「かもめ」より